もう感想を書いてくれた人のパワーをもらって創作意欲湧きまくりです!お陰で今回多少長いです。4000オーバーしました。まぁもう一方で9000オーバーしてしまっているので大したこと無いんですけどね!それと今回あの新川くんが出るのですが若干キャラ崩壊気味です。てか暴走気味?まぁ目を瞑ってもらえるとありがたいです。
ここはかつてリアルデスゲーム、SAOに囚われ本来の学業を全う出来なかった子供たちが通うSAO
「おーい、改ー!」
俺は声の方を見た。中庭を挟んだ向かい側に俺の恩人にして親友、桐ケ谷和人がいた。
「珍しいな和人、お前が呼び出すなんて」
「このあとここで明日奈と昼食べる予定なんだよ」
「なるほどつまり自分達のイチャラブを見せ付ける為に呼んだと」
「ち、ちげぇよ!」
「赤くなるな赤くなるな。お前らの夫婦っぷりは既に学校全体が知ってるから」
「だからそうじゃなくて!最近どうなのか気になったのと予定を聞きに来たんだよ」
最近どうなのか辺りから俺は顔をからかいの笑顔から心配してくれた親友へと向ける笑顔に変えた。
「安心しろ、今のところちゃんと制御出来てるよ」
俺は七年前のあの日から脳が体に掛けている制限を無意識に外してしまう状態になっていた。お陰で日常の何気無い動作でも物を壊したり、人を傷付けてしまっていた。中学三年間丸々使ってある程度抑制出来るようにはなっていたのだが、あの世界に囚われてから悪化して瞬発的に限界を超えた力を出せていたのだがその後その部位がしばらく動かせなくなるようになっていた。これも自分の意思で出来るならいいが無意識なので必要の無い時にやってしまったりして結果的に何度も死にかけた。現実世界に戻った後俺は再び制御する訓練を今現在も続けている。
「そうか、良かったな。それでもう一つの方なんだが…」
「予定が空いてるかって話だったよな、何があるんだ?」
「あー…その」
「何だよ、ハッキリ言えよ」
「…菊岡から俺とお前に日曜日時間があるか聞かれたんだよ」
「あー…」
菊岡とやらは和人が目を覚ました時一番最初に会いに行った総務省仮想課の人間らしい。和人が俺に連絡をくれたときこいつから聞いたらしい。そしてそれから度々俺と和人は呼び出され厄介事に巻き込まれていた。
「今度は何だって?」
「あることについて話合いたいだって」
「あること?」
「来てからのお楽しみだと、どうせ仮想世界の事件について聞きたい事があるんだろ」
「…それで俺もか」
「あ…すまん…」
「気にすんな。了解、その日は空いちまってるからな…することも珍しく無いし。場所は後で送ってくれ」
「ああ、分かった」
「それじゃあ二人のリア充空間を満喫してきな」
「何だよそれ!」
最後にからかう事も忘れない。
その日の帰り道、近所の安いスーパーの特売のチラシを片手に向かっていると路地裏から複数の女子の声が聞こえた。どこか聞き覚えがあるのでそこに行ってみると三人のなんとも遊んでますよ的な女子が同じ制服を着た一人の女子を囲んでいた。
ーあいつら確か…
俺は少し記憶の引き出しを引っ張りそれを探した。
ーああ、そうだ。五月に隣で耳障りに騒いでいた奴等だ。ということは囲まれているのはお隣さんの朝田さんか。
今年の五月、春に隣に引っ越してきた一人の女の子がいた。高校生で一人暮らしは中々珍しいので先駆者としてなにかあったら訪ねて良いと言ってあった。しばらくしてお隣が賑やかになったので友達でも出来たのかと思っていたが更に少しして男の声が聞こえてきたのだ。これは明らかにおかしいと思っているとそのお隣さんが訪ねてきて
「知らない人が入り浸っていて困ってる」
と言ってきたので警察を呼んでこれ以上騒ぐなら訴えると言い強制退去させた。その時男と一緒に騒いでいた女三人だ。
ーこれ以上は流石にまずいか…
リーダー格らしき女子が背中の方で手を銃の形にしていた。朝田さんが銃に対して精神的ストレス障害を持っているのは知っている。強制退去させた時ほとぼり冷めるまで俺の部屋に入ってろと言った際全てを終え戻ると床に倒れていたので物凄く焦ったのだ。目を覚ましてから事情を聴くと趣味としてやっているサバゲーで使う電動ガンを見て発作を起こしたらしい。物凄く謝られたが知らなかったとは言えこちらの落ち度なので気にしなくて良いと言って帰らした。
「なにやってんだ」
俺はリーダー格の女子の後ろに回した手を掴みそう言った。
「ああん?ッ!」
どうやらあっちも覚えていたようだ。
「てめぇ…」
「なにやってんだと聞いている」
「あんたには関係無いだろう!さっさと手を離せ!」
「悪いが警察を呼んだのでな、到着するまで待ってもらおうと思っている」
そう言うと無理矢理俺の手を振りほどき盛大に舌打ちしてから逃げて行った。
「…大丈夫か?」
「は、はい…ありがとうございます」
「やりたくてやっただけだ。礼は良いよ」
幸い銃の形を作った手は見てなかったようだ。
「家まで送るか?」
「あ、いえ。夕飯の材料買わなきゃいけないので…」
「そうか、なら丁度いいな。俺も本当は買いに行くとこだったんだ、っとここまでいくと馴れ馴れしいかな?」
「正直言うと少し…」
「そうか、ならそこの彼にお願いしようかな?」
「え?」
