気づいたらメカゴジラ転生して20年経ってた   作:よよよーよ・だーだだ

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13、レッツゴー!!ライダーキック desperate ver. ~『シン・仮面ライダー』より~

 カズオとハルノは、仲の良い兄妹である。

 住んでいるのは埼玉の孤児院、年齢はそれぞれ14と11。『怪獣黙示録』の怪獣災害で両親を亡くし、他に頼れる身寄りもいなかったカズオとハルノは互いに助け合いながら生きてきた。

 あるときの休日。カズオとハルノは二人で貯めた少ない小遣いを持ち寄って、東京都心へ遊びに出かけることにした。

 

「よし、兄ちゃんが東京を案内してやる!」

 

 そうやって勇ましく鼻息を荒げる兄カズオに、妹ハルノはくすくす笑った。

 

「でもお兄ちゃんだって、そんなに東京詳しくないでしょう?」

 

 ハルノの言うとおりだった。カズオはたしかに東京に行ったことがあったけれど、それはまだ両親が生きていた遠い昔のことで、そんなカズオの『東京案内』とやらがどこまで当てになるかわかったものではなかった。

 けれどカズオはなぜか自信満々だった。どんと胸を張り、堂々と答える。

 

「安心しろ、兄ちゃんがついてる。観光ガイドブックだって買ったからな!」

「もう、お兄ちゃんったらぁ……」

 

 そうやって和気藹々と笑いあい、まだ見ぬ大都会東京への期待で胸を膨らませながら、二人は意気揚々と繰り出した。

 ちょうどその日のことであった。カズオとハルノが品川駅に降り立ったタイミングで、あの恐るべきナノメタル怪獣:ナノメタル=メカゴジラが東京侵攻を開始した。

 

「お兄ちゃん……ッ!」

「こっちだ、走れェ!」

 

 街中の人々を見境なく呑み込もうと迫る、“銀色のどろどろ”。ナノメタル怪獣の大侵攻が引き起こした、空前絶後の大パニック。その中でもカズオはハルノの手をしっかり握って、懸命に逃げ回った。

 もはやどこをどう走ったのかもわからないまま、気がつくと二人は品川駅を南に進んだ先、高台の神社へと逃げ込んでいた。流体状態のナノメタルは高台に逃げ込んだ人たちのことを見逃していたようで、神社の境内は同じように助かった人たちで溢れかえっている。

 走り疲れてその場にしゃがみこみながら、ハルノが言った。

 

「おうち、帰れなくなっちゃったね……」

 

 ハルノの言うとおりだった。

 電車や交通は間違いなくすべて停まっているだろうし、徒歩で帰ろうにもあの“銀色のどろどろ”、ナノメタルから逃げ切るのは難しい。東京をナノメタル怪獣に占領された今、もはや地元の孤児院に帰ることは出来なくなってしまった。

 そんな不安げなハルノに、カズオは言った。

 

「大丈夫だ、Gフォースの人たちがきっと助けに来てくれる」

 

 そう答えつつ、カズオ自身も内心では怖くてたまらなかった。カズオ自身の言うとおりいずれGフォースの人たちが救助に来てくれるにしても、しばらくは東京に釘付けかもしれない。あの恐ろしい“銀色のどろどろ”、か弱いハルノと所詮はガキでしかないカズオ、これからどうやって暮らせばいいのだろう。

 さて、どうしたものか。カズオが思案していると、やがてどこからともなく放送が流れてきた。

 

〈……東京都民の皆さん、こちらはメカゴジラ=シティです。皆さんの生命と生活は保証いたします……〉

 

 それは普段住んでいる街でもよく耳にする町内会の放送に似ていたが、カズオにはそれが人間が喋っているようには聞こえなかった。

 たしかに、聞こえてくる放送は穏やかで朗らかな女性の声色だ。けれど、ナノメタル怪獣による猛攻撃を目の当たりにしたばかりの今のカズオにとっては、放送の穏やかさと朗らかさがなんだか酷く場違いに思えたし、それに本物の人間とはどこかが違う作り物めいた不気味さも感じられた。

 ……これから、どうしたらいいんだろう。本当に助けは来てくれるのかな。

 先行きの見えない不安、ナノメタル怪獣がもたらす恐怖。カズオまでもが弱音を漏らしそうになったちょうどそのとき、不意に服の袖をぎゅっと引っ張られた。

 振り返って見ると、妹のハルノがカズオの服の袖を握り締めていた。

 

「こわいよ、お兄ちゃん……」

 

 消え入るような声でそう呟いたハルノは、今にも泣きそうな目つきでカズオに縋りついていた。今のカズオと同じだ、ハルノもまた不安に駆られているのだ。ハルノは小さな体をプルプル震わせ、心の底から怯えている。

 そんなハルノの姿を見て、カズオは頬を叩かれたような衝撃を覚えた。

 ……そうだ。大切な妹が怖がっている。兄である自分こそ、しっかりしなくてどうするのだ。

 そうやって立ち直ったカズオは普段どおり、いやいつにも増して気丈に振る舞った。

 

