まほ「継続高校、西住まほ。短期転校手続きは済ませてきた」 作:ゼブラーの野郎
〜無人島生活二日目〜
アンチョビ「う〜ん!いい朝だ!みんなおはようボンジョルノ!」パアー
まほ「朝っぱらから元気なことだ」
アキ「ほ〜らっ、ミカ起きてー。ミッコもー」グイグイ
ミッコ「う〜ん、あと四年・・・」ムニャムニャ
ミカ「夢でもし出会えたら素敵なことだね・・・」ムニャムニャ
アキ「ダメだ。二人が起きるにはいつものアレがないと」
まほ「アレとは?」
アキ「ウチの朝のアラームです。でも無人島にアレはないし・・・」
<ドッ!
\バオォォォン!/
まほ「っ!三時方向より敵襲!全車警戒!」
アンチョビ「わっ!わっ!?な、なんだ!?」
アキ「あ、あれは継続高校の朝のアラーム代わりの砲撃音・・・まさか!」
Ⅲ号突撃砲G型<キャラキャラキャラ・・・ギキィーッ
<ガパッ
ヨウコ「私が来た・・・」
アキ「ヨウコ!どうしてここに!?」
まほ「彼女は?」
アキ「あっ、ウチの狙撃手のヨウコです。通称金沢のシモ・ヘイヘ」
ヨウコ「ヤマネコは眠らない・・・」キリッ
ミッコ「う〜ん・・・もう朝〜?」ムクリ
ミカ「おはよう朝日です・・・」ムクリ
アキ「ヨウコの乗る戦車の狙撃音がウチの朝のアラーム代わりなんです」
アンチョビ「早朝バズーカか!」
ミカ「おや、ヨウコ。こんなところで会うとは奇遇だね」
ヨウコ「昨日、三人が帰ってこないから一人用の船で捜索に来た・・・船のGPSを追って」
アンチョビ「なに!?ということは救助に来てくれたってことか!」
まほ「しかしなぜわざわざ戦車を?」
アキ「ヨウコは狙撃用の戦車に乗ってないと落ち着かない性分なんです。ちなみにこちらは一人で操縦できるように改造してる戦車です」
ヨウコ「私の後ろに立つんじゃねー・・・」
アンチョビ「なんか色々と怖いぞ!」
まほ「ブランケット症候群というやつか。スヌーピーの友人で四六時中ブランケットを持っているキャラクターがいるが、あれと同じで戦車に乗ってないと落ち着かないというわけだな」
ヨウコ「誰かを狙ってないと手が震えてきちゃう・・・」
アンチョビ「お医者さんに診てもらった方がいいぞ!」
アキ「ヨウコ、迎えに来てくれてありがとう。私達も遭難してて困ってたんだ
ミッコ「これでようやく帰ってサウナに入れるな!早く帰ろう!」
ヨウコ「それが一つ問題が・・・」
ミッコ「へ?」
ヨウコ「私が乗ってきた船、ガソリン切れ・・・ここに来る分で使い切っちゃった・・・」
ミッコ「ぬゎんだと!?」
アンチョビ「戦車なんか乗せて来るから余計にガソリン食うんだよ!」
まほ「ということは・・・無人島生活続行か」
ヨウコ「仕方ない・・・継続高校といえば遭難だから・・・」
ミッコ「まあそれはそう」
アキ「これぞ継続って感じだよね」
ミカ「むしろ学園艦に居る時間より遭難してる時間の方が多いくらいだよ」
アンチョビ「ろくでもねーなおみゃーら!」
〜〜〜
アンチョビ「朝食用の魚釣って来たぞ~」ビチビチ
まほ「朝食は一日のスタートダッシュだ。しっかり食べないとな」
アキ「こっちも火の準備できてまーす」パチパチ
ヨウコ「・・・むせる」ケホ
ミッコ「それで、なにが釣れたの?」
アンチョビ「カツオだ」
ミッコ「すげーなこの島」
アンチョビ「せっかくだしタタキにしよう!ササッと捌いてババっと炙るぞー」パチパチパチ・・・
アキ「手早いですね」
まほ「やはり直火は焼き具合が違うな」
アンチョビ「船に積んである調味料を隠し味に使うぞ。みんなおどろけ!これがカツオのタタキの一工夫味付けだ!」バーン
ミカ「それはマヨネーズだよ」
アンチョビ「そのとーり!カツオのタタキにマヨネーズをかける!これこそ秘密の味付けだ!この一手間があいらぶゆー!」
ミッコ「ウゲー、いくらなんでもそりゃないよ。きもちわりー」
アンチョビ「当然のリアクションだな。だがこれは漁師さん達も船上でやってる味付けでもあるんだぞ。昔、テレビでキャイ~ンのウドちゃんがやってたのを見てマネてみたらけっこう美味しくてな」
アキ「アンチョビさんが言うならおいしいのかなあ・・・」
アンチョビ「船にあった瓶のマヨネーズを塗って・・・ぱっくんちょ!うーむ、美味!」ングング
ミッコ「うへー、ほんとに食べてるよ・・・私ムリだわ・・・」
