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「頼むぞ、セキタンザン!」
次の出番は岩・炎タイプを持つセキタンザンだ。
セキタンザンはチオンジェンの草タイプに炎タイプ技で弱点を突けるだけじゃなく、ダイノーズが頑張って下げてくれた特防に特殊技で報いる事ができる。
おそらく、これ以上ない選出の筈だ。
「カキシルス!」
チオンジェンが『カタストロフィ』の構えをとる……が、今回はダイノーズの『でんじは』の痺れを引いたらしく、技を出せずにいる。
はっ! そう何度も、大人しく当たってやると思うなよ!
災いの木簡チオンジェン、俺はお前を見くびらない。
お前には、まだまだ弱体化してもらうからな! 覚悟しろ!
「セキタンザン! 『どろかけ』!」
『どろかけ』がチオンジェンの顔面に命中し、その泥が視界を妨げる。
『どろかけ』と言う技は威力は控えめだし、チオンジェンには効果は今ひとつの地面タイプの技だ。
ただし、相手の技の命中率を確実に下げる効果を持っている!
ハッハッハッ! どんなに強力なポケモンの強力な技でも、当たらなければ意味はないのだー!
「セキタンザン! 連続で『どろかけ』! 反撃の隙を与えるな!」
とにかく『どろかけ』をしまくって、チオンジェンの技の命中率を下げられるだけ下げる。
これなら体力の半分を必ず削ってくる『カタストロフィ』も、草タイプ技の『ギガドレイン』も『パワーウィップ』も、そしてその他の技もそこまで怖くない。
……ただし、そこまでやってやり通して、やっと互角の戦いができるレベルだ。
いくら弱体化させても、準伝説クラスのチオンジェンが強いのは変わらないし、こっちが草タイプと岩タイプのタイプ相性的にも不利なのも変わらない。
「……カキシルス!」
……おっと! くそ、やっぱ『どろかけ』は、あくまでも命中率を下げるだけだな。絶対じゃない。
チオンジェンの『カタストロフィ』が、セキタンザンに命中してしまった。
これでセキタンザンの残り体力は半分、でもきっちりと『どろかけ』を最大限当て続けてくれた。
セキタンザンのナイスプレイだ。
「よくやったセキタンザン! ここから攻めるぞ!!」
チオンジェンの特防は今、ダイノーズの『ラスターカノン』の追加効果のおかげで約三段階……元々の半分以下くらいにはなっている筈だ。
つまり、特殊技で効果抜群の炎タイプ技の『かえんほうしゃ』は、チオンジェンにブッ刺さる!
「セキタンザン! 『かえんほうしゃ』!」
セキタンザンの『かえんほうしゃ』が、チオンジェンに命中していく。
もちろん、効果は抜群だ!
「カ…… シ……!」
よしよしよし! 流石のチオンジェンと言えど、これには大ダメージだろう!
このまま『かえんほうしゃ』で体力を削りまくってやる!
「カキ、カキシルス!!」
うお! あぶな!
チオンジェンの野郎、技が当たらないからって見境なく暴れ始めたぞ!
周りの草木もどんどん枯れていってるし、伸ばした蔓やエネルギー波で、辺りの地面や枯れ木をめちゃくちゃに破壊し始めやがった!
これがチオンジェンの厄災としての本領か……!
「頼む、ミライドン! 乗っけてくれ!」
「アギャス!」
このままボケーっと突っ立って指示出してたら、こんなん大怪我じゃあ済まないぞ……!
ミライドンにライドしてチオンジェンの暴走を躱しながら、セキタンザンに『かえんほうしゃ』の指示を出していく。
だけど流石に厄災として覚醒したチオンジェンの猛攻には耐え切れず、力尽きてしまった。
「戻れ、セキタンザン! よくやってくれたな、ゆっくり休んでくれ」
さぁて、ここからが正念場だな……。
厄災としての力を撒き散らしながら暴れ回るチオンジェンに、ダメージを与えられるポケモン。
あの厄災の嵐を掻い潜って、チオンジェンに一発入れていけるポケモン……アイツしかいない!
「頼むぞ、バサギリ!」
「グラッシャー!」
おそらく俺の岩タイプポケモンの中じゃ、パワーと素早さを合わせ持った数少ないポケモンだ。
「バサギリ、やる事は分かってんな? あの厄災の嵐を撒き散らす迷惑な野郎に、お得意の『シザークロス』をお見舞いしてやれ!」
「グラッシャー!!」
バサギリがチオンジェンへと突撃していく。
チオンジェンは悪・草タイプだから、虫タイプ技の『シザークロス』は四倍の威力となる。
さらにバサギリの虫タイプとの一致と、特性『きれあじ』の効果によって、ダメージはさらに跳ね上がる!
だが、厄災の嵐と化したチオンジェンも凄まじい。
バサギリを敵と認識した瞬間、厄災の力や技を一気に向けてきた。
セキタンザンの『どろかけ』の影響で技の命中率が落ちているとは言え、嵐のごとく暴れ回る厄災の力までは躱しきれない。
ならそんな力、ぶった切ってしまえばいい。
「嵐ごとぶった切って進め! 『がんせきアックス』!!」
バサギリの両斧が、嵐を切り裂いていく。
強大な力で削れる毎に、その斧は鋭さを増していく。
そして、そんなバサギリの力だからこそ、嵐を抜けてチオンジェンに届いた。
「今だ! 『シザークロス』!」
十字に切り裂かれたチオンジェンは、その大ダメージから動きが止まった。
「いけ! ハイパーボール!」
投げたボールに一度は納まったチオンジェンだったが、すぐにボールから出てきてしまった。
そしてチオンジェンは厄災の力を解放して、また暴れようとする。
……でも、そんなの織り込み済みだ!
「バサギリ『みねうち』!」
必ず相手の体力をわずかに残して攻撃する『みねうち』は捕獲のこの場面にピッタリの技だ。
そして、ミライドンに乗っていた事でチオンジェンの真後ろに回り込めた!
くらえチオンジェン! これがヒスイ式捕獲術だ!
シンジ! テンション的にセリフ借りるぞ!
「ハイパーボール、アタック!」
………………………………カチ。
やった?
やった。やってやった。
やった、やったやったー!
やったんだ!! チオンジェン捕獲できたんだ!
よーし! ここは「あのセリフ」だ!
「チオンジェン、ゲットだぜ!」
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