おいーっすお前ら!!座敷童だぞ!!!俺は考えた・・・この船を棲家にしてるんだからこの船に幸運をもたらさねばならないのでは???でも幸運ってどうやってもたらすんだ???わからない・・・
「うーん・・・幸運・・・幸運・・・」
考えながらうろうろしてたら見張りの宇宙人が慌て始めた。そんな驚くことか?まぁこんなことしたことなかったからな。と、次の瞬間宇宙人の頭に工具が降ってきた!!!
「あぶねぇ!!!」
咄嗟に飛び出して工具を受け止めた。側から見れば工具が空中で静止したように見えるだろう。まぁそれは仕方が無いな。
「!?・・・!??!?」
宇宙人めっちゃ驚いてる。まぁそうだよな。カメラに飛びかかったようなもんだから。三つの目をぎょろぎょろ動かして辺りを確認している。そして俺がパイプによじ登り工具を持っているのを確認したら更に驚いていた。
「!!!!」
「おーおーどういたしまして。」
なんか身振り手振りがお礼言ってる様だったのでどういたしましてと言っておく。言葉は聞こえないだろうけど。
「そうだ。今日はエンジンルームの外に行ってみよ。」
たくさん人というか宇宙人がいた方が幸運出せるだろ。カメラをしまった宇宙人に着いて行き、俺はエンジンルームを出た。
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
ひっっっっっっっろ。ひっろこの船。宇宙人がなんかモニターいっぱいの部屋にたどり着くまでめっちゃ階段やエレベーター乗った。モニターいっぱいルームは警備室か?そんな感じする。
「・・・◇♫℃%▱」
「▱♫△℃%」
相変わらず何言ってるかわかんねぇ。だけど俺が着いて来てるのは気づいてないっぽい。宇宙人が目を離した隙に机の上のクッキーっぽいお菓子を食った。宇宙人は首を傾げてる。
「さてさて・・・モニターばっかで何がなんだかわかんねぇな。」
ここはあんまりいても楽しそうじゃなさそうだ。また誰かに着いて行って部屋を移そう。
「℃△%◇♫!!!」
「▱、◇△℃♫!!」
「♫%◇△%!!」
なんか白い服着た偉そうな宇宙人が入ってきた。角生えて毛むくじゃら。もしかして船長か?
「℃♫△・・・◇♫%◇△!!!」
「▱♫△%◇。」
「◇△♫%◇。」
あっ出て行っちゃう。見失わない様にしないと。さてどこに行くのかなー
「まったく・・・子供を見失うとは・・・」
子供がエンジンルームから消えた。そう報告を受けたのは先程。客にイタズラされたらたまったものではない。早急に発見しおもちゃなどでエンジンルームに誘導する様に言ったが・・・
「はぁ・・・一体何なんだあの子供は・・・」
一部の乗員は妖精だの架空の存在の様に言ってるが・・・存在している。重さを有し、どう見ても架空の存在じゃない。変な噂が流れる前に対処しなければ。
「はぁ・・・せっかく楽な航海だと思ったのに・・・」
俺は艦橋に戻った。しかし何か乗員が落ち着かない。なんだ?
「せ、船長・・・」
「どうしたんだ?仕事に戻れ。」
「それが・・・」
乗員達は何故か私と目を合わさない。顔に何か付いているか?俺は毛深い種族だから毛に何か付いているのかもしれない。
「あ、あの・・・」
「いったいどうしたんだ。何があったんだ・・・」
「船長!!!」
警備スタッフが2人飛び込んで来た。カメラを構えている。ま、まさか・・・
「船長の肩に・・・子供がいます・・・」
「船長・・・落ち着いて・・・落ち着いてください。」
「ゆ、ゆっくり座ってください。」
俺は身震いした。あの子供が俺に着いて来ている?何故?いや、今は理由は良い。それよりも子供の機嫌を損ねない様にしなければ。もし機嫌を損ね、艦橋でイタズラされたら・・・
「船長。お体に変わりありませんか。」
「重さ、感じないですか。」
「い、言われてみれば・・・右肩が重い気がする・・・」
「そうです、右肩に、乗っています。」
「焦っちゃダメです。暴れるのもダメ。我慢してください船長。」
「わ、わかった。」
ぞっとする。ふと角を撫でられてる感覚がある。こいつ、角を触ってやがる・・・妻にしか触らせた事無いのに。
「くぅ・・・」
「船長!!!」
「今度は何だ。」
「機関課より連絡が・・・アマミラス銀河にワープで戻る為の燃料が足りないそうです。」
「何だと・・・?」
「通常航行での航路は現実的ではありません・・・」
「そんなことわかりきっている!燃料のウランはあとどれくらいある。」
「この銀河を出るには足りないくらいです・・・」
「わかった。採掘班を準備させろ。木星まで行け。そこで採掘する。」
「わかりました。」
木星まで行けば中心にウランはあるだろう・・・それにあそこはアステロイドベルトがある。小惑星からウランが見つかるかもしれない。
「うう・・・」
「どうしたんですか船長。」
「毛を引っ張られている・・・」
ええい鬱陶しい!!これだから子供は!!
