SF座敷童   作:電動ガン

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息抜きです


さらば地球人類!誕生座敷童!

やっほー!みんな!座敷童だよーん。いつの間にか死んじまって、神様に座敷童に転生させてあげると言われ了承したが・・・ここどこだ?辺りは大草原。遠くになんか残骸みたいな物が見えて牛みたいな生物がのんびりしている。まじでどこ。俺の住み着く家は?どうしたらいいの?

 

「何にもねぇ・・・牛はいる。」

 

座敷童だからおそらく日本の岩手県だろうが・・・日本なの?岩手ってこんな自然溢れるところだっけ?とりあえずうろうろしてみよう。そうして五日が経った。

 

「何にもねぇ・・・人も・・・街も・・・」

 

いるのは牛だったり鹿だったり熊だったり・・・しかも動物達には俺は見えてないらしい。近づいても逃げない。背中に乗っかって遊んだりはしたが。にしても腹も減らないのはいいが何も食べないのはさもしい。なんかないかな。

 

「お、これ・・・なんかの実?食べれるか?」

 

木に成っている実を取ってムシャア!!ぶえーしぶい!!!食えたもんじゃねぇ!!!

 

「げほっげほっ・・・くそ、なんじゃこりゃあ。」

 

実をポイ捨てし、夕方の空を眺める。西の空に夕陽が沈んでいき、夜になる。座敷童だから子供の姿で背は高くないから遠くまで見れないけど。夜になると綺麗な夜空と月でなんか気分があがる。とりあえず遠くの残骸みたいなのに行ってみるカァ。

 

「よし!行こう!!」

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

「なんじゃこりゃ。」

 

残骸はビルだった。それも俺がいた時代より遥かに進んだ建造技術で作られたとわかる。車の残骸はタイヤが無いし。

 

「看板は朽ちてて読めねぇ・・・」

 

どうにもこうにもいかない。そもそも俺は岩手県に詳しくねぇ。住んでたの東京だし。あー仕事に行かなくなって楽になったのはいいけど何にも無いじゃん。転生しても楽しくねーわ。

 

「ゲームも漫画もねー・・・なんで神様はこんなところに送ったんだよ。」

 

また夜になった。眠く無いからぼーっと夜空を眺めているが何もねぇ。気持ち流れ星が多いかな?って感じだ。

 

「・・・ん?あの流れ星。こっち来てるな。」

 

一つの流れ星がこっちに向かって来ている。まさか落ちてくる!?

 

「やべー!!!」

 

急いで逃げた。だけどドスンともドカンとも言わない。流れ星落ちて来たよな。

 

「燃え尽きたのか・・・いや、あれは・・・」

 

流れ星が落ちてきた箇所にあったのは流れ星じゃなかった。流線型の銀色とも水色とも言えないでっかいボディ。着陸?して中から肌は紫だけど人間?が出てきた。かっくい〜〜〜!!!あれUFO!?宇宙船だ!!!この地球は人類が宇宙に進出した地球なのか!?

 

「∀+◯△♫∂!?」

 

「¿△◇%℃!!:」

 

何て言ってるかわかんねぇ。人間?達は3人ほど。宇宙船の中からコンテナとなんかモップみたいな物を取り出し、なんとモップからビームが出た。あれは銃か!!すごい!!!

 

「℃♫%◇⁉︎・!!」

 

「▱%△%℃♫!!!」

 

なんて言ってるんだろう。ちくしょう神様、翻訳能力つけろよな。とりあえずついて行ってみよう。

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

夜が明けた。どうやら人間?達は牛を撃ったり鹿を撃ったり。どうやらハンティングに来たらしい。地球でハンティングか・・・なかなか楽しそうじゃん?近づいて見ることにした。

 

「おーい。」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「おーい。」

 

返事がねぇ。見えて無いのか?目の前に出て顔の前で手を振ったりしたが反応が無い。見えてないなこりゃ。まぁ座敷童だしな。

 

「むぅ・・・」

 

これじゃつまらない。せっかく転生したのに誰からも見えないなんて。どうしたもんか・・・

 

「お?帰るのか?」

 

人間?達は仕留めた獲物を引きずって帰るようだった。ここにいてもしょうがない。俺も宇宙進出、して見るカァ!!!どこの本にも宇宙進出した座敷童は載ってねーだろ。わくわくしてきたな。

 

「軽々と牛を運んでるな・・・それも宇宙技術なのか?」

 

700キロくらい牛はある筈なんだが。付けてるガントレットに秘密があるのか?パワーガントレットみたいな。まぁそれはいい。宇宙船に到着し、帰るのかと思ったら牛を捌きだした。なーんだBBQするんかい。

 

「暇だな・・・」

 

BBQ中に肉を横取りしたら警戒されてしまうだろう。見えないんだし。まぁ妖怪だから畏れられてなんぼという面はあるだろうが。BBQしてる間に宇宙船の中を探検しよう。そうしよう。

 

「さーって!何があるかなー!!」

 

個人的にはモップ銃を俺も撃ってみたい。ビームガンとか絶対楽しいだろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし。獲物は獲れたな。」

 

「解体するぞ。」

 

「地球の肉は美味いからな。楽しみだ。」

 

レーザーナイフで牛を解体していく。若干焼ける匂いがしたがいい感じだ。

 

「それよりも・・・お前は感じたか?」

 

