アナジェネ 平ジェネWORLD番外編   作:Naniro

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今回はパンクジャックニキの回です。


仮面ライダーになった日4

時は夏色勝がまだ小学1年の頃まで遡る。

 

 

『勝君!今日は何して遊ぼっか!』

 

勝の手を引くのは青い髪の少女。彼女は2歳年上で3年生だった。彼女はよく勝と一緒に遊んでくれていた。勝はいつしかその少女に淡い恋心を抱くようになっていた。とある大型ショッピングモールのゲームセンターのコーナーで遊んでいると、突然大きな物音がし、人々の悲鳴が上がった。

 

『動くな!!』

 

見てみると、銃を持った大柄な男が暴れていた。どうやら立てこもりに遭遇してしまったらしい。この時勝はトイレに行っていたため、少女と離れていた。立てこもり犯に見つからないように勝はあたりを見渡し、青髪の少女を探す。

 

『おい!ガキ!こっち来い!』

 

『いやあああああ!!』

 

『!!』

 

立てこもり犯が青髪少女を捕まえて銃口を彼女の頭に突きつけていた。彼女は人質に取られていた。

 

『逃走用の車を用意しろ!さもなくばこのガキの頭を吹っ飛ばすぞ!』

 

『うぅ…!』

 

青髪の少女は銃を突き付けられ、怯える。勝は立てこもり犯に怒りを覚え、飛び出したい気持ちを抑え、様子を窺う。そして彼女の頭から銃が離れた一瞬の隙を狙って飛び出し、立てこもり犯の拳銃を持ってる手を掴む。

 

『お姉ちゃんに手を出すな!!』

 

『なんだこのガキ!?』

 

『勝君!?』

 

立てこもり犯は振りほどこうとするが勝は手に噛みついた。

 

『痛ってええ!?このクソガキ!!』

 

そして両手で振りほどこうと無意識に青髪の少女を放してしまった。少女はその場から離れる。

 

『しまっ…!?』

 

『……(噛みつきながらニヤリと笑う)』

 

『この…!』

 

立てこもり犯は勝を振りほどき、銃を突きつける。

 

『生意気なクソガキがこの俺に逆らいやがって!死ね!』

 

立てこもり犯は勝に向って引き金を引いた。

 

バァン!

 

『勝君!!』

 

勝は目を固く閉じて身構えたが、撃たれた感じがしなかった。ゆっくりと目を開けると、そこにはビックリミッションボックスとハテナミッションボックスが銃弾から勝を庇うように浮いていた。

 

『これは…!』

 

2つのボックスは床に落ちると、ビックリミッションボックスの蓋が勝手に開き、中からデザイアドライバーとパンクジャックのコアIDが出てきた。そしてデザイアドライバーは勝の腰に巻かれ、コアIDがデザイアドライバーにセットされる。

 

DESIRE DRIVER

 

ENTRY

 

そして、勝は仮面ライダーパンクジャック エントリーフォームへと姿を変えた。

 

『このガキ!こんな個性を持っていたのか!?』

 

『嘘!?勝君は無個性だったんじゃ…!?もしかして、今になって発現した…!?』

 

すると、今度はハテナミッションボックスの蓋が勝手に開き、中からモンスターバックルが飛び出し、デザイアドライバーにセットされた。

 

SET

 

Zzz...Zzzz...

 

『これは…よし…!』

 

オンギャー!

 

MONSTER

 

READY FIGHT

 

『調子に乗るな!クソガキ!』

 

立てこもり犯はパンクジャックに発砲するが、モンスターフォームの拳が銃弾を弾く。

 

『何!?』

 

MONSTER STRIKE

 

『いっけえええええええ!!!』

 

パンクジャックが右手を突き出すと、拳のエネルギー弾が立てこもり犯の顔面に直撃した。

 

『ぐああああああああ!?』

 

立てこもり犯は強烈な一撃を受け、倒れた。

 

『や…やった…』

 

パンクジャックが一息つくとビックリミッションボックスからスパイダーフォンが飛び出し、勝の手に収まり、スマホに変形する。

 

『おめでとうございます。今日からあなたは仮面ライダーです』

 

MASARU NATUIRO

 

KAMEN RIDER PUNKJACK

 

パンクジャックはその場から崩れ落ち、変身が解除された。青髪の少女は勝に駆け寄る。

 

『勝君!』

 

『お姉ちゃん…よかった…。無事で…』

 

『勝君……』

 

すると、立てこもり犯が起き上がった。

 

『このガキがあああああ!!!』

 

立てこもり犯は筋肉を肥大化させ、一回り大きくなる。

 

『殺してやらあああああああああああああ!!!』

 

青髪の少女は勝を庇うように抱きしめる。すると、何かが立てこもり犯に体当たりし、怯ませた。

 

『ぐう!?なんだ!?』

 

そこにはオレンジ色のミニカー、緑色のミニカー、紫色のミニカーが2人を守るように立ちふさがっていた。そして、プロヒーローが到着する。

 

『ヴィラン!大人しく投降しろ!』

 

『プロヒーロー!?捕まってたまるか!!』

 

プロヒーローは立てこもり犯と戦闘を始める。すると勝と青髪の少女の元に赤い人型が駆けつける。よく見ると、上半身にタイヤのようなものがはまっており、腰にはベルトが巻かれていて、そのベルトも顔のようなものが写っていた。

 

『大丈夫かい!?怪我は!?』

 

『私は大丈夫です…!でも、勝君が…!』

 

『何!?すぐに救急車を…!』

 

赤い人型は救急車を呼ぼうとしたが、突如ベルトが喋り出し、制止する。

 

『待て、この子の体は特に異常はない。恐らく、個性を使ったことにより疲れてしまっただけだろう』

 

『そ、そうなのか…』

 

ベルトがそう説明したことにより、赤い人型はホッとする。

 

『君は強いな…。まだ子供なのにヴィランに立ち向かえるなんて…』

 

『うむ、この子は将来、立派なヒーローになれるかもしれないな…』

 

勝はそれを聞くと、意識が落ちていった。

 

個性と呼ばれる特殊能力を持つ人が当たり前になっているこの世界で、新たなヒーローの卵が誕生した。その名は後に仮面ライダーパンクジャックとして名を轟かせるだろう。

 

 

「ん…?懐かしい夢を見たな…」

 

勝は夢の中で見たあの青髪の少女のことが気がかりだった。

 

「彼女は、今どうしているのだろうか……」

 

体育祭の日は徐々に近づき、勝は特訓に集中した。




さて次は誰にしようか。

パンクジャックニキ
スレ民達の中で最年少でライダーの力に目覚めた。モンスターバックルがお気に入り。

青髪の少女
パンクジャックニキと仲が良かった明るい性格のお姉ちゃん。あの後、引っ越してしまった。だが永遠の別れではないだろう

赤い人型
雄英高校のインターン生らしい。今はプロヒーローをやっている。あの時の彼の勇姿を今も忘れてはいない。
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