色々な能力を持って原神の世界に転生したら煌黒龍でした。 作:XIYON
今回は最近でたばかりのフォンテーヌの魔人任務に関するネタバレが含まれてます。見たくない方はブラウザバッグを…それでも大丈夫なら入って、どうぞ。
望舒旅館で謎の殺し屋、十六夜煉と邂逅した俺たちは酔っ払って体調が悪くなったエウルアを診てもらうため、急いで璃月港へと向かった。その道中、俺とパイモンはここに来るまでの経緯を話した。
胡桃「つまり…アルバはこの世界にやってきた異端者で、偶然とパイモンに出会ってモンドで起きた異変を解決したってことなんだね?」
アルバ「あぁ…異界の魔物がこの世界の地脈に適応して元素まで使うようになった。一応、止めることには成功したけど他の地域にもいる可能性があると見てね?」
パイモン「それで西風騎士団との会談の結果、エウルアと一緒に璃月港に向かうことになったんだ。」
胡桃「なるほどね…ならアナタたちは来て正解だったのかも?…着いたよ!ここが不ノ盧だよ!」
白朮「おや?胡堂主じゃありませんか?どうかされましたか?」
胡桃「白朮!この人を見て欲しいの。彼の友人で、体調を悪くしちゃったみたいなんだよ!」
アルバ「それに身体が冷たい。何とかできるか?」
白朮「彼女をこちらへ!」
俺たちは急いで白朮の診察室へエウルアを運んだ。そして彼は彼女の身体を見ながらどの病状なのかを考える。そして…
白朮「恐らく…これは凍結されたせいで起きた熱です。解熱剤を使えば治りますが、時間はかかりますよ。」
アルバ「構わない。モラさえ払えば治療してくれるんだろ?」
白朮「はい。勿論です。」
胡桃「よかったぁ…あの男が完全に殺しちゃったら大変なことになってたよ…」
するとそこに不卜廬で薬採り兼弟子のキョンシーの七七がやってくる。
七七「白先生。お客さんが来てるんだけど…彼を探してるみたい。」
胡桃「お?七七ちゃん。今日も元気かな?」
白朮「胡堂主、今はここで彼女を成仏させようとしないでください。彼女は任せてください。アナタはお客様を。」
俺達はエウルアを白朮に任せて俺に会いたがっている人物と面会する。
???「アルバトリオン様ですね?」
胡桃「あれ?彼、なんでアルバの本名を知ってるんだろ?」
アルバ「アンタ、名乗らないで俺に会いたいって、どういうことだ?」
セバスチャン「これは失礼。私はナヴィアお嬢様の執事をしているセバスチャンと申します。アルバトリオン様、会いたいのは私ではなく、お嬢様が是非ともアナタと2人きりで瑠璃亭で話をしたいとのことです。」
ん?待てよ、ナヴィアってフォンテーヌのキャラだよな?それに執事の付き添いはコイツじゃなくてマルシラックとシルヴァなはずだ。何故だ?
胡桃「瑠璃亭って、確か璃月を代表する料理店だよ。値段も結構するし、ここからだったら歩いてすぐだよ。」
アルバ「……分かった。応じよう。」
胡桃「え!?ちょっとアルバ!」
アルバ「俺に話したいことがあるってことは凄く大事な話なんだよ。」
それにフォンテーヌのキャラがこんな時に現れるのはおかしい…
アルバ「色々とあるからお前は待っててくれ。」
胡桃「あぁ、分かったわ…エウルアは任せて、アナタは彼女との会談をしてきてちょうだい。」
アルバ「ありがとう胡桃。パイモン、悪いけど胡桃と一緒にエウルアを見てくれないか?恐らく俺以外の物も入れば…」
パイモン「あぁ…狙われる可能性大だからな?」
そう言われた居ればマルシラックに案内されて瑠璃亭の入口までやってきた。
セバスチャン「申し訳ありませんが、私が案内できるのはここまでです。お嬢様は中に居られますので、アルバ様が直接お会いになってください。」
アルバ「あぁ、御足労ありがとうセバスチャン。」
そう言って瑠璃亭の中へと入っていく俺。そしてそこにいたのははちきれんばかりな大きいココナッツ……ゲホンゲホン!特徴的な帽子に金髪のロングヘアー…黒と白の服に身を包んだ女性がテーブル席に座っていた。