「あ?何をだよ。」

 

「視線だよ。」

 

「なに?」

 

ハンティングしてる間、仲間は視線を感じたという。そんなわけあるか。

 

「原住民でもいたか?」

 

「そんなわけねぇ。地球は人類の完全移住が終わって20万年だぞ。人類種がいるわけねぇ。」

 

「じゃあ何だってんだよ。上位捕食者か?」

 

「違う・・・あれは完全に知性ある視線だった。俺たちを観察してたんだ。」

 

「何言ってるんだこいつ。そんなもんいるわけねぇだろ。」

 

「腹減ってるんだよ。さっさと食えば。治るさ。」

 

「そうかよ・・・まぁいいか。食おうぜ。」

 

「ああ!!」

 

プラズマコンロに肉を並べ焼いていく。辺りに良い匂いが立ち込み始めて腹の虫を刺激し始めた。

 

「くぅ〜早く食いたいぜ。」

 

「まぁ待て。ソースを忘れるな。」

 

「地球産の肉・・・食って見たかったんだ。」

 

今にも食いつこうとした瞬間ビーーーー!!と警報が鳴った。俺たちの乗ってきた船からだ。

 

「なんだ!?」

 

「今のは船の操縦の警報だ!!」

 

「侵入者か?!」

 

「早く行くぞ!!船を持ってかれる!!!」

 

バタバタと肉を置き去りにして船に戻った。臨検しなければ。

 

「誰だ!!!出てこい!!!」

 

「今なら肉を分けてやるぞ!!!」

 

「俺たちの船をどうする気だ!!!」

 

船は鎮まりかえっている。侵入者が荒らしたようには見えない。

 

「何だってんだ・・・おいお前はコンテナルームを。俺は操縦席を見てくる。お前は外を。」

 

「わかった。」

 

「こんな辺境で侵入者・・・?誰か取り残されていたのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やべーやべー適当に操縦席っぽいとこを弄ったらデカい音が鳴った。外で肉食ってた奴らが慌てて戻ってきちゃった。あぶねー

 

「℃♫%△%・◇!!!」

 

「▱♫♫℃◇・・・」

 

「♫℃∂△¿・・・」

 

人間?達は警戒して辺りを見渡している。モップ銃を見せつけながら。大人しく肉食っててくれ。

 

「ふい・・・次は貨物室でも見てみるか。」

 

自動ドアを通ったら人間?がものすごく驚いてた。まぁそうだな勝手に開いた様に見えるもんな。でも俺は誰にも見えないのに自動ドアは反応するのか。どうなっとるんじゃい。

 

「なんか面白いもんねぇかな・・・お、これは。」

 

なんか見たことあるシルエットの包みに包まれたやつ。これカロリーバーじゃね?やった!甘味だ!!!後ろから人間?が付いて来てるのでこそこそカロリーバーを隠しいなくなってから食う事にする。

 

「▱△%・◇♫・・・」

 

「・・・。」

 

人間?は貨物室を一通り見て回ると出ていった。よし。カロリーバー食おう!!

 

「うわ。」

 

ビニールっぽい物を破いて開けると中はなんか蛍光緑のゼリーみたいな硬いやつ。食えんのかこれ。

 

「あむ・・・美味い!!!」

 

食えるやつだ!!!味は果物っぽい!!なんの果物かわかんないけど。あっという間に食べて腹を満たす。ここに来て初めての食い物だ。ワックスとかじゃなくて良かった。

 

「あれ?」

 

人間?達が戻ってきた。肉を貨物室に押し込み、少しの分だけ焼いた肉を手に持っている。もう出発すんの?

 

「ふーん。」

 

操縦席に行くとなんかボタンをポチポチして操縦桿を握って飛び立った。あんま揺れないな。しかしこれで俺も宇宙進出かぁ胸が熱くなるね。

 

「おおー・・・」

 

「♫△%◇・・・?」

 

「なんて?」

 

なんか話しかけられた気がする。すると他の人間?2人が慌てた様子で操縦席に飛び込んできた。

 

「%・◇△♫∂△!!!!」

 

「℃♫△♫%◇!!!!」

 

操縦していた人間が俺の方を向いた。だが目が合ってない。手を伸ばしているが俺はひょいひょい避けた。慌てた人間?2人はタブレットの様なものを持って紫の肌をさらに青褪めさせている。もしかして見えてる?

 

「℃♫△♫△%!!!!!!」

 

「▱△♫△%◇!!!!!!!」

 

めっちゃ驚いてる。見えてるなこりゃ。もしかしてカメラかなんかに写ってる?俺は肉眼では見えないがカメラには写るのか。どういう理屈なんだ。よーしちょっと気配消してみよ。

 

「!?」

 

「℃△%!!!」

 

「♫△℃▱!?!?」

 

人間?達はキョロキョロと辺りを見渡し始めた。カメラに写らなくなったようだな。よしよし・・・お?なんだありゃ?はちゃめちゃにでっかい豪華客船みたいな形の宇宙船が見えてきた。ははーんあれが母船だな。

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

人間?達は静かになって見て見ぬフリをするようだった。この宇宙船は母船に収納されて到着した。すぐさま見た目まさに宇宙人と言えるようなスター◯ーズで見たような姿の宇宙人が入ってきた。よーし!!でっかい宇宙船探検するぞー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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