Mobile Suit Gundam person who picks seeds   作:武者ジバニャン

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原作準拠の方にはこの作品はオススメ出来きません。
設定を忠実に守りたい方、抵抗がある方もブラウザバック推奨です。



イメージOP:Fighter|機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

イメージED:罠|機動戦士ガンダム00


第四章 出港

前回、ブルーコスモスの盟主ムルタ・アズラエルと対談を行ったジンガ・オウマ。

アズラエルは彼にプラントとの戦争に勝つために協力して欲しいと願ってきた、ジンガはこれを承諾し引き受ける。

一方、プラントでは地球軍が密かにモビルスーツを開発しているのを察知、これに対して何かしらの行動を考えている模様。

話は、方舟・アークのある一室から始まる。その部屋はVIPクラスが使うスイートルームような作りで大きなベッドの上で激しいギシギシとした音が響き、それと同時に濡れた何かが厭らしく音を立て、女性の恍惚の喘ぎ声が部屋中に響く。

そして時間は過ぎてその声は止み、ベッド上では一組の男女が互いにくっつきながら事後の余韻に浸る。

女性...ラミア・ラヴレスは幸福に満ちた顔で、男性...この物語主人公(重要)ジンガ・オウマの胸板に頭を乗せている。

一方、ジンガはそんなラミアが愛おしいのか彼女の頭を優しく撫でる。

 

「マスター....嬉し」

 

「ああ....さぁて」

 

「え...?」

 

彼女を優しくゆっくりと退かしてジンガは起き上がった。

 

「マスター...?」

 

「アズラエルとの事もある。その為にも必要な人材は此方で用意すべきだ」

 

「人材...?」

 

「ああ。ちょっとコアルームに行ってくる」

 

「はい」

 

「大丈夫だよ」

 

「あ...///」

 

シーツでたわわな胸を隠してジンガに不安げにそして寂しげに見つめる。その彼女の不安を取り払うようにジンガは、彼女に優しいキスをしてあげた。

 

「じゃあ行ってくるから」

 

「はい...」

 

そうしてジンガは向かっていった先は様々なセキュリティが敷かれた通路を歩き、行きついた先は大きな部屋。

その中央には砂時計状構造した巨大な装置をジンガは見上げる。この機械こそジンガが関わり、世界を崩壊へと誘った、古来より世界を創り上げ全てを統括する超密度複合型システム...ジェネレーション・システム。

このシステム一つで宇宙世紀世界やアフターコロニー、西暦世界、ポストディザスター、あらゆるガンダム世界の兵器や艦艇、要塞を作り出すことは可能であり、更に新たなモビルスーツや新兵器をも創造可能なとんでもないチートシステムである。

ジンガはそれを眺めて笑みを浮かべてから、手前にある端末を操作するとシステムが連動、眩い光がジンガに晒し輝く。

 

それを見ながらジンガはほくそ笑む。

 

 

 

 

 

 

 

それから数日が過ぎて、ジンガはハロパッド使用しある人物に通話する。

 

「あーもしもし?ミスターアズラエル?聞こえますか?」

 

『えぇ聞こえますよ』

 

通話の相手はムルタ・アズラエルであった。ジンガはハロパッドの遠距離通話に問題はなしと内心良きと呟きながらほくそ笑む。

そんなジンガと通話しているムルタ・アズラエルは地球にいる。

 

『それにしてもこのハロパッド、素晴らしいですね』

 

「お気に召して嬉しいですよ」

 

『実は丁度良かったと思っています』

 

「というと?」

 

『実はですね、貴方から送られた画像データですが....素晴らしいです!』

 

通話口の向こうでアズラエルは歓喜に満ちた声を挙げている。それを耳元に響くとイラっとするがそこは我慢してアズラエルに話しかける。

 

「既にこちらで用意した機体は三機、ロールアウト済みです。あとは実践あるのみ」

 

『それは是非その性能を発揮して欲しいですが....』

 

現在地球軍は制宙権を奪われ、地上の支配権すらもザフトに殆ど握られておりどうしようもない。

思うように身動きが出来ない現状、何処でその新型モビルスーツの出番とすべきか、その悩むアズラエルにジンガは笑みを浮かべこう提案する。

 

「ならば、ヘリオポリスなんかどうですかね?」

 

『ヘリオポリス?どうしてあそこで?あそこは...』

 

「中立国のコロニー?いやいや、隠さなくてもいいですよ。そこで作ってるんでしょ?地球軍製のモビルスーツ」

 

ジンガの問いにアズラエルは動揺する。何故彼がその事を知っているのか、まさかイノベイターとしての能力かと思うが、しかしジンガにとってこのコズミックイラの世界は二度目である為、ヘリオポリスで五体の地球軍モビルスーツ...G兵器を開発していることは知っている。

しかもこのG兵器、ジンガの世界でいう五体のガンダムをザフトのエリート部隊であるクルーゼ隊がこれを奪取してくるのも知っている。

彼はこれに介入しようと考えているのだ、それにあのコロニーには重要な人物や重要な戦艦が存在する。

これも捨て置くことは出来ない、なのでアズラエルに提案する。

 

「で?どうですかね?ミスターアズラエル」

 

『構いません。そうだ、貴方とラミアさんの軍籍ですが、既に用意しましたよ』

 

「ありがとうございます」

 

『ハロパッドにその情報を送ります。ご確認を...では』

 

通話を終わらしたジンガは、そのハロパッドを端末機モードに切り替えてアズラエルから送られてきた軍籍情報を確認する。

 

「ふむ、いいねぇ」

 

内容としてはジンガ・オウマには大佐の階級を、ラミアの階級には大尉の階級を支給することとなった。

 

「ふふふ、それにしても一気に大佐か~。まぁいいか」

 

「何がですか?マスター」

 

背後からラミアがやってきたので、アズラエルから貰った内容を教える。

 

「ラミア。アズラエルから軍籍を貰ったよ、お前は大尉な」

 

「マスターは...大佐ですか。凄い出世ですね」

 

「まぁいいさ。それよりも船を出す、お前も一緒だから」

 

「何処へ?」

 

「ヘリオポリスさ」

 

「分かりました」

 

ラミアはジンガの決定に疑問は持たず、それを受け入れる。しかしここで一つの懸念が、この方舟・アークはどうするのか?ラミアも居なくなれば、このアークは誰が管理・守護するのか。

それには及ばずと第三者の声が....

