ウマ娘がTRPGを遊ぶだけのはずだった。   作:稗田之蛙

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8.贖罪

(ラウディーとの接触シーンはゲーム上の演出も兼ねて他プレイヤーは未確認で進行。ハルウララも他には内容を打ち明けない事を選ぶ)

 翌日の朝。今日は休日だ。この時点でラウディーが企てを決行すると予測出来たのもあって、カームフェスティバルまでは時間的な余裕があるだろう。

 

セイウンスカイ『……このタイミングでラウディーにやる事に推測つけたりするんだろうけど、ノボジャックの反応見るに正解って考えていいのかな?』

 ――うむ。ラウディーとフォーエナーの人となりをよく知るノボジャックは、夜も考えていたようだがプレイヤー達の推理をおおむね肯定している。おそらくカームフェスティバルではそのような事件が起こるだろう。(GM独白:本来ここからその情報を集める時間だったけど……)

カレンチャン『じゃあ、後はフォーエナーちゃんをスリに加担させられるより前のタイミングで接触出来るかどうか……かな?』

ライスシャワー『……あるのかなぁ? そんな方法……』

セイウンスカイ『祭りが始まる直前から四方八方探し回ってればいずれ見つかるっていう場合もあるだろうけど……まぁー、もっとスマートなのがありそうなんだよね。他の人は思いつく?』

ハルウララ『はいはいはーい! 知ってそうな人ひとり知ってるよ!』

キングヘイロー『ノボジャックさん?』

 ――ジャックはその辺り知らないらしい。

ハルウララ『ううん、ジャックちゃんじゃなくて……昨日捕まえた不良ちゃん!』

セイウンスカイ『……あぁ、なるほど。ノボジャックからグループに接触してどうにか探る手段もありそうだけど、まずはそっちをやってみようか』

 ――ふむ。では不良に会いに行く。では警察署だろうか。それでは、全員で向かうとしよう。

 

 ハルウララ達は早い時間から警察署へ向かった。

「やや! あなたは、ライスシャワーどのッスね!!?」

 大柄の男性がキラキラした笑顔でライスシャワーに詰め寄ってくる。

「うぇぇっ!? えっと……誰、ですか?」

「ははっ、これはこれ。申し遅れました。自分は『糸鋸圭介』。皆には"イトノコ"って呼ばれてるッス」

 

セイウンスカイ『……リプレイ書く時にコラボタグ要るんじゃない?』

 ――いやまぁこのシーンだけだろうし。(※プレイヤーにどういう性格のキャラか明確に伝わりやすいので重要でないNPCには有名な版権キャラ使う事がたまにある)

 

 イトノコは後ろ頭を掻いてから、しばし時間を起き……ライスシャワーにビシッと敬礼を向けてくる。

「スリの犯人の逮捕にご協力、感謝するッス! いやぁ、話は婦警さん達から聴取済みッスよ」

「ど、どんなふうにですか……?」

「そりゃあもう。『悪を赦さぬ黒い刺客、モノの見事に犯罪者を断罪ス』と……取材にきた新聞記者にも、そう伝えてあるッス!!」

「ふ、ふぇぇぇ……!!?」

 なんだか物騒な語り口というか、いくらか盛られてそうな雰囲気が伝わってくるね。

「まぁ……実際に捕まえてみせたのは事実ですし……」

 セイウンスカイがそのようになだめるが、イトノコの感極まれりはやむ気配もなく。

「上の人間は改めて感謝状を……なんて、いう話もありますが。ひとまず、今は自分からも感謝を表明したいッス!!!!」

 そういってから、急にライスシャワーの両手を握ってぶんぶんと振ってくる。ライスシャワー、どう対応していいかわからず苦笑い。

 とりあえずこのイトノコという人物は身なりや言葉から察するに、警察署の人間のようだ。

「……えっと、その子の件なんですけど……面会って出来ませんか……?」

「まさかまだスられてモノがあったッスか!!?」 大捕物の次は、事情聴取ッスか!! れは、大変ッス!! 今すぐ追加でしめあげなければ!!!!」

「い、いえ。そうじゃなくて……」

 ライスシャワーは他のウマ娘達に視線を送る。……「この場は任せた」と言わんばかりの視線が返ってきた。ますます、ぎこちなく笑うライスシャワー。

「……グループのリーダーさんの情報を聞こうかと……」

「……リーダー? あぁ、なんか集団でスリを働いていたらしいッスね。噂によると」

 ライスシャワーの言葉に、難しい顔で後ろ頭を掻くイトノコ。

「あのウマ娘、自分がスリやった事は一切否定しないし、ふてぶてしいっすがちゃんと自供もしてるし、そこらへんについてはあまり苦労はしてないッスが……"集団で誰が指揮を取っていたか"について聞くと、途端黙り込むんスよね」

