ソードアートオンライン 好きな世界に転生したらキャラ達から頼られてました 作:ヤストモ
第4話 クラインの葛藤。そして攻略会議へ
ユウ「クライン!止めを!」
クライン「任せろ!リャァァァァ!!」
あの後、無事クラインの仲間たちと合流し、現在はレベル上げに勤しんでいた。
当初の目標は二つ。
一つはクライン達のレベルを15まで上げる事。
もう一つは自分のユニークスキルに慣れる事だ。
このスキル「一刀流」かなり使い勝手がいい。
片手直剣と刀でガンガン攻めて、周りにモンスターが集まってきたら両手剣スキルで吹き飛ばす。ソードスキルによる硬直も無いのでかなりのハイスピードで動き回る事ができる。
なかなかチート気味な感じで戦ったり、時々このSAOに慣れていないプレイヤー達にそれぞれのレベルに合った攻略の仕方やついでにこの世界での楽しい過ごし方なども教えたりしている。
それと一応βテストにて一番攻略が進んでいたのは僕らしいので、あの「情報屋」に頼んで初心者にも分かりやすい安全なレベルの上げ方やこの「浮遊城アインクラット」の楽しむ方法とβ版の時に出てきた危険なフィールドを一冊にまとめた本を全プレイヤーに行き渡るように配布してもらった。
まぁ………………原作通りぼったくりだったけどね……………。
そんなこんなやってる内に僕のレベルはあっという間に22まで上がってしまった。
チートじゃね?と思われるのも仕方ないが、出来る限り実力は上げておきたいのだ。
クライン達「風林火山」も僕の助言無しでうまく攻略を進められるようになったし、レベルも全員10は越えているのでこれまでのようにほぼ付きっきりで指導しなくても大丈夫だとと思う。
ユウ「クライン。少しいいか」
クライン「ん?どうしたユウ」
ユウ「僕、少し単独で動く事が多くなると思うんだが、大丈夫か?」
クライン「もしかして………そろそろボス攻略が近ぇのか」
ユウ「!?……流石にわかるか…………ああ。贔屓にしてる情報屋からの確かな話だ」
そう言うとクラインは少し表情を曇らせた。
まぁ当然と言えば当然だろう、現実に戻る為に乗り越えなくてはならない試練の一つに挑むプレイヤー達がついに挑むのだから。
それに僅かな間でも一緒に行動していて改めて分かったが、やはりクラインはかなりの兄貴肌なのだ。
キリトはもちろんの事、たびたび顔を合わせフレンドになった者達が強敵に挑もうと言うのだ。自分も参加すべきなのでは無いか?やれる事があるのでは無いか?しかし風林火山の仲間たちが危険じゃないのか?そんな考えが浮かんでいるのだろう。
僕からクラインに言える事は……………。
ユウ「クライン。正直君たち「風林火山」は現状のSAOの中でトップレベルのパーティーだと思う、もしボス戦に参加してくれるなら大きな戦力になってくれる事は間違いない」
クライン「…………へへっ、ユウにそう言ってもらえると少しは自信がつくってもんだぜ」
ユウ「でも、参加するかどうかは「風林火山」の君たちが決める事だ。僕はもちろん他の皆も参加しろ。なんて言わないさ」
クライン「!?へへっ…………ユウにはお見通しか。…………正直悩んでんだ。もちろん俺たちが参加して攻略が楽になんなら力になりてぇ。でもやっぱり怖ぇって気持ちが勝っちまうんだ。ハハ…………情けねぇよな」
ユウ「そんな事は無いよ、クライン」
クライン「えっ?」
ユウ「誰でも死ぬのは怖いし、大事な事で悩むのも普通の事だ。むしろ良いことだと僕は思う」
クライン「……………」
ユウ「クラインが参加しない決断をしても、僕はもちろんキリトだってクラインを情けない奴だなんて思うはずがない。何故ならクラインが優しくて責任感がある男だって事をよく知っているから。それに今日、今すぐボスと戦うって訳じゃないんだ。五日後に攻略会議をするからそれまでに答えを出して欲しい」
クライン「ユウ……………ありがとなっ!!あいつらとよく話し合って決めるぜ!!」
ユウ「ああ!それで最初に戻るけど単独行動が増えるんだけどいいか?色々準備もしたいから」
クライン「わかったぜ!今の今までユウにはスゲー世話になっちまった!これからは少しずつ恩返ししてくから楽しみにしててくれっ!!」
ユウ「!?…………ああ。楽しみにさせてもらうよ!」
それからクライン達とは別行動をとり、五日間の内に装備やアイテムを大量に集めたり情報提供を行い、いよいよ攻略会議となった。
だが集合場所に着き違和感を覚えた。
ディアベルが話し出すまでは原作通りなのだが、一つ決定的に違う部分があった。それは……………。
ユウ(キバオウいなくない!?そして……………ミトがいる!?)
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