糞ザコメンタルに仮面を着けて   作:扶桑畝傍

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第3話

アニエラに連れられ下山していくと

 

「んにゃ?」

「アニエラ?」

「魔物の気配にゃ、

 こんなに降りてから

 気配を感じるにゃんて。」

「普通はどの辺で?」

「この山だと、中腹から万遍なくにゃ。」

「つまり、この状況は怪しい?」

「そうにゃ、

 何時もなら4、5体、

 魔物と遭遇するなり討伐するにゃ。」

「アニエラ、武器は?」

「ストレージに入ってるにゃ、

 エリダは何を使うにゃ?」

「ん~・・・相手によって変えるかな?

 とりあえず見に行くか。」

「そうにゃ、これから向かうにも

 通らざるをえないにゃ。」

「アイサ、アニエラが先輩だからね、

 対処の仕方とか教えてくれると助かる、

 今の俺が『何処まで適応』出来るか

 わからないからな。」

「アイサ?」

「まぁ、了解って事。」

「んん?」

▽

「お嬢様!御下がりください!」

「くっ、なんでこんな街道に魔物がっ。」

「近衛兵、お嬢様を中心に防御陣形!」

「「「はっ!!」」」

▽

(う~わ、面倒事確定~)

(エリダ、アレ、この国の王女様にゃ)

(なんでこんな所に?)

(この国の第一王女様は

 お転婆で有名にゃ、

 多分、今回も勝手に抜け出して

 フラフラしてたんだろうにゃ)

「なぁ、アニエラが受けた依頼主って。」

「ぁ~・・・そんな気がして来たにゃ。」

改めて依頼書に『鑑定』を掛けると

『依頼書

 ・依頼主(匿名)

 ・残留魔力より照合

 ・近衛兵の隊長と断定

 ・理由として

  縁談を断った理由として

  お転婆の点を挙げ破断した模様』

「・・・アレ、見捨てて良い?」

「それは・・・まぁ、いいかもにゃ。」

(とは言え、目の前で人が死ぬのは

 あんま宜しくないよな~)

「まぁ、一応恩を売って置いて

 悪くは無い・・・かも?」

「かも、なんだよなぁ、

 ぜぇ~ったい巻き込まれるし、

 あーでもないこーでも無いって、

 奴隷化とかありある訳か。」

「その通りにゃ。」

「と、するならば。」

錬金術で『仮面』を創る

「ず、随分禍々しい面にゃ。」

「あぁ、『般若面』って言って

 俺の故郷で『鬼』を模った

 まぁ、躾け用のお面だな。」

「躾け用?」

「『悪い子はいね~か~』って、

 練り歩く地域もあるな。」

「それなら子供も大人しくなるにゃ。」

「そして、顔バレしない。」

「にひっ。」

「んじゃ、ひと暴れして見ますか。」

▽

「くっ、オオカミ型が10頭も居るとは、

 ただの群れでは無いか。」

「お嬢様、魔法の準備を。」

「馬鹿言え、私の魔法は『範囲型』

 こうした状態では全員火ダルマだぞ?」

「むぅ、近衛兵、

 兎に角平原に誘導するぞ!」

▽

「んじゃ、アニエラ。」

「って、いきなり魔法を打ち込むとか

 何考えてるにゃ?」

「え?注意を引くのは簡単だろ?」

「はぁ、

 ま、すこ~し鬱憤も溜まってたし、

 ちょっと派手にやるにゃ。」

「はいよ。」

 

『天を駆けしその姿を我の元に招集し

 我の障害を打ち貫け』

 

「サンダーランス!!」

(詠唱長っ)

 

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