「やっぱり……」

 セイウンスカイ達が推察していた事がライスシャワーの頭の中で思い起こされる。

「……そのことについても、私達から言いたいことがあるんです。……イトノコさん! もし、よければ、その人とお話をさせてください!!」

「ちょ、直接会うンすか? そ、それは……うぅむ……」

 事件が起きた直後のせいか、少し考え込まれる。

 

 ――そうだね。ライスの姉さんが交渉するならAPPでボーナスダイス二つだろうか。どうぞ。

 

ライスシャワー:CC(2)<=50 (1D100<=50) ボーナス・ペナルティダイス[2] > 36, 86, 96 > 36 > レギュラー成功

 

 ライスシャワーがスリを捕まえた事もある手前か、イトノコは少し考えた後に、快活に笑みを浮かべた。

 

「わかりました。事情聴取に参加させる……というのはさすがにムリっすが。"面会"なら可能ッス」

「……!」

「"ウマ娘のご友人、スリで捕まった友人を慰めにきた"。そういう体なら、今から話す事も可能ッス」

 そのようにライスシャワーを含めた五人へ打ち明けた。

「もちろん、しきり越しで我々警察の監視もつきますが……」

(※面会者が大人数で許可が降りるのは脱獄の手引とかしちゃう可能性とかの観点から本来ならダメなんだろうけど、1対1の状況でそれぞれ処理しちゃうとプレイヤーとGMの手間が多くなっちゃうからそこはフィーリングで)

「……イトノコさんも同伴できたりします……?」

 ライスシャワーは何か思うところあるのか、そのように上目遣いで彼を見た。

「えぇ。もちろんッス」

 にこやか……無遠慮ともいう。

 

セイウンスカイ『何故だろう。この人ならウマ娘に蹴られても平気だろう、という絶対的な信頼がある』

 ――ハハハ。

 

「ただ気をつけてください。規定上、スリの子が暴れたり、面会時間が長くなったりしたら、退出させないといけないッス」

 イトノコはライスシャワー達に、面会時の約束事を提示し始めた。

「あとモノを渡す事は厳禁ッス。それだけ約束してもらえば面会は取り付けられるッス」

「うーん、モノを渡すのは厳禁……それじゃあ、ウララちゃんと作ってきたこのお弁当は……」

「お礼として刑事さんにあげちゃおう!」

「そうだねっ、良い人みたいだし」

 ライスシャワーにお弁当を差し入れされるイトノコ。

「えっと、お昼ごはん……余っちゃったので……よければ、イトノコさん、いかがですか?」

「……自分、ウマ娘の大アイドルに弁当差し入れされるなんて感激ッス!!!!」

 なんだか涙目で大喜びしていた。中等部高等部の子から弁当を差し入れされてウマ娘の婦警に「イトノコさん、そういう人だったなんて……」「給料安いから、ご飯貢がせてるのよきっと……」なんてヒソヒソと噂話されていた様子だが、まぁ、それは放っておこう。

 

 面会室。しきりの向こうに、例の不良のウマ娘が連れられてきた。

 その子は、君達の姿を見るなり多少びっくりした顔色を見せてから。

「ハッ。滑稽なサマを笑いにきたのか?」

 そんな強がった素振りを見せた。

「そんな……ただ、ちょっとお話をしようと思って……ラウディーさんについて、とか……」

「…………」

 ラウディーの事を聞くと、強気も発言もやんで黙り込んだ。イトノコも頭を掻く。

「……この通りッス」

 黙り込んでいる彼女に対して、セイウンスカイは言いのけた。

「大丈夫ですよ~、あの人の天下も今日で終わり……私達が、そこの刑事さんと一緒に捕まえちゃいますから」

 一拍時間を置いて、にやけ顔を強めながら言う。

「あまり、そっちにとって喜ばしい事じゃないかもですけど~?」

「――――あのよう、何か誤解してねぇか?」

 ラウディーを捕まえるから安心しろとでも言いたげな素振りのセイウンスカイに対して顔をあげて見つめる。

「……そりゃあ、怯えてる部分もあるぜ? "躾"だってキツいのされてきた覚えもある。『誰かさん』が捕まって、たとえ豚箱送りになろうがシャバ出てきた直後に復讐される可能性だってある」

 そこには怯えの感情が強く混ざっていたが、不良のウマ娘はこう言い切る。

「だけどんなこた二の次だ」

 その言葉を吐いてから、セイウンスカイの顔を強く睨みつけた。

「なんで"お前らの為にダチ売らなきゃなんねぇ"んだ?」

 それを言い切ってから、黙った。

 

