三連休なんてなかったので時間かかりました。ナズナの生まれについての答え合わせです。
前中後編合わせて計20,000字近くのナズナの出生編。工事完了です(瀕死)。
面白さは捨てました。
《前回のあらすじ≫
愉快な性格をしていたスカジの一族は無力な羽虫の前で殺されました。
───三十年後、アランに託された赤子のニーナは大きくなった。
「今までありがとう。君のおかげで私は人を愛することができた」
“俺はなにもしてねーよ”
「いいや、君が語って聞かせてくれるスカジのみんなは愛に溢れてた。人を愛して、森を愛して、自分たちの血を愛してた。だから私も自分を嫌いにならずに人を好きになれた。エリシマにも会えた」
“俺は人類嫌いだけどな。特にエルフ”
「ふふ、めっちゃ言葉遣い荒くなったもんね。でもいつか好きになるよ。好きにしてくれる人が現れる」
大きくなったその赤子、いっぱしの母親となったそのエルフは善人だったが、それだけで良しとしない覚悟があった。
痛みに耐えるだけではなく、家族を守るために勇気を振り絞るだけでなく、世界に立ち向かう覚悟があった。
夫であるごく普通のエルフの男の亡骸を前に、その女は娘に誓った。
「私が、
“……やっぱ俺もついてく”
「ハハ、ダメだよ。そしたら誰がエリシマを看取るんだい?きっと彼女は、もう長くない」
“だったらなおさら側にいてやれよ…。俺にまかせんな”
「この子が死ぬ前に、
“羽虫にどうしろってんだ”
「君が見てきたあるがままを語ってくれるだけでいい。お酒飲んで、異性にだらしなくて、ギャンブルもするし、下品な笑いも好きだし、家族思い。スカジの一族は優しいだけじゃない、みんなそれぞれ個性があった。ただの底抜けの善人の被差別一族なんかじゃない。…それにいつかすっごい大精霊とかになってさ、君が力を手に入れたら。…私たちみたいな幸せになりたい誰かを助けてあげてほしい。夢を守ってあげてほしいと、私は思うよ」
彼女は血の呪いとありとあらゆる障害、攻撃に晒されながら、王の下へとたどり着いた。
そして、その命と引換えに差別の撤廃を王の口から引きずり出してみせた。
それがリヴェリアの父なわけだが。
「ねぇ、ほんとはね。わたし、君のこと───」
その最期の言葉を、羽虫は忘れない。
ある意味で彼女は羽虫の心に呪いを刻んだ。
だが、だからこそ───。
その5年後。
アールヴの神聖な森の中。
5歳くらいの少女が、虚空に向かって話しかけていた。
少女は痩せ細り、目を開けることすらできずに、土の上に横たわっている。
母親であるニーナが予感していたように、彼女は死にかけていた。
だがこの五年は誰にも邪魔されないとても静かな日々だった。
たった五年。
ニーナの命と五年の平穏。
それが釣り合ってるかどうかは、羽虫には分からなかった。
「やっぱり、僕は死ぬのかな」
“…そうだな。俺が回復魔法のひとつもできねぇ雑魚だから。お前は死ぬんだ”
「そっか…。残念だなぁ…」
“…だろうな。恨んでいいぜ”
「違うよ!…君に力がないことじゃなくて、僕に君を抱き締める力がもう残ってないことが残念なんだ」
“ハッ、お人好しが。俺なんかに構って楽しいか?ただ漂うしかできない。ろくな魔法の一つも使えねー俺なんかじゃなくて、もっと…。もっと、スゲーやつだって世界にはいるのに”
「僕にとっては、君が一番なんだよ」
“物好きめ。俺はただの低級精霊だぞ?しかも、俺は結局お前を看取るしかできない。お前の母親も見送るしかなかった”
「それでも、だよ。君が居てくれたから、赤子だった僕はここまで生きられた。それに君が話してくれた僕の死んだ母さんと父さんの思い出も好きだったなぁ…」
“俺は…”
「僕の人生悔いばっかりだ。昔のスカジのみんなみたいにもっとはっちゃけてみたかったし、お酒とか悪い遊びもしてみたかった。二日酔いするくらいお酒を飲んで、ギャンブルでできた借金にひーひー言ってみたり、エルフと正面切って喧嘩もしてみたかったな。お母さんみたいな人が欲しくて、お父さんみたいな人がほしくて、誰もが憧れる兄のような人も、妹も欲しかった。それで、そんな家族の為に無茶をして、怒られて…そんな風に生きてみたかった」
“…なぁ、最期に聞いていいか?”