「航路から外れるから急げ。」
「はい。」
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
20日後。子供はまだ艦橋に居座っている。エンジンルームは飽きたのか・・・?まぁそれは良い。まずはウランだ。アステロイドベルトに到着し、採掘レーダー波を照射した。
「どうだ。あったか?」
「レーダー波の範囲にはありません・・・」
「そうか・・・20日ほど探すぞ。」
「船長!!!」
「なんだ。」
「子供が・・・」
「子供がどうした。」
「レーダーマップの上で遊んでいます・・・」
「はぁ・・・」
この緊急時に呑気なもんだ。まぁカメラにしか映らないから見えない等の問題は無いだろう。
「さておき・・・どの辺りを探しましょう。」
「当てずっぽうに探すしかない・・・なるべく大きな小惑星を探せ。」
「はい。」
「あの・・・」
「今度はなんだ。」
カメラで子供を映している警備スタッフがなんか言った。なんだ。本当に・・・
「子供がひとつの大型小惑星を指差しています・・・当てずっぽうでも良いですが・・・」
「子供の指すところを調べろってか?何を言ってるんだお前は・・・」
「船長、当てずっぽうでは埒があきません。ここは超常の存在である妖精の手を借りるのも手かと・・・」
副船長・・・コイツ優秀なんだが子供を妖精と信じきっている少しヤバいやつだ・・・どうする。確かに当てずっぽうじゃダメだ。一か八か、試して見るか・・・
「わかった。子供の指差すのにレーダー波を照射しろ。」
「はい。」
「位置はT-88-91-34・・・」
これで当たれば良い。まぁ当たらんとは思うが。
「せ、船長。」
「どうだった?」
「あ、当たりです・・・おおよぞ73トンのウラン小惑星です。」
「なんだと!?」
「子供は他にも指差している。他も探せ。」
「はい。」
「まさか・・・」
採掘班の準備をさせ、採掘した。子供が指差した小惑星は全てウラン小惑星で、おそらく遠い宇宙からの隕石だという事がわかった。総量は母性に帰り、もう一回ここに来る量が獲れてしまった。いったいどうなってるんだ。
「ふむ・・・もしかしたら妖精は我々に幸運をもたらしてくれる存在なのかもしれませんね。」
「副船長何を言っている。たったこれだけのことで。」
「船長、報告書を読んでいないのですか?船内のエンジンルームで小規模な事故の発生が125件、中規模事故が56件、大規模事故が7件。計188件、未然に防がれているのですよ。以前ならば事故になっていたものでした。妖精が来た頃から早期発見、早期対策が出来ています。これを幸運と言わずして何と言いましょう。」
「う、ぐぅ・・・」
「船長が命令しないならば私が命令します。妖精を丁重に扱い、敬うように。」
「はい。」
「はいじゃない!!そんな非科学的な事!!信じられるか!!!」
「では事故が未然に防がれたのは偶然だと?」
「そうだ!!!」
「188件もあるのに?」
「ぐ・・・」
「船長、宇宙でのエンジントラブルがどれほど重大かはわかるでしょう。」
「そうだが・・・」
「ネジを頂かれる。落書き。ルーム内の練り歩きなど目を瞑るだけの理由があります。もちろん数字として現れてないなら私も信じません。ですが妖精がイタズラした箇所が事故の発生場所になっているんです。妖精のおかげで事故は防がれているんです。」
「ぐぬ・・・」
「丁重に扱うのも当然ではありませんか?」
「・・・わかった。やれ。」
「はい。」
子供を丁重に扱うだと・・・バカな話だが・・・これがどうなることやら・・・
最近なんかお菓子だけじゃなくてご飯ももらえる様になった。なんか牛肉みたいな物とか見たことない野菜とか。あとライスをもらえるのが嬉しい。日本人なら米だよな!!!それに艦橋にいる様になったら艦橋端っこに俺スペースが作られていた。助かる。