ナヴィア「初めまして。アルバトリオン……だったかしら?」
アルバ「
ナヴィア「あら、私はアナタの存在を知っていて態々この璃月まで来たのよ?疲れが出てるから、料理も振舞ってあげたのに。」
アルバ「ナヴィア嬢、恐らく俺を呼んだってことは何かしらの理由があるからだろう?」
ナヴィア「ナヴィア嬢なんてやめてちょうだい。私はアナタと平等に話したいのよ。」
アルバ「んじゃ、俺もアルバでいいナヴィア。んで?フォンテーヌ出身のアンタが俺に会うために遥々と璃月に来た理由を教えて欲しいな?」
そう言った俺は目の前のテーブルに座って近くにあった麻婆豆腐らしきものと、椒椒鶏、天枢肉、そして近くにあった釜から白米を茶碗によそって食した。
ナヴィア「さてと…本題に入りましょう。アルバ、アナタはもしかして転生者の身かしら?」
アルバ「おっと……俺の正体を知っているとはな?ーーとなると、お前さんも本来のナヴィアじゃないってことか?」
ナヴィア「あら?感が鋭いわね?なんで分かったのかしら?」
アルバ「瑠璃亭の食事を出せるほどの資金を棘薔薇の会が持ってるとは思わないからだ。フォンテーヌの食事にも高級なものが殆ど多いが、モラのなかで一番と高いのは瑠璃亭だろう。それに元は民間組織であるはずの棘薔薇の会が、何故ここまでの大金持ちなのかも知りたいね?」
ナヴィア「ふっふふふ、はーい♪大正解♪私はアナタの知っているナヴィアに憑依した転生者、原始胎海の水に溺れそうになったナヴィアに私の魂が偶然にも、入ったおかげで普通の身体になったのよ。」
元のフォンテーヌ人は先代水神エゲリアが眷属である純水精霊たちの「人間になりたい」という願いを叶えるため、原始胎海を使って純水精霊たちを人間にしたが、それを勝手に盗用し新たな人類を創造するという「禁忌」を犯したエゲリアは天理に当然の怒りを買ってしまった。
ナヴィア「フォンテーヌの予言と、その国の結末はアナタもゲームで知っているわよね?」
アルバ「勿論だとも。」
フォンテーヌを滅ぼす逃れられない裁きの「予言」を受ける事となってしまった彼女は対処を成すことなく後継としてフォカロルスを次期水神に指名した上で500年前のカーンルイア討伐の際に戦死。
次代の水神に昇華したフォカロルスも「神の力」ではどうにもならない事を早々に悟ったのだ。
色々と考えた結果、彼女はフリーナという影武者を創り…自身は“諭示裁定カーディナル”と一体化。 フォカロルスの肉体には人間としての自我が生まれ、ただのフォンテーヌ人が生まれたのが、フリーナだ。
そして彼女を含めたフォンテーヌ人たちは純水精霊の記憶から人間の記憶に上書きされる。
フリーナは500年という年月をかけてフォカロルスを演じ続けた。
「終わりが見えない……凄く寂しい……一体いつまで耐えれば良いんだ……」
空(または蛍)はフリーナに隠れたこの真実を知る由もない状態でフリーナに問い詰める。その後の裁判で『水神、死刑』とカーディナル判決を言い渡されるフリーナ。
だがこれも水神である彼女の最後の一手で予言の1つ… 神を騙ったフリーナではなくフォカロルス本人。500年も貯めこんだエネルギーで自分ごと水神の神座を処刑し、水の龍王ヌヴィレットに原初の力を還すこと。
そしてその力を手にし、人々と触れめ元素龍らしからぬ優しさを得た彼にフォンテーヌ人の罪を赦し、浄化するためだった。
ナヴィアたち棘薔薇の会などの様々な派閥の救助もあって滅亡を回避されたが、神フォカロルスは死刑が執行されたと同時にフリーナへ役目を終えたことを告げ、普通の人間として過ごすよう彼女を労ってこの世を去る…
ここまでが、オリジナル原神のストーリーだ。
ナヴィア「性格が殆ど同じだけど、商売としてはかなりのやり手の私が彼女の身体を借りて、瑠璃亭でテーブルの席をとるぐらいに等しい存在になったのも、アナタは知りたいはず。」
アルバ「……」