ヨウコ「でもツナにマヨネーズが合うから、おかしな話ではないかも・・・」
アンチョビ「贅沢を言うならマヨネーズにラー油を混ぜるとさらに美味だぞ!」
ミカ「私もいってみようかな」マヨマヨ
アキ「ミカ、食べるの!?」
ミカ「おいしくないだろうと言って食べないのと、おいしいかもしれないと言って食べてみる方が、人生を楽しんでいると思わないかい?」
アキ「そーかもしれないけどさ・・・」
ミカ「あ、おいしいよ」ングング
ミッコ「マジかよ~・・・」
まほ「私も食べてみるか。瓶のマヨネーズを塗って・・・」《マスタード》ヌリヌリ
まほ「どれ」パクリ
まほ「!?」ガタッ
アキ「わ!・・・どうしたんですか?」
まほ「!?!?」 まほ「ッ!!?」 まほ「~~ッ!!?!!?」ジタバタジタバタ
アンチョビ「私もう一切れ食ーべようっ。ん?なんだ?どうしたんだマルゲリータは」
アキ「ど、どうやら瓶のマヨネーズとマスタードを間違えちゃったみたいで・・・」
アンチョビ「マスタード・・・ハハハ!まったくマルゲリータはおっちょこちょいだな!」ヌリヌリ《マスタード》 パク
アンチョビ「 ハ ア ! ! ! ハ ア ッ ! ! ? フ ァ ア ア ア ア ア ! ! ? 」ジタバタジタバタ
アキ「アンチョビさんも間違えて・・・」
アンチョビ「ひー!お口の中が大火事だ。水くれ水ー」
アキ「それが、水がもう残り少ないんですよ。節水しないともちませんよ」
アンチョビ「なんだっでぇ!?水がないのか!?人間は3週間物を食べなくてもなんとかなるが水はなんともならんのだぞ!」
まほ「だが安心してくれ。知波単からもらったラムネがあったはずだ。これで喉を潤すといい。私も飲む」キュポ
アンチョビ「おお!知波単からの贈り物が役にたつとは!くれくれー!」キョポ
ミッコ「うっわ。このラムネの瓶、なつかしーなー。最近飲んでなかったから久しぶりだよ」
アキ「あれ?これどうやって飲むんですか?中に何か入ってて飲めませんよ」
アンチョビ「知らないのか?それはビー玉が入ってるんだ」
ヨウコ「ビー玉?・・・なんで飲み物の中にビー玉が?」
まほ「この画鋲みたいな形の奴で中にビー玉を押すんだ。こう」キャポ
まほ「ほら、飲むといい」
アキ「ありがとうございますー」カラン
アキ「・・・んー・・・飲み口をビー玉がふさいで飲みづらい」
アンチョビ「これが瓶ラムネのあるあるだな」
アキ「なんでビー玉が瓶の中に?なんのために?誰がよろこぶんですか?」
アンチョビ「それは・・・」
まほ「衛星電話の充電具合はどのくらいまで完了している?」
ミッコ「まだ全然~。こりゃ長くなりそーかも」
ヨウコ「待つのは得意・・・狙撃手は辛抱強くないと務まらない。15ヶ月は待てる・・・」
アキ「そんなに無人島生活続くのはさすがにヤだよ」
アンチョビ「まあなんとかなるなる!いっくらでも魚は釣れるし調味料だってある。一ヶ月くらい無人島生活できそうだな」
アキ「でも水がなぁ・・・」
ミカ「昨日みたいな豪華な料理も長くは続かないよ。もうお米も少ないからね」ポロロン♪
アキ「え、米も少なくなってるの?」
アンチョビ「だ、大丈夫大丈夫。昨日の昼間の釣り、大漁だっただろう?全部調理したけど、半分くらいは保存食にしておいたんだ。今後のためにな!」
ミッコ「さっすがドゥーチェ!ぬかりない!」
ヨウコ「ご利用は計画的に・・・」
ミカ「保存食だからっていつまでも保つわけじゃない。食べ物は食べれるときに食べるのが一番なんだよ」ポロロン♪
アキ「食べれる時にって・・・!?・・・アンチョビさん、保存食の確認を」
アンチョビ「ああっ!?じぇんじぇん残ってない!」
ミッコ「ぬゎんだって!?」
アキ「ミカ、まさかとは思うけど・・・」
ミカ「保存食がね、夜中に踊りだしたのさ。そしていつの間にか口の中に向かってフォークダンスをね・・・」
アキ「冗談じゃないよ!無人島で保存食全部たいらげるって大問題だよ!さすがに人間性を疑うよ!」
ミカ「でも、私一人で食べたんじゃないよ」
まほ「・・・・・・すまん」
アキ「!?」
ミッコ「えー、ではこれより裁判を行います。貴重な食料を盗み食いした者の裁判・・・食糧の件、お食事件だな」
アンチョビ「まさか!という時にフィンランド継続裁判!」ジャーン!
