神様、あるいはウマ娘達よ。私は名もなきウマ娘改め《地の文》あるいは《GM(ゲームマスター》だ。
今回使用するルールブックは【新クトゥルフ神話TRPG クイックスタート・ルール(Ver.2020.02.28)】。
TRPGないしクトゥルフ神話TRPGに親しむ為に公式が無償頒布している入門のルールブックだから、機会があれば是非皆々様もご一読してほしい。
……さて、ダイレクトマーケティングはさておき。
今回のシナリオはTRPGといったものを一度も遊んだ事もない者達が遊んでいる為、クイックスタートを【非常に簡易的】なルールで遊ばせてもらっている。
具体的にいえば技能値の概念を撤廃し、能力値を主軸の判定に遊戯する。使用される能力値は以下の引用通りだ。
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■ STR(Strength、筋力)は、探索者が体一つで発揮できる物理的な力を表す。
■ CON(Constitution、体力)は、探索者の健康や頑強さを表す。
■ SIZ(Size、体格)は、探索者の身長と体重を総合して反映したものを表す。
■ DEX(Dexterity、敏捷性)は、探索者の身体的な機敏さと速度を表す。
■ APP(Appearance、外見)は、キャラクターの人を引きつける力や、肉体的な魅力を表す。
■ INT(Intelligence、知性)は、探索者の抜け目のなさや、論理と直感を飛躍させる能力を大まかに表す。
■ POW(Power、精神力)は、意思の力、心、そして精神的安定性を合わせたものを表す。
■ EDU(Education、教育)は、正規の学校教育もしくは重んずべき「人生経験」を通じて探索者が蓄積してきた知識を表す。
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(引用:『新クトゥルフ神話TRPG クイックスタート・ルール』(Ver.2020.02.28)7ページより)
……まぁウマ娘はだいたい美人だからAPPが必然的に高くなるだろうし、SIZも極端に違いがあるわけじゃないからそういった部分は『口が上手いか、交渉能力があるかどうか。背丈が大きい小さい、体重が増加してるか減少してるか』といったものに置き換えて考えてくれると嬉しい。
また、ゲーム全体の描写は小説に近い形で行われる。キャラクターの発言は「鉤括弧」、プレイヤーの発言は行頭に発言者の名前が表記された上で『二重鉤括弧』で表記される。GMからの雑談寄りな発言は行頭に――(ダブルダッシュ)だ。
セイウンスカイ『こういう風にー?』
――そう、そうだな。プレイヤー発言はNPCなどに聞かれても全く問題ないから、ぜひGMやプレイヤー同士の相談などに使ってくれ。
ハルウララ『みんなでVRウマレーター使って遊ぶなんてワクワクするね!!』
キングヘイロー『……紙とペン使うんじゃなかったの?』
――いや、どうせならVRウマレーター使った方が色々と臨場感があるだろう? ……まぁ、演劇の練習だって体で借りたんだが……。
セイウンスカイ『まぁ、クリッチャーとか怖い映像ないならVRの方が楽しいんじゃない?』
キングヘイロー『……スカイさん。筆記するの面倒臭いだけでしょ?』
ライスシャワー『ら、ライス……怖くなくても殴り合いの映像とかは、ちょっと、苦手かな……』
カレンチャン『格闘技の試合とかならガンバレーって応援できるんだけど、自分たちが誰かを殴るのは確かにカワイクないかも……』
……さておき。私達が執り行うゲームにおいては独自のハウスルールがある。MP……まぁ、魔力だな。便宜上は『メンタルポイント』と呼称する。諸事情でそれがほぼ死に要素になってるからだ。
だから『MPを5支払えば失敗した判定を振り直せる――プッシュ判定が行える事』という事にする。ひたすら作業頑張ったり精神すり減らすほどの集中で判定振り直したって解釈をしてくれ。
また、それぞれ【想い】という独自のステータスをそれぞれ1所持しておいてくれ。
ハルウララ『重い?』
ライスシャワー『ふぇっ!? ら、ライスやっぱりこの前の食べすぎちゃったかな……』
