アニエラに連れられ下山していくと
「んにゃ?」
「アニエラ?」
「魔物の気配にゃ、
こんなに降りてから
気配を感じるにゃんて。」
「普通はどの辺で?」
「この山だと、中腹から万遍なくにゃ。」
「つまり、この状況は怪しい?」
「そうにゃ、
何時もなら4、5体、
魔物と遭遇するなり討伐するにゃ。」
「アニエラ、武器は?」
「ストレージに入ってるにゃ、
エリダは何を使うにゃ?」
「ん~・・・相手によって変えるかな?
とりあえず見に行くか。」
「そうにゃ、これから向かうにも
通らざるをえないにゃ。」
「アイサ、アニエラが先輩だからね、
対処の仕方とか教えてくれると助かる、
今の俺が『何処まで適応』出来るか
わからないからな。」
「アイサ?」
「まぁ、了解って事。」
「んん?」
▽
「お嬢様!御下がりください!」
「くっ、なんでこんな街道に魔物がっ。」
「近衛兵、お嬢様を中心に防御陣形!」
「「「はっ!!」」」
▽
(う~わ、面倒事確定~)
(エリダ、アレ、この国の王女様にゃ)
(なんでこんな所に?)
(この国の第一王女様は
お転婆で有名にゃ、
多分、今回も勝手に抜け出して
フラフラしてたんだろうにゃ)
「なぁ、アニエラが受けた依頼主って。」
「ぁ~・・・そんな気がして来たにゃ。」
改めて依頼書に『鑑定』を掛けると
『依頼書
・依頼主(匿名)
・残留魔力より照合
・近衛兵の隊長と断定
・理由として
縁談を断った理由として
お転婆の点を挙げ破断した模様』
「・・・アレ、見捨てて良い?」
「それは・・・まぁ、いいかもにゃ。」
(とは言え、目の前で人が死ぬのは
あんま宜しくないよな~)
「まぁ、一応恩を売って置いて
悪くは無い・・・かも?」
「かも、なんだよなぁ、
ぜぇ~ったい巻き込まれるし、
あーでもないこーでも無いって、
奴隷化とかありある訳か。」
「その通りにゃ。」
「と、するならば。」
錬金術で『仮面』を創る
「ず、随分禍々しい面にゃ。」
「あぁ、『般若面』って言って
俺の故郷で『鬼』を模った
まぁ、躾け用のお面だな。」
「躾け用?」
「『悪い子はいね~か~』って、
練り歩く地域もあるな。」
「それなら子供も大人しくなるにゃ。」
「そして、顔バレしない。」
「にひっ。」
「んじゃ、ひと暴れして見ますか。」
▽
「くっ、オオカミ型が10頭も居るとは、
ただの群れでは無いか。」
「お嬢様、魔法の準備を。」
「馬鹿言え、私の魔法は『範囲型』
こうした状態では全員火ダルマだぞ?」
「むぅ、近衛兵、
兎に角平原に誘導するぞ!」
▽
「んじゃ、アニエラ。」
「って、いきなり魔法を打ち込むとか
何考えてるにゃ?」
「え?注意を引くのは簡単だろ?」
「はぁ、
ま、すこ~し鬱憤も溜まってたし、
ちょっと派手にやるにゃ。」
「はいよ。」
『天を駆けしその姿を我の元に招集し
我の障害を打ち貫け』
「サンダーランス!!」
(詠唱長っ)