俺は、強くて硬くなくていーわな男   作:なんちゃってアルゴン

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vsコルサ(2)

 

 

 シンジのエレキブルが『エレキフィールド』を使ってくれたおかげで、キノガッサの『きのこのほうし』に怯える事はなくなった。

 マジでありがとう、シンジさま……。

 シンジのグライオンが残してくれた『おいかぜ』の効果はまだほんの少し残ってる、ここで一気にスピードに乗って勝ちにいく! 

 

「一気にいくぞ! バサギリ! 『つるぎのまい』からドレディアに『つばめがえし』!」

「ドレディア、迎え撃つのだ! 『かかとおとし』!」

 

 二つ技がぶつかり合って、凄まじい衝撃と音となって周りに広がっていく。

 互いの技は拮抗しながら、やがてお互いに弾かれる様に距離をとった。

 そしてそのタイミングで『おいかぜ』も止んでしまった。

 

 くそっ! 攻めきれなかったか……! 

『つるぎのまい』で強化された『つばめがえし』と互角の威力だなんて、なんてパワーの『かかとおとし』だ……! 

 あっちは『しょうりのまい』一回積んだだけな筈なのに

 ……! 

 ……それだけ、ポケモンのレベルに差があるって事か。

 流石ジムリーダー、簡単には勝たせてはもらえない。

 

「キノガッサ! 『マッハパンチ』!」

「エレキブル! 『かみなりパンチ』!」

 

 今度はキノガッサとエレキブルの技同士がぶつかり合う。

 そして、どうやらこちらもパワーは互角の様だ。

 

 ダメだ。流れって言うか、勝負の波に上手く乗らせてもらえない……! 

 そんな事を考えていると、シンジがこっそりと話しかけてきた。

 

「テンゴ『すなあらし』を使えるポケモンはいるか?」

「え? いるけど、それじゃあシンジのポケモンがダメージを……」

「こっちには特性『すながくれ』で地面タイプのグライオンがいる。それに、作戦は『好きにやる』だ。まさか、俺に遠慮してる訳じゃないよなぁ?」

「……言ってくれるじゃん! ついて来いよ、シンジ!」

「お前がな!」

 

 まったく、この世界のシンジのこう言うところ、本当に最高だ! 

 

「戻れ! バサギリ! そして頼むぞ、キラフロル!」

「戻れ! エレキブル! グライオン、バトルスタンバイ!」

「……共にポケモンを交代してきたか。何か作戦でも、あるのかな?」

 

 俺はコルサさんの言葉にニヤリと笑って返事をする。

 魅せてやる、俺達のコンビネーションで! 

 

「グライオン! 『おいかぜ』!」

「キラフロル! 『すなあらし』!」

 

「ふん、こちらがやった様に目眩しと言う訳か。だが、そんなお粗末なものでは私の目は誤魔化されんぞ! そこだ、ドレディア! グライオンに『かかとおとし』!」

「……今だ! 躱せ、グライオン!」

「何?!」

 

 強力な技の『かかとおとし』だが、外したり失敗したりすると自分の最大体力の半分のダメージを受けると言うデメリットが存在する。

 そしてグライオンの『すながくれ』は、フィールドが砂嵐状態の時に回避する確率が上がると言う特性だ。

 

 キノガッサとヒスイドレディアの持つ草タイプに二倍のダメージを与える毒タイプを持つ俺のキラフロルより、草・格闘タイプに四倍のダメージを与えられる飛行タイプを持つグライオンを優先的に狙うであろう事を逆手にとった、俺とシンジの作戦だ! 

 

「キラフロル、今だ! ドレディアに『ヘドロばくだん』!」

 

 ヒスイドレディアは物理には強くても、特殊には弱い。

 そして『かかとおとし』の効果で、体力は半分以上削られている! 

 

「ドレディア、戦闘不能!」

 

 よし! 厄介なドレディア二体を倒した! 

 これで六対四、俺達が数の有利をとった! 

 

「ふん、中々に芸術的なコンビネーションではないか。ゆくのだ、アマージョ!」

 

 アマージョか……蹴り技が厄介だが、相性的にはこっちが有利だ。

 それに、グライオンに攻撃が当たらない今、キラフロルを優先的に狙ってくるのは明らかだ。

 なら……。

 

「キラフロルを狙え! キノガッサは『マッハパンチ』! アマージョは『しねんのずつき』だ!」

「全部『とける』で受け止めろ!」

 

 よし! これで特性『どくげしょう』二回発動完了! 

 いつもはこれで仕事納めだけど、今日はもうちょっと働いてもらうよ。

 

「シンジ、キノガッサを頼む! 一旦戻れ、キラフロル。そんで頼むぞ、バサギリ!」

「ふ、いいだろう。グライオン! キノガッサに『ダブルウイング』だ!」

 

 草・格闘タイプのキノガッサにタイプ一致の『ダブルウイング』が命中し、キノガッサを大きく吹き飛ばした。

 

「キノガッサ、戦闘不能!」

「キノガッサ?! くっ! 見事な技捌きだ。次はお前だ、オリーヴァ!」

 

 よしよしよし! 

 こっちは戦闘不能ポケモンも未だに無し! あっちは残り半数! しかも、ここから交代する相手ポケモンは猛毒状態付きだ! 

 イケる! イケるぞ、このバトル! 

 

「グライオン『おいかぜ』!」

「アマージョを狙え! バサギリ『シザークロス』!」

 

 ん? なんだ? 『おいかぜ』がこない? 

 

「迎え撃て! 『とびひざげり』!」

 

 カウンター気味に『とびひざげり』が命中し、バサギリは吹っ飛ばされる。

 そして当たり所が悪かったのか、そのまま目を回してしまった。

 

「バサギリ、戦闘不能!」

 

 しまった! 急所に当たっちゃったかー! 

 ……仕方ない、ならキラフロルの毒技で攻める! 

 

「もっかい頼むぞ、キラフロル!」

 

 でもさっき、なんで『おいかぜ』が発動しなかったんだ……? 

 グライオンの方を見てみると、何故か身体が不自然に痙攣しているのが見えた。

 まひの状態異常か! でもいつの間に……? 

 ! そうか、さっきのキノガッサへの攻撃の時か! 

 キノガッサの特性『ほうし』でどく・まひ・ねむりの内のまひ状態を引いたんだ! 

 

 なら、ここは俺が気張るところ! 

 

「キラフロル! オリーヴァに『ベノムショック』!」

「押し返せ! 『ハイパーボイス』! アマージョはグライオンに『とびひざげり』!」

 

『ベノムショック』はオリーヴァの全体攻撃の『ハイパーボイス』で防がれ、身体が麻痺して動けないグライオンには『ハイパーボイス』と『とびひざげり』が殺到する。

 

「グライオン、戦闘不能!」

 

 しまった! 活躍してたグライオンが! 

 

「戻れ、グライオン! ……ご苦労だった。エレキブル、バトルスタンバイ!」

 

 シンジは大きな動揺を見せずに、次のエレキブルをフィールドに繰り出した。

 

 ……そうだ、俺達は勝つんだ! 

 こんなところで動揺なんてしてられない! 

 

 




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