「なに?」
“お前は、なんでこうも虐げられてるのにエルフが好きなんだ?”
「うーん…そうだね。やっぱり、僕がエルフの子だからだよ。誇り高くて、同族のためならどこまでも頑張れる。普段は隠れてみえないけど、驕れるだけの力と歴史がある。そんな人たちだから」
“誇り高い、ねぇ…そんで、お前も家族になりたかった?”
「うん。君が教えてくれた僕の死んだ母さんと父さんのこと。ずっと羨ましかったから」
“…やっぱり、お前は死んじゃだめだ。いいやつなんだ、お前らは。くそ…ほんとにさぁ!なんで、どいつもこいつも、こんな無能に期待する!俺が俺じゃなかったら、お前らは幸せに成れたはずだろう!?”
「ふふ。嬉しいな。ねぇ、
“…なんだよ。誰もが憧れるような兄じゃない俺にまだなんかあるのか?”
「あはは、そういうところが兄っぽくないんだよ兄さんは。根っからの末っ子気質というか」
“ほっとけ!”
「ふふ…ねえ、兄さん。お願いがあるんだ。………僕の身体をもらって欲しい」
“は?”
「僕はもう目すら見えない。歩けもしない。だからせめて、最期はこの身体くらいは僕の家族にあげたいんだ。最後のスカジとして、ずっとスカジの側にいてくれた君に」
少女は、漂うだけしか能のない光が返事をするよりも早く捕まえると口に含んだ。
“やめろ…!このっ、離せ頑固者!俺はお前以外!どうでもいいってのに!”
「大丈夫だよ、兄さんなら。きっと、
“そんな話はしてねえ!
「兄さんはすぐ無茶するからなぁ。でも、いいよ。僕は兄さんのそんな無茶の先、冒険を見てみたいんだ。それに僕も、家族の為にぼろぼろになってみたい…なぁ…」
少女は死んだ。
生まれたその瞬間から死を約束されていた彼女。
足りない物だらけだったその魂は、無理矢理飲み込まれた低級精霊が望んでいなくても取って変われてしまうほど儚くて。
足りない物だらけだったその身体は、その低級精霊の属性も合わさって、清廉な魔力の染み込んだ土と混じり合って、生まれ変わる。
奇しくもそれは、羽虫が名前を得ても問題ないくらいの存在強度になるには十分で。
その羽虫は生まれ変わる瞬間、ニーナの別れ際の言葉を思い出していた。
『ねぇ、ほんとはね。わたし、君のことが好きだったんだよ。それでね、結婚式には君の名前なんかつけたりして、なんて妄想したことだってあるの。あはは、結局初恋は叶わなくて、愛する人が他にできたんだけどさ。え、私が考えてた名前?』
『───ナズナ。エリシマの名前の由来になったエリシマムと同じアブラナの植物でね。どんな環境でも根をはって花を咲かせる私が好きな花なんだ』
『君にあげる、この名前。君が名前を持っても壊れないくらい強くなったら、いつか名乗ってくれていいよ。ナズナの花と同じらい諦めが悪くてしぶとくて、花言葉と同じくらい誰かに優しい私の大切な友人への、私からの最期のプレゼント!どんな形でも良い。もし名前を名乗れるようになったら、お願いね?君はきっと、私たちの血肉と思い出の上に生まれるから。………私の娘だもの。赤子の頃から育て上げられたらどうなるかなんて、わかりきったことだよね』
そして、出来損ないの精霊は
「ぁぁぁ…うぁ、ああああああああ…!」
やがてその悲痛な泣き声によって発見された赤子は、魔力視に長けたエルフによってスカジの一族であると誤解された。
「この赤子は…」
気味の悪い子供だった。
早熟で、1歳でこちらの言葉を理解してるような素振りを見せ、二歳で大人と変わらない調子で喋れるようになった。
だが、それもスカジの一族であるのだから当たり前だと分かっていた。
