色々な能力を持って原神の世界に転生したら煌黒龍でした。   作:XIYON

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アルバトリオン CV:石川界人

性別:男性

一人称:俺

二人称:お前 君 アンタ てめぇ

好きな食べ物:スメールのバクラヴァ

前世はゲームが大好きな一般企業で働く一般男性だったが、原神の野外イベントに来たあとの帰り道、通り魔に何の理由も無く殺される。意識が朦朧とした状態で目を覚ました彼はなんとアルバトリオンに転生した彼であったが、パイモンと出会ったのがキッカケで本来の原神の世界じやないことを悟る。

もの優しい性格ではあるが、悪い奴らには徹底して追い詰めて捕まえる。



・モンドの風の様子がおかしい。

 

道中、木に実っているリンゴやら夕暮れの実やらを取ってそれらを食べながらモンド最初の七天神像へとやってきた。

 

パイモン「七天神像に着いたぞ!」

 

アルバ「まず試したいことがある。双子はここに来て各国の元素力を貰う。ここは風神が見守る国だから風元素の力が渡されるはずだ。」

 

そう言った俺は神像に手を添えて風元素の力を授かろうと奮闘するが…

 

アルバ「ん?」

 

パイモン「どうしたんだよアルバ?」

 

アルバ「元素力が貰えない。」

 

パイモン「えぇーー!?」

 

アルバ「俺が転生したこの龍は様々な属性を使えるはずだからこの世界でも様々な元素力を使えると思っていた。」

 

パイモン「本来ならその双子たちは神像から様々な国の元素力を貰うんだよな?」

 

アルバ「あぁ…俺にもそれらしきものがあるのかと思ったが…よし、元素視覚を試してみるか。」

 

そう言って感覚だけで元素視覚を使う。近くには氷スライムがいた。俺はソイツに向かって手を添えて火球を放つ。

 

アルバ「ふん!」

 

火球は見事に氷スライムに直撃。そのまま溶けて消えていったのだった。そしてそのあとに元素視覚をすると…

 

アルバ「……」

 

パイモン「ど、どうだ?」

 

アルバ「はぁ……パイモン、どうやら俺の身体は相当なチートらしい。」

 

パイモン「ち、チート?」

 

アルバ「こっちの前世の言葉でズル、不正、イカサマだったり、この世界で例えるならフォンテーヌの機械を改造してデータを弄る行為が当てはまるな。」

 

パイモン「えぇ!?そうなのか!それってつまり強いってわけじゃないか!」

 

アルバ「あぁ、だが……使える元素にも限りがあるみたいだ。俺が今のところ使える元素は炎、氷、水、雷だ。風と草と岩に関しては適応してないのか、使えないようになってる。」

 

パイモン「いや……もう元素が4つあるだけで強すぎるぞ…」

 

アルバ「とりあえず先へ進もう。夕暮れの実は食べてもいいがリンゴは食べるなよ?モンドに着いたら美味いもの食わせてやる。」

 

パイモン「本当か!それは楽しみだぜ!」

 

それから数分後、モンド城へと歩く俺たちだが、途中で風が強くなったことに違和感を覚えだす。

 

パイモン「ていうかさっきから風が強くないか?空もなんか暗いし、怖くなってきたぞ…」

 

アルバ「だな…ちょっと風にしては荒れすぎてるな。(そろそろアビスに洗脳されているトワリンが来てもおかしくない頃だ。)」

 

だが油断は禁物。別の何かが現れる可能性は十分にある。だが……この風、妙に変だ。何か違和感を感じるし…懐かしい感覚もする。あ、そういえばメニューとかあればなんか楽なんだけど…

 

アルバ「パイモン、ちょっと後ろ向いてろ。」

 

パイモン「え?あ、なんなんだよ?」

 

そう言って俺はパイモンを後ろに振り向かせ、何も無いところをタッチする。すると突然、SAOも顔負けのメニューが現れた。どうやらこれが俺のお役立ちメニューのようだ。

 

アルバ「(この本によれば、トワリンは通称風魔龍とも呼ばれ、かつては東の「四風守護」に数えられ、モンドの守護龍的存在であり風神バルバトスの盟友であった。)」

 

だけど、邪龍との戦いで起こったモンドの民やバルバトスとの確執によって彼らに敵意を持つようになってしまった……だがその真意は戦いの最中に邪龍の毒血をその身に受けたのが直接の原因。

 

現在はウェンティと名乗っている風神への敵意も治療手段を探すために自らのもとを離れた彼の事を毒に苦しみ正気を失っていく中で「自分を見捨てた」と誤解したためであった。

 

アビス教団はこれを利用し邪龍の毒血に干渉しつつ憎悪を深める言葉でトワリンを操り、龍災の元凶「風魔龍」へと仕立て上げた。これも空か蛍、どちらかの仕業で、なんやかんやあってどちらかの主人公が解決して終わったんだが…

 

彼の特徴から見て……この風はもっと荒々しい。というよりもテイワットの天候を完全に壊す感じだ。

 

まるで稲妻諸島周辺を覆い隠した雷電将軍の雷雨を打ち壊すような…

 

神でさえも干渉できなければ現状は止められないこの風…まさか。

 

アルバ「この風、風魔龍トワリンが出した力じゃない。」

 

パイモン「え!?なんでそれが分かるんだ?」

 

アルバ「この風自体に覚えがあるからだよ。それよりも先へ進もう。」

 

