アナジェネ 平ジェネWORLD番外編   作:Naniro

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ギャングライダーズsideの話です。


side ギャングライダーズ

「はあ~…」

 

「どうしたザイト。幸せが逃げるぞ」

 

ギャングライダーズのアジトにて、Xギーツことザイトはため息をついた。

 

「ここのところ妙にデザイアの連中どもに先手を討たれる。どこからか情報が漏れてるのか?リュウガは知らねえか?」

 

「知らん」

 

ザイトの言葉を素っ気なく返すリュウガ。するとそこへ腹立たしい奴が入ってくる。

 

「失せなベロバ、お前とは話したくもない」

 

「いきなり酷くない?」

 

ザイトは入ってきたベロバを冷たくあしらう。するとリュウガがベロバに問いかける。

 

「おいベロバ、お前情報流してないか?お前は他人の不幸を見る為なら敵味方関係ねえしな」

 

「はあ?そんなことしてないわよ」

 

「どうだかな、お前ならやってもおかしくないしな」

 

「あんた達、私のことをなんだと思ってるのよ」

 

日頃の行いのせいかベロバはかなり信用されていないようだ。

 

 

快斗はギャングライダーズのアジト内を歩き回っていた。このアジトについてまだ隠されていることがあるだろうとちょっとした好奇心と暇潰しだ。

 

(こういうのは意外と探求してる感があるな)

 

探求心が湧いて少し楽しい気分になっていると牢屋がある通路に出た。そこには1体のポーンジャマトがいた。よく見ると、そのポーンジャマトは頭にヒマワリが咲いていた。

 

「チャピジ~…」

 

そのヒマワリジャマトはどうやら牢屋から出して欲しいようだった。

 

「シーカー、こんなところで何してんだ?」

 

快斗は振り向くと、そこにはケケラがいた。

 

「このジャマトは俺達ギャングライダーズがジャマトを制御しようとして生まれた実験体だ。まあそいつは人を攻撃するのを嫌がったから失敗作になったがな」

 

「ジャ~…」

 

ヒマワリジャマトは助けてと言いたげに快斗を見つめる。快斗はそれを気色悪いと思いながらその場を去った。そしてまた少し歩き回った後、自分の部屋に戻ろうとしたとき、通りかかった部屋から話し声がした。ベロバの話し声がよく聞こえており、快斗は好奇心からその話を盗み聞きした。

 

 

「ベロバ、お前は勝手に色々とやり過ぎてるじゃねえか。俺達に黙ってISの世界で女性権利団体を立ち上げては好き放題して、それがデザイアの連中に嗅ぎ付けられて、色々面倒になりそうになったんだぞ?しかもその世界がシーカーがいる世界という最悪の組み合わせだ!もし奴にばれたらどう責任取ってくれるんだ?」

 

「心配ないわ、あいつ意外と鈍いし、あのまま利用するだけ利用すればいいのよ。それにしても滑稽ね。自分の家族を殺した元凶が同じ組織に所属していてそれも知らずに共に戦っているなんてね!」

 

ベロバはそう言いながら大笑いをする。するとザイトとリュウガが啞然となる。

 

「何よそんなに呆気に取られて──」

 

その瞬間、ベロバは後ろから髪を引っ張られる。

 

「痛い痛い!ちょっと!いきなり何すん…の……」

 

ベロバはいきなり髪を引っ張られたことでイラつきながら振り向くと、そこには快斗がいた。

 

「あ、あんた……」

 

「聞こえてたぜ。お前の声は通路にも響くくらいにな!!」

 

そして快斗はベロバの顔面に拳を叩き込んだ。

 

ドゴォ!

