俺は、強くて硬くなくていーわな男   作:なんちゃってアルゴン

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6vs2・2・2(3)

 

 

「ニドキング、バトルスタンバイ!」

「アップリュー、次も頼むぞ!」

 

 シンジ君が次に出してきたのは、毒・地面タイプのニドキングだ。

 勢いに乗りに乗ってる今のスグリだが、毒タイプの技はアップリューに効果抜群。

 また気の抜けないバトルになるだろう。

 

「アップリュー『やどりきのたね』!」

 

 スグリは味を占めたのか、最初から『やどりきのたね』で体力を削る作戦の様だ。

 

「ふん、同じ手が何度も通じると思うな『あなをほる』で回避しろ!」

「そんな! ……なら、出てきたところで攻撃してやる……!」

「はっ! そんな隙、与えてやるものか! 地面から出ろニドキング! 『メガホーン』だ!」

 

 アップリューの後ろ側の地面から飛び出してきたニドキングは『メガホーン』をアップリューに目掛けて突き立てた。

 まずい。虫タイプ技の『メガホーン』は、アップリューに効果抜群だ! 

 ギリギリで耐えたアップリューだったが、体勢を崩された影響か行動に移れない。

 

「トドメを刺せ! 『メガホーン』!」

「ああっ! アップリュー!」

「……アップリュー、戦闘不能! ニドキングの勝ち!」

 

 スグリはアップリューを戻すと悔しそうな表情を浮かべながら、拳を手のひらに打ち付けている。

 きっと本人の中で、反省するところがたくさんあったのだろう。

 俺もそうだが、ゼイユもスグリに声をかけられずにいる。

 さて、これで俺達も残り三匹、各々一匹ずつとなった。

 ただ、ニドキングは強力な相手だけど俺達なら勝てない相手じゃない。

 

「……ゼイユ、いってくれるか?」

「ふふん、その言葉を待ってたわ!」

 

 ホント、二人とも一緒に過ごす事にどんどん頼もしくなっていくなぁ。

 最初の生意気さとか内気過ぎな感じが嘘みたいだ。

 

「やるわよ! ヤバソチャ!」

「また他の地方のポケモンか、おもしろい……!」

 

 お? シンジ君もテンション上がってきたみたいだな。

 これでこそ、このバトル形式に誘った甲斐があるってもんだ。

 

「……『あなをほる』!」

「きたわね! ヤバソチャ! 穴の中に『ねっとう』をありったけぶち込みなさい!」

 

 き、キター! 

 アニポケ戦法の割とメジャーなやつの一つ『あなをほる』の穴を利用した攻撃だー! 

 おお! 効果抜群の技を受けて、ニドキングも堪らずに穴から這い出てきた! 

 しかもあの感じ、やけど状態になってないか? 

 

「くっ! ならば、特殊技で攻めてやる! 『10まんボルト』だ!」

「『シャカシャカほう』で迎え撃って! そのまま『たたりめ』!」

 

 で、出たー! ゼイユの必勝コンボ! 

『シャカシャカほう』『ねっとう』なんかで相手を状態異常にした後で、状態異常中だと威力が上がる『たたりめ』を叩き込むと言うヤバソチャの恐ろしいコンボ! 

 効果抜群の技をくらってたからな、これは流石に……。

 

「……ニドキング、戦闘不能! ヤバソチャの勝ち!」

 

「……ッ!」

「やったぁ!」

 

 水タイプ技の『ねっとう』で、地面タイプの弱点を上手突いたのが功を奏したな。

 アニポケ戦法の『あなをほる』の穴を利用した攻撃もハマってた。

 

「クッ……! ハリテヤマ! バトルスタンバイ!」

 

 おっと、シンジ君に余裕がなくなってきたか……? 

 まぁ形式や目的は違うけど、アニメ版のシンジ君vsジンダイさんみたいな感じを意識してバトルしてるからなぁ。

 過程は全然違うけど。

 

「ヤバソチャ! 『ねっとう』!」

「受け止めろ! ハリテヤマ!」

 

 ん? なんだ? ただでさえ『はらだいこ』で体力半分とドラゴンテールの分のダメージがあるのに……まさか! 

 

「そのまま押し返せ! 『はたきおとす』だ!」

 

 まずい! 状態異常でパワーアップする『こんじょう』が発動してる! 

 しかも、ゴーストタイプに効果抜群な悪タイプ技の『はたきおとす』だ! 

