俺は、強くて硬くなくていーわな男   作:なんちゃってアルゴン

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シンジ攻略

 

 

 

 レイジさんの提案で昼飯をご馳走になった後、レイジさんのご好意で長距離テレポートのフーディンやバトルで疲弊していたポケモン達も、育て屋の回復マシンで休ませてくれる事になった。

 マジで至れり尽くせりである。

 

「……少し良いか?」

「……うん」

 

 待ち時間、ちびっ子達が休ませてもらってるポケモン以外と戯れているのをボーっと眺めていると、シンジ君が話し掛けてきた。

 ……どうしよう、すっごく気まずいんですけど。

 

「……さっきは、あんなデリカシーとかない言い方しちゃってごめん。シンジの事情とか対して知らないくせに、好き勝手言い過ぎた」

「……ポケモントレーナーなら、バトルすればお互いの事が分かるんじゃなかったのか?」

「それは……確かに言ったけど……」

 

 あれ? 何か意外な反応。

 アニメシンジ君とか、さっきまでのリアルシンジ君と違って……なんて言うか、トゲトゲツンツンしてない感じって言うか、そんな感じ。

 

「お前の言う通り、バトルしてみてお前の事もある程度分かった。あの子供達やポケモンやバトルに対しては誠実な様だが、それ以外はいい加減だ」

「う、そこはまぁ……否定しないけど」

 

 実際シンジ君の事もオーガポンのバトルの後でテンション上がってて、アニポケキャラに会えたぜヒャッホウ! の気持ちがなかったとは言い切れない。

 こんなタイミングなんて滅多にないせっかくの機会な気がするから、俺のクソ両親のいる家からの家出からキタカミの里を出るまでの話を、シンジ君に色々としてみた。

 

 

「それで……お前、本当にゼイユと結婚するつもりなのか?」

「最初の感想がそれ?!」

「ふ、さっき好き勝手言ってくれたお返しだ」

 

 び、びっくりしたー! まさかシンジ君からそんな返しがくるとは思ってなかったわ! 

 シンジ君ったら、意外とお茶目! 

 

「……俺は、ポケモントレーナーとして旅に出る前に、兄貴とジンダイさんのバトルを見たんだ」

「……そうなんだ」

「だから、だろうな。強さだ何だと言いながら、結局は兄貴の後を追っていただけなのかもしれない……さっきのお前の言葉を聞いた後、何となくそう思った」

 

 ……え、マジか! 俺の二枚舌作戦が上手くいってたって事?! 

 て言うか今のシンジ君、ちょっとデレてる?! 

 

「今までの俺は『ただの強さ』の為に、カントー、ジョウト、ホウエン地方と旅をしてきたが……今度は『俺自身とポケモン達の為の強さ』の為に旅に出ようと思う」

 

「なら、一緒に行こう!」

 

 気付いたら、シンジ君の手を両手でガッと掴んでいた。

 推しキャラと旅ができるかもしれないこの機会! 絶対にモノにする! 

 

「シンジと旅が出来たらきっと楽しい! それに、強さを追求するには同じくらい強い相手が近くに必要だと思うんだ! それにちびっ子達の面倒見るのって、実は一人だと結構不安だったんだよねー! ……俺、シンジと旅がしたい!!」

「は、はぁ?! 言ってる事が無茶苦茶だぞ! あと、手を離せ!」

「頼む! 一緒に旅に行こう! 一緒にシンジとポケモンの為の強さを見つけに行こう! 一緒にパルデア地方に行こう!」

「わかった! わかったから一緒に行ってやる! わかったたら手を離せ! 鬱陶しい!」

 

 よし! 言質とった! 推しキャラのシンジ君、ゲットだぜ! 

 

「おーい! ポケモン達の回復終わったよー! ……おや? 随分と仲良くなったんだね、テンゴ君とシンジ」

「はい! 今日から一緒に旅に出ます! お義兄さん!」

「お、お義兄さん?」「やめろ! 気色悪い!」

「…………ねぇテンゴ、あたし聞いてないんだけど。それになに? シンジだっけ? 急に出てきて。テンゴは、あたしの物なのに……テンゴは渡さないから……」

「ね、ねーちゃん……?」

「ぽ、ぽにぃ……?」

 

 ……うん! 細かい事は、気にしない! 

 

 ○

 

「はい! と言う訳で、旅の仲間になったシンジ君です!」

「……シンジだ。よろしく」

「はい! パチパチパチー! ほら、みんなも自己紹介!」

「……ゼイユです! よろしくお願いしますね、泥棒ね……シンジさん!」

「ス、スグリ……です。シンジさん、よ、よろしくお願いします」

「……シンジで良い。敬語もいらん」

 

 よしよし! お互い自己紹介も済んだところでさっそく……。

 

「シンジ。最初の旅の前に、ナエトルとかポケモン図鑑貰う為にポケモン博士のところに行った事あるんだよね? テレポートの為に、ちょっと手伝ってくれない?」

「記憶を元にしたテレポートと言うやつか、まぁ良いだろう」

 

 回復したフーディンしがみついた俺達は、シンジのシンオウ関係の記憶をフーディンに見てもらう。

 ついでに俺も、頭をコツンとしてシンジの記憶を見せてもらう。

 ……ナナカマド博士の研究所があるマサゴタウンに……化石で有名なクロガネシティに行った事あるだと?! 

 

「フーディン! クロガネシティに大至急テレポート!」

「フゥー!」

「あ、おい!」

 

 

「到着!」

「到着、じゃない! 博士の研究所はどうした!」

「ねぇテンゴ、今のどう言う事? あたし、頭コツンってだなんてまだしてもらった事ないんだけど……」

「わ、わやじゃ! ここも人がいっぱいいる……」

「ぽ、ぽにぃ……」

 

 

 さーて、化石探しに出発だ! 

 




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