アキ<フンス! ミッコ<フンス! ヨウコ<フスン
ミカ「こんな茶番に意味はあるのかな?」
アキ「アンチョビさんが罪状を読み上げるよ!」
アンチョビ「おみゃーさんはいじわるだで、好かんわ」
アキ「申し開きはある?」
まほ「盗み食いしてすまなかった。だが裁判などする必要はないだろう」
アンチョビ「ハッハ!ハッハッハッハッハ!(アンツィオ的笑い)」
アンチョビ「我がアンツィオでは盗み食いをする輩はピヨピヨグチの刑だ!(アンツィオ的動作)」
ミッコ「ぴよぴよぐちってなに?」
アキ「さあ?」
アンチョビ「P-40!通称ピヨピヨに乗せて、目が回るまでグルグル旋回し続けるチョー大変な刑!略してピヨピヨグチの刑だ!」
まほ「P-40はここにないぞ」
アンチョビ「あっ・・・そうだった」
ヨウコ「なら銃殺にする・・・?」ジャキ
ミカ「過ぎたことをくよくよするよりも、これからのことを皆で考える方が意味があるんじゃないかな?」
アキ「反省してないの!?この状況で!」
ミカ「身内で揉めている暇があるなら、もっと有意義なことに時間を割くべきだと思わないかい?」
まほ「まったくもってまったくだ」
アキ「つ、罪の意識がまるでない・・・」
ヨウコ「心臓に毛が生えているどころかアフロぐらいの図太さ」
ミカ「今、私達が置かれている状況を整理しよう。この島には私達しかいない。自給自足はできるけど、米も調味料も水も少ない。助けが来るかもわからないし、いつ救援を呼べるかもわからない」
ミッコ「加えて保存食全部も一個もない。最悪な状況だな」
ミカ「やったね。最高だよ」ポロロン♪
アキ「最高!?無人島で遭難して、何日保つかわかんないんだよ!?」
ミカ「でも、生きている。それだけで最高に幸せだと思わないかい?」ポロロン♪
まほ「ミカの言う通りだ。生きてるだけでラッキーだ」
ミカ「どうにもならない今日だけど、平坦な道じゃきっとつまらないよ。みんなで生きていく明日だから、這い上がるくらいがちょうどいいのさ」ポロロン♪
ミッコ「でたぞアキ。それっぽい難しいことを言って誤魔化す気だ」
アキ「うん。いつもはなんだかんだでうやむやにされちゃうけど、今日はそうはいかないんだから」
アンチョビ「そうか・・・生きてるだけでラッキーなんだな!」
ミッコ「あ、ドゥーチェがオチた」
アキ「お人よしにもほどがあるよ」
ミカ「そうさ。なんの気のない、当たり前のことができるということはどれだけすばらしいことか・・・それに気付いてる人は少ないんだ」
まほ「その通りだ安斎。食べ物が少ないのがなんだ。明日は明日の風が吹く。なんとかなるさ」
アンチョビ「そうだな!なんとかなるなる!アッハッハ!おいアキ!ミッコ!顔を上げよう!くよくよしても仕方ない!」
ミッコ「・・・ドゥーチェ」
アキ「・・・アンチョビさん」
ヨウコ「いや、それで流されないでしょフツー」
アンチョビ「一緒に唄おう!歌を唄えば元気になるぞ!アンツィオの生徒は毎日みんなでお歌を唄ってるんだ!唄って、人生を楽しもう!」
ミッコ「はぁい!」
アキ「はい!」
ヨウコ「えぇ・・・」
ミカ「さあ、みんなで些細な幸せを唄おう♪」ポロロン♪
ミッコ「水飲んだらうめぇ!」
ミカ「やったー♪」
アキ「日に当たったらあったかーい♡」
ミカ「やったー♪」
アンチョビ「腹から笑ったらおもしれー!」
ミカ「やったーやったー♪」
まほ「犬飼ってみたらかわいー」
ミカ「やったーーー♪」
ヨウコ(ダメだ・・・みんな昨日からサバイバル生活をしているせいで精神が崩壊してしまった・・・こうなったら私が楽にしてあげるしかない。安心してみんな・・・苦しまないように一撃で仕留めるから・・・)ジャキ
愛里寿「なにをやっているの」
アンチョビ「!?」ビクッ
アキ「に、人間だ!私達以外に人がいるよ!」
ミッコ「きっと原住民だ!」
ヨウコ「いや、地底人に違いない・・・」
アンチョビ「私達を食べるつもりだー!わー!にげろー!」ドタバタ
まほ「落ち着け。この子は大学選抜チームの隊長、島田愛里寿だ」
アンチョビ「あ、ほんとだ。ビックリして損したぞ!」
ミカ「無人島で島田流の後継者と出会うとはね。どうしてこんなところに?」
愛里寿「それはこちらの台詞。ここは島田家の所有地よ。島田流戦車道の修行を行うための島、島田島」
まほ「しまだじま」
愛里寿「私は半年に一度ここに来て修行をしている。もちろん一人で」フンス
アキ「だから忍装束なんだね」
アンチョビ「ちょ、ちょっと待ってくれ!島田流の所有地ということは迎えがくるのか!?」
愛里寿「うん。この携帯で連絡をすれば」スッ ツルッ
愛里寿「あっ、手がすべった」
アンチョビ「わー!貴重な通信手段が地面に落ちる前に誰かがキャッチしないと貴重な通信手段が壊れてしまって迎えを呼ぶことができなくなってしまうから誰かがキャッチしてくれー!」
ミッコ「そんだけ喋るヒマがあんならキャッチしなよ」
まほ「任せろ」
アンチョビ「おお!マルゲリータの反射神経は――」
メシャン!
