ライネルに転生、尚、ハイラルでは無い模様 作:山吹色ノ大妖精
フェルズ曰く外は夜中、私は20階層の隠れ里を抜けて下層へ目指した。夜のダンジョンはモンスターが通常より多く、普通の冒険者はまず行かないので、ちょうどよくその時間に出た私は、道中のモンスターを倒して魔石を回収しながら、緑の迷宮を歩く。
『ジジジジッ!』
「すぅううう・・・・・・ボオォ!」
『キシャアア!?』
『ムシャア!』
「ふんっ!」
『ギチャアア!?』
群れで襲ってくる巨大な蜂のモンスターは、炎のブレスを吐いて焼き尽くした。これでも魔石は残るので、遠慮せず攻撃している。空中の敵に対してはファイアブレスで対処している。しかし、ブレワイやティアキンのライネルは金属製の弓を所持している。早く弓を持ちたいと考えながら、陸上の敵であるカマキリのようなモンスターをホルダーから剣を抜いて切り裂く。
「私の
下層へ続く通路を歩きながら一人で呟く。せっかくライネルに転生した私が言うように、出来るならレベル10が理想なのだ。フェルズから聞いた通りならば、現在の最強はレベル7である。そして過去最強はレベル9である。よって前述した通り、私が望む
「ゼイッ!」
『ギャオオ!?』
二体のリザードマンをライネルエッジとライネル粉砕剣の二刀流でそれぞれの頭を叩き斬る。私の現在の
「おぉ、これは壮観だな」
ここで下層に到着した私が見たのは、グレート・フォール。巨大な滝が視界一杯に広がった。フェルズからの情報だとここら辺は水棲型のモンスターが多く、自分とは相性が悪いとのことだ。確かに現在では弓を持たない
ここは下手な行動はせず、水辺から飛び掛かられても対応できる距離を保って、陸上のモンスターを駆逐することにした。
「最初はお前だ」
『グギィ!?』
先ずは直感が危険信号を出させている手近にある水晶に擬態した亀を急接近して粉砕剣で中身ごと砕く。そして先手を取って動き出したことで周りのモンスターがゾロゾロと湧き出てきた。さっきの亀に加えて蟹、半魚人、巨大な蚊が陸上を網羅している。先に潰すべきは蚊だな
「スッウウ・・・・・・ボォオ!」
『キュイイィ!?ギチチチ!?』
『ギヤアアア!?』
「むんっ!」
『がリィ!?』
3回火を吹き出して火だるまになった蚊が落ちたことで下にいた半魚人に火が燃え移った。半魚人たちが水辺に飛び込んで消火しているうちに、残った蟹の群れを粉砕剣で潰す。そして直感による危険信号が発生する。直感に従い水辺に視線を向けると、海蛇のモンスターが飛んできた。
「ガブっ!」
『グシャアア!?』
一歩バックステップして攻撃が私の顔面を通り過ぎたところで、そのまま脳天に齧り付く。海蛇は絶命した。
「ククク・・・・・・カッカッカッカ!!!」
産まれて間もない肉体ではあるが、未だ慣れない戦いに愉悦を見出す。両手の剣を振い、絶命したモンスターの落とした魔石を喰らい、闘争心を激らせる。次々に湧いてくるモンスターを殺し続けた。落ち着いたのは、最後の魔石を取り込んだあとだった。
「スウーー・・・・・・ハアーー・・・・・・」
ダンジョン側がこれ以上は不毛だと判断したのか、今のところ、この階層でモンスターが湧かなくなった。
「帰るか──ん?」
一瞬水面に映った自分に二度見した。そして驚愕した。
「もう進化したのか?」
黒い肌が青くなり、赤い立髪が薄い紫になり、新しい角が生えたことに加えて、形状が変化している。
青髪のライネルになった自分が、水面に映っていた。
「・・・・・・帰ってから考えるか」
そうして私は、中層の隠れ里に向かった。ちなみに武器はボロボロになって使えなくなった。
ライドウの直感についての解説
ライドウの直感は転生チートの一つである(もう一つはライネルの肉体である)この直感は、自身や周囲の現状の最適解を自動で閃いて、ライドウはそれに従い行動する。
他にも危機に反応したり、欲しい物の位置を捕捉できる。恐ろしいのは未来の現象を知覚することができる(この表現で合ってるかな・・・・・・?)
『時を渡る道化師』を入れてアーディ生存イイっすか?(あくまでも参考程度に)
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