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四樹(しき)さん、ストーリー作成協力ありがとうございました! ID:440268
ゼイユと一日中デートをする為に一緒に朝の支度を終えてから朝ごはんを食べ終えた俺達は、テーブルシティにショッピングへと繰り出していた。
「ねぇテンゴ! この服とこの服だったら、どっちがあたしに似合うかな?」
「うわぁ! どっちも超似合いそうじゃん! さすがゼイユだな! んー、そうだな……色味的に、こっちとか?」
「こっちね、ありがとう! さっそく試着してみる!」
「お、この靴とかかっこいいじゃん! サイズは……あー、在庫なかったわ。残念」
「テンゴ! デザインはちょっと違うけど、その靴に似てるのがあったわよ! サイズもバッチリ! よかったら履いてみて?」
「おおー! サンキュー、ゼイユ! こっちの靴の方がなんかオシャレだし、お安い! さっそく試し履きしてみるわ!」
「テンゴ見て見て! このカップ可愛くない?!」
「ホントだ! これは……ワッカネズミがモチーフかな? しかもカップル用にお揃いで置いてある!」
「……ねぇテンゴ、今日の記念にさ……このカップ、一緒に買わない?」
「おー! 良いねぇ! そしたらさっそく今日から使ってみよう! 世界に二つしかない、二人だけのカップだ!」
「……うん!」
その後、ショッピングを存分に堪能した俺達はカフェに移動し、天気も良いからとテラス席で軽く昼食を済ませてのんびりしていた。
「はぁー、楽しかった……。テンゴと楽しくお買い物ができて、一緒にいられて、あたし、すっごく幸せ。本当にありがとう、テンゴ」
「どういたしまして。でも、まだまだデートは折り返し地点……まだまだ楽しむぞー!」
「おー! ……あ、ちょっとお手洗いに行ってくるね」
そう言って席を立つゼイユ。
……いやーホント、一時はどうなるかと思ったけど、ゼイユが元気になってくれて本当によかった。
「よっ、テンゴ、元気そうでなによりちゃんだぜ」
「おっ、ペパー! こちらこそ『俺のゼイユ』がいつもお世話になってるな」
食材の買い出しが何かかな?
買い物袋を持ったペパーに声をかけられた。
「『俺のゼイユ』ってことは……つまり、そう言う事になった訳か! おめでとちゃんだ!」
「ああ、ありがとう! ……ところでスパイス探しの時、ゼイユのやつ迷惑とかかけてないか?」
「そんな事はないぞ? ただ、アイツ最近ちょっと様子がおかしくて元気がなさそうだったから……良い事があって、ホントによかったぜ」
「気遣ってくれて、本当にありがとうな。その代わりと言ったらなんではあるんだけど、また明日からもスパイス探しなんだろ? 俺も手伝うよ。めっちゃ頑張ってスパイス探すからさ!」
「それは助かる! こっちこそ、ありがとうよ!」
しかし、元気なさそうだったのか……あのタイミングでゼイユと向き合えて、本当によかった。
あと、ペパーが良いやつ過ぎる……スパイス探し、俺も気合い入れて、もっと頑張るかー。
「あ、ペパー! テンゴと何話してたの?」
そんな話をペパーとしていると、ゼイユがお手洗いから戻ってきた。
「テンゴがお前の事、どんだけ好きかって話だよ」
「……まぁ、間違ってはないな」
「も、もう! テンゴったら! そんなにあたしの事が好きなの〜?」
「……ああ、大好きだ」
「〜!! もちろん、あたしも!」
ペパーの目も気にせずに俺に抱きついてくるゼイユを見て空気を読んでくれたのか「じゃあまたな、ごちそうさま」と言い、行ってしまった。
さて、次の予定はどうするか……。
◯
その後、部屋にショッピングで買った物を置きに行ったものの、まだ日も高いと言う訳で急遽ピクニックに行く事にしてみた。
ピクニックと言っても、サンドウィッチなどを用意した本格的なものではなく、購買部でそれぞれ数種類のお菓子を買って外に出てゆっくりしてみようと言うデートの一環だ。
用意が出来たら二人でミライドンに跨って、さぁ出発!
ピクニックを楽しむぞー! と思っていたら……。
「手加減は無しよ、全力でかかってきなさい! テンゴ!」
「この言葉、そのままお返しさせてもらうぜ! ゼイユ!」
バトルをする事になっていた。
いやね、ミライドンの俊足でコサジタウン辺りの砂浜まで来て、シート広げて座って、お菓子摘みながら談笑するところまではよかったんだよ。
そこからお互いの今のバトルの実力の話になって、じゃあ腕比べしよう! って流れになった。
まっいいか。これもデートの一環だ。
「勝負は三対三のシングル戦、交代有り! 先に相手のポケモンを三匹倒した方の勝ちよ!」
「よし、乗った!」
「行きなさい、ミロカロス!」
「頼むぞ、ルガルガン!」
「先手必勝! ルガルガン『アクセルロック』!」
「ミロカロス、受け止めて『ねっとう』!」
ルガルガンの『アクセルロック』をダメージ覚悟で身体で受け止めたミロカロスは、ほぼゼロ距離でルガルガンに『ねっとう』を浴びせてくる。
「『かげぶんしん』で躱せ!」
さすがに、そう簡単に弱点の水タイプ技を受ける訳にはいかない。
『かげぶんしん』を指示して『ねっとう』を躱させる。
そしてこっちだって、弱点の水タイプに対して有効打がない訳じゃない。
「攻めろルガルガン! 『かみなりのキバ』!」
水タイプのミロカロスに電気タイプ技の『かみなりのキバ』は効果抜群、大ダメージだ!