アンチョビ「抜群だー!」
ミッコ「凄まじい握力で一瞬にして鉄屑に!」
ヨウコ「触れるものみな傷つける悲しき破壊者・・・」
アンチョビ「どーするんだ!またスマホ握り壊して!」
まほ「す、すまん・・・慌てていてつい・・・」
愛里寿「心配ない。通信手段は一つじゃない。このタブレットでお母様にスカイプすればいい」ス
愛里寿「・・・わいふぁいがないから繋がらない。おこさま携帯も電波が届かない・・・」
ミカ「おやおや」
アンチョビ「つ、つまり・・・迎えを呼べないということじゃ・・・」
愛里寿「・・・」
アンチョビ「万策尽きたァーーー!」
愛里寿「・・・今度お母様に言って島に光ファイバーを引いてもらう」
まほ「かとりふぁいばーど?」
ミッコ「それは太陽の勇者」
ミカ「これで遭難者は6名+1になったね」
ヨウコ「食い扶持が増える一方・・・そろそろ間引きをしないと共倒れになる・・・」ジャキ
まほ「怖いこと言うな」
アンチョビ「せっかく帰れるチャンスだったのにこれでふりだしに逆戻り!早くアンツィオに戻ってペパロニの鉄板パスタ食べたいよー!カルパッチョと味見しながらおしゃべりしたいよー!」
愛里寿「おウチに帰りたい・・・」ショボン
アンチョビ「!」
アンチョビ「・・・」
アンチョビ「・・・すまなかった。取り乱してしまって・・・ドゥーチェとしたことがはずかしい。ここは年長者として、ドゥーチェとして、私がしっかりしなければ!」
アンチョビ「島田愛里寿、怖がることはないぞ。たかが無人島で遭難しただけだ。普通なら大声で叫んで泣きわめくものだが、そんな必要はない。なんてったってここにはすごい人がいるんだからな!」
愛里寿「すごいひと・・・?」
アンチョビ「アンツィオ高校の立派なリーダー!ドゥーチェアンチョビだー!」バーン
愛里寿「!・・・かっこいい・・・」キラキラ
アンチョビ「さあ愛里寿!めそめそするのはナシだ!これから私達がなにをやるべきかわかるか?」
愛里寿「わからない」
アンチョビ「食糧の確保だ!一緒に釣りにいくぞ!」
愛里寿「釣りってやったことないから釣れないかも・・・」
アンチョビ「大丈夫だ!なんせ今日はすごい人が一緒に釣りをするんだからな!すごい人ってだーれだ?」
愛里寿「・・・ドゥーチェ?」
アンチョビ「そう!そのとおり!アンツィオ高校が総統!ドゥーチェアンチョビだー!さあいくぞー!私につづけー!」タタタ
愛里寿「わーい」タタタ
ヨウコ「泣きそうになってた島田っ子があっという間に元気に・・・」
まほ「うーむ、アンチョビは世界大統領になれるかもしれんな」
〜〜〜
アンチョビ「いやぁ~大漁たいりょう!たくさん釣れたなー!」ピチピチ
愛里寿「魚釣りがこんなに楽しいとは知らなかった」ピチピチ
ヨウコ「待つのは得意だから釣りも得意。じーっと待ってピクっと来たらグイッて引き上げる。狙撃と同じ」
アンチョビ「これだけ入れ食いだと楽しくて当然だな!しかしどうしてこんなに色んな種類の魚が釣れるんだろう」
まほ「ザリガニを釣ろうと思って糸にちくわを巻き付けて垂らしていたらエビが釣れた」ロブロブ
ミカ「サンショウウオがたくさん取れたよ」ウォッウォッ
愛里寿「私や他の島田流門下生がここで修行する際、自給自足するために魚や食べれる植物を育てているの。昔はニジマスとかしかいなかったそうだけど、お母様が指示を出して島田バイオテックが環境を捻じ曲げ、色んな種類の動植物で溢れるようになった」
アキ「さらっと恐ろしいこと言ってない?」
ミカ「人間は勝手なものさ」
ヨウコ「人はみな愚か・・・」
アンチョビ「まあまあ、この島の中だけならいいじゃないか。現にこうして色んなものが食べられるんだからな!島田の愛里寿、みんなで一緒に釣った魚でゴハンを作るぞ!」
愛里寿「私、お料理したことない。いつもはお手伝いさんがご飯を作ってくれるから・・・この島ではいつも木の実を食べてるし」
アキ「環境捻じ曲げた意味ないじゃん・・・」
アンチョビ「安心しろ!私が手取り足取り教えてやる!なんたって私はアンツィオ高校の~?」
愛里寿「ドゥーチェのアンチョビ!」
アンチョビ「そう!その通り!丸いお皿に料理を盛って!食べようみんなでおいしいご飯!アンツィオ高校ドゥーチェアンチョビ!レシピ通りに調理開始!」
愛里寿「おー!」
アキ「ミッコー、食べれそうな薬草あったー?みんなでごはんつくるよー。おいでー」
ミッコ「葉っぱ食ってる場合じゃねえ!」バッ!
