ライネルに転生、尚、ハイラルでは無い模様 作:山吹色ノ大妖精
冒険者の居ない時間帯で隠れ里から出た私は下層のグレートフォールを走る。初めて来た時には居なかった空のモンスターも居る。
『ピシャアアア!』
「ふんっ!」
手始めに障害となったハーピィにはビッグブーメランを投擲、しかし一直線に投げた為に避けられてしまう。・・・・・・ふむ
「ならばっ、もう一投!」
『キキキッ・・・・・・ギべェ!?』
ビッグブーメランを投擲した後に接近して来た蟹を潰して返ってくるビッグブーメランを勢いを殺さずにもう一回投げる。今度は直線にではなく狙いを敢えて外す。ハーピィは下手に外したと油断して笑っているようだが、背後から勢いよく返ってくるビッグブーメランに気づかず脳天をカチ割り絶命した。
「よぉーしっ!むんっ!」
『グシャア!?』
うまく行ったことに悦びながら接近してくるモンスターを潰す。こうして落ちる魔石を取り込み回復と成長を同時に進行させる。このサイクルは私の闘争心と戦闘に対する愉悦が尽きぬ限り半永久に続けれるだろう。
こうして30階層へ到達。途中の27階層にいるであろうアンフィス・バエナとも運良く遭遇しなかった。ここからは水辺が無くなり、水棲形のモンスターとも遭遇することは無くなった。代わりに出会えたのは恐竜のティラノサウルスと酷似したブラッド・サウルスだった。
自分よりも遥かに巨大なモンスターに愉悦を隠せない。ウダイオスとの前哨戦にはならないが、巨大な立ち回りに注視しつつ動く。
『ギャアオオオ!!』
ブラッド・サウルスが足で踏み潰そうと足を突き出してくる。私はそれを引き寄せて・・・・・・ッ!!
「ふんっ!」
『ギャイン!?』
力を込めた盾で弾き飛ばした。それによりブラッド・サウルスはバランスを崩して倒れてしまう。私は倒れたブラッド・サウルスの頭側に周り、脳天をカチ割った。
「ククク・・・・・・愉しいなぁ・・・・・・」
この後もブラッド・サウルスは出現したが、盾パリィの練習台として潰した。これで30階層以降も攻略した。そして・・・・・・
『ガラガラガラ!!』
37階層に到達。ホワイトパレスに侵入したことでウダイオスと接敵。戦闘が開始した。前情報の通りにウダイオスは手下のスパルトイを差し向けながら地面から剣を突き出す攻撃を繰り出してくる。しかしなぁ・・・・・・
「雑兵を出すのは失策だなぁ!!」
相手が私ではなく人間であれば面倒臭い障害になるだろうが、私はモンスターなので補給ポイントがフィールド一面に転がっている状況である。
私は獣王の盾と剣をしまいライネルエッジとライネル粉砕剣で切り結ぶ。相手は骨系なので粉砕剣が愉快に効く。スパルトイを狩り続けてようやくウダイオスに接近できた。次の瞬間だった。
「むっ!?剣を持っただと!?」
前情報ではウダイオスは剣を持たないと聞いた。しかし目の前のウダイオスは巨大な剣を取り出したのだ。初めてのイレギュラーに私は嗤った。
ウダイオスが剣を振りかぶる。その瞬間、私はホワイトパレスの端まで吹き飛ばされた。かなりの威力だったが、即座に道中で懐にしまっていた魔石を取り込み回復する。再び大量のスパルトイと地面からの剣が私を襲う。初めてのピンチ、それに私は・・・・・・嗤わずにはいられなかった。
「クハハハハッ!!!」
ウダイオスの遠距離攻撃を躱しながら移動してスパルトイを潰す。そして魔石を取り込む。もう一度スパルトイを潰す。魔石を取り込む。潰す。取り込む。潰す。取り込む──5秒
取り込んだ魔石のエネルギーの7割を
武器をしまい獣王の盾を取り出す──3秒
ウダイオスに接近する──2秒
ウダイオスが剣を振りかぶる──1秒
その攻撃に私は盾を繰り出す──0秒
その結果──ウダイオスの手から剣は離れて私の手に落ちる。その瞬間残りの3割のエネルギーを脚に解放して近づき、魔石を斬り裂いた。
ウダイオスの全身は灰となり魔石と手に持つ剣だけが残っていた。
私は残った魔石を空いた片手で拾い上げ取り込む──ああ、
体と髪は白く染まり、肉体には黒い模様も走った。角は新しく生え、形状も変化した。ライネルのライドウは白髪のライネルへと進化したのだ。
『時を渡る道化師』を入れてアーディ生存イイっすか?(あくまでも参考程度に)
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