ライネルに転生、尚、ハイラルでは無い模様   作:山吹色ノ大妖精

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大変長らくお待たせしましたが、すみません。今回は繋ぎ回なので短いです。



ビッグブーメラン

「うむ、我ながら良い出来だ」

 

 

 前回の話の続きでもしよう。剣と盾と鎧を完成したから次は弓矢を作ろうと考えたが、要求される素材のレベルが高いというフェルズの結論が出たことで、グレートフォールより下の階層へ行こうと決意した。そのための準備として、中遠距離の武器の代替案としてビッグブーメランを作製した。

 

 

「ライドウ!また見たことない武器を作ったじゃねえか!何なんだそれ!」

 

 

 それとリドたちは絶賛工作ブームが来ており、自分たちの持っている冒険者たちの遺した武具を自分の体に合うように改造している。更に自分たちで作った武具をお互いに自慢してそれによって互いに創作意欲を湧かせる好循環が成していた。

 

 

「これか?これは投げて使うものだ」

 

 

 そう言ってみんなで作った仮想敵の人形に向かって片手でビッグブーメランを投げた。ビッグブーメランは一直線に飛んで仮想敵人形に命中。弧を描いて返ってくるビッグブーメランはその勢いのまま向かって来て、投げた方とは反対の手で掴んだ。

 

 

『おぉおお!』

 

 

 これには皆んなの反応も良さそうだ。

 

 

「なぁなぁ!俺にも投げさせてくれ!」

 

「いいぞ、ホレ。コツは縦に投げることだ」

 

「わかったぜ!よぉおし!みてろよみてろよ!それぇ!」

 

 

 リドは両手でビッグブーメランを投げるが、ブーメランは一直線に飛んで人形に当たり、ビッグブーメランは返ってくるが、リドは返ってくるビッグブーメランのスピードを捉えきれなかったのか、そのままぶつかりそうなところで私が強引に割り込みキャッチする。

 

 

「おっ、おう・・・・・・すまねえ、助かったぜライドウ」

 

 

「力みすぎたな、リド、だが投げ方は上手かった。今度の遠征から帰って来たら、お前用のブーメランを作っておこう」

 

「まじか!それじゃあ頼むぜ!ライドウ!」

 

 

 明日はウダイオス討伐のために37階層まで遠征することにしている。そのための準備としてこのビッグブーメランの他にも自分の二本の角を折ってそれで青髪ライネルエッジと青髪ライネル粉砕剣を作製した。今回はフェルズに作ってもらうのではなく、自分で作製した。

 これによって武装は獣王の剣、獣王の盾、青髪ライネルエッジと青髪ライネル粉砕剣、ビッグブーメランという十分な量の武器が揃った。

 

 

「それじゃあ私は休む。起こさないでくれると嬉しい」

 

「おう!ゆっくりしていけよ」

 

 

 リドの声を背中で受け止めて自分の寝るスペースまで移動して体を寝かせ瞼を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「かと言って、寝られるわけが無いんだよなぁ・・・・・・!」

 

 

 遠征が楽しみすぎて眠れず脳も肉体も休められなかった。身体は闘争を求めて、脳が冴え渡る。予定変更だ。今から行こう!

 

 

「そんなこともあるだろうと思って、様子を見に来て正解だったな」

 

「ッ!?フェルズ!?」

 

「止めても行くのだろう?リドたちも起きている。周りを見てみろ」

 

 

 そう言われて暗いはずの周りを見てみると、リドたちが起きていた。まさか・・・・・・

 

 

「私が夜中に飛び出すのを見越して、止めに来たのか?」

 

「そんなわけねえよ、ライドウ!俺たちはライドウを見送りに超早起きしたんだ!」

 

「何?・・・・・・ククク・・・・・・そういうことだったか」

 

 

 あまりにも嬉しかった。自分の背中を押してくれる仲間達がいることに。そう思いながら武装して出口へまで移動して、振り返った。目の前には同胞たちが自分を見ている。

 

 

「それじゃあ、行ってくる」

 

『いってらっしゃい!!』

 

 

 隠れ里から出て先ずは下層へ疾走する。目標は深層の最初の階層主ウダイオス。

 

『時を渡る道化師』を入れてアーディ生存イイっすか?(あくまでも参考程度に)

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