 

「あがぁ~!!」

 

顔面にストレートパンチを食らったベロバは悶絶する。すると、リュウガが快斗の前に立つ。

 

「やはりお前は凶暴過ぎる。怒るたびに暴れられては面倒だ。拘束させてもらう」

 

SWORD VENT

 

「…っ!!変身!!」

 

WOULD YOU LIKE A CUSTOM SELECTION

 

GIGANT SWORD

 

快斗はシーカーに変身し、ギガントソードでリュウガのドラグセイバーに対抗する。するとリュウガが少し押されていく。

 

「こいつ、どこにそんな力が…!?」

 

すると、シーカーの懐からユーフォーエックスが飛び出し、両手を引っ込めると高速回転をしてリュウガに体当たりをした。

 

ユーフォー(こうそくスピン)!!」

 

ドゴォ!

 

「ぐお…!」

 

リュウガは吹っ飛び、壁に激突し、気絶する。ユーフォーエックスはシーカーにこっちだと手招きをする。

 

「待て!シーカー!」

 

ザイトが叫ぶが、シーカー部屋から出ると、ユーフォーエックスが錬金術で扉を固定し、開かないようにして、ザイトとベロバとリュウガを閉じ込めた。

 

「おい出せ!貴様ー!」

 

シーカーはアジトを脱出するために走り出す。牢屋がある通路を走っているとチュータとブッチーが立ちはだかった。

 

「ここは通さないっちゅ―の!」

 

「やれやれ…何事もうまくいかないもんだね」

 

シーカーはすぐさまパワードビルダーバックルを操作する。

 

GIGANT STRIKE

 

「ふん!」

 

ドォオオオオオオン!!

 

「「ギャアアアアアア!!」」

 

シーカーはチュータとブッチーもギガントソードで凪払った。その衝撃でヒマワリジャマトの牢屋が破壊された。

 

「ジャ?バイテウト~!」

 

ヒマワリジャマトはシーカーに駆け寄ると手を握る。

 

「コエインビビオツ!ケレレルククビタダバイテテビオズバイオズテウトファ!」

 

「何言ってんのか分かんねえよ…」

 

ヒマワリジャマトはシーカーに礼を言っているようだが、シーカー本人は何を言ってるのかわからなかった。

 

「…アー、コレナラワカル?」

 

「何!?」

 

なんとヒマワリジャマトが日本語を話したのだ。シーカーは驚きのあまり、自分の耳を疑った。

 

「オオクノニンゲンノハナシヲキイタ。ソシテスコシダケオボエタ…」

 

どうやらヒマワリジャマトは会話を聞いて独自に学んだようだ。

 

「キミハボクヲタスケテクレタ…。ツギハボクガキミヲタスケル!」

 

「別にお前を助けたわけじゃねえが……」

 

思わぬ協力者を得たシーカー、だが信用していいものかと思っていたその時だった。

 

「見つけたぞ」

 

ドレッド・零式

 

今度はドレッドが現れ、シーカーはギガントソードを構える。するとユーフォーエックスが飛び出し、シーカーに話しかける。

 

「ユーフォー、ユーフォー!」

 

「何?“動きを止めてほしい”だと?何がしたいんだ?」

 

「ユーフォー!」

 

ユーフォーエックスはシーカーの頭にテレパシーを送る。

 

「…うまくいくんだろうな?」

 

「ユーフォー!」(頷く)

 

シーカーはユーフォーエックスの頼みを渋々承諾し、ドレッドに向っていく。

 

APPAREBUSHIDO

 

ドレイン

 

ドレッドはブラッディーABを錬成し、シーカーのギガントソードとぶつかり、鍔迫り合いになったそのときだった。

 

「ジャー!」

 

「何!?」

 

ヒマワリジャマトがドレッドの後ろに回り、羽交い締めにしたのだ。その隙をユーフォーエックスは見逃さない。

 

ユーフォー(こうそくスピン)!!」

 

ユーフォーエックスは高速回転で体当たりをし、ドレッドライバーは弾き飛ばした。そしてドレッドの変身が解除され、変身者は糸が切れたかのように倒れた。ユーフォーエックスは変身者を自身の中に収納する。