妖精のくせに精霊の血を引いた彼らは、成長が早いという記録がある。
赤子から子供の姿にまで急激に成長し、そこからは他のエルフと変わらない速度で成長していく。
それに、彼らは有用だった。
精霊の血が混ざっている故に、丈夫で回復も早く囮に最適。
虐げられているというのに同族意識が強く、従順。
彼らが番犬としてエルフたちに長い歴史の中でずっと虐げられながらも使役されてきた理由だった。
この子供はすべてを諦めたような目をしてこちらを見る以外、そのすべてがスカジの一族だった。
魔力視に長けたエルフの目が、その魔力の性質と属性から
『家族』という言葉を使えば、どれだけ嫌な顔をしながらも従うのがいい。
言葉巧みに誘導する必要もない。
『家族だから痛みを強いて当たり前』
そんな大義名分を使えば、剣を無意味に尽きたてたとしても、抵抗しない。
「…エルフの家族ってこんなもんか。あんたが父で?あいつが兄か?これがあいつの…こんなもののために?エルフとスカジじゃずいぶんちがうんだな」
いつだったか、番犬がなにか言っていたが剣の試し切り中に喋るなと黙らせた。
そして、騎士団の男が番犬として気に入っていたのは、この子供が妙にモンスターに狙われやすいということと、食事が足りなければ勝手に石を食べて腹を満たしてくれるところだ。
おおかた精霊の血が先祖返りで濃いかなんかで、モンスターの敵意を集めやすいのだろう。
石を食べる理屈だってどうでもいいが、この事実は男にとってとても都合が良かった。
実際のところ、男の推測はすべて的を外していたわけだが、番犬として使う分には問題はなかったのだ。
モンスターに狙われやすいのは、精霊そのものが混ざりあった肉体だから。
スカジの一族に見えるのは、スカジの一族の少女の身体と同じ土属性の低級精霊が混ざり合っているから。
石や岩を食べるのは身体の補強に泥が使われているから。
───家族に従順なのは、少女の遺言があるから。
その正体はスカジの一族と同じ土の属性の精霊が、スカジの一族の少女と混ざり合っただけの泥人形。
人間の振りをした出来損ない。
ただの死に際の少女の似姿を持つ、哀れな亡霊。
彼はエルフではない。
彼は人ではない。
彼は精霊ではない。
彼はただの
だからこそ、形は違えど夢と心を持った
ナズナにとって異端児の声を無視するのは、自分を否定するのと同じことだ。
彼らが許されないのなら、ナズナも許されない。
だってナズナも人間のふりをした化物だから。
心を持った怪物という同族を無視してナズナだけが幸せになるなんて、そんな都合の良い話はないと理解していた。
それにナズナにとって、異端児たちはかつてのスカジだ。
この世界に生まれ落ちたというだけで迫害を受け、それでも理不尽な世界に勝つために生きているその姿に、ちゃんと個性があって仲間内で楽しくやっている姿に、夢を見ている姿に、善良なその心根に、ナズナはスカジの皆を重ねていた。
だからナズナは、彼ら以上に彼らの夢の成就を願う。
『まだ終わっていない彼らの夢が、全部まるっと叶いますように』と。
「今なら、力がある。あのときにはなかった力が」
───…それにいつかすっごい大精霊とかになってさ、君が力を手に入れたら。…私たちみたいな幸せになりたい誰かを助けてあげてほしい。夢を守ってあげてほしいと、私は思うよ
自分の愛する家族に向ける自分の拳に震えながら、それでも自分の根幹を作った光景の似姿を壊さないために。
それが代償行為とわかったうえで、手酷い裏切りだとわかったうえで。
それでもナズナは対立を選ぶ。