 

「うそ! ヤバソチャ!?」

「……ヤバソチャ、戦闘不能! ハリテヤマの勝ち!」

 

 ……『こんじょう』の爆発力は凄まじいな。

 だけど、ハリテヤマもやけどのダメージで限界の筈だ。

 ここを耐えれば……。

 

「にーちゃん、おれがいく」

「スグリ……なら、頼みたい事があるゴニョゴニョゴニョニョ」

「……うん、わかった。自分の仕事、キッチリやってくる」

「スグ……頼んだわよ」

 

 おお……! 

 これこそDLC版のシナリオでは絶対に見れなかった二人の関係性……なんか、胸アツです! 

 

「いけ、カミッチュ!」

 

 もう本当に、二人とも立派になりやがって……! 

 

「『からげんき』だ!」

 

 ちょっ! この『こんじょう』発動中の状態異常のタイミングで、さらに威力が倍になる『からげんき』!? 

 シンジ君、貴方エグ過ぎるって! 

 

「カミッチュ『リフレクター』!」

「最後まで押せ! 『からげんき』!」

 

 

「……ハリテヤマ、カミッチュ、共に戦闘不能!」

 

 うおおおー! えらい! えらすぎる! 

 スグリはおれの頼みをキッチリこなしてくれたし、カミッチュはそれに応えてくれた! 

 スグリ、カミッチュ、頑張った! 

 

「……では両者、最後のポケモンを!」

「コドラ、バトルスタンバイ!」

「頼むぞ、イワーク!」

 

 シンジ君が出したのは鋼・岩タイプのコドラ、対する俺が出したのはイワーク(けっしょうたいの姿)だ。

 

「な、なんだ、そのイワークは……」

「初めてみる……イワークのリージョンフォームかい?」

「あ……いや、ちょっとした事でこの姿になってるだけの、ちょっと綺麗なイワークですよ、はい」

 

 本当なら、然るべき検査なりまで大人しくさせておいた方が良いと思う。

 ただ、博士に見せるまでずーっとモンスターボールの中と言うのもどうなのかと思ったので、特別に今回のバトルで出してみた次第だ。

 

「そ、そうかい。なら良いか……では、バトル再開!」

「……『てっぺき 』で防御をあげろ!」

 

 普通に考えれば、イワークは物理技の方が強いポケモン。

 普通ならその判断は正しいものだ。

 ただ、俺のイワークが「普通じゃない」のは見た目だけじゃない。

 イワークが変異してから、俺だって素人なりに色々調べたんだ。

 

「イワーク! 『きんぞくおん』だ!」

「……なに?」

 

 お、流石シンジ君。さっそく気が付いたかな? 

『きんぞくおん』は相手の特防の能力ランクを二段階下げる技だ。

 攻撃手段か物理の方が多いイワークなら『いやなおと』なんかを使うんだろう、普通なら。

 

「イワーク! 『だいちのちから』!」

「なんだと?!」

 

 動揺して指示が間に合わずに、地面タイプの技で四倍弱点の『だいちのちから』の直撃を受けるコドラ。

 そう、本来ならイワークは『だいちのちから』を覚えない。

 何故だか分からないが今のイワークは本当にリージョンフォームの様な状態で、岩・フェアリータイプの特殊面が強くなっている様だ。

 本当なら岩・フェアリータイプの技も披露したいところだが、鋼タイプを持つコドラには相性が悪い。

 

「……コドラ! 速攻で片を付けるぞ! 『アイアンヘッド』!」

「『だいちのちから』で迎え撃て!」

 

『アイアンヘッド』でイワークに大ダメージを与えようと突進してくるコドラを『だいちのちから』で迎撃する。

『だいちのちから』の追加効果として低確率で発生する、相手の特防を一段階下げる効果が発動したのか、突っ込んできたコドラを真正面から吹き飛ばした! 

 

「……コドラ、戦闘不能! イワークの勝ち! よって勝者『テンゴ・ゼイユ・スグリチーム』!」

「「「……よっしゃあ!!」」」「ぽにおー!」

 

 よし! まずは、シンジ君に勝つ事ができた! 

 

「………………クソッ!」

 

 あとはシンジ君を口説き落として、少しでも彼を良い方向に持っていくだけだな……。

 頑張れ、回れ、俺の二枚舌! 

 二枚でダメなら、倍回れ!! 

 

 




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