カレンチャン『女の子に体重の話はげんきんだよ~♪』
――………どう突っ込めばいい? いや、まぁ続けさせてもらうぞ。
この【想い】というのはダイスを振る時に使用宣言する時に『強制的に判定を成功にさせられる』。まぁここぞという時の必殺技みたいなもんだな。
また、『HPかMPが何らかの事情で0以下になる時にも使用宣言する事で1の状態で踏み留まれる』。
この数値はシナリオクリア時に全員1回復する。また、クリア毎にGMを含めた皆で活躍した人を投票して、一番票が多かった人は追加で1回復される。
以上の事を踏まえ、これら8つの能力値に、次の数字を好きなように割り当てる。『40、50、50、50、60、60、70、80』だ。
先程の能力値を参考にそれぞれ振り分けてほしい。
《キングヘイロー》
■ STR:40
■ CON:70
■ SIZ:50
■ DEX:50
■ APP:50
■ INT:60
■ POW:80
■ EDU:60
――……諦めの悪いステータスが物の見事に本人通りだな。
キングヘイロー『このキングに出来る限り能力値を寄せようとした、わ、腕力が……』
――……まぁ、実際のお前さんを再現すると高い数値が羅列してもおかしくないからな。他のウマ娘だって、一部のヤツはそうだろう。そこはゲームとして割り切れ。
《セイウンスカイ》
■ STR:40
■ CON:50
■ SIZ:50
■ DEX:50
■ APP:60
■ INT:70
■ POW:60
■ EDU:80
――セイちゃんはてっきりAPPを80にすると思ったが
セイウンスカイ『えへへ~、そんな美人? 褒めたって何も出やしませんよ~♪』
――いや、他人をだまくらかすのが上手いって意味で。
セイウンスカイ『……いや、まぁ、うん。否定はしないけどさ…………そういう能力はさ、他の子が高そうじゃん? こういうゲームは役割分担適材適所。でしょ?』
――……お前、やっぱり経験者だな……? まぁ、ゲームマスター的には頼もしい限りだが。初心者の牽引頼むぞ。
《ハルウララ》
■ STR:80
■ CON:60
■ SIZ:70
■ DEX:60
■ APP:50
■ INT:40
■ POW:50
■ EDU:50
――……えっと、本当にそれでいいのか?
ハルウララ『うん! ちからもちでつよくって、皆を守れるファイターになるんだ! わーっはっはっは!』
――……うむ、そうか。普段のウララとはだいぶイメージが違うが……テーブルトークロールプレイングゲーム。まさしく一つの楽しみ方。十二分にありだな。目的がある良いキャラメイクだ!
ハルウララ『えへへ~、ほめられちゃった♪』
《ライスシャワー》
■ STR:50
■ CON:70
■ SIZ:40
■ DEX:80
■ APP:50
■ INT:60
■ POW:50
■ EDU:60
――実に、ライス姉さんらしいステータスですね。ステイヤーらしくて……。
ライスシャワー「ら、ライス重くないよ!!」
――……え、姉さん? SIZ40にした理由……いや、まぁ、DEX高い人は他に居ないから、キャラメイクとしては正しいです。
ライスシャワー「ライス……重くないよ?」
――えっと……はい。そうですね。
《カレンチャン》
■ STR:70
■ CON:50
■ SIZ:50
■ DEX:50
■ APP:80
■ INT:60
■ POW:40
■ EDU:60
――カレンちゃんがAPP80なのはお約束ですね。
カレンチャン『カレンはロールプレイでもバッチリカワイイにがんばらなくちゃ☆』
――期待していますよ。他のプレイヤーキャラクターもちょうどAPP80は居な……ん、STR70……STR70!?
カレンチャン『そんなに驚いてどうしたの?』
――いえ、これカワイイステータスというか……。
カレンチャン『それが、どうしたの?』
――……………………………………ナンデモナイデス。
さて、それぞれステータスは決まったな。それでは……シナリオ開始といこう。
1つ目のシナリオの題名は……
『フォーエナーを追え』
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