「だから、俺は俺の
自分に愛を教えてくれた家族が好きで、リヴェリアたちのおかげで嫌いになりかけていた人への愛も思い出して、それでも消えない自己嫌悪。
だからこそナズナはより強い愛を家族に求めるし、どんな方法を使ってでも家族を守ってきた。
容易く自分を危険な目にさらして、自分の持つ残虐性を飼いならして、足りない自分を誤魔化してきた。
怨霊すらも怖れるその精神性。
他人への愛と嫌悪の入り混じった、地獄のようなその心。
誰よりも世界の滅亡を願っているのはこの男だ。
それを夢と思い出、家族への愛で蓋をしているだけ。
救われるつもりがなく、救うつもりがなく、溢れかえった破壊衝動と自他への憎悪はもはやコップで掬っても減ってるようにみえない海と同じ。
スカジの献身は暖かった。美しかった。
それを守れず、挙げ句奪った自分はあまりにも薄汚い盗人だ。
それでも、自分が死ぬことを、この命を無駄にすることをスカジの皆は喜ばないことをわかっていたから、ナズナは恥を上塗りしてでもしぶとく生きてきたのだ。
「自分のこと大嫌いな偽物が本物望んでんだ。痛みを伴う困難にぶちあたることなんて、猿真似始めたときからわかってんだよ」
今やナズナにとって酒は空気や水と同じ生きるのに必須の存在で、ギャンブルは生きがいレベルに根付いている。
今さら酒癖は抜けないし、ギャンブルなんて借金すればチャラになると本気で思ってるし、他人の悪巧みを破壊する愉悦は最高だし、喧嘩は生きてるって感じがすると言い切れる。
───いいや予言してやる。お前はすぐ周囲の影響を受けるから知らず知らずに私の真似をするようになるんだ。
だが所詮、始まりは猿真似だ。
見よう見まねでスカジを真似た、泥人形の寒々しい一人芝居。
始まりが猿真似な時点で、憧れを起点にしてしまった時点で、本物にはなれないのだ。
まぁ正直ここまで素で歴代スカジ全部盛りみたいな性格に自分がなると思ってなくて、あれ?となったりはしたわけだが、とにかく。
「それでも俺は、荷物の多すぎる俺の人生が気に入ってんだ。だから喧嘩して、認めさせて、またお前らと家族やれるように俺は転げ回るぞ。欲張り?うるせぇ!スカジはいつだって夢を見んだよ!」
───僕たちスカジは夢を見るのさ
───人生荷物が多いほうが楽しいよ
ロキ・ファミリアの面々は、色々と合点がいった。
男なのにユニコーンに発情され、神々ですら性別がわからなくるのは、処女と精霊が混じり合ったあまりにも清い身体をした男性だから。
エルフを自認しないのも*1、スカディという名を持つスカジの一族のはずなのにファミリーネームがなかったことも*2、スカジの魔法である身体を岩に変える魔法が身体に合わないのも*3、スカジの一族への差別に嫌悪感を示しながらもどうでもいいといいきって当事者意識がなかったのも*4、全部全部理屈が通る。
もっとも、どうでもいいと言いながら重すぎる後悔を引きずっていることが先程の語りで判明したわけだが。
結局のところ、スカジの一族が受けた差別は自分に向けられたものじゃない上に、彼らを守れなかった自分がキレるのはお門違いだと思っているのだ。
ナズナが許せないのはエルフの所業よりも無力だった自分。
だからスカジの恨みをエルフに向けることはないのだが、自分が受けた所業への怒りは自分のものなので思う存分に気兼ねなく、過剰なくらいに発散していた。
怒り爆発させるの気持ちぃ〜!最高〜!心のデットクス〜!みたいな。
…そんなに拗らせるなら普通にスカジの一族の恨みも向ければいいのに、そこはせずに溜め込むのが元の真面目さというか、生きるのが下手くそなところだった。
