自衛艦これの奮闘記   作:ジェームズ・ヨシダ

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自分達の現在地が分からないまま漂流をするみらいとおおすみはひとまず横須賀を目指す事にした。


漂流

漂流をして1日が経った、相変わらず広がる海が見えるだけで何の状況も変わらなかったがひとまず乗員への説明だけはしないといけないと感じたみらいは艦内放送で事態の説明をしたのが昨夜の事だ。乗員の反応は様々で信じる者もいれば信じられないとして落胆する者もいた。

 

「やっぱり別の世界だと言うのを受け入れるしか無いのかしら」

『私が見たのは夢でもなく現実よ』

 

みらいは艦橋でおおすみと通信をしながら船の指揮を取っており別の世界だと言う考えはおおすみも同じだと感じたらしくあれは夢では無いと思った。

 

「仮にそうだとしてもどうやって現れたのはどうしても分からないわ」

 

みらいは頭を悩ます内容にグッタリしそうになるも艦長たる者ここで挫けてはいけないと感じ取った彼女は表情を変えて船の指揮を取る。

 

 

 

 

 

輸送艦おおすみ艦橋にて艦娘おおすみは先導して進んでいる護衛艦みらいを見ていた。

 

「ひとまずどうにかしてこの状況から脱しないとね」

「しかし艦長、現在地が分からないこの状況下では闇雲に動くのは危険かと」

「分かっているわ。それよりも陸自の様子はどうなっているの?」

 

おおすみは副長妖精に自分の輸送艦に乗せている陸自妖精達の事を聞いてみた。

 

「やはりショックを受けている者が大勢います」

「そう・・・彼らには悪い事をしたわ」

 

訳の分からない世界に飛ばされて困惑をしているのは何もみらいやおおすみ達海自だけではなくおおすみに乗せている陸上自衛隊水陸機動団妖精が訓練のため乗り込んでおり彼らを巻き込んでしまった事をおおすみは後悔していた。

 

「とにかく今は横須賀を目指すことだけを考えましょう」

 

 

 

 

 

 

 

巡洋艦未来は民間のタンカーの護衛任務を終えて帰投をしていた、護衛をしていたタンカーは東京湾まで送り届けるのを見送るとタンカーの船員らが手を振ってきていたのでこちらも帽振れをして答えるとそのまま横須賀鎮守府まで戻る事となった。

 

「タンカーの護衛任務は終了したし帰ってさっさと船に燃料を入れちまおうぜ」

 

艦長未来は任務を終えてのんびりとしていたがすぐに頭を切り替える事態が発生をしてしまう。

 

「艦長!緊急電です、漁船群が深海棲艦の襲撃を受けているとのこと!!」

 

その言葉を聞いた未来はすぐに頭を切り替えて指示を飛ばす。

 

「鎮守府への帰投は中止だすぐに現場に向かうぞ最大船速!!」

「了解、最大船速!!」

 

ガスタービンエンジンの音が響き渡り艦内に戦闘配置のアラームが鳴り響いて乗務員達は戦闘配置につく。

 

 

 

 

 

 

海自のみらい達もレーダーにて漁船群を発見し保護しようとしたが見た物に衝撃を受けた。

 

「あれってドーントレスじゃない!!何で第2次大戦時の航空機がいるのよ!!」

『みらいさんそんなこと言う暇はありませんよ、早く撃墜をしないと』

 

みらいは驚いて声を張り上げるもおおすみは冷静に対応をしようとして迎撃をする様に言う。おおすみの武装は20mm機関砲しかなくこれは接近をしてくる爆弾しか迎撃をできないので本格的な対空戦闘はみらいに任せるほかなかった。

 

「対空戦闘用意!!主砲!うちぃーかた始め!」

 

みらいはオート・メララ127mm単装砲の砲身を敵機に対して向けると砲弾を発射して敵機を迎撃していくが数が多く1人での対応が難しかった。

 

「やっぱり敵の数が多いわ漁船群はどうなっているの?」

「既に退避を始めております、後数分はかかると思われます」

「それまでは何としても持ち堪えるわよそれとおおすみちゃんも守らないとあの人は20mm機関砲しかないから接近されたら終わりよ。シースパロー発射はじめ!!」

 

主砲の音が響く中シースパロー対空ミサイルが発射をされて急降下爆撃をしようとしていたドーントレスに似た機体を撃破していく。

 

 

 

 

 

輸送艦おおすみでも対空戦闘が行われていたが自艦防空の20mm機関砲しか自衛火器が無く接近をしてくる敵機に有効打を与えられていなかった。

 

「前部CIWS弾切れ!!」

「すぐに給弾作業をしなさい!」

 

前部CIWSの弾が無くなってしまったのですぐに糾弾作業に移るようにおおすみは命令を出すも

 

「しかし艦長、戦闘中の給弾作業は危険が伴います」

「この状況下で危険も何もありませんよ!すぐに給弾作業を「敵機爆弾投下!!」

 

艦橋妖精が大声を張り上げる。おおすみは窓の外を見ると敵機から投下された爆弾は甲板を突き破り車両甲板に着弾をしてしまう。爆弾は起爆をし車両甲板を地獄に変える。

 

「車両甲板にて火災発生!!」

「ダメコン班すぐに対処を!防火シャッター閉鎖急いで!!」

 

おおすみは急いでダメコン班に対処の命令を出して防火シャッターを閉め出した。これで火災の被害を抑えられると思ったおおすみは安堵の表情を浮かべたが

 

「敵機再接近!!」

 

再び敵が接近をしてきたが後部CIWSの射程圏外だったのでおおすみは覚悟を決めた。

 

「ここで終わりなのね最後に妹達に会いたかったわ」

 

しかしその時接近をしてきた敵機は爆発を起こして撃墜をされる。おおすみは慌てて攻撃のあった地点を見てみるとそこには

 

 

 

「現代艦・・・?」

 




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