色々な能力を持って原神の世界に転生したら煌黒龍でした。 作:XIYON
ではどうぞ。
風神バルバトスことウェンティと共にモンド城へとやってきた俺たちはとりあえず鹿狩りで現状のモンドを聞くことになる。天気はクシャルダオラが既に別の場所へ去ったのか、晴天となっていた。
ウェンティ「つまり君は別の世界から来た漂流者、目が覚めたら龍の姿になってて、その場でパイモンと出会った。」
アルバ「簡単に言えばそうなる。今の俺の姿は人間だが、本来はトワリン並の大きい龍だ。俺は元々前世では人間だったから何かと不便でね?」
空と蛍に関しては触れないでおこう…まだあの2人がどこにいるのかは分からないからな?
ウェンティ「それで人間の姿になってテイワットの世界を旅して自由気ままに楽しもうって思ったわけか。」
アルバ「あぁ。冒険者登録もしたかったんだけど…これじゃあなぁ…」
パイモン「あのクシャルダオラってヤツはいつから現れたんだ?オイラから見るに、結構前からいるみたいだけど…」
ウェンティ「うん。1週間前、突如モンドの天気が荒れていた。異変に気づいたジン団長は騎士たちにモンド全域を調査するように頼んだんだ。」
アルバ「つまり…ずっと曇りの日が続いていたのか?」
ウェンティ「今日は曇りだけど…場合によっては雨が降り続けることもあった。」
アルバ「なるほどな…」
ウェンティ「君、さっきの龍をクシャルダオラって言ってたよね?あれは異界の龍なのかい?」
アルバ「あぁ…本来はテイワットには存在してはいけない龍だ。この龍は風を操る力があって、嵐と共に来る…彼がいる世界では古龍種に分類されるモンスターだ。そのなかでも、比較的研究が進み、古龍の代名詞とも言われているんだよ。」
パイモン「古龍種って…なんの事だ?」
アルバ「『あらゆる生態系から逸脱した生物』と定義されている未知の生物群の総称さ。俺が憑依したアルバトリオンもその分類に入る。だが俺は元は人間だ。この世界の人達に危害を加えるつもりはないよ。にしても…クシャルダオラか。」
皚々 焦眉の急…
鍔際 已んぬる哉…
悲壮 腹を括れば…
来ませり 神助の風翔…
改めてクシャルダオラの詩を思い返したが、こんなものがモンドは当然、テイワット全ての生物に危害を加えることになる。だが、クシャルダオラがいるということはテイワットにはモンハンのモンスターが他にもいるのか?
アルバ「とりあえず俺たちの今の目標は悪天候でモンドを覆い隠したクシャルダオラを倒すことだ。」
ウェンティ「だけどどうやって倒すんだい?相手は僕らじゃ知りえない未知の魔物だよ?」
アルバ「確かに…俺、1人ではな?誰か、仲間になってくれるヤツがいればいいんだけど…」
と、そんなことを考えていたその時だった。
トワリン『バルバトス!聞こえるか!』
ウェンティ「トワリン、どうしたの?」
トワリン『あの青年、先程の鉄くずの龍、クシャルダオラと言ったな?』
ウェンティ「そ、そうだけど…」
トワリン『ソイツが風龍廃墟を根城にした!どうにかして止めないと大変なことになる!遠くから見ていたが、アビス教団もこのことを重く見ているそうだ。』
アルバ「急ごう!」
ウェンティ「待った…僕はここで待つよ。」
アルバ「なんでだ?」
ウェンティ「トワリンは既に救っている。だけど、この問題は僕じゃない。君だろ?」
アルバ「お前、自由気まま過ぎるだろ。」
ウェンティ「えへっ♪」
パイモン「えへってなんだよ!全部アルバに丸投げしてるじゃないか!」
アルバ「パイモン、テイワットとは別の世界のモンスターの生態は俺が得意分野だ…何も責めることはないよ。急ごう!モンドの風を取り戻すぞ。」
そう言って俺たちは風龍廃墟へと向かった。ここに来ると空の天気は黒い雲に覆われているが、今回は予想外すぎる状態になってた。
パイモン「雪だ!」
アルバ「妙だな…モンドで雪と言えば、ドラゴンスパインぐらいだ…なんで風龍廃墟に雪なんか…」
と、そんなことを考えていたら後ろに誰かが付けていたことに勘づく。
アルバ「パイモン、止まれ。」
パイモン「え?」
アルバ「そこにいるのは分かってるんだ。出てこいよ。」
そう言って木の影から現れたのは水色に染められたショートカットの髪で以下にも騎士団の服装をした女性が現れた。
???「ごめんなさい。着いていくつもりはなかったの。けど、あの天気とアナタが関係してると思ってて…でも、あの龍とは関係無さそうだったわね?」
アルバ「そうなのか…お前、名前は?」
エウルア「私はエウルア、騎士団の任務で風龍廃墟の周辺を警戒していたの。」
アルバ「俺はアルバだ。んでコイツはパイモン。」
エウルア「アナタたち…風龍廃墟に向かってるの?」
アルバ「あぁ…例の龍を倒すためにな?」
エウルア「アナタたち正気なの?あれは私たちも見たことがない怪物なのよ?」
アルバ「もちろん、それが俺たちがモンドを救う理由さ。てかお前、もしかしてついて行くつもりなのか?」
エウルア「はぁ……ま、アナタが何をしようとしてるかは知らないけど… 波花騎士として放っておくわけにはいかないわ。」
アルバ「どうなっても知らないぞ?」
エウルア「いいわ。逆に上等よ。」
アルバ「よし、じゃあ行こう。」
パイモン「おい!会話のテンポが早くないか!オイラまだ何も準備ができてないぞ!」
エウルア「そう、じゃあアナタはここで魔物に襲われながら待ってたら?」
パイモン「それは凄いいやだぞぉーーーー!」
こうして俺たちはモンドを脅かしているクシャルダオラを倒しに行くのであった。
次回
・テイワットの地脈や元素力とかのせいで豹変しちゃった鋼龍