俺は、強くて硬くなくていーわな男   作:なんちゃってアルゴン

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カセキホリマクリダー

 

 

 本日は晴天也。繰り返す、本日は晴天也。

 カラッとした空模様に恵まれた、最高の化石掘り日和だ。

 ポケモンセンターでみんな揃って早めの朝ごはんを済ませると、俺達はクロガネジムへと向かった。

 そしてクロガネジムに着くと、もうヒョウタさんはジムの入り口前で待っていてくれた。

 

「ヒョウタさん、おはようございます! 昨日はありがとうございました。本日もお世話になります」

「テンゴ君、みんな、おはよう。こちらこそ、今日はよろしくね。さ、まずは中に入って話をしようか」

 

 そこから各々テーブルに向かい合って、今日行く秘密の発掘スポットのレクチャーと注意事項などをしっかりと説明される。

 何でもそこは、ヒョウタさんが発掘作業中に偶然見つけたスポットらしい。

 そしてそこでは、アイテムや化石に歴史的価値のある物まで、多種多様で様々な物が大量に発掘されたそうだ。

 この事はまだ一般の人にはもちろん、関係者の一部の人を除いて公表されていないらしい。

 なので、この事を決して口外しない様に約束してほしいと、口を酸っぱくして言われた。

 

 全員がそれに合意すると、昨日ヒョウタさんとのバトルで審判をしてくれた人が現れた。

 なんでも、機密保持の為にエスパーポケモンのテレポートで移動すると言う。

 一応念には念の為、オーガポンにはモンスターボールの中に入ってもらっている。

 なお、ヘルメットやピッケルやハンマーなどの探検セットは、人数分のレンタルが現地に既にあるそうだ。

 

 と言う訳で、レッツ・テレポート! 

 

 ◯

 

 朝から昼休憩の時間まで小休憩もちょいちょい挟みながら、俺達はそれぞれ無心になってハンマーとピッケルを振るっていた。

 

 すると出るわ出るわ、宝の山! 

 タマの様なお宝や進化の石を始めとした様々なアイテム達、そして……。

 

「あったー! 化石っぽいの!」

「あ、あたしもみーっけ!」

「お、おれも……見つけた!」

「……ふん」

「よーし! みんな自分の化石を見つけられたみたいだね! それじゃあ次はお待ちかね、化石をポケモンに復元だー!」

「「「おー!」」」「……おう」

 

 

 

 

 そんな感じで、無事に発掘を終えた俺達は、化石をポケモンに復元する為にクロガネ炭鉱博物館へと訪れていた。

 ここでは炭鉱に関わる資料や物品の展示を行う以外に、化石ポケモンの研究の一環として、化石の復元を行っている様だ。

 まぁ、それが目当てで来たんだけどね。

 

 研究員の人に発掘した化石を預けると少し時間をもらうと言われたので、一旦博物館の外に出る。

 博物館を見学してもよかったが、どうしてもやりたい事があったからだ。

 

「ストライク、出てきてくれ」

 

 そんな俺の手には発掘できた黒曜石のカケラこと『くろのきせき』がある。

 

「ストライク、これを使えばお前は更なる強さを手にする事ができる。もっと強くなって、俺についてきてくれるか?」

 

 真っ直ぐに俺の目を見ながらコクンと、ストライクは頷いてくれた。

 ストライクに『くろのきせき』を優しく当てると、進化が始まった。

 

「……おめでとう、バサギリ。これからよろしくな」

「グラッシャー!」

 

 やっと……やっと叶った……! 

 カントーで初めてストライクを捕まえた時からワンチャンなんて思っていたけど、ついにバサギリへの進化が叶うなんて! 

 いや、かっこいい……めちゃくちゃかっこいい!! 

 あの岩タイプを感じさせる色味と言い、二振りの斧の感じと言い、完全に俺好みです。

 

 ホクホク笑顔で振り返ると、みんなポカンとした顔でこっちを見ていた。

 

「テンゴ、何そのポケモン?! すごい! 初めてみたわ!」

「わやじゃ! すごい! にーちゃん、この子バサギリって言うのか?!」

「バサギリ……? ストライクの進化先は、ハッサムだけじゃなかったのか……?」

「………………テンゴ君、どうやら君は強いだけじゃなくて博識でもあるようだね。どうして、絶滅種であるこのポケモンの進化条件を知っていたのかな?」

 

 あ、何かやばい? 

 自分、何か……やっちゃってるな、これ。

 何とか誤魔化さねば……! 

 

「いやぁ、ぜんぜん知らなかったんですけど……なんか、ビビッときたんですよね。あの石とストライクに」

「ふーん……ま、そう言う事にしておいてあげよう」

 

 た、助かった……よな? 

 ヒョウタさん、アザっす! 

 

「に、にーちゃん! バサギリでバトルしたいだろ? 久しぶりに、おれとバトルしてくれよ!」

「あ、スグリずるいわよ! あたしだって久しぶりにテンゴとシたいんだもの!」

「……俺も、そのバサギリと戦ってみたい」

 

 おいおい、またモテ期きちゃったよ……! (バサギリで)

 でも、そのうち化石の復元も終わるだろうし……時間とか、どうしようかなー? 

 

「それならチーム分けしてダブルバトルはどうかな? 審判なら、僕がするからさ」

「良いんですか? ヒョウタさん。ジムリーダーでお忙しいんじゃ……」

「それはそれ、これはこれってね。珍しいバサギリの戦いも見てみたいし」

 

 そんな訳で、急遽ダブルバトルが決まった。

 街のバトルコートに移動するとヒョウタさんがいるからか、ギャラリーも集まってきた。

 チームはじゃんけんで決まった。

 

「やっぱり、あたしとテンゴは結ばれる運命なのね! 絶対勝ってやるんだから!」

「お、おう。まぁ、よろしくな〜」

「えっと……あの……スグリ……です……」

「……改めて、シンジだ。よろしく頼む」

 

「それでは、これよりテンゴ・ゼイユ対スグリ・シンジによるダブルバトルを始めます! 使用ポケモンは各一匹ずつ! 先に相手全てのポケモンを戦闘不能にした方の勝ちとします! それでは両チーム、ポケモンを!」

 

「頼むぞ、バサギリ!」

「いくわよ、ハハコモリ!」

「タ、タルップル……お願い……!」

「マリルリ、バトルスタンバイ!」

 

 

「では、バトル開始!」

 




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