幸いなことになんてめんどくさい拗らせおじさんなんだろうと思う人間は優しい優しいロキ・ファミリアにはいなかったわけだが、なんてめんどくさい拗らせおじさんなのか。
───「アハッ、
───「さすが腐っても精霊!俺の正体もお見通しってかァ!?」
───「身ノ程ヲ知レ
ちなみに。
最後にシリアスをぶち壊しておくとするのなら、穢れた精霊を見て吐いたのはモンスターに飲まれた精霊を見て共鳴と拒絶が同時に起こったからで、遠征前にロキと身体を重ねていなかったら魂と身体がバラバラになっていた、という事実を明記しておこう。
それはまるで、神話の泥から生まれたエルキドゥが神官娼婦と交わったことで人間性と人間の身体を獲得したように、ロキとえっちしたから身体が人間として安定していたのだ。
逆に言うと身体を崩壊させながら穢れた精霊の初見の魔法にナズナは突っ込んでいったわけだが。
そりゃ失明する。
そして、この事実を踏まえると、歓楽街で穢れた精霊を見てもなんにも拒絶反応が出なかった理由についてお察しいただくことは可能だろう。
フレイヤにナズナを会わせるのに、仮面程度で最近のロキが許すわけもないのだ。
…結果として、若干思考回路にデバフを食らったナズナは、オッタルにもセ…の良さを伝えなきゃ…(使命感)となってフレイヤ・ファミリアで風俗風俗叫ぶイカレポンチになったけど。
過去最多。
十二の試練を余裕で超えた二人。
空っぽにされるどころか、空になってからがむしろ本番。
ロキはサキュバス。
まぁ、この事実を知ってる存在は誰もいないので、完全に偶然の産物なのだけども。
そもそも最初の1回目が酔ってふにゃふにゃ笑うナズナにムラっとしただけの一夜の過ちなので。
ナズナとしても男の部分は、元の持ち主のものではないので別に良いかくらいの感覚だったし。
あと普通に気持ちよかったのだ。
◆
登場人物紹介(完成版)。
・ペリナ
善性だけで精霊を落とした男。ついでに種付けした男。
享年346歳。
・エルナ・グノーメン
エルフに脳を焼かれて人生を捧げた精霊。
土属性。重い。
享年????
・ゴルランド・スカディ。
最初のスカジ。
おねショタされて子孫繁栄した。
享年313歳。
・アラン・スカディ
ハゲかけ美少年。
羽虫とスカジを引き合わせた。
巨乳好き。
一番最期まで戦い抜いた。羽虫に自分の子供を託した男。
享年92歳。
・パルラン・スカディ。
ロリコン。ロリなら誰でもいいと公言していたが、最期は嫁を死んでも離さなかった。
その剣の冴えは、妻を害する敵を許さない。最期は妻もろとも魔法で貫かれたが、投擲した剣はそのエルフを串刺しにした。
享年149歳。
・サナリア・スカディ。
親を亡くして傷心中にまんまとつけ込まれて落とされた幼女。
パルランにずっと好きでいてもらうために成長を止める魔法を自分にかけた。
嫉妬で暴走すると包丁を振り回す。
最期はパルランの胸の中で。
享年永遠の10歳。
・カラ・スカディ
エセ口悪ツンデレ初心女。
実はずっと旦那に一目惚れしていて話しかける機会を付け狙っていた。旦那が怪我してたのもこいつが仕掛けた罠のせい。思ったより重症になった。
実はロリコンと同い年。
息子と旦那を庇って真っ先に命を落とした。
享年149歳。
・タルコフ・スカディ
婿入した男。一見マッチポンプに引っかかった哀れな男だが、カラのストーカーだったこの男は、罠にわざと引っかかって命に関わる怪我を負った。