 

「これでもういいだろ。さっさと行くぞ」

 

「ユーフォー!」

 

「なんだよ、まだあんのかよ」

 

どうやらユーフォーエックスはまだなにかあるらしい。再びシーカーの頭にテレパシーを送る。

 

「はあ?“あの獣人の女*1を助けろ”だと?断る。なんで俺が女の為に一肌脱がなきゃいけねえんだ」

 

シーカーはどうやら獣人の女性を助けるのはあまり気が進まないようだ。するとユーフォーエックスは下部からシーカーに向って光を照射し、動きを封じる。

 

「お、おい!何しやがる!」

 

「ユーフォー!」

 

「あーもう!分かった!分かったよ!助けりゃいいんだろ!?なんで俺がこんなことを……

 

シーカーは悪態をつきつつも、獣人の女性が囚われている部屋に向う。そしてギガントハンマーで扉を破壊した。

 

「……!!」

 

「ふん!」

 

ドスッ

 

獣人の女性は声を上げそうになった瞬間、シーカーは首の後ろに当て身をし、獣人の女性を気絶させた。

 

ユーフォー…(もうちょっと優しくしたれよ…)

 

「うるさい、黙ってろ」

 

「コノヒト、フクキテナイ…。コレツカウ…」

 

ヒマワリジャマトは獣人の女性にどこからか持ってきた布を獣人の女性に纏わせた。

 

「コレデ、イイカナ…?」

 

ユーフォー…(ほぼグルグル巻きだ…)

 

「別にいいだろ。暴れられるよりはマシだ」

 

シーカーはアームを展開し、獣人の女性を掴んだ。それをユーフォーエックスとヒマワリジャマトは呆気に取られる。

 

「なんだ?なんか文句あるか?」

 

ユーフォーエックスとヒマワリジャマトは何か言いたげであったが、諦めたかのように首を横に降った。

 

 

シーカーは立ちはだかるギャングライダーズを蹴散らしながら出口を目指す

 

「ユーフォー!」

 

ユーフォーエックスがこっちだと手招きし、出口の扉を発見した。シーカーは扉を開け、ついに外に出られたと思った瞬間だった。

 

「悪いけどここから先は通さないよ、快斗君」

 

「お前、あまり調子に乗るなよ」

 

「随分と好き放題してくれたな」

 

そこには、ダークゴースト、ガイ、ベルデがおり、その後ろには複数の量産型ライダー達がいた。

 

「ジャ、ジャ~…」

 

「ユーフォー…」

 

ユーフォーエックスとヒマワリジャマトは数の多さに圧巻される。そしてザイトも現れた。

 

「シーカー、今なら許してやる。だからこれ以上は止めにしないか?ベロバには後で灸を据えておく」

 

ザイトはどうやらシーカーを引き留めようとしているようだ。だがシーカーはそれを拒否する。

 

「断る。そもそもお前らの勧誘がしつこくてうんざりしてたんだよ。それに家族を殺した奴がいる組織にいれるか!」

 

「…ならしょうがねえな、デザイアの連中に嗅ぎ付けられる前にお前を始末させてもらう」

 

ザイトはそう言うとデザイアドライバーを装備しクロスギーツバックルを取り出す。

 

X GEATS

 

BLACK OUT

 

クロスギーツバックルを分離させ、デザイアドライバーにセットすると両手をクロスさせ、フィンガースナップする。

 

「変身!」

 

REVOLVE ON

 

DARKNESS BOOST

 

X GEATS

 

READY FIGHT

 

ギャングライダーズの首領、仮面ライダーX(クロス)ギーツが本格的に姿を現した。

 

「手加減無しだ!」

 

ギャングライダーズ達が一斉にシーカーに襲いかかった。

*1
40スレ目に連れてこられたあの子




ようやく本格的にクロスギーツが出た気がする。
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