罪背負いし影   作:砂利道

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導入二話目!あ、これは予約投稿なので感想が来ててもここでは対応してないっすよ?


welcome to ALO!! 中

時刻は5時、詩乃との外出(デート)を終えて俺は自宅に戻って来ていた。うん、凄く楽しかったよ?何度も理性を試されたけどね!いやもうガリガリと俺の本能を剥き出しにしてくるから本当に大変だった。さて、そんな詩乃も隣の部屋に戻ってある準備をしている。何の準備かって?買ってきたALOを俺の部屋でプレイする準備だ。もう一度言おう。俺の部屋でプレイする準備だ!!

 

「いやなぜそうなった?」

 

この自問自答に答えは無いだろう。俺はベッドクリーニングをしながらそう思った。

 

「とりあえず、洗い立てのシーツOK、ファ○リーズOK、予備の寝袋OK、と。い、一応近藤さんも…」

 

──…使わないけどね!?だってALOプレイするだけだし!詩乃に俺の部屋でプレイしたいって言われた時にベッド使うか?って聞いたのも変な意味じゃないし!親切心からだし!

 

誰に言ってるのかも分からないような言い訳を心の中でつらつらと並べては悶絶する。なんであの時断らなかったのか、と。

 

「いやいやいや、無理だから、上目遣いで『使わせてくれない?』って言われたら断れないから!」

 

どこで詩乃の奴はそんな高等技術を学んでいるのだろうか…

 

「…あれ?そういえば和人が前に…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『明日奈がお前の部屋でALOをプレイしたがる?』

 

『そうなんだよ…なんか前の事件から俺の事をこう…監視?しようとしてくるんだ』

 

『ついにヤンが入ったか?』

 

『違うから…マジで俺の事を心配してます!って感じでさ、常に俺の体温を感じてたいんだと』

 

『それ完全に惚気になってるからな…直葉ちゃんはなんて?』

 

『"それなら私も!"』

 

『今度占ってもらってこい、女難の相が凄そうだ』

 

『恐いから止めとく…じゃなくて!何とかする方法無いか?』

 

『何でだよ、良いこと尽くしじゃねぇの?』

 

『ならお前はシノンが隣で寝てるのを無心で耐えられるか?』

 

『…OK把握。まぁ、あれだな…頑張れ』

 

『うおぉぉぉい!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪い和人、もっと真面目に考えるべきだったよ…てか完全にソースは明日奈だなこんにゃろう!」

 

和人の奴が断らないのも大方同じ様に上目遣い+首かしげコンボを食らったからだろ。詩乃、料理と一緒にとんでもないことを教えてもらってるな。

 

「…運動系のバイトでも増やすか」

 

この調子が続くならマジでキツイ…いつ理性が崩壊するか…そう考えているとインターホンがなる。俺は腹を括った。

 

「今開ける!」

 

そして扉を開けて後悔(歓喜)する。

 

「お、お待たせ…」

 

「お、おう…」

 

…詩乃さんや、それ襲ってくれって言ってるの?どこまで俺を試す気なの?

 

「寒いから入れてくれる?」

 

「わ、悪い…」

 

「あ、先に夕飯の準備するからもうちょっと待ってて」

 

「…うす」

 

詩乃はそのままキッチンへと行った。詩乃がどんな格好なのかはご想像にお任せしよう。ただ一つ言えることは…

 

「明日奈…グッジョブ」

 

とりあえず眼福でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詩乃'sハート

 

で、デートの時に改の部屋でやりたいって言ったけどこれで良かったの明日奈ぁ?これで本当に意識してくれるの?てか完全にこれおかしいと思われるよぉ…うぅ…人生で一番恥ずかしい…でもこれで改が喜んでくれるなら…えーと、確かこのあとは…(心のメモを捲る)っ!?や、やっぱりダメ!無理無理無理!これ本当に明日奈やってるの!?恥ずかしくないの!?これじゃ本当に誘ってるとしか思えないよぉ…私まだ高校生だし…あ、明日奈は経験済みだった。でもそう言うことをしたいって一言も言ってない…前にムードがどうたらこうたら聞かれてた…あれ?もしかして詰んでる?いやいやいや、私は改にALOを教えて貰うだけだから!それだけだからぁ!

 

 

 

 

 

 

 

 

朝田 詩乃17歳、普段学校や外では物静かでクールを気取っているが明日奈に感化されて最近脳内ピンクに染まりかけている手後れ予備軍の一人。今日も今日とて羞恥に耐えながらも噛み合ってはいないながらも改の理性を削り続ける。彼女が大事なものを幸せそうに失うのはそう遠くないのかも知れない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、明日奈…今日も?」

 

「お世話になります♪」

 

「あ!明日奈さんズルい!私もー!」

 

「す、スグまでぇ!?」

 

このあと三人で滅茶苦茶川の字した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カチコチと時計の音が鳴っている。俺はキッチンに背を向けて座禅を組み瞑想していた。無心に、ただ無心に…

 

「改、出来たわよ?」

 

「……」

 

「改?」

 

「今行く」

 

俺は瞑想をやめて詩乃の作った夕飯にありつく。うん、旨い。

 

「大変美味しいです」

 

「そ、なら良かったわ」

 

くっそー…なんで詩乃の奴こんなに冷静なの?これから同じ部屋で寝ることになるんだよ?ALOプレイするだけだけど。かと言って俺がそう簡単に動揺を見せるわけには行かないし、年上の辛いとこだわー…

 

 

 

 

再び詩乃'sハート!