アンチョビ「いいか?包丁で切る時は食材を抑える手を猫さんの手にするんだ。指を切らないようにな。こうやって・・・」スッ
愛里寿「こう?」スッ
アンチョビ「そうそう。スジがいいぞ。きっと料理上手になるな」
まほ「ふ・・・私も安斎に料理を教わった頃を思い出すよ」
アキ「アンチョビさん、まるでお母さんみたいですね」
アンチョビ「そ、そうか?」
ミッコ「うんうん。ドゥーチェは包容力があるな」
愛里寿「ドゥーチェのアンチョビはお母様よりもお母さんみたい。心が和らぐ」
アンチョビ「そ、そうかな~。なんだかテレてしまうな!てへへ」
ヨウコ「遠回しに実の母親ディスってるけどいいの・・・?」
愛里寿「お母様はお母さんとしては評価低い」
ミッコ「実の娘にこんなこと言われてるとか島田のおっかさん終わっとるな」
アキ「戦車道は良妻賢母を育てる為の武道のはずなんだけどね」
まほ「む・・・その方式でいくなら、私も安斎のように包容力があるはずだ。なんせ黒森峰の隊長なのだからな」
ミカ「継続高校の隊長も負けていないよ。ほら、帽子なんかNHKの子供番組向けだと思わないかい?」
愛里寿「ドゥーチェのアンチョビのほうがいい」ギュッ
まほ「ほ~ら愛里寿~。私がママだぞ~」フワフワ
ミカ「私もママだよ~」ポロロン♪
アンチョビ「いいや!私がママになるんだよ!」
ミッコ「複雑だな家庭が」
ヨウコ「ライバルを消したい人がいるなら依頼して・・・言い値で請け負うよ」ジャキ
アキ「ことあるごとに物騒なこと言わないで。いいから早くご飯つくろうよ」
アンチョビ「おっとっと、そうだったな。しかしマルゲリータが釣ったエビとアキが拾った貝を使ってパエリアを作ろうと思うんだが、米が足りなくてな・・・」
ミカ「米がなければ作ればいい」ポロロン♪
ミッコ「農業はじめるの?」
ミカ「ここに小麦粉があるだろう。これを固めて、米粒の大きさにチネっていくのさ」チネリ
アキ「・・・これがお米の代わりってこと?」
ミカ「そうだよ。無人島といえばこれさ」チネリチネリ
アキ「ものすごく地味な作業・・・」
ヨウコ「・・・狂気の沙汰」
まほ「私はその間にサンショウウオを油で素揚げにしておく」ジュンジュワァ~!
愛里寿「・・・そのトカゲを食べるの?」
まほ「トカゲではない。サンショウウオだ。ちゃんと食べれる。テレビでもやっていた」
愛里寿「・・・ほんとかなぁ」
まほ「私やみほも幼い頃に外で遊んではサンショウウオを取って、菊代さんに揚げてもらっていたものだ。ハチも食べたことがある。針を抜いて素揚げにすると案外いけるぞ。カエルも鶏肉とエビのミックスのような味でおいしいんだ」
愛里寿「西住流こわい」
ミッコ「島の環境書き換える島田流もたいがいだよ」
〜〜〜
アキ「で・・・出来たよ・・・チネり米・・・」ガクッ
アンチョビ「おー、御苦労だったなー」
ヨウコ「勝敗決めたとこか・・・ボウリングをする上での取り決め・・・というロケの・・・クリームシチューにしよか・・・」ウトウト
アキ「あまりにも過酷すぎてヨウコの意識が朦朧としちゃってる・・・」
ミカ「もう二度とやりたくないね」ポロロン♪
ミッコ「ミカが言いだしたんだろ!」
アンチョビ「それじゃあこのチネり米をフライパンに入れて・・・チョチョイのチョイ!」ドジュウ~!
アンチョビ「パエリアの出来上がりだ!」
愛里寿「おいしそう・・・!」
まほ「飲み物はラムネがたくさんある。飲み終わった瓶はこの箱に戻してくれ。再利用できるからな」
アキ「ビー玉が入ってる瓶をリサイクルできるんですか?」
愛里寿「ラムネの中のものはビー玉ではなく、本来はラムネ玉と呼ばれるもの。炭酸飲料を瓶に入れると圧力でラムネ玉が口をぴたりと密封するようになっている。空になった瓶に再びラムネを入れて、蓋をしてくれるから再利用できるの」
愛里寿「また、ラムネはもともとレモネードだったらしく、日本に来て訛り、ラムネと呼ばれるようになったそう。戦前から日本人に親しまれ、独自の進化をこなして今の形になったらしい」
アキ「へー、そうなんだ。先人の知恵なんだね」
ミッコ「博識だ。さすが島田のご令嬢」
まほ「私も知っていたし」フンス
アンチョビ「張り会うなよ」
アンチョビ「実食!」イヤァ~!
愛里寿「おいしい」モグモグ
まほ「自分達で作った料理は格別だろう」モグモグ
ヨウコ「おいしすぎて目が覚めた・・・」ングング
アキ「アンチョビさん達が一緒でよかったね。私達だけじゃこんなおいしいご飯は作れないもん」モグモグ
アンチョビ「アンツィオに来ればお料理上手になれるぞ。どうだ?やっぱり我がアンツィオ高校に入学する気はないかな~?」ホオスリスリ
愛里寿「ドゥーチェのアンチョビは好きだけど、やっぱりチーズとかのニオイが・・・」
ミカ「継続高校に来るのがいいと思うな。人生をしたたかに生き抜く技術が身につくよ」
アキ「無人島で生き残るスキルも身につくよ」
ミッコ「そーそー。プラウダから物資を奪っ・・・お裾分けしてもらうスキルとかね」