妻を殺されたその男は、エルフ達によって達磨にされたが、妻の仇の首を噛みちぎった。
享年163歳。
・マーロ・スカディ。
エセお嬢様言葉口悪ギャンブルカス女装男。
こいつが一番問題児。
だがこいつが仕掛けた罠によって200人規模のエルフが命を奪われた。
キルリーダー。
享年52歳。
・ハンナ・スカディ。
妻というよりも信者。女装お嬢様言葉の男に、普段と違って素の口調の低い声で命令されるのが好き。
エルフのくせに競馬にハマり酒に溺れ、一人でカイジみたいなことをしていたダメ女。夫婦そろって借金まみれだったが、この夫婦は最期まで笑顔だった。
こんなんでも弓の名手なのでマーロの次にキルスコアを飾っている。
享年83歳。
・ソフィア・スカディ。
巨乳。だらしない、でも人をその気にさせて寄生するのが得意。アランのことは幼少期から付け狙っていて、アランが人を甘やかすのが好きなのも巨乳好きなのも全部近所のお姉さんポジのこいつが歪めたから。
アランを落とした決め手はゲロチュー。
享年192歳。
・ニーナ・スカディ。
アランに羽虫が託された赤子。
ナズナへ呪いをめいいっぱいかけて死んでいった女。
羽虫に脳を焼かれた女。
死ぬ間際に自分の娘が身体を譲ると確信していた。
善すぎて逆に邪悪なタイプ。精霊を落とした男と同じ。
・エリシマ・スカディ。
ナズナに身体を譲った少女。
生まれながらにして死を約束されていた。
ただし素体としては優秀で、羽虫と聖なる土という合成素材によってSSRキャラのナズナを生み出した。
・ナズナ。
口悪くてギャンブルカスで酒に溺れて女にだらしないメスガキショタで家族大好きとかいうスカジ最終形態みたいなやつ。
元羽虫。
精霊の血が流れるどころか、精霊そのものが身体に混じっているこの世の奇跡みたいな代物。
あえて勘違いされるように書いていたが、本人がエルフを自称したりスカジを自称したことはたぶんない。たぶん。
たまに見た目はエルフ、なんて言い方をしていたのもそのため。
あらすじ?本人のセリフじゃないから…。
「はん、そう言ってんだよ。邪魔するならお前から死ね」[2章2話]
・両親がいなくなり、スカジの一族の最後の生き残りとされるナズナ[12話]
>とされる、言われてるだけ。
・実は正式なファミリーネームは存在せず[1話]
・忌み嫌われる存在の蔑称として一族全体につけられたものではあるのだが[1話]
>スカジの一族ではないナズナの正式なファミリーネームがないだけで、実はスカジの一族にとってスカディは正式なファミリーネームだった。
>体調が崩れるのは3つが混じった身体の維持が安定しなくなるから。
>どうでもいい(よくない)
最後まで読んでくださってありがとうございます。
長い上に誰得だなぁ。
でも書くと言ったからには書かないとの精神で頑張りました。
要約すると
ナズナ「お前もスカジだ。俺は違うけど」
という理由で異端児たちに素直に協力していました。
ちなみに2章1話目でエリシマを喋らせていたときはまだ名前は決まってませんでした。
あと、誰得アンケートも置いてます。予想総票数一桁ですが、興味本位です。どうぞ奮ってご参加ください。
あなたはどのスカジが好き?
-
ゴルランド(最初のスカジ)
-
アラン(ハゲかけ美少年)
-
パルラン(ロリコン)
-
サナリア(合法ヤンデレロリ)
-
カラ(ツンデレ初心女)
-
タルコフ(ストーカー)
-
マーロ(女装ギャンブルカスお嬢様)
-
ハンナ(ギャンブルカス信者)
-
ソフィア(酒カスゲロチュー女)
-
ニーナ(呪言女)
-
エリシマ(最後のスカジ)