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アカデミーへの道
「オーガポン、みんなもうすぐ着くみたいだって! 楽しみだな!」
「ぽにおー!」
テーブルシティのアカデミー・地獄の階段を登りきった場所。
オモダカさんから特待生としてアカデミーへの入学を勧められた俺は、諸事情によりみんなより一足早くアカデミーに入学し、あっという間に数ヶ月の時間が経った。
この数ヶ月間、急だった事もあって慣れない事ばかりで色々と大変だったけど、パルデアにきてからみんなが入学するこの日を、ずっとずーっと待ってたんだ!
さすがにパルデアまでだと距離が遠すぎるから、フーディンのテレポートで気軽に会いに行くなんて事は出来なかったけど……みんな元気にしてたかな?
「ぽにー?」
「大丈夫、今日はみんなが入学するめでたい日だよ? トラブルなんて起こらないって……」
と、噂をすれば何とやら。
ここへの通りをずっと見回していると。再会を待ち望んでいた見知ったシルエットがやってくるのが見えた。
ゼイユ・スグリ・シンジ、俺の大事な親友達。
我慢できずに階段を駆け降りていくと、大好きなみんなの顔が見えた。
そのままみんなに話しかけようとして……。
「ねーねーそこのキミ達! スター団に入らない!? スター団に入って、一緒にお星さまの様に輝こう!」
は?
「……間に合っている」
「えっとぉ……何ですかあんた達、不審者か何かですかぁ?」
「ふ、不審者!?」
「……スグリ、ゼイユ。念の為に後ろに下がっていろ」
「う、うん。シンジにーちゃん」
「……ありがと」
「あのねぇ! ウチらが不審者とか、キミら本当になんなのさ! 仲間と眩しい青春送りたくないの!?」
「生憎と、仲間も眩しい青春とやらも間に合っている」
「あたしら泣く子も笑うスター団! 知らないの!?」
「知らないし、知った事じゃない。人を待たせているんでな。行くぞ、二人共」
「この〜! ナメられっぱなしだと、団の面目まるつぶれ! 勝負するしか……」
「おい」
「ん? スター団に何か用? 入団希望なら後で……ヒィィ!」
コイツら……毎度毎度よく分からんタイミングで俺の邪魔してくるばかりか、今日は俺より先に久しぶりに会う俺の親友達に話しかけやがって……!
「お、お前は……スター団狩りの岩ポケモン使いテンゴ! またの名を『星狩の巌窟王』!」
「その変な名前やめろ!」
「ぶ、分が悪すぎる……! 逃げろー!」
まったく……せっかくの久々の再会を邪魔しやがって。
いつか物理的に狩り尽くしてやるぞ、スター団め……。
「相変わらずの様だな、お前は」
「に、にーちゃん! 久しぶり! オーガポンも!」
「みんな、久しぶ……」
「テンゴー!!!」
「おっふ!」
は、腹に、衝撃ががが……!
「テンゴ、テンゴテンゴテンゴー! やっと見つけたやっと会えたやっと捕まえたー!」
「ひ、久しぶりだねゼイユ。また綺麗になったんじゃない……かな?」
「本当?! あたし、テンゴに会う時にウンと綺麗になれる様に、今日までバトルも自分磨きも頑張ってきたの! だって、テンゴの未来のお嫁さんなんだもん! 気付いてくれてすっごく嬉しい! もし気付いてくれなかったら……ドウシヨウカトオモッタ」
……あっぶなー! 気付けてよかったー!
「ぽにー! ぽにおー!」
うんうん、オーガポンもみんなと会えて嬉しそうだな。
まぁとりあえず……。
「みんな久しぶり! ようこそ、グレープアカデミーへ!」
◯
時は数ヶ月前まで遡る。
「アカデミーに入学!? 特待生!? 俺が?!」
「ええ。特待生の枠もまだありますし……シンオウ地方のジムリーダーであるヒョウタさんを、本気のバトルで倒したテンゴさんにはその資格はあると、私は確信しています」
……確かに、本気のジムリーダークラスのトレーナーにバトルで勝てる実力を持つと言うのは、この世界基準で特別待遇を受ける資格を持つと言えるかもしれないな。
それに、テラスタル結晶化したイワークの事とかを詳しく調べてもらえる事を考えると、この選択肢は非常にありがたい。
まぁ、エリアゼロと言うブラックボックスがあるのが懸念点ではあるけど……フトゥーかオーリムのどちらかに任せておけば、その辺は大丈夫だろう。
例えAIになっていたとしても、その辺りの仕事はキッチリやってくれる筈だ。
最悪、クラベル校長やジニア先生もいるし、何とかなるだろう。
「……突然の事に困惑しているご様子、一人の人間としてよく理解できます。ですが、これは貴方にとって大きなチャンスでもあります」
「チャンス……ですか?」
「ええ。先程のバトルを拝見したところ、まだまだ荒削りではありますが貴方には大きな才能がお有りの様です。そして狭き門ではありますが、アカデミーで優秀な成績を残された一部の生徒にはジムリーダーや四天王への道も拓かれます。興味があるのでは?」
「……興味はめちゃくちゃあります。特待生へのお誘いも嬉しいです。それにイワークを調べる為にも、本当は一刻も早くパルデア地方に渡りたいです」
「……何か、ご心配事でも?」
「俺が家出中で親に問題あるって話はしましたよね? アカデミーに通うとなると、親の同意が必要な筈だから……」
おそらく、こんな家出息子に親の同意なんて得られない。
最悪、イワークをオモダカさんに預けて……。
「では一度実家に帰って、ご両親の同意を得てしまいましょう」
「え……? いや、でも……」
「大丈夫。私にお任せください」
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