アンチョビ「くぉら!なにを得意げに言っとるんだ!他校からものを盗むな!」
ミカ「おや、これは随分な言い方だね。私たちが盗むのはプラウダだけだよ」
アキ「そうですよ。誤解しないでください。プラウダ以外から盗んだりしません」
ミッコ「あたしたちはな、腐っても鯛でいてーんだよ」
ヨウコ「ご自由にプラウダからお取りください・・・」
アンチョビ「お、お前らプラウダをなんだと思っとるんだ・・・」
まほ「盗人猛々しいとはこのこと」
愛里寿「ふわぁ・・・」ネムネム
ミカ「おや?お姫様はお腹いっぱいでおねむかな?」
愛里寿「ねむくない。私は子供じゃないからそんなにすぐねむくなんて・・・ならない」ウト
アキ「目がとろ~んとしてるよ。戦車が強くてもやっぱり子供なんだね」
愛里寿「子供じゃない。私は大学生。あなた達よりも・・・お姉さん・・・」ウトウト
アンチョビ「愛里寿、無理するな。ここで横になるといい。膝かしてあげるから」ポンポン
愛里寿「ドゥーチェが言うなら・・・」ウトウト ポフン
アンチョビ「ミカ、伴奏してくれ。子守歌だ」
ミカ「任せておくれ」ポロロロ~ン♪
アンチョビ「カン ヌー シャントゥロン ル タン デ スリーズ~♪ エ ゲ ロスィニョル♪エ メルル モクール♪スロン トゥーサン フェットゥ~♪レ ベル ゾロン ラ フォリー アン テットゥ~♪」
アキ「これ何の歌だっけ?聞いたことある気がする」
まほ「『さくらんぼの実る頃』だ。フランスの曲だが『紅の豚』の劇中歌でもある」
ミッコ「好きだねえ」
ヨウコ「日本語でおk ・・・」
ミカ「~♪」ポロロン♪
アキ「カンテレの音と合ってるのかわかんないけど、ミカも楽しそう」
まほ「よし、私も子守歌を唄ってやろう。アンチョビ、交代だ」
アンチョビ「お?マルゲリータも唄えるのか?」
まほ「少し前までは黒森峰の校歌しか唄えなかったが、知波単で昭和歌謡を学んできた」
アンチョビ「しょうわ」
まほ「ア、ソレッ、ス~イス~イスーダララッタースラスラスイスイスーイ」
ミカ「よいしょ♪」
まほ「ス~イス~イスーダララッタースラスラスイスイスーイ」
ミカ「よいしょ♪」
愛里寿「・・・ねむれないからドゥーチェがうたって」
Σまほ<!
Σミカ<!
・
・
・
アンチョビ「・・・んう・・・・・・!・・・いかん。いつの間にか私まで眠ってしまっていた」
まほ「Zzz・・・」 アキ「Zzz・・・」 ミッコ「Zzz・・・」
アンチョビ「みんなも寝ているのか。無人島生活で大変だったから無理もない
愛里寿「Zzz・・・Zzz・・・」
アンチョビ「・・・ふふ、膝枕で眠られては動けないな。こんなに幼いのに大学選抜の隊長とは」ナデナデ
アンチョビ「・・・なんだか本当にお母さんになった気分だ」ナデナデ
ミカ「アンチョビさんはいい母親になるだろうね」ポロロン♪
ヨウコ「母なるアンチョビ・・・」
アンチョビ「!・・・ミ、ミミミミミカ・・・それにヨウコも・・・お、起きていたのか・・・」
ヨウコ「狙撃手たるもの、獲物を仕留めるまで眠ることはない・・・」キリッ
アンチョビ「獲物って・・・?」
ミカ「安心してくれ。母性に目覚めた安斎のことは秘密にしておいてあげるよ」
アンチョビ「う、ううううううるさい!別に変なことじゃないだろ!小さい子をなでなでして何が悪い!」
ミカ「照れることないさママチョビさん」ポロン♪
ヨウコ「オギャりでバブみがHead shot ・・・」
アンチョビ「わけわきゃんにゃーぞ!」
<―――・・・・・・ドドドドド
ミカ「おや?何だか無人島では聞き慣れない音がするね」
ヨウコ「8時20分の方角・・・上空に哨戒機有り・・・」
アンチョビ「!あ、あれは!飛行機だ!飛行機が飛んでるぞ!お、おい皆起きろ!飛行機だ!助かるかもしれない!」
まほ「・・・ん・・・!・・・しまった!寝過ごし・・・ていない。フッ・・・」ドヤサァ
アキ「う~ん・・・なんですか慌てて・・・」
ミッコ「むにゃ・・・なに?缶切りでもなくしたの?」
アンチョビ「そういうのいらないから!ほら!おっきな飛行機が飛んでるぞ!」
まほ「あれは・・・サンダースの超銀河号だ」
アンチョビ「なんでそこだけ知波単語になるんだ!みんなで手を振って叫ぶんだ!こちらに気づいてもらえるように!」
愛里寿「!・・・おうちに帰れるの?」
アンチョビ「ああ!そのためによびかけるんだ!オーイ!」ブンブン
~~~
ケイ「で、その時に言ってやったのよ。『チョロい神だ』ってね」
ナオミ「HAHAHAHAHA・・・HAHAHA」
アリサ「ケッサクですね隊長。その話、今度私の考えたってことにして話していいですか?」
~~~
アンチョビ「う”う”わ”あ”あ”あ”ぁぁぁ!ごっぢみ”でな”い”ぞお”お”お”ぉぉぉ!」
アキ「全然気づいてない!早くしないと行っちゃうよ!」
ミカ「ヨウコ、狙い撃ちでこちらに気づかせるんだ」
