俺は、強くて硬くなくていーわな男   作:なんちゃってアルゴン

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災いの宝探し

 

 

 レホール先生から詳しく話を聞く為に、エントランスの一角に場所を移す。

 スグリの事は心配だけど、オーガポンもついているから大丈夫だろう。

 何かあったとしても、最悪の事態は回避できる筈だ。

 まぁ、身も蓋も無い事を言えば前世のゲームで実際にプレイしてるからね、よほどの事は起きないでしょ。

 

「それで、レホール先生。何なんですか? パルデアを襲った四つの厄災って……」

「ああ、そうだな。君は……テンゴだったか。パルデアに伝わるむかーし昔のおとぎ話はどのくらい知っているかな?」

 

 知ってます。

 何なら貴方のしようとしている話も、実際にゲームをプレイして全部知ってます。

 

「え〜と……宝を集めるのが大好きな王様がいて、四つの宝を商人から手に入れたら王様の城は一夜で壊れてしまいました……的な感じの話でしたっけ?」

「……ククク、その端的でいて要点を掴んだ記憶力、実に素晴らしい。やはり私の目に狂いはなかった様だ」

 

 さらにレホール先生が補足するには四つの宝は四匹のポケモンで、王の欲望にあてられて災いとなって暴れだしたポケモン達を高名なポケモン使いがこれを納め、パルデアのどこかに封じたと言うおとぎ話だった。

 

「しかし、歴史的な災害資料や個人の日記など様々な資料を読み込んだ結果、この話を裏付ける事実が非常に多くてね」

「……つまり?」

「呪われし災いの宝、四匹のポケモンは……実在する!!」

「な、なんだってー!」

 

 はい、知ってます。

 一匹につき祠が一つとか、その周辺地域に八本の聖なる杭で封印されているとか、解放の仕方とかまで全部知ってます。

 

「テンゴはせまーい祠に閉じ込められているポケモンを、外に出してあげたくはないか?!」

 

 いや、外に出しといたら災いとして暴れるから、封印されているんでしょう。

 そんな選択肢「いいえ」以外あり得ないですよ……普通なら。

 

「レホール先生。俺は先生がこれを正式な宝探しとして認めてくださり、かつレポートの作成にもお力添えをいただけるなら、喜んでせまーい祠に閉じ込められているポケモンを外に出してあげますよ」

 

 要は、ギブアンドテイクの問題だ。

 俺はレホール先生の代わりに、災いポケモン達がいる事を証明する。

 レホール先生は俺の活動を宝探しの一環と認め、提出するレポートの作成に協力する。

 レホール先生の話から、この事はキチンと解明出来ればパルデアの歴史的に大きな意味を持つレポートとして、然るべきところから悪くない評価を貰える筈だ。

 

「クックック! テンゴ、貴様は実に有能な生徒の様だ! 調査結果、期待しているよ」

 

 そう言うとレホール先生は、俺のおニューのスマホのマップに祠の場所を登録してくれる。

 交渉成立だな。

 

 さぁこれで、俺の宝探しもスタートできる! 

 ……宝はちょっと曰く付きだけどな。

 

 

 さて、そうと決まればどこから攻略して行くかだな。

 

 南東部にある朽木の祠に封じられた「災いの木簡」悪・草タイプのチオンジェン。

 南西部にある凍裂の祠に封じられた「災いの剣」悪・氷タイプのパオジアン。

 北西部にある塵土の祠に封じられた「災いの器」悪・地面タイプのディンルー。

 北東部にある火難の祠に封じられた「災いの勾玉」悪・炎タイプのイーユイ。

 

 

 うーん……まぁ無難にアカデミーから近い朽木の祠の杭の封印から解いていくか。

 となれば、わざわざ地上から探すより……。

 

 ◯

 

「プテラ、人を乗せて飛ぶのは大丈夫そう? 疲れたら早めに教えてな」

「ギャオ!」

「おーい! ガチゴラスー! そっちはそれっぽいのあったー?」

「グオオ……」

「ないっぽいな……よし、もう少しあっちの方に行ってみようか」

「ギャオオ!」

 

 そんな訳で、化石から復活したこの仔達も、今ではこんなに大きくなりました。

 ちなみに今の手持ちはチオンジェンの捜索と悪・草対策に飛行タイプを持つプテラ・意外に甘えん坊なガチゴラス・フェアリータイプを持つ特殊イワーク・虫タイプを持つバサギリ・炎タイプを持つマグカルゴ・パルデアに来てから捕まえて育てた、同じく炎タイプを持つセキタンザンだ。

 

 さーて、杭はどこだろ……ってあれは、ゼイユじゃん! 

 隣にペパー君っぽい人もいる! えっ感動! 

 

「ん? あ! おーい! テンゴー!」

「んな! 何だぁ! あのポケモンちゃんに乗ってるやつは?!」

 

 プテラにゆっくり地面に降りる様に指示して、近づいてきたガチゴラスと一緒にモンスターボールに戻す。

 

「テンゴ、さっきぶりね! もしかして、あたしを追いかけてきてくれたの?! すっごく嬉しい!」

「あーうん、大体そんなところかなー? あーっと……はじめまして、ゼイユの友達だよね? 俺はテンゴ、この子の……知り合い? みたいなもの。まぁ、よろしくね」

「ペパーだ。あとコイツとは友達って言うより……」

「同じ食材を求める『同志』! あと、テンゴはあたしの未来の旦那さん!」

「はぁ?」

 

 いや、そうなるのが普通の反応だよね……。

 ごめんね、ペパー君。なんか付き合わせちゃって。

 

「お前が言ってた未来の旦那さんってコイツの事か! そうかそうか! なら、一層気合い入れてスパイス探さないとな!」

 

 えぇ……ペパー君、良い子すぎる……。

 こんなのもう、手伝いしかなくない?! 

 

 

「決めた! スパイス集め、俺も協力する!」

 

 




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