「この……! ミロカロス! 周りに『たつまき』を展開して! ルガルガンから距離をとって!」
「させるか! 『アクセルロック』で先手をとれ! そんでそのまま離脱しろ!」
『かげぶんしん』の影響もあってか、ルガルガンは一発も技をくらう事なくミロカロスの側から離れる事が出来た。
対するミロカロスは、三発の技をくらって完全に息が上がっている。
「回復しなさい、ミロカロス! 『じこさいせい』!」
「攻めまくれルガルガン! 『かみなりのキバ』!」
回復と攻撃、どっちが上回ってもおかしくなかったが……今回は、攻撃に軍配が上がった。
「よし! よくやったぞ、ルガルガン!」
「……ミロカロス、お疲れ様」
ミロカロスをモンスターボールに戻し、ゼイユは次のボールを構えた。
「次はあんたよ! ラムパルド!」
「油断するなよ、ルガルガン。次も頼むぞ!」
今のルガルガンには、ラムパルドに効果抜群の大ダメージを与える技はない。
選択肢としては交代もありだけど、ここはまひの状態異常を狙える『かみなりのキバ』で攻めまくってやる!
「いけ、ルガルガン! 『かみなりのキバ』!」
「そのまま決めなさい! 『じしん』!」
ラムパルドに『かみなりのキバ』で食らいついたルガルガンだったが、ラムパルドはそれを物ともせずに『じしん』を容赦無く食らわせ、ルガルガンを一撃で倒した。
効果は抜群だ!
「っ! ……お疲れ様、ルガルガン」
「ナイスよ! ラムパルド!」
一進一退、或いは互角のバトル。
気持ちが通じ合ったゼイユと、こんなに楽しいバトルが出来るなんて、まさに最高のデートだな!
「フーディン、頼んだ!」
「まだまだ行くわよ、ラムパルド!」
岩タイプ使いを自称する俺にとって、弱点である強力な地面タイプ技を使ってくるラムパルドは、なんとしてもここで倒しておきたい。
なので今は、フーディンの力を借りる事にした。
いつもいつも『テレポート』だけの為に力を借りると言うのも、ちょっとどうかと思うしな。
と言う訳で、バトルで思いっきり活躍してもらおう!
「フーディン『じしん』を縛れ! 『かなしばり』!」
「っ! しまった!」
しようとしていた『じしん』を突然封じられたラムパルドに、その戸惑いから決定的な隙が生まれた。
「『エナジーボール』だ! 撃ちまくれ!」
連続で命中している草タイプ技の『エナジーボール』は岩タイプのラムパルドに効果抜群だ。
しかし、ゼイユはそんな状況でも取り乱した様子を見せず、ラムパルドに『もろはのずつき』の指示を出していた。
『エナジーボール』に当たるのも構わずに突っ込んでくるラムパルドの『もろはのずつき』を、フーディンは躱す事が出来ずに吹っ飛ばされた。
「フーディン、戦闘不能か……」
「ラムパルドも、戦闘不能ね……」
ラムパルドの『もろはのずつき』は、与えたダメージの半分をラムパルド自身も受ける技だ。
体力満タンのフーディンを倒し切ったダメージに、すでに『エナジーボール』でダメージを受けていたラムパルドは耐えられなかったんだろう。
「最後だ、頼むぞ! ゴローニャ!」
「勝つわよ! いけ、ヤバソチャ!」
思わず顔がニヤけてしまう。
ゴローニャとヤバソチャ。
正確には、イシツブテとチャデス。
この二匹は、俺達が初めてバトルした時のポケモン達だ。
ゼイユも同じ事を思い出しているのか、顔がニヤけている。
だが、バトルはバトル。真面目にやらねば不作法と言うもの。
「ヤバソチャ! 『シャカシャカほう』!」
「耐えろよゴローニャ! 『ロックカット』!」
ゴローニャの苦手な特殊技、しかも四倍弱点の草タイプの技だ。
特性『がんじょう』で耐える事が出来たが、もうゴローニャの体力は戦闘不能寸前だろう。
だが『ロックカット』によって、ゴローニャの素早さは二倍になりヤバソチャを上回った。
こっちも弱点攻撃で一気に攻めて、勝負を決めてやる!
「ゴローニャ! 『ほのおのパンチ』!」
「……そうくると思ってた! 周りに『しびれごな』を撒いて!」
『ほのおのパンチ』を当てる為にヤバソチャに接近していたゴローニャは、散布された『しびれごな』に当たった影響で、身体が痺れて動けなくなってしまう。
「今よ! トドメの『シャカシャカほう』!」
「っ! ゴローニャ!」
『シャカシャカほう』を受けたゴローニャは大きく吹っ飛ばされ、目を回してしまった。
「ゴローニャ戦闘不能、ヤバソチャの勝ちね!」
「よって、ゼイユの勝ち! ……たはぁー! 負けたー!」
ゴローニャをモンスターボールに戻した後、思わず砂浜にゴロンと寝転んでしまう。
日も傾いた空を見上げると、海の側なのも相まってか綺麗な茜色に染まっていた。
ミライドンに乗った移動時間を考えれば、もうそろそろ帰ると夕飯にちょうど良い時間になるだろう。
「あはは! 勝った勝った、テンゴに勝ったわ!」
「うぐおぉ!」
そろそろ起き上がるかと考えていたところに、満面の笑顔のゼイユが馬乗りに乗ってきた。
突然の衝撃に一瞬驚くが、そんな事を忘れるくらいゼイユに見惚れてしまった。
夕焼けに照らされるゼイユの笑顔が、あまりに綺麗だったからだ。
そんな世界一の笑顔を、俺だけに向けてくれている。
「……まだまだデートは終わらないわよ、あたしの旦那さま♡」
……まったく、敵わないなぁ。俺のお嫁さんには。
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