「……大丈夫だ」

 

 小柄なハルノの頭を易しく撫でながら、そして力強く応える。

 

「兄ちゃんがついてる」

 

 ナノメタル怪獣メカゴジラ=シティによる東京占領が始まってから家なき子となった二人の兄妹は、東京都会の狭間を縫うホームレス生活を送った。

 橋の下やトンネル、公園のアスレチックなどで雨風を凌ぎ、コンビニやスーパーの裏手へ忍び込んで得た残飯で生命を食い繋いだ。ときおり、メカゴジラ=シティが遣わしたとおぼしき小型メカゴジラが美味しそうなチョコレートやキャンデー、菓子パンを山ほど配っていたので、(決して捕まらないように入念に注意しつつも)そのおこぼれをいただいたこともある。

 汚れた身体は公園の公衆トイレや水場で体を清め、冷える夜は新聞紙や段ボールを巻き、二人で互いに身を寄せ温め合った。

 

「キャンプみたいで面白いね、お兄ちゃん!」

「ああ、そうだな、ハルノ」

 

 うわべでは前向きに笑いつつも内心では不安に怯える妹ハルノを、カズオは幾度となく励ました。安心しろ、兄ちゃんがついてるからな、と。

 それから数週間後の現在、とある病院の処置室にて。

 

「たすけてえ、お兄ちゃん!」

「やめろ! やめろってば! やめてくれえ!」

 

 場所は、とある病院の一室。助けを求めて泣き叫ぶハルノと、必死に止めようとするカズオ。嫌がるハルノはベッドに縛りつけられていて、カズオは屈強な看護ロボットたちに抑え込まれながらもがいていた。

 そんな二人に、医療担当の医者型メカゴジラは落ち着き払った態度で言った。

 

「大丈夫です、落ち着いてください」

 

 医者型メカゴジラからの説明によれば、『健康管理のため』という名目で『メカゴジラ=シティに棲む全住人へのナノメタル注射』が義務付けられたのだという。メカゴジラ=シティの住人、その中にはたまたま居合わせているだけに過ぎないはずのカズオとハルノの兄妹も含まれているらしかった。

 

「ちゃんと検査された安全な注射ですよ……」

「うるさい!」

 

 宥めすかすように説明する医者メカゴジラだったが、カズオは聞き入れない。安全? どこがだ。カズオにはどうしても声をあげざるを得ない事情があった。

 

「ハルノは、妹のハルノは、ひどい()()()()()()()なんだっ!」

 

 カズオが聞いたところによれば、ナノメタルとはメカゴジラ=シティが作り出した目に見えぬほど小さな装置、つまり金属で出来たナノマシンなのだという。

 しかしカズオの妹ハルノは、夏場に金物へ長時間触れていただけでかぶれてしまうほどの金属アレルギーだ。そこかしこがナノメタルで満ち溢れている東京城南地区での占領生活だって本当は辛くて堪らなかったはずなのに、それでもハルノ当人は兄に無用な心配をかけさせまいとずっと辛抱してくれていた。

 けれど、そんな我慢もとうとう限界がやってきて、ハルノはアレルギー発作を起こして倒れてしまった。なんとか誤魔化しながらやり過ごしてきたものの止むに止まれず、朝一番にカズオが病院へ連れてきた結果がこのザマだ。

 

「たすけてえ、カズオお兄ちゃん!」

「はーい、チクッとしますよー。痛かったら言ってくださいねー」

 

 泣き叫ぶハルノを横目に淡々と事務的に作業を進めてゆく医者型メカゴジラ、その手元にある注射器には、水銀のような鋭い光沢を放つナノメタル溶液が満たされていた。得体の知れない金属で出来ているというナノメタル、そんなものをハルノの弱った体の中に注射されてしまったら……!

 

「おねがいだからやめてくれ! そんなもの注射されたら、死んじゃうよお!」

 

 たったひとりの妹を守ろうと、死に物狂いで訴えるカズオ。が、そんなカズオに対して医者型メカゴジラと看護ロボットたちはニコニコと微笑んでこう答えたのだった。

 

「大丈夫ですよ。ナノメタル注射を打てば、そんな金属アレルギーもたちどころに治してくれますからね……」

 

 待合室でつけっぱなしのテレビからは、メカゴジラ=シティ謹製のナノメタル注射を勧めるコマーシャルが楽しげに流れている。

 

〈東京都民の皆さん、健康管理のためにナノメタル注射を受けましょう〉

〈ナノメタル注射で、進化を次のステージにアップグレードしましょう〉

〈レッツ・エンジョイ、鋼たれ☆ 自らもまた鋼たれ☆〉

〈よい子のみんな、注射を怖がっちゃあダメだぞっ☆……〉

 