俺がそういうと建物の影から細身の少年が出てきた。
「し、新川君!?」
「やぁ朝田さん、それにしてもよく分かりましたね」
「俺が出てきた時そこで見てただろ?どう出て行こうか悩んでるようだったからな、もたついてる余裕も無いから先に行かせてもらった。知り合いだろ?」
「はい、友達です」
「そうか、なら後は頼んだよ。報復が無いとは限らないからね」
俺はその新川君とやらに後を任せその場を後にした。道中自分は知人にはおせっかいを焼きやすいなと新たに気付いた自分の一面について考えていた。
-また助けられたな、情けない…
私はお隣の閑田さんにまた助けられた自分に腹が立っていた。このぐらいの事を自分で対処できなければ過去に打ち勝つ事など出来はしない。
「朝田さん今の人は?」
「え?ああ、お隣の閑田さん。来たばっかの時に今通ってるスーパーとか教えてくれたの」
「そうなんだ…」
なんだろう、今新川君の目が鋭くなったような…
「それよりも朝田さん買い物の後時間ある?この間のスコードロンの話聞かせてほしいんだ。
「あー…良いわよ、でも買い物付き合ってね」
「もちろん!」
朝田さんの買い物に付き合った後人が少ない喫茶店に入った。
「それでどうなったの?やっぱり圧勝?」
「ううん、それがね……全滅したの。ターゲットも私達も」
は?どういうことなのだろうか?朝田さんは僕の後から始めたにも関わらずメキメキと実力を身に着け今ではGGO最強の女スナイパーとしてそこそこの知名度がある。その朝田さんが負けたというのは僕にとってかなりの衝撃だった。
「えっと…それは相撃ちって事?スコードロンのメンバーがミスでもしたの?」
「違うわ、確かにあいつらは調べるにも値しなかったけど…私達も相手も一人のプレイヤーに全滅させられたの」
「はぁ!?」
スコードロン二つ、仮に片方が対モンスター専用スコードロンとしても全滅なんて絶対に無理だ。
「しかもそいつは一回も被弾してないのよ」
もう僕は声も出ない。
「じょ、冗談だよね…?」
そう言うと朝田さんは本当に悔しそうに顔を歪めた。
ー本当の事なのか…
「な、何者なの…?」
「…シャドウって聞いたことある?」
「え…そりゃもちろん、相手がいつやられたのか分からないほどの早業、そして誰もはっきりとその姿を見た人はいない。あまりの速さに影が通るように見える事からその名がついた生きた都市伝説!僕達AGI特化プレイヤーの憧れだよ!」
おっとつい熱くなってしまった、朝田さんが若干引いてる。
ーん?この話を出すってことは…
「もしかしてシャドウにやられたの…?」
朝田さんはこくんと頷いた。
「か、顔見た!?」
僕はつい乗り出してしまう。
「え、ええ」
「どうだった!?」
「…正直この世の理不尽を呪ったわ…」
あ、朝田さんが遠い顔をしている…噂ではものすごい美少女とされているがどうやら本当の様だ。
「いいな~、僕も見たかったよ」
「…会う?」
「え?」
会うとはどういう事だろう?よく出るところでも見つけたのだろうか?
「実はあの後グロッケンの酒場であったのよ。それでネームカードを交換したの」
「ほ、本当!?すごいや!ぜひ!ぜひお願いします!」
僕はもう興奮を抑えられなかった。抑えられるはずもない。あのシャドウに会えるのだ、聞きたいことは沢山ある。
「わ、分かったわ、じゃあ次の木曜日にね」
「了解しました!」
もう楽しみすぎてしばらく寝れそうにないや!
あのあと私は新川君と別れ帰宅した。鍵を開けた時丁度閑田さんが隣の部屋から出てきた。
「あっ、閑田さん。バイトですか?」
「ん?ああそうだよ。勤労学生は大変だかんね」
「分かります。ご苦労様です」
「朝田さん、ご苦労様は目上の人が使う言葉だ、俺は気にしないけど人によっちゃ気分を害すから気を付けなよ」
「…ご忠告ありがとうございます」
「ところであのあと何も無かったかい?」
「はい、大丈夫でした」
「なら良いけど…君はもう少し周りに頼ったほうが良いぞ」
「…あれくらいは自分で出来る位に強くならなきゃいけないんです」
「何でそんなにこだわるのかは分からないが焦っても良いことないぞ、まぁ俺も二年位前はそうだったが…」
後半、閑田さんが言ったことは小さくて聞こえなかったけど余計なお世話だと思った。助けてもらったりしたがいくらなんでもそこまで首を突っ込まなくても良いと思う。私は若干ムッとしながら言った。
「大丈夫です、何でそこまで心配するんですか?」
「…君が昔の俺に似ているからかな」
「…あなたも昔なにかあったんですか?」
「さぁどうだろうね、気が向いて君が聞きたいなら話すよ」
そう言って彼は私の横を通っていった。
「あっ、そうだ」
突然こちらを振り向き言った。
「君の友好関係に口出しするつもりは無いけど…さっきの彼、気を付けた方が良いよ」
「え?」
「彼の目、危険な色があったから」
それだけ言って彼はバイトに向かった。私はどういう事かと思ったがあまり考えず部屋の中に入っていった。
シャドウ信者1号登場www
さてどうでしたでしょうか、クオリティは保ててると信じたい…
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