 

「それには及ばない」

 

「おー来たか」

 

「貴方は...」

 

二人の前に現れたのは薄緑色の髪の青年。

彼はリボンズ・アルマーク...嘗てソレスタルビーイングの量子演算型システム、ヴェーダが初期に造り出したイノベイド。

0ガンダムのテストパイロットであり、ガンダムマイスターとなるべく設計されたマイスター型イノベイドである。

しかし西暦世界での最終決戦で、ティエリアとリジェネによってヴェーダを奪還され、ツインドライヴシステムを搭載したリボーンズガンダムに搭乗して刹那・F・セイエイのダブルオーライザーと交戦する。

激闘の末にダブルオーライザーを大破させてオリジナルのGNドライヴを奪取したが、リボーンズガンダムの損傷が激しく、奪取したGNドライヴを搭載した嘗ての乗機である0ガンダムに乗り換え、同様にエクシアリペアIIへと乗り換えていた刹那と月面において再度交戦するが、コクピットをGNソード改に貫かれて死亡した。

そのリボンズ・アルマークが今ここにいる。

 

「マスター、このアークの守りは僕に任せてくれるかい?」

 

「ああ、リボンズ。お前にここの守りを任す」

 

「了解」

 

「....」

 

ラミアはリボンズに対して鋭く睨む。このリボンズは恐らくジンガが用意した別タイプのリボンズ・アルマークなのだろう。

しかし彼の性格を網羅しているので正直安心できない。その彼女の思考を読んだのか、リボンズは笑みを浮かべて言う。

 

「ふふ、ラミア・ラヴレス。僕は君が知る以前の僕とは違うさ...マスターであるジンガ・オウマを裏切る真似はしない」

 

「....分かりました。ならば貴方を信じましょう」

 

「ああ。それとマスター」

 

「ん?」

 

「既に船の用意は出来ているよ」

 

リボンズからそれを聞いたジンガは笑みを溢して、ソファーから立ち上がりラミアに共に行くように促す。

 

「んじゃあ行くぞラミア」

 

「はい、マスター」

 

二人はそのまま自分たちが乗る船があるドックへと向かうのだった。ドックへとたどり着いたジンガはこれから自分たちが乗る船...戦艦を間近で見て感歎な声を漏らす。

 

「おーいいねぇ~」

 

「これは....ネェル・アーガマ」

 

2人の目先にあるのは、ネェル・アーガマ...一年戦争時に活躍したペガサス級強襲揚陸艦ホワイトベースの意匠を強く引き継いだ機動戦艦である。

モビルスーツ搭載能力は勿論、前方にカタパルトを上方に3基、下方に2基、後方に着艦用デッキを1基装備しており、MS搭載機数は、上下左右サイドデッキには当初は各2機・改修後は各3機、メインデッキは4機。1個MS大隊が運用可能である。UC.0096時の配備定数はリゼル8機およびジェガン5機だった。

武装には左右のMSカタパルトデッキ前方端に配置されている単装ビーム砲×2門、後方上下に配置された単装副砲×2門、前方上下に配置された2連装メガ粒子砲×2門、船体各部に連装対空機銃座×16門、ホワイトベース級、アーガマ級と同じように船体側面のシャッター部に収納されたサブ・メガ粒子砲×1門、そしてメインカタパルトデッキの直下に位置する艦底部に露出したままで配置されている全長50m、口径18mの理論上コロニーレーザーに匹敵する威力を持つ、拠点攻撃用兵器・ハイパー・メガ粒子砲が1門、それら全てが存在している。

そのネェル・アーガマの姿を見てラミアはジンガに問いかける。

 

「なぜこの船にしたのです?」

 

「なぜ?んー、連邦艦でこいつが強いと思ったから」

 

「子供じみたことを....はぁ」

 

余りにも子供じみた言葉にラミアは呆れるが、ジンガはそんなの気にせずそのまま艦内へと入っていく。

ラミアもその後を続くようについていくのだった。そしてネェル・アーガマの艦内には彼がジェネレーション・システムにて生み出したイノベイドたちがクルーとしている。

そしてブリッジにたどり着いた2人を待っていたのは、このネェル・アーガマの艦長・オットー・ミタス。

宇宙世紀0096年における、地球連邦軍ロンド・ベル隊所属の強襲揚陸艦・ネェル・アーガマの艦長であった。階級は大佐。

 

「お待たせしました、マスターオウマ」

 

オットー艦長以下ブリッジクルー全員敬礼で待っていた。そのオットー艦長にジンガは...

 

「あー艦長、ここでは俺をマスターではなく、ジンガ大佐かオウマ大佐...そのどちらかで呼んでくれ」

 

「了解です、大佐」

 

「ああ。じゃあ行こうか...ヘリオポリスへ」

 

「は!」

 

そうして彼らを乗せたネェル・アーガマはヘリオポリスへと進路を向けて出港するのだった。

 

 

 




今回はここまで。
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