そう言った俺はさらに先を進む。そして森林の中に気配があることに気づいた俺はその場に留まる。

 

アルバ「隠れろ。誰かいる。」

 

パイモン「お、おう。」

 

俺たちが茂みの中に隠れて様子を見る。そしてその場所にいたのは風神バルバトスと風魔龍トワリンだった。

 

トワリン『バルバトス助けてくれ……俺よりも強い風が……モンドを蝕もうとしてる…』

 

ウェンティ「その風はトワリンよりも強いものなのかい?」

 

トワリン「あぁ…一度戦って追い払おうとしたが、奴の強さが格上だった。」

 

パイモン「誰だよアイツ。知り合いか?」

 

アルバ「風神だよ。このモンドの神様だ。」

 

パイモン「えぇ…オイラからすれば生意気なガキにしか見えないけど…」

 

お前も十分、ガキだと思うが…と、そんなことを思っていたその時だった。

 

トワリン『バルバトス、あそこに誰かいるぞ。』

 

ウェンティ「分かってる。前から気配に気づいてた。そこから出てきなよ。いるのは知ってるよ。」

 

そう言われて俺たち2人は茂みから出た。パイモンは心配そうな顔をして俺を見た。

 

パイモン「お、おいアルバ…オイラたち、悪人じゃないよなぁ?」

 

アルバ「怖がり過ぎだパイモン。少なくともアイツらは俺たちに危害を加えることも無いし、俺も彼らに危害を加えるつもりは滅相もない。」

 

ウェンティ「君は……誰だい?」

 

アルバ「ただの通りすがりだ。風の龍であるトワリンを宥めている風神を放っておけなくてね?」

 

ウェンティ「へぇー?なぜ僕が風神だということを知ってるんだい?」

 

アルバ「俺の元素視覚がちょっと特殊でね?!かなり濃い元素力を持った奴はファデュイの執行官か神様ぐらいだからね?」

 

ウェンティ「なるほど…」

 

アルバ「随分と弱っているなその風魔龍。治してやろうか?」

 

ウェンティ「できるの?」

 

アルバ「傷を治すなら水元素を応用した回復でできる。」

 

そう言って俺はトワリンに近づき、手を添える。

 

アルバ「(ジンは風元素によるヒーラー、珊瑚宮は水元素キャラのヒーラー。風元素の力がない俺に合う回復方法は水元素だ!)」

 

そう言って水元素を使った特殊なフィールドでトワリンを囲んだ俺。彼の傷口が忽ちと塞ぎ治していった。

 

トワリン『おぉ、傷が治っていく!』

 

ウェンティ「凄い…これだけの元素力、僕でさえも驚いちゃうよ!君、名前は?」

 

アルバ「俺はアルバ、ただの流浪者だ。んでコイツは俺の非常食のパイモン。」

 

パイモン「おい!オイラは食べ物でも何でもないぞ!」

 

ウェンティ「ふっふふ、君たち面白いね?僕はウェンティ、君が見た通り風神さ。」

 

アルバ「よろしく……んで、何があったか教えてくれるか?東の四風守護であるトワリンがなぜこんなにも酷い怪我を?」

 

トワリン『事情を話せば長くなる。バルバトス。』

 

ウェンティ「あぁ、彼は戦いの最中に邪龍の毒血をその身に受けたんだ。僕はそれを治す治療手段を探すために彼の元を離れたんだ。もちろん、何も話さないで去るわけにも行かなかったからね?」

 

アルバ「ふむ…(本来ならば毒に苦しんで正気を失っていった中で「自分を見捨てた」と誤解してしまうが…そこまで酷いわけじゃ無さそうだが…)」

 

トワリン『だがある日、アビスの連中が俺に接触してきた。だがそれを止めた奴が身体の全身が黒光りする金属質の甲殻で覆われた龍だった。ソイツは俺を死に追い込むほど苦しめた。』

 

アルバ「(黒光りする金属質の甲殻?なんかどこかで…)」

 

そんなことを考えていたその時だった。いきなり空が曇り、雨が降り出す。そして風も一気に吹き荒れて辺りの空気が一変しだす。

 

パイモン「うわああああ!?な、なんなんだこの風!」

 

ウェンティ「風が泣いている…まるで異物が入って苦しんだ人のように…感じるかい?」

 

アルバ「あぁ、どうやら俺の予想は当たってたようだ。」

 

そして俺たちが空を見上げるとそこにいたのは、トワリンが言ったように全身が黒光りする金属質の甲殻で覆われたドラゴン……いや、ドラゴンという枠にしてはちょっと予想が酷いみたいだ。

 

アルバ「やっぱりアイツか!鋼龍クシャルダオラ!」

 

パイモン「なんなんだソイツは?」

 

アルバ「話はあとだ!急いでモンドのに行くぞ!」

 

パイモン「トワリンはどうするんだよ!」

 

トワリン「俺なら問題ない。コイツのおかげで傷が治った。今のアイツに勝てることは不可能だ。どこかに隠れるさ。」

 

そう言ったトワリンはクシャルダオラがいる場所とは別のところへと向かった。そして俺は…

 

アルバ「モンド城に行こう。」

 

ウェンティ「あぁ、そこで僕達の現状を話した方がよさそうだ!」

 

こうして俺とパイモンはウェンティと一緒にモンド城へと急ぐのであった。

 





次回

・モンド城の現状
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