 そうこうしているうちに、ハルノの細腕へナノメタル注射の鋭い針先が迫ってゆく。カズオは全身全霊を込めて藻掻いたが、看護ロボットたちも手慣れたもので、所詮子どもでしかないカズオではまるで太刀打ちできなかった。

 

「やめろ、やめろ、やめてくれよォ……っ!!」

 

 抑え込まれた隙間からカズオは懸命に手を伸ばす、けれどハルノを救うには到底届かない。ぎらつくナノメタルの注射がハルノの肌に食い込もうとした、まさに、そのとき。

 

 

 凄まじい轟音とともに、すべてが引っ繰り返った。

 

 

 「地震だっ!」患者の誰かが叫んだ。

 本当に大地震でも起こったかのようだった。壮絶な縦揺れで棚が倒れ、机のものが転げ落ち、建物中がミシミシと音を立てる。薬品棚のガラス瓶が落下してパリンパリンと砕け散り、薬液をそこら中にぶちまけてゆく。

 

「危ないっ!」「きゃあ!」

 

 もはや注射どころではない。待合室にいた患者たちは、何もしてくれない医者型メカゴジラと看護ロボットをほっぽりだし、真っ先に自分の身を守ろうとその場へと蹲った。

 

「ハルノッ!」

 

 同時に、抑えつけてくる看護ロボットたちから解放されたカズオは、このどさくさにハルノの傍へと駆け寄った。今のハルノは未だベッドに縛り付けられたままで、自分の身を護ることが出来ない状態にあった。

 そのことを直感で理解していたカズオは、すぐさまハルノの身体に覆いかぶさって、落下物からハルノの身を庇った。揺れの最中にカズオの背中へ重くて固いもの――あとで見てみたら、それは本棚から落ちてきた分厚い医学の辞典だった――がドサドサと落ちてきて激痛が走ったが、それでもカズオは歯を食いしばって我慢した。

 壮絶な揺れはすぐに収まった。

 

「……大丈夫? カズオお兄ちゃん」

 

 ハルノから呼ばれて、カズオはようやく顔を起こした。すぐさま、カズオはハルノの状態を確認する。

 

「ハルノ、大丈夫か!? 怪我してないか!?」

 

 カズオの悲痛な問いかけに、ハルノは「……うん、大丈夫」と小さな声で答えながら頷く。

 ……よかった、とカズオは安堵した。たしかにカズオ自身は棚からの落下物で背中を強かに打ちのめされて全身が酷く痛かったけれど、ベッドに縛り付けられているハルノの方はというとかすり傷一つついていなかった。

 

「いったい、なにが……?」

 

 続いてカズオは身を起こし、辺りを見回した。

 病院の処置室はありとあらゆる家具が引っ繰り返って、上に乗っていたものや仕舞われていたもの総てが床へとぶちまけられて散乱していた。

 先程までカズオとハルノに注射を施そうとしていた医者型メカゴジラと看護ロボットは、揺れのショックで動作を停止。他の患者たちも腰を抜かしていたけれど、怪我らしいものをしている様子は見当たらない。

 ……妙に静かだ。

 そう感じたカズオが窓の外を覗いてみれば、つい先程までゴジラ・タワーが見えていた辺りに入道のような巨大な雲が立ち上っていた。待合室を見てみると、ついさっきまで流れていた耳障りなコマーシャル放送もいつの間にか停まっている。

 そうこうしているうちに、カズオとハルノ、そしてその場にいる全ての者がその“声”を耳にした。

 

「――――――――――――……ッ!!!!」

 

 轟いたのは威風堂々、怪獣の咆哮。

 それは遠くの方から聞こえてきたはずなのだけれどそれでも凄い迫力で、カズオはかつて遠い記憶の中で聞いた怪獣のことを思い出した。

 カズオは、その名を呟いた。

 

「ゴジラ……?」

 

 果たして何事が起こったか。事はカズオとハルノが『咆哮』を耳にするよりも、10分ほど前にまで遡る。

 

 

 

 

 その日の早朝、朝陽が昇り切った頃。

 メカゴジラ=シティによる東京占領の象徴、ゴジラ・タワーは相も変わらず聳え立っていた。

 

 ゴジラ・タワーは眠らない。ゴジラ・タワーは無敵のメカニクス、メカゴジラ=シティの核融合炉が創り出す膨大なエネルギー供給のおかげで疲れることも知らない。

 ゴジラ・タワーは不眠不休の活力を手にしたかのように機械仕掛けのカメラアイをぎょろつかせ、メカゴジラ=シティが獲得したこの領地へ近寄る不届き者がいないかどうか、寝ずの番にて東京城南地区全域の監視を続けていた。

 

 ……といっても、最近は退屈なものだった。

 最初の頃こそGフォースの人間たちはゴジラ・タワーをなんとか倒そうと艦隊や空爆、戦車隊などを使って盛大に攻撃を仕掛けてきたものだけれど、ゴジラ・タワーが繰り出す徹底的な反撃で力の差を思い知らされたのか近頃は攻撃らしいものはしてこなくなった。あったとしてもせいぜいが偵察、ゴジラ・タワーの恐るべき威容を遠巻きにじっと観察してから、そのまま何も出来ずに去ってゆく。ここしばらくはそんなことの繰り返しだった。

 

 けれど、その日はいつもと勝手が違った。

 不意に起こったのは、幾重にも重なる盛大な大爆破。その地点は、静謐に聳え立っているゴジラ・タワーの足元だ。 

 

 ――なんだ、なにが起こっているっ!?