その通りナヴィアは本来はフォンテーヌにまだいるはず…なのに俺と会うために璃月にやってきて瑠璃亭の料理もご馳走して貰うなんて……今までなかったはずだ。
するとナヴィアは驚くべきことを発言しだす。
ナヴィア「この世界…いや、この銀河にはスフィア・リムと呼ばれる宙域が存在するの。アルバ、アナタがいるこの原神の世界も平行世界の中の1つがスフィア・リム内の惑星…スフィアアースとして存在しているの。」
アルバ「ふむ…」
ナヴィア「それらの均衡と秩序を守っているのがスフィア天界と呼ばれる天界にある異世界対応局…私は元々、そのスフィア天界からの使者ってわけ。この組織の会長の肩書きも忘れずにね?」
アルバ「そうか……ところで、アンタの本来である付き添いの2人はどうした?」
セバスチャン「先代からのお目付役であったマルシラックさんとシルヴァさんは……残念ながら…」
アルバ「……」
ナヴィア「私が既に憑依していた際には亡くなっていたわ…その後、私はスフィア天界に拾われて対応局に入って、今の棘薔薇の会を大きくさせたの。」
アルバ「なるほど…んじゃ、俺はそのスフィア天界に通ってこの原神の世界に転生するはずだったと?」
ナヴィア「いやいや、そういう訳にも悪しからず…最近、天界を経由しないでそのままその世界に転生しちゃう人が多くなってきているの。理由はスフィア・リムの宙域にあるスフィア粒子の濃度が濃くなっていることが原因かな?」
アルバ「なるほどね…お前さんの目的が分かったよ。スフィア天界に協力する代わりに、俺に出来る限りのサポートをしてくれるってことか?」
ナヴィア「えぇもちろんよ?」
アルバ「旅をできるぐらいのモラをくれるのだったら、それに答えよう。璃月は契約の国だ。この国らしいやり方で協力しよう。」
ナヴィア「なら決まりね?……それと。」
アルバ「ん?」
ナヴィア「今日の明朝、謎の魔物の鳴き声が聞こえたわよね?知ってる?」
アルバ「あぁ…ちょうど殺し屋と戦っている最中に突然として鳴り響いた。しかもその鳴き声には聞き覚えがある。」
ナヴィア「角竜ディアブロス…この璃月にいるのは確実ね?それに…こっちも興味深い情報を手に入れたのよ?」
アルバ「興味深い情報?」
ナヴィア「千岩軍の一部隊が謎のマンモスを連れた軍団に襲われたことよ。」
アルバ「謎のマンモス?」
ナヴィア「私の予想が正しければ、そのマンモスはガムートの可能性があるわ。けどおかしいわ。ガムートは寒冷地域にしか棲息しないはず。」
アルバ「スネージナヤじゃあるまいし、それに…ドラゴンスパインは寒いとはいえ、ガムートの生活には適さない。」
ナヴィア「そうね…このことを詳しく知ってる人がいればいいけど…」
アルバ「と言っても…西風騎士団御用達の冒険者とはいえ、そう簡単に凝光には会えない。甘雨でさえも難しいだろうな?」
さて困ったものだ…恐らくあの連中は裏で動くことが大好きだ。それにモンドで好き放題にクシャルダオラを暴れさせた。何か独自の情報を持ってるやつがいればいいけど…
ん?待てよ、モンド…自由…危険…そして璃月七星に、璃月総務司…そうか!彼女に聞けば何か分かるかもしれない!
アルバ「いるじゃないか。俺たちにぴったりの人物が岩上茶室に…」
ナヴィア「岩上茶室ってアナタまさかカジノでもしに行くつもり?」
アルバ「まっさか…情報を提供してくれる人に会いに行くんだよ。無理に七星に会わなくても、彼女なら真っ先に俺と交流してくれるさ。」
何かを思いついた俺は瑠璃亭で残してしまった食事を保存容器に入れて持ち帰り、支払いを終えて瑠璃亭をあとにした。そしてそこの入口で待っていたのは胡桃だった。
胡桃「その顔、何か思いついたみたいだね?」
アルバ「あぁ…パイモンはエウルアの面倒を?」
胡桃「うん。まだ目が覚めてないみたい。」
アルバ「分かった。なら岩上茶室に行こう。」
胡桃「え?何しに行くのさ?」
アルバ「俺と情報交換が出来そうな人に会いに行くのさ。」
胡桃「あ!ちょっとアルバ!待ってよー!」
次回
・璃月が抱える騒音問題