ヨウコ「上から狙い撃つならまだしも、Ⅲ号突撃砲G型で地上から上空に向けて撃つなんて無理・・・」
まほ「私にいい考えがある」
ミカ「空のラムネ瓶を詰めた箱を使うんだ。光を反射して信号を送れるかもしれない」
アンチョビ「!それだ!てんさい!」
まほ「私も同じ考えだった」
~~~
アリサ「だからオッドボールに言ったわ。『その髪の毛切るんなら芝刈り機が要るわね』って」
ナオミ「HAHAHAHAHA・・・HAHAHA・・・・・・どういう意味?」
アリサ「大洗の秋山・・・オッドボールの髪の毛がもじゃもじゃってことよ。ジョークを説明させないでよ」
ケイ「あら?見て、何かチカチカしてるわ。あの島に灯台なんてあったかしら」
アリサ「何言ってんですか昼間ですよ。こないだもドローンを見て蛍だーって騒いでたじゃないですか」
ケイ「いいえ、あれは違うわ。人よ!人影がいくつか見えるわ!きっとドラマの『ロスト』の撮影よ!降りてみましょう!」
・
・
・
アンチョビ「あ”り”がどお”お”お”!」ビエーン
アリサ「あーもう!わかったから離れなさいよ!」
まほ「救助してくれて感謝する。脱出手段がなくて困ってたところだ」
ケイ「ノープロブレム!私達がすぐに気づいてよかったわね。日頃から遭難してる人がいないかパトロールしておいて正解だったわ」
ミカ「ぜひ継続高校の学園艦と一緒に飛んでほしいね」
ヨウコ「これでいつ遭難しても心配ない・・・」
アンチョビ「遭難しないようにしろ!」
ナオミ「ほら、ココアを」スッ
アキ「ありがとうございます」ズズ
ミッコ「こんなでっかい飛行機持ってるだけじゃなくて、ココアや冷蔵庫まであるなんてなー。やっぱりサンダースは違うや」
ナオミ「3D対応テレビもある」ピ ウィーン
アキ&ミッコ『おおお~!』
ナオミ「シアターセットも」フォーン
アキ&ミッコ『おおおー!』
ナオミ「ニンテンドー64のドンキーコングレーシングする?」
アキ&ミッコ『するー!』
ヨウコ「007のゴールデンアイは・・・?」
ナオミ「もちろん」
ヨウコ「やったぜ・・・⭐︎」
ケイ「さっきまで遭難していたとは思えないくらい元気ね」
ミカ「継続高校に来れば、強く生きる力が養われるよ」
まほ「ああ、私もそれを学ばせてもらったよ」
ーー・・・
ナオミ「黒森峰に到着」
まほ「わざわざ学園艦まで送ってくれるとは。なにからなにまで助かったよ」
アンチョビ「よかったな愛里寿!おウチまで送ってくれるってさ!」
愛里寿「うん」
ケイ「島にあった船と戦車も継続高校に運ぶように手配してあるわ。あとはそれぞれ送り届けるだけ!」
アキ「どうしてそこまでしてくれるんですか?なんの見返りもないのに」
ケイ「誰かを助けるのに理由がいるかしら?」
アリサ「おかげで出費がスゴイですけどね。スーパーギャラクシー飛ばすだけでどれだけ書類にサインしないといけないことか・・・」
ミッコ「あーあ、私もサンダースに入学しときゃよかったなー」
アキ「私もー」
ミカ「それだと、今日という日は大きく変わっていただろうね。それだけじゃない。高校生活3年間がまるで違う日々になっていたはずだ。それでも、継続高校よりもサンダースに入学した方が良かったと思うかい?」
ミッコ「冗談だって!私は継続に入って本当によかったって思ってるよ!」
アキ「私もだよ。お金がなくったって、このメンツでいるのが楽しいもん」
ヨウコ「継続に入学してなかったら私は私じゃない・・・」
ミカ「幸せっていうのはね、お金を持っていたとしても歩いてこないのさ。だから歩いて行くんだよ」ポロロン♪
アリサ「なによ。なによそれ。ほんとなんなの」
ーー・・・
エリカ「隊長、お帰りなさい」
まほ「ああ。留守をありがとうエリカ。問題はなかったか?」
エリカ「はい。アンツィオの連中も引き上げましたし、特にはなにも」
まほ「そうか。私は継続高校で色々と学んできたよ。さっそく黒森峰でも取り入れようと思う」
エリカ「はあ・・・まあ、プラウダ高校対策のイロハを学んできたというのなら、今までよりもよっぽど価値のある短期転校だったとは思います」
まほ「え?」
エリカ「はい?」
まほ「えっ」
エリカ「ん?」
まほ「あっ、そうだった」
エリカ「え、なに」
まほ「私達はプラウダ対策を学びに行ったんだった」ポン
エリカ「ちょっと待ってくださいなにしてたんですか隊長達」
まほ「ちょっと遭難してた」
エリカ「!?」
ーーアンツィオ高校
カルパッチョ「せーのっ」
『ドゥーチェおかえりなさーーーい!!!』パァン!
\ワーワー!/ \ドンドンパフパフー!/
アンチョビ「みんなお迎え感謝するぞ!しばらくの間アンツィオを空けていてすまなかったな!」
ペパロニ「姐さんお帰りなさい!さみしかったッスよォ~!よぉーしお前らー!さっそくドゥーチェのお帰りなさいパーティをはじめるぞー!」
\オオーーー!/
アンチョビ「待ってくれみんな!実は何を隠そう、今日はお客さんがいるんだ!なんと大学選抜チームの隊長、島田愛里寿だー!」
ドロン!