 

 爆心は地中、地面の下。ゴジラ・タワーの優れた電子頭脳は、間もなくその原因を究明した。

 ゴジラ・タワーの足元で何発も爆発していたのはTTR:東京トランスポーテーションレールウェイとシン東京鉄道、つまり東京の地下鉄電車だ。

 ゴジラ・タワーがセンサーを凝らして透視(スキャン)してみると、各電車の車両には誰も乗っていなかった。普段なら満員電車になっているはずの時間帯、しかしその乗客の代わりに所狭しと詰め込まれていたのは大量の爆薬。

 ……なんだ、これは。疑問に思ったゴジラ・タワーの電子頭脳はメカゴジラ=シティのデータベースへとアクセス、コンマ1秒の間に洗いざらい検索してその答えを導き出した。

 

 その名は〈無人在来線爆弾〉。

 

 無人在来線爆弾と言えば、かつて『シン・ゴジラ動乱』のヤシオリ作戦でシン・ゴジラ撃退の決め手となった、人類の必殺技だ。今メカゴジラ=シティを走り回っているそれは、往年の無人在来線爆弾を東京の地下鉄で再現したものであろう。

 無人在来線爆弾といえば追い詰められた末に出てきた苦し紛れでヤケクソの作戦と思われがちであるが、実際は馬鹿にならない破壊力がある。一日に二万人以上の人たちを載せて運ぶという東京の電車。一両当たりの積載量は30トン以上、それが十両近くも連なることになる。

 そんな重爆弾の塊がいくつもいくつも、時速100キロ以上の全力猛スピードで突撃してくるのだ。その破壊がもたらす混乱とダメージは、たとえ無敵のゴジラ・タワーにとっても計り知れないものになるに違いなかった。

 とはいえ、所詮は大昔のマグレ当たりで成功しただけの、カビの生えたような古臭い手口に過ぎない。偉大なるメカゴジラ=シティからすればそんなもの、とっくのとうに対策済であった。

 

 ――しゃらくさい真似をっ!

 

 小癪な人間め、この大都市東京の支配者として君臨するのはナノメタルの水爆大怪獣:メカゴジラ=シティだ。

 メカゴジラ=シティ最強の防衛線にして天守閣としてのプライドをいたく刺激されたゴジラ・タワーは、大口径荷電粒子ビームの砲口を構えてエネルギーを瞬時に収束、ひたすらに撃ちまくった。TTRのシブヤ線、ヤエス線、メグロ線、ヨヨギ線、シンイケブクロ線。さらにシン東京鉄道のオオエド線、アサクサ線、ミタ線……無人在来線爆弾ならぬ無人地下鉄爆弾たちが駆け巡る足下を、ゴジラ・タワーは次々と狙い撃ちして根こそぎ吹き飛ばしてゆく。

 そうやって無人地下鉄爆弾を虱潰しに駆逐している最中のことだった。

 

 響き渡る、鋭い金属音。

 ゴジラ・タワーの側頭部に、超音速の弾頭が直撃した。

 

 メカニクスの権化であるゴジラ・タワーは、たとえ頭部を狙撃されようとも痛みを感じないのだが、少しばかり腹は立った。続く二射目を受けながら、ゴジラ・タワーは巨体を翻して向き直る。

 さらに撃ち込まれてきた三射目、今度はゴジラ・タワーも応戦した。撃ち込まれる方角とリズムを素早く計算し、尻尾の先に形成した荷電粒子ビームで迎撃を実行、超音速狙撃の弾頭を半分融解させて撃ち落としてやった。

 人間どもが撃ってきたのは電磁加速投射砲、レールガンによる長距離狙撃だ。

 

 ――カンカンッ、キンキンッ。

 

 雨霰と撃ち込まれてくるそれらすべてを凌ぎきりながら、ゴジラ・タワーは同時に狙撃ポイントを解析し始めた。

 

 ――どこだ、どこから撃っている?