「……ライスはね。ちょっと、怒ってる」

 その場にいる全員の視線が、ライスシャワーに注がれる。

「誰かが、悪い事をする……それだけなら、ライスなんかが偉そうに怒る資格はないのかもしれない。だって、それはその人達がそれぞれの理由あって選んだ道……」

 彼女はいくらか言葉を選んで、慎重に言葉を、自らの想いを紡ぐ。

「……だけど。悪い事をしたくなくて距離を置いたフォーエナーさんを巻き込んで、挙句の果てに、自分の身代わりにしようとしている……そうだよね?」

「…………」

 この者からは答えは得られない。しかし、同行したノボジャックへの意味ありげな視線からして、それ正解かどうかは明白だった。

「……貴女はお友達を庇って喋らない。それをバカにするつもりなんて、ライスにはない。悪い事が関わってなければ、とてもステキな事なんだとも思う。けれど」

 ライスシャワーは悔しげに唇を噛んでから、しきりの向こうの彼女に訴えかけるように放った。

「それは、その沈黙は本当にラウディーさんの為になる事なの?」

 

 ――ふむふむ、なるほど。フォーエナーが犯罪に手を染めないように救いたいし、ラウディーがこれ以上非行走らないように協力しろと……。

ライスシャワー『も、もうちょっとだけ喋りたい事がっ!!』

 ――えぇ、どうぞ。

 

「……貴女からしたらラウディーさんが友人で、友人を売るという裏切りをしたくないのかもしれない。きっと、大なり小なり恩はあると思うから。でも、ライス達にとってはフォーエナーさんがお友達なの」

 ライスシャワーは自分と不良のウマ娘を重ね合わせてから、悲しそうに呟く。

「それでも、お願い……ライス達も、お友達を助けたいの……」

 

 ――諸事情でボーナスダイス一つ追加でAPP振ってもらおう。

 

ライスシャワー:CC1<=50 (1D100<=50) ボーナス・ペナルティダイス[1] > 89, 29 > 29 > レギュラー成功

 

 では、その不良のウマ娘はドキドキと話の行方を見守ってるハルウララの表情を流し目で見てから「……フッ」と諦めたように笑う。そうして、口を開き始めた。

「予想ついてるかもしれねぇが、ウチらのグループは今日のカームフェスティバルで大規模なスリを働く」

「!?!!?」

 軽い調子でいいのける不良。驚愕するイトノコ。

「ま、それは本題じゃねぇ。フォーエナーやラウディーがそこに来る、なんて予想してるんだろ?」

「い、いちおうは……」

 不良のウマ娘はもったいぶったように五指を組む。

「で、よう。今までラウディーの姉貴が一回も捕まんなかったのはなんでだと思う? スリなんてしてりゃ、目撃証言も出てくる。大人も本気になる。グループのとろいガキは何人も捕まった」

「…………」

 その語りぶりに、ライスシャワーは呑み込まれかけた。それだけ心の内を曝け出してくれている証左でもあったが。

「で、なんでアイツは一回も"お説教"すら食らってないと思う?」

「……容姿の似た妹が居たから? 今まではその子のせいにしてきて誤魔化せた、とか……」

「違う」

 ライスシャワーの推察が外れると、相手はご親切にも訂正を加えてきた。

「"自分じゃやらねぇ"んだ姉貴は。よほど捕まらない自信がある時以外は全部オレ達にやらせる」

 ウマ娘達は、顔を見合わせた。セイウンスカイとキングヘイローは予想しきっていたのか、すました顔で。ライスシャワーは怒りと悲しみが入り混じった表情で下唇を噛み、ハルウララは驚いた顔をしている。カレンチャンは…………――カレンさん? ……えっと、進めますね……。

「そんなラウディーの姉貴が。警備もわんさかいるだろうお役所お墨付きのお祭り事で? 出てくる? んなぁわけないだろう。全部、フォーエナーにひっかぶせる魂胆さ」

「そ、それをもっと詳しく話すッス!! 集団犯罪の計画っすよ!?」

 イトノコが大声で叫ぶが、不良のウマ娘は小うるさそうに表情を歪めただけだ。

「後で話すからちょいとだぁってろ、今こいつと話してる。邪魔するならもうはなさねぇぜ?」

 再びライスシャワーの方に向き合う不良のウマ娘。ライスシャワーは、わなわなと震える唇から声を絞り出した。

「……なんで、なんでそんな……」

「なんでそんな計画立ててたかって? ――憎かったんだよ。皆トレセン学園に不合格だったのに……アイツだけ、トレセン学園に受かりやがって……」

「…………」

「アイツとオレらで何が違う? ……姉貴より脚だって断然遅ぇ! 性格だって、ナヨナヨしてて弱っちい!」

「ちょ、ちょっと。キミ!!」

 泣き出しそうにしているライスシャワーに代わって……監視の警察官の手前にも関わらず声を荒げる不良のウマ娘に対して、キングヘイローは静かに一言だけ放った。

「その理由はもうすでにわかってるんでしょう。貴女なら」

 不良のウマ娘、キングヘイロー、ライスシャワー、その三人ともがハルウララの方を見た。

 

