たくさんの方に評価や感想をもらえて、本当に幸せです!
指摘や誤字報告も、いつも本当にありがとうございます!
マジで良い子過ぎるペパー君に感動した俺は、スパイス集めことレジェンドルートを手伝う事に決めた。
この俺の心を容易く動かすとは……さすが、ペパーはヒロインとまで言われるほどのキャラクター性だな。
「……テンゴ? ニッコリ」
「ん? どうしたゼイユ……さん?」
「あたしがスパイスを集めるのは何の為ってテンゴに教えた?」
え? ここで俺が答えるの?
ペパー君もいるのに羞恥プレイが過ぎてない?
て言うか、ちょっとゼイユの様子がおかしくない?
「……俺への愛妻弁当を作ってくれる為です」
「もう一度、大きな声で」
「俺への愛妻弁当を作ってくれる為です!!」
「……うんうん、その通り♪ ちゃーんと分かってるみたいね♪」
そう言って、ゼイユが俺の耳元に口を寄せてきた。
「他の相手に目移りしたら、許さないから」
「は……はい、もちろんです!」
……や、やべー! もう性別とかお構いなしだよ!
違うよ?! 俺は、ペパー君はヒロイン力が高いって風に思っているだけであって、俺のヒロインじゃないからね?!
「……仲が良いんだな、お前ら」
「当然! テンゴはあたしの未来の旦那さん……つまり、未来の家族なんだから!」
「……家族、か」
あっ、ちょっとゼイユさん?!
今のペパーに家族関係の話題はよろしくありませんよ!
……まずい、ペパー君のテンションがどんどん下がってる気がする……!
話題を変えないと!
何か、何か別の話題を……!
「そう言えばゼイユから聞いたんだけど、ペパーって料理が得意なんだってな! 何か得意料理とかあんの?」
「あ? そうだなぁ……まぁサンドウィッチなんかは、結構得意かな?」
「へぇ〜そうなんだ! 俺とか料理は全然ダメだから、尊敬するよ」
「それなら任せて! テンゴの口に入る物は、結婚したら全部あたしが作ってあげるから!」
いや重い重い、ゼイユさん重いって。
でも、ナイスだゼイユ! 話題が家族から逸れた!
「そう言えばペパー。あんたって健康料理の研究をしてるって言ってたわよね? あんたは健康そうだけど……誰か健康にしたい相手でもいるの?」
「……お前には関係ないだろ」
ゼイユー! なんて事してくれてんのー?!
……いや、ここは逆に俺の前世知識を活かせるチャンスなのでは?!
「もしかして、家族みたいに大切なポケモン……とか?」
「?! お前、何で分かった?!!」
そらきた!
ここまできたら、俺のスーパー口八丁で……。
「ゼイユから『ポケモンにも効果のある健康料理を研究している』って、予め教えてもらってたんだ。それとさっき『家族』ってワードにペパーが反応してたから、もしかしてって思って……」
「……すごいな、お前。まるで探偵みたいだ。……そうだ、俺の大事な相棒さ。ポケモンセンターでも治らなくて……普通の怪我とかじゃないんだとさ」
「そうだったんだ……ペパーごめん、あたし無神経に……」
「いや、ちゃんと話してなかった俺が悪かった。ただ、どんな事してでも俺の相棒のマフィティフを、絶対に治してやりたい! だから、二人の力を貸してほしい! この通りだ!」
そう言ってペパー君は、俺とゼイユに頭を下げる。
もちろん、答えはもう決まっている。
「もちろんだ! そう言う事なら、一層気合い入れてスパイス探さないとな!」
「あたし達は大事なものの為にスパイスを探す同志……いえ、仲間よ! 絶対にスパイスを守るヌシポケモンを倒して、スパイスを手に入れてやりましょう!」
「「「えい、えい、おー!」」」
レジェンドルート、気合い入れて行くぞー!
◯
「ンガアアアニィ!!」
「あれが、岩壁のヌシか……」
「結構デカいわね。キタカミ餅を爆食いしてたともっこ達と同じくらいデカいんじゃない?」
あれから俺達は、無事に岩壁のヌシであるガケガニを見つけられていた。
ただ……。
「アギャァァス!!」
「何やってんだ、アイツ……」
ペパー君は、なんか複雑な表情を浮かべている。
俺達よりも前に、とある先客がガケガニと戦っていた。
て言うかミライドンだった。
……なんで?! どうしてミライドンがここにいるの?!
いや、そうか!
ゲームの主人公がいないから、保護されて云々のくだりの展開とかがなかったのか!
え、じゃあ尚更何でこんなところでヌシと戦ってんの?
………………やっぱ、ミライドンもスパイスが目当てとか?
エリアゼロでもう一匹のミライドンに縄張り争いで負けたから、強さを求めてる内にスパイスの匂いに引かれてやってきた……みたいな?
うーん……なんか割とありそうな気がしてきた。
て言うか、ミライドンめちゃくちゃ劣勢じゃん! 何かよわよわじゃん! 何で?!
あ、あれかな? 腹減ってるとか、エリアゼロでの戦いのトラウマとかが原因で力を満足に出せてない……って感じかな?
「……すまん二人共。あの戦ってる小さい方のヤツは、俺の知ってるやつなんだ。何とか無事に保護してやりたいから……」
「りょーかい。俺達で、ヌシの方の相手をすれば良いって事ね。……ゼイユ、一緒に頼めるか?」
「もっちろん! あたし達のコンビネーション、あのカニ野郎に見せつけてやろうじゃあない!」
「助かる……戻れ! ミライドン!」
ペパー君はバックからモンスターボールを取り出して素早く戦っている二匹に近づくと、ボールから出した光線を当ててミライドンをボールへと戻した。
そしてペパー君は、また素早くその場から離脱した。
「すまん! あとは頼む!」
「「任せろ!!」」
もし気に入っていただけたら、メニューからの評価付与もお願います!
いつもありがとうございます!
感想、評価等お待ちしてます!