 

 ゴジラ・タワーは辺りを見回しながら優秀な電子頭脳で即座に計算、これまたコンマ1秒もかからずに狙撃ポイントを割り出した。

 敵が狙撃してきたポイントは四ヵ所。房総半島の千葉県習志野と、東京アクアラインの海ほたる、東京の羽田空港、そして神奈川県横須賀の観音崎。視覚センサーを切り替えてみれば、算出された狙撃ポイントに据え付けられたLEVEL5級無人レールガン砲台の姿がきらりと見えた。

 ……なるほど、とゴジラ・タワーは納得した。無人地下鉄爆弾はデコイ、ただの囮だ。人間たちの本命はレールガンでの長距離狙撃、それでゴジラ・タワーの不意と急所を撃ち抜こうという腹積もりに違いない。まったく、アジな真似をしてくれる。

 

 ……だが、無意味だ。

 

 これが並みの怪獣であったならまだしも、こんなヒョロヒョロ弾のレールガン如きで、砲撃にも耐えるゴジラ・タワーのナノメタル重装甲を貫けるわけがない。センサーカメラなどの急所を狙ったところで、ナノメタルで即座の再生修復が可能である以上は何の意味もない。

 つまりは所詮、ただの破れかぶれだ。

 そこまで考え至ったゴジラ・タワーは嘲笑うかのように余裕たっぷりの咆哮をあげると、巨体をゆるりと変形させた。ラジエータの背鰭が再度整列し、全身に紫電が迸って、口腔のビーム発射砲塔の口径が絞られる。カウンター・スナイプ、向こうが長距離狙撃というのならこちらも狙撃だ。

 ゴジラ・タワーの“御主人様”は、むやみやたらな破壊を望まない。今度重視するのは破壊力や攻撃範囲よりも、射程距離と精度。まず一番に狙ったのは海ほたる、ゴジラ・タワーは口内から超集束された荷電粒子ビームを撃ち放った。

 

 ――ブゥンッッ……!!

 

 真っ直ぐ駆け抜けてゆく閃光と、東京湾に木霊する爆発音。ゴジラ・タワーによるカウンター・スナイプは見事成功した。

 海ほたるのレールガン砲台を木端微塵に破壊したゴジラ・タワーは、順繰りにカウンター・スナイプを成功させていった。羽田、習志野、観音崎、人間たちが仕込んできた小生意気な無人レールガン砲台は次々と撃ち抜かれ、跡形もなく弾き飛ばされてしまった。

 ……ふん、まったく口ほどにも無い。

 そうやってゴジラ・タワーが長距離狙撃モードから通常の迎撃モードへ移行しようと身を起こしかけた、そのときである。

 

 ――Beep! Beep! Beep!……

 

 今度はゴジラ・タワーの対空レーダーが、成層圏から急接近する物体を捉えた。

 算出された落下速度は500メートル毎秒、落下物の推定総重量は約5万トン。まるで巨大隕石が突然出現し、こちらに向かって飛来してくるかのようだ。

 

 ――なんだ、いったい!?

 

 ゴジラ・タワーは頭上の空を見上げた。分厚いナノメタルの濃霧を吹き飛ばしながら、猛スピードで直滑降してきた“それ”を、ゴジラ・タワーは目にした。

 

 

 成層圏から降りてきたのは、一匹の銀龍。

 彼奴こそ人類最後の希望、メカゴジラ機龍。

 

 

 ……ゴジラ・タワーは、自分が早合点していたことにようやく気が付いた。考えてみれば、据え付けられていたレールガン砲台が無人だった時点で察知するべきだった。

 実はレールガン砲台すらデコイの囮。地下鉄を走り回っていた無人地下鉄爆弾、遠方から集中砲火を浴びせてきた各所の無人レールガン砲台。地表からゴジラ・タワーに挑みかかったあらゆるものが、ゴジラ・タワーの注意を“頭上”から惹きつけるように計算されていた。

 

 ――……おのれッ!

 

 出し抜かれたことを悟ったゴジラ・タワーはすぐさま頭上へ射角を構え、空から急降下してくるメカゴジラ機龍の巨体を焼き尽くそうと、荷電粒子ビームをぶちまけるように撃ち放った。

 だが遅い、間に合わない。

 中途半端な姿勢と充填で撃ち出された大口径荷電粒子ビームは、メカゴジラ機龍に増設された外部装甲を一枚吹き飛ばしただけで終わってしまった。

 なおも二射目を構えたその刹那、ゴジラ・タワーはメカゴジラ機龍による“怒りの咆哮”を耳にしたような気がした。

 

 

 ――くたばるがいい、侵略ロボめッ!!

 

 

 その直後、ゴジラ・タワーの見上げた鼻面にメカゴジラ機龍からの急降下跳び蹴りが炸裂した。

 メカゴジラ機龍による、成層圏からの全力全開必殺キック。直撃の瞬間に発揮されたエネルギーは概算でもおおよそ5兆ジュール、TNT換算でなら優に1キロトン以上にも及んだ。

 

 まさに超絶、稲妻(イナズマ)のごときキック。一撃必殺の破壊力!

 

 メカゴジラ機龍が繰り出した桁違いの必殺キックがクリーンヒットし、身長300メートルに及ぶゴジラ・タワーの全身へ激震が走った。顔面がめり込み、頭蓋が陥没し、脊柱がへし折れた。即座に新しい荷電粒子ビーム砲を生成しようとしたが、それよりも先に論理と思考がシャットダウンした。

 その刹那、ゴジラ・タワーの電子頭脳から断末魔の悲鳴が漏れた。

 

 ――ごブゲえェ……ッ!?