 

な、なんで?なんで改はそんなに澄まし顔が出来るの?場慣れしてるの?いや私が初めての彼女だって言ってたし…もしかして私魅力無いのかしら?でも昼間はちゃんと意識してくれてたし…もしかしてこれが賢者モードってやつなのかしら?どうしたらいいの明日奈ぁ!

 

 

 

 

 

 

 

「抱きつけば良いと思うよ?」

 

「何か言ったか?明日奈?」

 

「なんでもないよ?それよりもほら、もっとこっち来て。スグちゃんが入れないでしょ?」

 

「そうだよー、ほら!詰めて詰めて!」

 

「すごく…持て余します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて詩乃さん」

 

「どうしたの?急に」

 

「これからALOをプレイする訳ですが…」

 

「ええ、ちゃんとアミュスフィアとソフトは持ってきたわよ」

 

「そりゃ重畳。でだ、…ほんとに同じベッドで寝るの?俺は寝袋でも…」

 

「い、良いのよ。…その方が嬉しいし」

 

後半は小声だったがガッツリと聞こえてまっせ。

 

「そ、そうか…じゃあケーブルはそこに挿し込んでくれ」

 

「ん、分かったわ」

 

「始めたらまずは指示に従って。初期配置は猫妖精(ケットシー)領の首都で目が覚める筈だからそこで待っててくれ。俺が迎えに行く」

 

「早く来てよね」

 

「待たせはせんよ」

 

俺と詩乃はアミュスフィアを被りベッドに寝ころぶ。シングルだから結構狭い…っていい!?

 

「し、詩乃さん…?」

 

「べ、別に良いでしょ?」

 

「…はい」

 

腕、絡めて手を握られました。昼の再来です。暖かいな…

 

「じゃ、じゃあ行くぞ?」

 

「ええ」

 

「「リンク・スタート!」」

 

俺と詩乃は妖精の世界へと旅立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は閉じたばかりの目を開ける。広がるのは石と木で出来た天井だ。俺のホームはアインクラッド城の第2層にある水上都市の外れにある湖畔の真ん前にある。元々ボリビアのウユニ塩湖が好きで似た場所を探したらたまたまエギルが知ってたので手持ちのレアアイテムを売り捌いて買った。安くはなかったがいい買い物をしたと思う。

 

「えーと今のアインクラッド城の滞空場所は…ラッキー、ケットシー領からそこまで離れてない」

 

これなら詩乃がキャラメイクを終えたと同時に着くだろう。

 

「装備は充分、余剰分もあるから詩乃…いや、シノンか。シノンにでもあげるか」

 

ふと備え付けられていた鏡に写った自分を見た。闇妖精(インプ)の特徴である紫の髪に血色の悪い肌、顔はリアルの目付きを少し柔らかくしたような感じであまり違和感は無い。このアカウントのキャラはコンバートではなく新規作成なのでステータスはアスナ達には及ばないがキリト同様そんなもの関係無しに自由にプレイしている。

 

「うし、行くか」

 

俺はホームを出てアインクラッドの外周部から飛び立った。一日の周期が現実と違うこの世界は今は日中。気象条件は最高、ALOを今日から始めた奴はラッキーだと思う。俺は鼻唄を歌いながらケットシー領へと羽ばたいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラメイクを終えて、私は慣れ親しんだものとは全く別物の空気を感じ取り閉じていた目を開いた。

 

「うわぁ…」

 

燦々と照りつける太陽が私の目の前の景色を色鮮やかに見せた。

 

「これがALO…」

 

GGOのあの埃っぽい退廃的な近未来の世界ではなく、まさに王道のファンタジーな世界に私はしばらく見とれていた。惚けた様に見ていたら少し遠くから他のプレイヤーのクスクスといった笑い声が聴こえて私ははっとした。VRMMO特有の少し過剰な感情表現が私のアバターの顔をうっすらと赤く染める。

 

「改はまだかしら…」

 

気恥ずかしさを誤魔化すように独り言を呟く。すると私と同じ様に猫耳と尻尾を付けた男性プレイヤー二人が話し掛けてきた。

 

「ようお嬢さん、ALOは初めてかい?」

 

「なんなら俺らがレクチャーしてやろうか?」

 

声音自体は爽やかなものであったが下心がまる見えだった。

 