ハルウララ『え、わたしの顔何かついてる? もしかして寝癖そのまんまにしてたのバレちゃったかな……』

セイウンスカイ『あはは……これはセイちゃんにはマネできないなぁ……』

キングヘイロー『……ウララさん。不良のウマ娘さんに対して、何か言いたい事はある?』

 

 キングヘイローに促され、態度を落ち着けた不良のウマ娘に対して言葉を発する。

「あのね、エナーちゃんに罪をひっかぶらせる? 理由って、もしかしたら貴女の言ってるのとぜんぜん違う理由なんじゃないかなって、ウララは感じてるの」

 ハルウララの発した言葉に、不良のウマ娘以外の全員が多少驚いた。

「えっと、だって。そんな理由で怒ってるなら、誰にも止められない場所に連れ込んで、たくさん怒った言葉いっぱいぶつけたり……そういうのが手っ取り早いんじゃないかな、って」

「……何が言いたい」

「あのね。ラウディーちゃんが言ってたの。『……一度も勝てなかった事にえらく落ち込んでいたから、ひとまず見つからない場所で匿ってる。誰もが貴女みたいに"心が強い"わけじゃないんだ……今は、そっとしておいてあげて』って。それに、あなたも『フォーエナーの姉……ラウディー姉貴はなんだかんだで喧嘩っ早いから、一人で会おうとなんかすんなよ。お前みたいなのが怪我すると、目覚めが悪い』ってウララの事を心配してくれたり! ……あ、でもね。そんなに心配しなくても大丈夫だよ! その日の夜にね、実際ラウディーちゃんと一人で会ったんだけど、『アンタの事、人質にでも取ろうとしてたけど、気が変わったから』って言ってて、結局何もされなかったし!」

 

キングヘイロー『ちょっとGM私達が居ない間にウララさんに何やらせてたの!?』

(※プレイヤー陣は退席中にラウディーとハルウララが密会していた事を知りません)

 ――……ちょっと人質になってもらおうかと。

セイウンスカイ『おぉ。TRPGを全く知らぬ純真無垢な子を誘拐しようとしたとは、やりますねぇ~……』

カレンチャン『もぉ~、GMったら~♡ あとで何があったか"おはなし"ね』

 ――ハハハ。

 

「そんな人達が、ただエナーちゃんに怒ってるっ! ってのが、なんだか、ウララにはうまく想像できないんだ……」

 ハルウララがそういう事を並べ立てると、相手のウマ娘は毒気が抜かれたのか、五指を組んでいた手腕に額を乗っけるようにして顔を伏せった。

「……帰ってくるって話を聞いた時は『どのツラ下げてきやがった』みてぇにげんこつの一発でも食らわせてやろうと思ったさ。でもよう、姉貴の陰に隠れながらも芯の強かったアイツがよ、赤子みたいにボロボロ泣きながらラウディーの姉貴に手を引かれてたのを目に入れたら……そんな気、失せちまって……」

 声が震えている。それでも、続ける。不良のウマ娘は、顔を伏せたまま話し続ける。

 君達に打ち明ける事が"強さ"を証明する行為であるかのように。

「……エナーが泣き疲れて寝ちまった辺りで、『ラウディーの姉貴が考え出した案』……要は『妹をこれ以上追い詰めない為にトレセン学園を退学させる』っつー筋書きを聞かされたワケよ……スリの手伝い、荷物持ちを一回やらせただけじゃあ、そりゃあ、厳重注意で済むかもしれねぇ。退学なんて遠く及ばないかもしれないとも考えたヤツは居た。だがラウディーの姉貴は、言い切りやがった……」

 

『――だったら、エナーにワタシの罪、引っ被させたらイイジャン?』

 

 その光景を想像して、カレンチャンとライスシャワーはぞっとした顔を浮かべた。

「カームフェスティバルに行く約束を取り付けるのは簡単だったさ。姉貴は、エナーに『カームフェスティバルに一緒にいこう! そこでめいいっぱい遊んで、それからトレセン学園に一度帰って先生達には一緒に謝ろう!』なんて気のいい事を言いやがって…………屈託のない、妹に対する愛情に満ちた笑顔を浮かべながら…………トレセン学園に落第してからのアイツは、オレ達以上にちょいとおかしくなり始めた。そろそろ、誰かがお灸を据えてやったほうがいいのかもしれねぇ……」

 その吐露を終えてから、彼女は顔をあげて君達に告げた。

 

「くだらねぇ話をご清聴してくれたお礼に、一つ面白い事教えといてやる。カームフェスティバルでは地区別でスリ活動する予定だ」

 そう前置いてから、にやりと強がるような笑みを浮かべて言い放つ。

 

「――テメェらに、エナーが居るであろう正確な場所を教えてやる」

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