 

 頭部を一撃粉砕されたことで、ゴジラ・タワーは一気に瓦解した。ナノメタルで補強されているはずの巨体が木っ端微塵に打ち砕かれ、辺り一帯、いや東京全土にガラガラと衝撃音が轟き渡って、たちまち火山噴火のような壮絶な爆風が巻き上がる。

 怒涛の粉塵が収まると、そこにはもはやゴジラ・タワーの威容など残ってはいなかった。代わりに現れたのは膨大なクレーターとナノメタルの瓦礫の山、そしてその中心へと無事着陸したメカゴジラ機龍の勇姿だ。

 立ち上がったメカゴジラ機龍による、勝鬨の咆哮が木霊する。

 

「――――――――――――……ッ!!!!」

 

 メカゴジラ機龍渾身の一撃により、敢えなく葬られたゴジラ・タワー。それは地球人類にとって、東京奪還に向けた第一関門の突破に他ならない

 かくして、恐るべき侵略者メカゴジラ=シティに挑まんとする、地球人類の一大反抗作戦の火蓋が切って落とされたのである。

 

◆     ◆     ◆     ◆

 

 今回反乱を起こしたナノメタル=メカゴジラは、逃げ遅れた東京都城南地区の市民を人質にして東京を占拠、メカゴジラ=シティを建設していた。

 

 これが単なる籠城戦なら兵糧攻めにでもしてやればいいのかもしれないが、街に残されているのはごく普通の市民たちだ。加えて、大気からエネルギーを生成する核融合炉を備えているメカゴジラ=シティは外部からエネルギー補給をする必要が無いから、兵糧攻めにしたところで飢えるのは人間たちだけでナノメタル=メカゴジラたちはちっとも困らない。

 おまけにナノメタル=メカゴジラは、メカゴジラ=シティから噴出するナノメタルのミストで街全体を隠してしまっていた。現在、東京の上空は高濃度のナノメタル・ミストで覆い隠されており、『芝公園の東京タワーの場所にゴジラ・タワーが突き立っている』という以外のことは衛星からでも地上の様子がわからないのだという。

 外からは中がわからず、沢山の市民が人質にされていて、しかもナノメタル=メカゴジラ軍団が我が物顔で闊歩しているこの状況。

 

「向こうからすれば守りは鉄壁、まさに難攻不落の要塞ってわけね……!」

 

 ハルカがそう評した通りだ。

 そんな守りの固い状況で突入だなんて、無謀極まりない。先も見えない有毒のナノメタル・ミストの中で待ち伏せされて、七面鳥撃ちでも喰らうのがオチだろう。

 実際Gフォースや各国が軍隊を送り込んでみたらしいのだけれど、みんなナノメタル=メカゴジラが造り上げた超巨大メカゴジラであるゴジラ・タワーに沈められてしまったらしい。

 というわけで、ぼくたち機龍隊が選んだ作戦はというと。

 

「成層圏からの超高高度降下による強襲攻撃、しかもメカゴジラ機龍で!?」

 

 今回の作戦で協力してくれることになったGフォース空軍の人たちが、口をあんぐりしていた。

 “身長50メートル、総重量4万トン以上のメカゴジラ機龍を成層圏からスカイダイビングさせる”

 怪獣との戦いで人間がHALO降下した事例はそこそこあるけど、メカゴジラが降下するパターンはきっとこれが最初で最後だろう。

 

「イカレてる……」

 

 うん、ぼくもそう思うよ。そりゃそうだよね、どう考えてもどうかしてるよね。

 ここしばらくのぼくら機龍隊、というかぼくは高い所からダイビングするのが恒例になってるけど、ここまでくるとチュウジョウ君なんかいよいよ泡でも噴いて倒れるんじゃあなかろうか。

 

「正気かよ……?」

「無茶苦茶だろ……」

「この作戦、誰が考えたんだ……?」

 

 正気の沙汰とは思えない作戦を掲示されて、騒然としている空軍の人たち。そんな中でも我らが機龍隊の隊長、ヤシロ=ハルカは臆することなく堂々と言い放った。

 

「……それで? 反対意見はあるの? イカレてようが正気だろうが、あのゴジラ・タワーを片付けるにはこれしかない。他に“良い考え”があるというなら是非とも聞きたいものだけど?」

 

 ハルカの口からそう言われた途端、不満たらたらだった空軍の人たちは一斉に押し黙ってしまった。

 たしかに、地表や海上からの正攻法が難しいというのなら、あとは空からの強襲を仕掛けるしかない。そして、こんなクレイジーな作戦を実行に移せるのはぼくたち機龍隊くらいしかいなかった。

 続けてハルカは言った。

 

「ゴジラとキングギドラが戦ったとき、ゴジラは成層圏から投げ飛ばされても生き延びたのよ。しかも機龍と違って生身でね。ゴジラに出来て、機龍に出来ない理屈はないでしょう?」