愛里寿「島田愛里寿です」
\オオ~~~!/ \ニンジャ!ニンジャ!/ \ブラックホールニキエタヤツ!/
アンチョビ「さあさあ!みんなで愛里寿のようこそアンツィオにおこしやすパーティをするぞー!湯を沸かせ窯を炊けー!」
\オオーーー!/
カチューシャ「ちょっとあなたたち!このカチューシャをいつまで待たせるつもりなのよ!」
アンチョビ「わ!びっくりした・・・プラウダ高校の面々じゃないか。あっ、さてはお前達もアンツィオに遊びにきたんだな~?よーしみんな!愛里寿&プラウダ高校歓迎おいでませパーティを――」
カチューシャ「ちがうわよ!約束の交流試合に来たの!さっきから待ってたのにあなたたちだけで話すすめてるんだから!」
カルパッチョ「いけない。忘れてました」
ペパロニ「もーカルパッチョはドジパッチョだな~」ハハハ
ノンナ「皆さんが歓迎してくださるのはありがたいのですが、まずは約束通りの交流試合をはじめませんか?」
カチューシャ「パーティなんか後にしなさい。それより試合よ試合!このカチューシャが直々に来てあげたんだから感謝しなさい」
アンチョビ「フッ・・・自信満々だな地吹雪の。だがこのドゥーチェを侮っちゃダメだぞ!私はプラウダ高校対策を学ぶため、継続高校に短期転校していたのだ!」
カチューシャ「な、なんですってぇー!?」
アンチョビ「ゆくぞみんな!継続帰りのこのネオドゥーチェについてこい!プラウダをギッタンギッタンにしてやるぞー!」
\オオーーー!/
愛里寿「ドゥーチェのアンチョビ・・・大丈夫?」
アンチョビ「心配するな愛里寿。我がアンツィオの疾風怒涛縦横無尽、天真爛漫花より団子な戦いっぷりを見せてやるぞ!」
愛里寿「がんばれドゥーチェ!」
アンチョビ「いくぞー!私達の戦いはこれからだ!!!」
・
・
・
P-40<シュポッ
アンチョビ「やっぱ無理でした!」
ーー・・・
アキ「サンダースのみなさん、本当にありがとうございました」ペコリ
ケイ「ドントウォーリー、ビーハッピー!気にしない気にしない!その代わりって言ったらなんだけど、また今度ウチと試合しましょ」
アキ「はい!」
ミッコ「返り討ちにしてやるからなー!」
ヨウコ「映画のアメリカンスナイパー見て予習しとく・・・」
ケイ「それじゃ、グッバーイ!」
C-5M<ゴオオォォォ・・・・・・
ナオミ「お人よしにもほどがあるな」
ケイ「いーじゃないの。みんなハッピーになるんだし」
アリサ「まったく、ウチの隊長は・・・まあ、皆送ったことだしコーラ飲みます?」
ケイ「うん!飲む飲む!ついでにバケツアイスもちょーだい!」
アリサ「あれ?ここにあった冷蔵庫は?」
ケイ「あら?テレビも無いわ。どっかに落っことしたのかしら?」
アリサ「・・・!・・・なんかメモが・・・」スッ
〈継続高校参上!(∪v∪)〉
アリサ「あっ・・・あっ、あの女は~っ!」
〜〜〜
アキ「は~・・・いい人達だったね~」
ヨウコ「見返りもないのによくあんなことができる・・・」
ミカ「きっとお金が有り余ってるんだ。景気がいいね」
ミッコ「とにかくやっと学園艦に帰ってこれたー。早く学校に戻ってゆっくりしよー」
アキ「あれ?ミカ、その風呂敷に包んだ異様に大きな荷物はなに?」
ミカ「これかい?よく気づいたね。サンダースに譲ってもらったのさ」
ミッコ「わー!すごい!あのおっきな冷蔵庫とテレビとゲームだ!」
ヨウコ「アーケードのコントローラーにスーファミ用のスーパースコープ、さらに64の拡張パックまである・・・ドンキーコンガまで」
アキ「こんなにたくさん!それもタダでなんてサンダースってほんとに太っ腹だね!」
ミッコ「ミカ、なんて言って譲ってもらったの?」
ミカ「秘密だよ」ポロロン♪
~loppu~
~おまけ~
エリカ「隊長が継続から戻って一週間」
エリカ「無人島でサバイバルしてたらしく、生きる術を学んできたって言うけど・・・」
まほ「うむ、いい焼き具合だ」ボリボリ
エリカ「皆の前でトカゲみたいなのボリボリ食べるのやめてほしい!」バシーン
エリカ「しかもアンツィオ式の食事量でトカゲとかハチとか葉っぱとかみんなで食べるハメになるし!」バシーン
エリカ「水や調味料にケチになったし!」バシーン
エリカ「なぜかラムネの無駄知識めっちゃ説明するし!」バシーン
エリカ「凛々しくてかっこいい隊長のイメージが野性丸出しになっちゃってるじゃないの!」バシーン
エリカ「たまに遠回しで一見深そうな物言いするし!」バシーン
まほ「この道をゆけば、どうなるものか。あやぶるなかれ。あやぶべば道はなし。踏み出せばその・・・その・・・・・・ゆけばわかるさ。ありがとう」
エリカ「深いこと言おうとして途中の文章忘れてるし!全部覚えてから言って!」バシーン
みほ「あはは・・・それでサンドバッグ叩いてるんだ。黒森峰も大変だね」
エリカ「あなた妹でしょ!隊長にもっとシャンとしてって言いなさいよ!このままじゃターザンみたいになっちゃいそうだわ!」
みほ「ターザンみたいな格好のお姉ちゃんか~。ちょっとセクシーかもね」
エリカ「やっぱりこのままにしておきましょう!」
~おわり~