‐STRIKE WITCHES‐[戦車と魔女・Panzer-und-Hexe]   作:白岩

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一美「大変です! ついにこの物語にも付きそうで付かなかったタグが付いてしまいました!!」

マリア「となると……この話からGL要素が始まるとなるよね」

ミヒル「さぁ、良い子の諸君は22話を待とう! この話を抜かしたところで伏線も何も置いてないから直接ストーリーには関係無い!!」

ロゼ「(それって……別に投稿しなくても……)」

レイ「(作者がネタに困ったんでしょう)」

オルガ「(ああメタいメタい……)」


眠れぬ夜に

「(うぅ~寒い……早く交代が来ないかな……)」

 

 既に砂漠の大地から太陽は消え失せ、煌々と月が青白く砂漠を照らす中、六台の軍用トラックが寄り添うように停車していた。今頃は車内で仲間の装甲歩兵たちがぐっすりと夢の中だろう。そんな夜中に一美はたったひとりで歩哨に立っていた。歩哨の当番は公平なくじ引きにしようとアリシアが提案したのだが、こうも下っ端の自分に回ってくるとは全く以てついてない、むしろインチキを仕組まれてたんじゃないかと疑ってしまう。

 

 歩哨を嫌がるのもその筈、砂漠の夜は極端に寒いのだ。確かに昼の灼熱よりかは気楽で良いものだが、冷たい風に頬を抓られるような感覚は好きになれない。ウール地の軍衣を着てきて良かったと思えた瞬間だった。歩行脚を穿いているとはいえ、露出の多い航空歩兵用の戦闘装束では確実に風邪を引いていただろう。こんな寒暖差の激しい場所であの格好で以て一日中過ごせる辺り、稲垣先任を尊敬できた。そこだけでしか尊敬していないという意味でもある。

 

「(交代は〇一三五分に来るって言ってたよね。今……〇一四九分)」

 

 あと数分で交代が来る、そう考えていて数十分は過ぎた。待てども待てども交代が来ない。もしか夜中全ての歩哨を自分に任せて、あのトラックの中で眠る人たちがいい思いをする算段なのか、冗談ではない。

 

「(もうすぐ交代が来るはずだから、ちょっと寝ても良いよね……ちょっとだけだから。別にネウロイもいないし、交代の人も来ないよね……おやすみ~)」

 

 こんな場所にネウロイも出る筈はない。もし出てきたとしても装甲歩兵が二十人近くいれば中型ネウロイまでならものの数十秒で屠れるだろう。一美は歩哨の存在自体に疑問を投げかけた瞬間、両足の力が抜けてしまった。歩行脚の魔導エンジンも回転数が落ち、バタンと一美は砂の上に寝転がる。

 

「竹西さん……交代の時間よ♪」

 

 満点の星空を捉えた視界の端に見慣れた顔が写りこむ。音もなく忍び寄ってきていた顔、それは癖毛の茶色髪を首まで伸ばた顔、ヘレーネ中尉のものだった。おっとりとした口調で交代を知らせると、一美の隣に添い寝するように倒れこんだ。

 

「ヘ……ヘレーネさん!? 何してるんですか?」

 

 なぜ歩哨をサボろうとした自分を叱らず、あろう事か隣に寝そべってきたヘレーネの行動を一美は理解できなかった。

 

「ふふ、やっぱり近くで見るとお人形さんみたいね♪ マリーも少佐も隊長も可愛がる訳ね~♪」

 

 動揺する一美を置き去りにするかのように自分の世界に入ったヘレーネは一美の白い頬を指でなぞる。一美も言葉が出せずに体を震わせていた。この事態から抜け出そうにも足はエンジンを切った歩行脚に拘束されており、尚且ついつの間のにかヘレーネの腕が背中を抜け、両肩をがっしりと押さえつけられていた。

 

「ちゅ……中尉殿!!」

 

 振りほどきたいには振りほどきたいが、相手が上官だと分が悪い。訓練学校ならたまに浴場で同期にちょっかいを出されるのにも慣れていたのだが、さすがにこの事態は洒落にならない。一刻も早く逃げ出さないとなにか大切なものを失いそうだった。

 

「そんな堅苦しい言い方しないで♪ 『お姉ちゃん』で良いから♪」

 

 耳元に猫撫で声でそう呟かれたと思えば、妖しくうねるヘレーネの舌が一美の口内に侵入してきていた。それまで呆気に取られて口を開けていた一美はいとも簡単に唇を奪われてしまった。それも同姓に。一美は何とかヘレーネの舌を追い出そうと自らの舌で抵抗したが、抵抗虚しく寧ろ濃厚に舌を絡めるだけに終わってしまった。

 

「こういうの初めてかしら? やっぱり純粋な子が一番ね♪」

 

 キスと同時にズボンの上から指で秘部をぐりぐりと押し付けられていた一美は既に息を荒くして紅潮している。軍衣のボタンを外され、ヘレーネにサラシ越しだが小さな乳を弄られる。サラシで押さえつけていた分、実際はオルガよりも大きいのだが、それでも容易くヘレーネの掌に収まるサイズだ。