 

 たしかに、理屈の上ではそうだけどさあ……。

 ハルカと機龍隊の皆を除いたほぼ全員が唖然としている中、今度はGフォースの技術開発部の人たちがやってきた。

 

「構造計算上は問題ありません」

 

 そう豪語したのは、かつてメカゴジラ開発計画でぼくのボディ設計を手掛けたロボット工学者、アカマツ博士だ。

 

「メカゴジラ機龍の対流圏突入に備えて、超耐熱合金NT-1の積層耐熱装甲板をフルセットで用意しました。ゴジラの熱線の直撃にも数分は耐える仕様です、対流圏突入の空力加熱くらいどうってことはありませんし、着地の衝撃もエイペックス社から提供されたT-1スケルトンハウジングフレームで骨格を補強しますから耐えてくれるでしょう。強いて言えば、これで我々Gフォース技術開発部の来年の予算がゼロになるってところですが……まぁこれも『来年があったら』っていう話ですしね」

 

 そう言いながら、アカマツ博士は不敵にニヤリと笑んでいた。彼を含む技術開発部の人たちは、なんだかみんな得意気である。

 ……いや、この人たち、なんでそんなノリノリなの。『魔改造の夜』じゃあないんだから、ぼくを使って過激な技術検証しないでくれよ。モナークは変な人しかいないって聞くけど、Gフォースの技術開発部も変な人ばっかりじゃないか。まともなのはぼくだけか!?

 Gフォース技術開発陣のあまりのマッドサイエンティストっぷりにぼくがドン引きしている一方、ハルカたち機龍隊はアカマツ博士に御礼を言っていた。

 

「力を貸していただきありがとうございます、アカマツ博士。なんと御礼を言ったらよいか……」

 

 ハルカの方はそうやってぺこぺこ頭を下げていたけれど、アカマツ博士はというと「いいんですよ」と言った。

 

「ヤシロさんには20年前、富士山でのゴジラ襲撃で、我々産みの親の開発チームさえ逃げ出した中で機龍を救ってもらった借りがありましたからね。それに、ずっと機龍と共に戦い続けてくれた機龍隊の皆さんにはいつか恩返しがしたいと、技術開発部一同でずっと思っていたんです」

 

 そう答えるアカマツ博士、そしてGフォース技術開発陣の皆さんは、誰もが満足そうに微笑んでいた。

 

 

 

 

 ……というような準備段階を経て、このぼく:メカゴジラ機龍は高高度降下を敢行する羽目になった。

 

 Gフォースを苦しめた難攻不落のゴジラ・タワー、その撃破の報せを受けてGフォースの皆は一斉に歓声を上げた。中には艦隊の中に戦友がいた人もいたんだろう、「仲間の仇を獲ってくれてありがとう、メカゴジラ機龍!」なんて感謝を捧げてくれた人もいた。

 とはいえ、ゴジラ・タワーを倒せたのはぼくのおかげじゃない。それこそ人間たち皆のおかげだとぼくは思う。

 マイア=シモンズらエイペックス社から提供された“タレコミ”、ナノメタル=メカゴジラどもの詳細なデータと、先日の戦いで生き残ったGフォース兵士たちが命懸けで持ち帰ってきてくれた実戦観測データ、そしてそれらから算出されたゴジラ・タワーの想定スペック。Gフォースの科学技術陣は僅かなそれらの手掛かりを念入りに調べ上げ、徹底的に計算し尽くした末に、ついにはゴジラ・タワーの弱点を割り出した。

 

『対地長距離狙撃モードから対空迎撃モードに移行する30秒間、そして大口径荷電粒子ビームキャノン正面から仰角93.7度』

 それが最強無敵のゴジラ・タワーへ付け入ることが出来る、人類唯一の勝機だった。

 

 “どうすればゴジラ・タワーの隙を作って、東京の街を救えるか?”

 そのほんの一瞬のチャンスを稼ぐため、みんな限られた時間の中で全身全霊を尽くしてくれた。メカゴジラ=シティによる監視の目を潜って走らせた、無人地下鉄爆弾。千葉・神奈川・東京湾へ秘密裏に設置したレールガン砲台。ぼくの装備品をも含む、それらすべての下準備を整えてくれたGフォースとモナーク。そして恐怖に駆られた国連上層部をあの手この手で説得し、自暴自棄な核攻撃を延期させて今回の作戦決行にまで漕ぎ着けてくれた、志ある人たち。

 ぼくがゴジラ・タワーを倒せたのはすべて、そういった無数の『普通の人たち』の頑張りのおかげだ。これがもし、ただぼくがスカイダイビングしただけだったなら良いマトになっていただけだ。きっと大口径荷電粒子ビームの対空砲火であっさり蜂の巣にされて終わってしまったことだろう。

 

 ……ありがとう、皆。

 ここからは『人類最後の希望』であるこのぼく:メカゴジラ機龍が頑張るからね。

 

