他の作者様で、似たようなものがありますがパクるつもりはないのであしからず。
「うわぁぁぁぁ!!遅刻だぁ!」
俺は吉井(よしい) 翔(かける)、文月学園に通う高校一年じゃなくて今日から二年生だ。
そしてただいま絶賛遅刻中。
予令がなるのが8:30、現在の時刻8:32分…。
ふっ…………。
「ちくしょう!母さん!起こしてくれてもいいじゃないか!」
「なにいってるのよ、10回も階段から突き落としたのに起きないどころかまたベットに戻ろうとしたあんたが悪いのよ!」
「あんた自分の息子を階段から突き落としたのかよ!」
どうりで階段の下で目覚めたわけだよ!
つーかホントにどうしよう!あぁーっもう!
「遅刻だぁぁぁぁ!」
そう叫びながら家を飛び出たのだった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ちょっと!翔!鞄わすれ…て……行っちゃった……。ホントに、誰に似たのかしら……って決まってるわよね。ね?アキ」
「ふぇ?……んにゃ……おはよう美波、どうしたの?」
「ふふっ、なんでもないわよ。それよりも!早くお店開かなきゃ」
「ん、そうだね」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「はぁ……はぁ……、やっと着いた。間に合った~。」
家を飛び出て数十分、全力疾走をしてようやく学園にたどり着いた。
「充分間に合ってないわそこのバカ」
「なんだと!?このゴリrゃだだだだだ!頭がぁぁぁ!」
バカと言われたのでゴリラと言い返そうとするとホントにゴリラのような握力でアイアンクローをされた。
「ったく……ほれ、お前のクラスだ」
と封筒を渡してきたのは【坂本 雄二】ことゴリティー(ゴリラティーチャーのりゃく)だ。
昔、俺の父さんはこの学園に通っていてこの人と悪の限りを尽くした……と噂せれていた。
「くそぉ……ってコレ……あれですか?」
「あぁ、クラス分けの紙だ」
「なんでこんな面倒な手法を……。」
「俺に言うな、もう20年以上も前からこうなんだからな、伝統みたいなものだ。」
「へぇ~、じゃあオジサンも父さんもコレを渡されたんですか?」
「まぁな。」
そんな昔からこんな面倒な手法をとってたのか……。
まぁそのことはいいか、問題は……クラスだ。
俺の通っている文月学園は特別なシステムがある。
それは『試験召喚システム』と呼ばれるシステムだ。
偶然の産物によって誕生した『召喚獣』と呼ばれるものを生徒一人一人が操作をする。
そして、テストの点に応じて強さの違う召喚獣を『試験召喚戦争』と呼ばれる戦いを行うシステムだ。
ただ戦うだけではない。
この学園は二年生進級時に成績に応じていい成績順からA~Fまで別けられる。
そして各々の教室の設備に差がつけられるのだ。
もちろん、Aが一番設備がよくてFが一番悪い。
下のものほど不満をもつだろう。
そこで、『試験召喚戦争』の勝敗によって戦ったそれぞれの教室を入れ替えるルールを設定した。
これはよりいい設備のある教室にいきたいがゆえに勉強をするものを増やす作戦でもある。
もちろん下位クラスが上位クラスに勝つのは並大抵ではできないが……。
と、言うわけで、俺は正直Fクラスでなければいいとおもってるんだが………………。
「オジサン、この紙おかしいです」
「オジサンじゃねぇ、坂本先生って言え。あとおかしいのはお前の頭だ。」
「酷い!ってか!なんで…………なんで俺がFクラスなんだよぉぉぉぉぉ!!!!」
封筒の中に入っていた紙にははっきりと『F』と書かれていた。
「まってくださいよ!確かに俺はそんな頭よくないですけど父さんほどじゃないですよ!」
「お前、何気なく明久のこと卑下したな。……〈あと父さん〉ほどじゃないっていう言葉がよくでてきたな。お前はどうみても明久譲りのバカだ。」
失敬な!父さんと一緒にされるとは!
俺も確かにガラスをぶち破って外に出たり。
女子更衣室の(盗撮)写真を買ったり。
俺を追いかけてきた暴走族をボコボコにしてグランドを血の海にしたりしたけど父さんほどではないはずだ。
「補習から逃げるためにガラスをぶち破って外に出たり、女子更衣室の盗撮写真を買ったり、暴走族をボコボコにしてグランドを血の海にしたりしたお前のどこがバカじゃないと言える。……それに……親子そろって【観察処分者】だろうが!」
「ぼっ、暴走族の時は先生も【高貴】も参加したじゃないですか!それにいくら観察処分者でも父さんとは違って点数はそこそこなんですから!Fクラスはなにかの間違え―」
「暴走族の時はしかたないだろう?追い払うためだ。まぁ、確かにお前はテストの点に関しては明久よりも全然ましだ。だがな…………名前の記入欄、『翔』じゃなくて羊羽になってたぞ」
「鬼ぃぃぃぃ!!そのくらい許して下さいよ!」
翔って書いてあること位わかるだろ!
「バーカ、大学や社会でこんなの通じるかボケ。いいからはやく教室に行け。」
「うぅ……」
あぁ、これから俺の灰色の高校生活がはじまるのか……。