「結構よ。連れが来るのを待ってるだけだから」

 

「お、それって君と同じ様に新人さん?」

 

「既にベテランよ」

 

「ならその人が来るまでこの世界の事教えてやるよ、いい店があるからそこで…」

 

「結構、と言ったのが聞こえなかったのかしら?」

 

私は虫を見るような目でその男二人を見る。つまり興味も関心も無い目だ。それがカンに触ったのか男二人はニヤニヤ笑いから一転して顔を歪めた。随分と安い男共だ。

 

「この素人が…!調子乗ってんじゃねぇぞ!」

 

男の一人が私の腕を掴もうとしてくる。ハラスメントコードを知らないのだろうか?しかもこんな街中でやるなんて。すぐにハラスメントコードを押せる様に動こうとしたその時、男の腕が掴まれた。

 

「ああ!?」

 

「よう、俺の連れに何してくれようとしてるわけ?」

 

男の腕を掴んだのは高身長の全身を濃紫の装備で固め、腰に光を写さない真っ黒な小刀を横向きに差している闇妖精(インプ)だった。間違いない、

 

「あら…じゃなくて」

 

「あ、わりぃな。キャラネーム言ってなかったか。この世界じゃ"カイ"な。…で、こいつら何?」

 

「懇切丁寧にこの世界の流儀ってのを教えてくれようとしたみたいよ?報酬つきで」

 

この時点でカイの目が酷く冷たくなっていく。

 

「ほう…お前ら、バカなんだな」

 

「な!?」

 

「ざっけんなよ!!」

 

「パッと見中堅の装備で固めているが今さっき連れの手を掴もうとしたところを考えるとハラスメントコードを知らないと見る」

 

「は、ハラスメントコード?」

 

「んだそりゃあ?つか放せ!」

 

カイに掴まれている男が振り解こうと腕を振るが腕は微動だにしなかった。

 

「更に基礎STRが低い。ケットシーは皆最初そうだ。既にこの時点で素人丸出しが分かる。最後に…」

 

男はなおも振り解こうともがくが動かない。もう一人も手伝っているが結果は同じ。

 

「…女性が領主であるここが、そういう行為に厳しくない筈が無いだろ?」

 

ふと私達の周囲にいくつかの影が写っていることに気が付いた。しかし人の姿がない。そこでALOは"飛べる"が売りだった事を思い出し上を見上げた。

 

「お前ら!何をしている!」

 

「げぇ!?憲兵!?」

 

「は、放せ!」

 

同じ装備で固めた四人のケットシーが私達を囲むように降りてきた。すると掴まれていなかった方が相方を置いて逃げようとしたがすぐに捕まった。

 

「罪状は猥褻行為未遂な」

 

「ご協力感謝します!」

 

「おら!こっち来い!」

 

「なんで同じ種族の俺達を捕まえんだよ!捕まえんだったらこっちの薄汚いインプだろうが!」

 

私はその言葉にカチンときた。怒鳴り返そうとしたが別の声にそれは遮られてしまった。

 

「貴様ら何も知らんのか!この方は九種族統一武闘大会体術部門優勝者だぞ!そんな人がこんな下劣な行為をするか!」

 

「はぁ!?」

 

私も驚いた。カイ、あなたそんなこともしてたのね。

 

「よ、よく知ってんな…」

 

「自分、ファンなので!握手してください!」

 

「お、おう…」

 

…シンを語ってたときの新川君を思い出すわね。

 

「ありがとうございます!!この者達は二度と領内に入れないようにしますので!」

 

「ああ、よろしく」

 

このあと男達は何か喚いていたが一際大きな建物のある場所に向かって強制連行されていった。

 

「あそこは領主館でな、あそこで領内への進入禁止とか色々と設定が出来るんだ」

 

「結構本格的なのね…ありがとう」

 

「どういたしまして。さて、ゆっくりとしたいところだったがそうもいかなくなったな」

 

「え?」

 

カイが顎で周囲を指した。そこにあるのは視線視線視線…注目の的だった。

 

「えーと、シノンでいいのか?」

 

「え、ええ…」

 

「んじゃシノン、お手を拝借」

 

「え?」

 

突然カイは私の手を握った。そういえばダイブするときも手を握ったままなのよね…そんな事を考えていると体がふわりと浮いた。

 

「え?うわ!」

 

「よっと」

 

カイは私の手を取ったまま薄紫色の半透明の羽を出して飛んだ。…途中でお姫様だっこをして。

 

「えええええええええええええ!?」

 

「少しの我慢だ!」

 

下からは指笛や賑やかしが聞こえてくる。は、恥ずかしい…

 

「ちょ!?どこ行くのよ~~~~~~!!?」

 

「着いてからのお楽しみでー」

 

私はそのままカイに何処かへと拐われて行ったのだった…




映画ソードアート・オンライン…アリだな!

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アンケートがまだ3人しかしてくれなくて辛い…
判断出来ねぇよぉ…
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