 港区芝公園に築き上げられたクソデカ・クレーター。そのド真ん中にひざまずいていたぼくは、ゆっくり立ち上がりながら積層耐熱装甲板とT-1スケルトンハウジングフレームの鎧を脱ぎ捨てた。

 ……あー、熱かった。ここしばらくスカイダイビングでスーパーヒーロー着地ばっかりやってる気がする。なんかもう、高いところから墜ちるのがクセになりそうだ。

 そうこうしているうちに、機龍隊の皆と通信が繋がった。ぼくのセンサーに、機龍隊通信担当のアンザイさんの声が聞こえてくる。

 

「……〈ゲオルギウス〉、ゴジラ・タワーを撃破し目標ポイントへ到達! これより現在地を共有しますっ! 着陸地点は東京都港区芝公園……」

 

 今呼ばれた『ゲオルギウス』というのは、今回の作戦におけるぼくのコードネームだ。そもそもゲオルギウスとは聖ゲオルギウス、彼は人間の宗教神話に出てくる聖人様で、人間の街を襲った恐ろしいドラゴンをやっつけて御姫様を救い出したという実にヒロイックな伝説があるんだとか。

 竜殺し(ドラゴンスレイヤー)の聖人、ゲオルギウス。機龍(ドラゴン)の名前を持つぼくのコードネームにするにしてはいささか皮肉っぽいし、聖人様の名前を貰うなんてなんだか名前負けしてしまっているような気がしないでもないけれど、相手がぼくと同じくメカゴジラ、つまり機械仕掛けのドラゴンだというならこれ以上ないくらいゲンを担いだネーミングとも言えるだろう。

 

「スレイヤー=アルファ、ブラボー、チャーリー、デルタ……全部隊目標ポイントに到達、配置完了しました」

「アスカロンも全機投下設置済み、すべて予定通りです」

「ゲオルギウス、無線操縦リンクをアクティベート、いつでもやれるぜっ!」

 

 ぼくが着陸してからまもなくして、東京湾の沿岸からGフォースの揚陸艇が素早く接岸し、艇から降ろされたGフォースの車両が次々と街へ上陸して進軍を始めた。メカゴジラ=シティの監視塔を担っていたゴジラ・タワーが倒された今、まさにこの瞬間こそがGフォースの人たちが東京都城南地区へ乗り込む最大のチャンスなのだ。

 そしてその先陣を切るのは、ぼくたち機龍隊。

 

「うわぁスゲェスゲェ。団体さんのお着きだぜ」

 

 アキバくんが軽口を叩いたとおり、ゴジラ・タワー倒壊を聞きつけてメカゴジラ=シティの各地からロボット怪獣の群れが集結し始めていた。

 その数、ざっと20体。先日シドニーで戦った量産型メカゴジラことドローンタイタンを筆頭に、プロトモゲラ、ブラックメカゴジラ、メカテズーカ、メカフターミ……いずれもエイペックス=ビルサルディア社から流出した試作モデルで、それらをメカゴジラ=シティがナノメタルで実体化させたものだ。

 マイア=シモンズからの“タレコミ”によれば、メカゴジラ=シティによって奪われた試作モデルの設計データは50種類近く。これからぼくたち機龍隊はそいつらを一匹残らず根絶やしにしなければならない。激戦は必至、あるいは誰かが命だって落とすかもしれない。

 

 だけど、進むしかない。

 たとえ恐くても、戦って、戦って、戦い抜いて自分の居場所を勝ち取る。

 それがぼくたち機龍隊、いや人類とぼくの戦いだった。

 

 そんな死地へと舞い降りたのは、強襲降下仕様にカスタマイズされた機龍隊航空支援機しらさぎ。その空中作戦指令室から機龍隊隊長:ヤシロ=ハルカが檄を飛ばした。

 

「これより東京奪還作戦〈オペレーション=ドラゴンフォール〉を開始する。さあ、気合い入れてくわよ、機龍隊、Gフォース!」

 

 了解!

 機龍隊一同、いいや今回の作戦に参加しているGフォースの誰もが、声を合わせて一斉に返事をした。そしてすぐさま、各々の役割を果たさんとてきぱき働き始める。

 

 さあ、『怪獣黙示録』を締めくくる、大怪獣頂上決戦の始まりだ!




タイトルは映画『シン・仮面ライダー』のサントラから。

好きなゴジラ映画のヒロイン

  • 山根 恵美子
  • 小美人(昭和)
  • 星 由里子さんが演じてた記者の人
  • 真船 桂
  • 三枝 未希
  • 小美人(コスモス)
  • 小美人(エリアス)
  • ベルベラ
  • 辻森 桐子
  • 立花 由利
  • 家城 茜
  • カヨコ=アン・パタースン
  • 尾頭ヒロミ
  • マディソン=ラッセル
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  • ミアナ
  • マイナ
  • 神野 銘
  • 小美人(ちびゴジラ)
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