 

「ちゅ……中尉ぃ……」

 

 夜な夜な稲垣がヘレーネにとっ捕まっていたと思えばこんな事をさせられていたのだろうか、そんな事を考えていた一美だが自然と何も考えられなくなってくる。サラシも解かれ、小ぶりな乳をヘレーネに嘗め回される。ズボンの上から弄っていた指もいつしか一美のズボン内へ侵入し、一美の秘部を直接刺激し始めた。

 

「もう濡れてる♪ 感じやすいのね、そんな姿見てるだけで私も濡れてきちゃう♪」

 

 初めて知る感覚に全身を震わせる一美。大腿には透明な液が伝い、乳首も硬化している。ヘレーネも快感に善がる一美を見て両足をもじもじさせている。

 

「中い……ぉ、お姉ちゃん……もう許して……なんか来ちゃう!!」

 

 一美はヘレーネに言われた通りに呼んで止めてもらうように頼んだが、相手が喜ぶような事をすればヘレーネだって燃えてしまう。中を激しく掻き回された一美は限界を迎え、空を飛んでいるようなふわふわとした感じから墜落するような強い衝撃が電流となって体中を走った。小便とは違う得体の知れない液体が大量に噴出してズボンを一層と濡らし、両足も下腹部も感電したかのようにびくびくと痙攣している。顔も舌を突き出して目を見開いている、意識はあるが会話は出来ないだろう。

 

「うわ♪ 早いわね~♪ じゃあ気も済んだところで今度は私が気持ち良……」

 

 ヘレーネが砂色の上着を脱ごうとした時、ブリッツの荷台から飛び出してきていたロゼとアリシアがランタンを片手に一美とヘレーネのいる場所に到着した。ちょうど車群からは稜線の影で見えないのでアリシア達はいきなり凄まじい物を見せ付けられたようで。

 

「うわっ!! 試しに嵌めてみたら、もう食べられたのか!?」

 

「あ~あ、タケニシにそんな趣味があったなんて私は失望だねぇ~」

 

 どう見てもヘレーネが一方的に一美を押し倒したようにしか見えない。しかしヘレーネを言葉で責めると自分達に矛先が向くと言うことを知っていての発言だった。

 

「あ……ロゼさんにアリシアさん……わたしなんかとってもへんなきぶんですぅ♪」

 

 赤面しながらゆったりとした口調で二人に挨拶する一美、まだ初めての体験に頭の理解が追いついていないのだろうか。ヘレーネは一美の隣で寝息を立てている、本当に自分の欲求のままに動いている。

 

「(どうするよ……みんなで一美を歩哨にしようと嵌めたらこうなっちゃったよ……?)」

 

「(私達だって兵舎で無理やりソルヴェーグ中尉の玩具にされたでしょ……所謂通過儀礼って事にしとけば隊長も分かってくれるよ)」

 

 二人もブリッツの荷台で一緒に寝ていた三〇一の隊員がおっぱじめたのに嫌気が差して逃げ出してきたのに、逃げた先でも情事だとはつくづく運の悪い。朝になれば一美を嵌めて歩哨にした罪で隊長に怒られるだろうが、その隊長でさえカティア号内に明かりを点けてアンダルシア少佐と何かやっているのだ。

 

「とりあえず水飲んどけ、心拍数下げないといけないからな」

 

 アリシアが水筒の水を飲ませて一美の体温を下げる。すると一美も冷静さを取り戻し、急いでサラシを外して軍衣のボタンを留めた。仕方が無いが露出するよりマシだ。

 

「ヘ、ヘレーネさんっていつもこんな感じなんですか!?」

 

 漸くしっかりとした語を話せるまで回復した一美が隣で寝ているヘレーネの顔を覗き込みながら二人に尋ねる。二人もその質問には首を縦に振るしかなかった。彼女達も被害者であり、被害者の会の会員でもある。

 

「この人に勝てたのは隊長と少佐とソランジュぐらいかな……あの底なしの欲はどこから沸いてくるんやら……」

 

 アリシアもヘレーネの顔を見て肩をすくめる。正直困ってはいたが、別に嫌な世界ではないので満更でも無かったのだ。ロゼはしっかりとした教育を受けた故にこの手の事はてんで駄目で、白馬の王子様を信じているぐらいなのだ。なので隊内の性癖持ちは特殊な存在と見なしており、一美にもその気があるんじゃないのかと心配していた。

 

「ふぅ……歩哨の交代は確認しました。とりあえず私はあのピンク色の変なトラックに戻ります……」

 

 あ、そっちは―――そう二人が言うよりも前に一美がぐったりと肩を落としたままカティア号へと足を進める。まだ今夜の出来事を反芻するのに時間がかかるみたいで、ある種の放心状態だったのは間違いない。しかし心の何処かにあった緊張感に似た靄は取れたようだった。

 

 段々と足取りが軽くなり、カティア号の後部観音扉を開ける寸前には笑顔だった一美が次に見た光景、それはミヒルとエトナの納豆遊びだったという。

 

 

 




どう見ても乱心した結果です本当に有難う御座いました。
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