糞ザコメンタルに仮面を着けて   作:扶桑畝傍

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第2話

「んで、どうするにゃ?

 錬金術って言っても

 素材と魔力が必要だよね?」

「あぁ、さっき言った通り、

 『系統』が違うからさ、

 近場に『同じ構成物資』が

 あれば錬成出来る。」

「素材を変化させるのが

 『錬金術』じゃにゃいのか?」

「間違いじゃないけど、

 俺が知っている『錬金術』は、

 『状態変化』に近い物だ、

 例えば『炭素』いわゆる

 『黒鉛』と『ダイヤ』は同じ元素だけど

 『強大な圧力で』変化する物なんだ、

 それを『錬金術』で圧力の部分を端折って

 変化させてるのが

 『俺が知る錬金術』だ。」

「んにゃぁ?」

「ま、さらっと錬成した『鉛筆があります』」

「なんにゃ?これ?」

「紙に書く物だ。」

鉛筆の先を削り、文字を適当に書く

「にゃんとっ!?

 文字が掛けてるにゃ!?」

「コレが『黒鉛』を使った

 『鉛筆』って筆記用具だ。」

「ほぇ~。」

「んで、その黒い部分があるだろ?」

「うん。」

「錬金術で過程を端折ると。」

握りこぶし大のダイヤモンドが出来上がる

「な・・・なに、これ、

 国宝級の『金剛石』じゃにゃいかっ!?」

「んん?『金剛石』?」

「そうにゃ、金貨100枚は下らないにゃ

 市場で出回っているのも、

 こんなに大きな物は見た事ないにゃ。」

「へ~。」

「エリダ、悪い顔してるにゃ。」

「え?気のせいだよ。」

「そうなのかにゃぁ。」

「さて、アニエラ、

 王太子の顔はわかってるのか?」

「あ、あと二日で国王の就任式があるにゃ、

 狙うにも後二つは山を越えないとイケナイにゃ。」

「どっち?」

「あっちにゃ。」

どー見ても鋭い山が連なっている

「・・・間に合わなくないか?」

「もう諦めてるにゃ。」

「近くに『換金所』は?」

「商業ギルドもあるけど、

 さっきの話だと、

 み~んな繋がってそうなのにゃ。」

「そこは、ホレ、俺がいるだろ?」

「あ、『看破の魔眼』」

「後は、アニエラさんよ?」

「なになに?」

 

こしょこしょと、色々話すと

 

「ぉぉぅ、それはヤバいにゃ。」

「だろ?」

「しかもあちきらに目が向かないにゃ。」

「ただ、アニエラのランクが。」

「もういいにゃ、

 隣国に行って新しく登録し直すにゃ

 その方が安全にゃ。」

「俺も一緒にいいか?」

「むしろこっちからお願いするにゃ、

 エリダ、これからよろしくにゃ。」

「おう、よろしく。」

 

▽

 

だ~っ!?めっちゃ柔らかい手!!

猫耳!!

スレンダー体型で居ながら

程よく大きな胸とか

俺を殺す気かっ!!

それに獣臭?全然しない

むしろ女性特有の甘めな匂いががががが

いかん!!俺のアイツが起き上がる!!

 

▽

 

「ふんぬっ!!」

アイツに向かってこぶしを打ち込む

「エリダ?」

「な・・・なんでもない。」

「そう?」

 

▽

 

やめろ、その首をかたげてキョトン顔とか

せっかく沈めたアイツがががが

 

▽

 

「エリダ?」

「アニエラっ!?顔近いっ!!」

「だってさっきからエリダ変にゃ。」

 

▽

 

ばかっ!!下から覗き込むとか

谷間が見えるっ!?

 

▽

 

「エリダ?」

「ぁ~あ゛ぁ゛っ!!

 アニエラ!!無防備過ぎだ!!

 俺も男なんだよっ!!」

「へ?」

 

▽

 

え?え?こんな美形顔なのに男?

男?え?こんな良い匂い・・・って、

オスの匂いしてるにゃ

うぇ~っ!?エリダ、オスなの~っ!?

 

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