シズクがオーウェン、ドーラ、ルーニャの3人を連れて罰鳥の収容室に入った途端、どうしてか一直線にドーラを突きに行く罰鳥。
ドーラは右腕で顔を庇い、左手で追い払おうとするも、罰鳥は難なく避け、逆にその手を突いてしまう。
「罰鳥くんストップ!ほら、こっちにおいで!ごめん、君たちはメインルールに戻って欲しいんだ。私、救急箱持ってくる。」
私は急いで罰鳥に呼びかけて優しく捕獲する。
集中砲火をくらい血だらけになってしまったドーラをこのままメインルームに送るのが気が引けたので、新人2人を先にメインルームに送り、ドーラを収容室に置いてシズクは治療道具を取りに行く。
なんでか肩に罰鳥が乗っかっているからか、通路で出会う職員達が驚き稀に発狂しているが、罰鳥が可愛いから私は問題無し。
「…ねぇねぇ罰鳥くん、君はなんでドーラばっかりつつくのかなぁ?何か気に食わないことあった?」
「?」コテン
「ん”っ」
あ"ぁ"〜〜可愛い!
こんなに可愛い子が人間を殺したことがあるなんて…
まぁ、対処法は知られているし、特に大丈夫か。
ちょっと待ってほっぺにすりすりしてくるんですけど…マジムリカワイイ…
包帯と消毒液を手に取りドーラの元へ戻るが、中から独り言がと何らかの音が聞こえるような…
ちょっと気まずいけれど収容質の小窓から中を覗き見てみようと考えて、私は直ぐに後悔することになったのだった。
「いったぁ〜なんで私ばかり突くのよ… あんのクソ鳥が…」ボソボソ
収容室の中には、あの愛嬌ある顔を歪めて壁を蹴っているドーラが見えたのだった。頭から血が垂れているこの状況を知らない人が見れば、恐怖を感じてしまうだろう。
「それにあの"薄汚れたブス女"、なんでオーウェンはあんな奴を面倒見るのよ…。あのヘラヘラしたチビも、本当に上司なの?威厳ぜんっぜん無いじゃない… 」
チビじゃない、まだ成長途中だけだし。こっからだもん。後私そんなヘラヘラしてたっけ。
「…………罰鳥くん、これ、私入っても良いのかなぁ。」
まさか罰鳥くん、これをわかって突いていたのか…なんていい子!
しかし、いつまでも覗いているわけにはいかない。早く血を止めないと。
ワタシハナニモミナカッタ、イイネ。
「遅くなってごめんね!ドーラ、すぐに包帯を巻くから。…痛かったよね…。」
「…全然、私大丈夫ですよ!。気にしないでくださいね、せーんぱい。」
……………ヒィッ
「…ドーラ目が笑ってなかったの。どう思う?」
「私に聞かれてもわかるわけないでしょ。自分でどうにかしなさいよ…。」
新人たちと職員が帰宅し、ネコチームの夜勤が始まった。
皆んながそれぞれの仕事をしている中、私は赤ずきんの傭兵の所で作業(相談)していた。
「考えてもよくわからなかったんだ。皆んなには心配させたくないし、このままじゃ行けないよ。」
「あの悪魔にでも聞けb「彼はヤダ」あのねぇ」
「彼女、作業態度も悪いからさ…警告しないと最悪、“清掃“しなきゃ行けなくなるから…。」
個人では別に時間をかけて指導をすればいいとは思うけど、施設全体ではそうはいかない。
“誰か1人のミスによって大損害が出てしまう“ならば、1人を犠牲にする方を選ぶだろう。
此処はそういうところだから…
今の気持ちがどうやら顔に出てしまったらしい。赤ずきんの傭兵はため息をつき私の頭に手を置いた。
「別にそんなに思う詰めなくてもいいと思う。アンタはそういう所があるからね、気にしすぎなのよ。……相談くらいいつでも乗るから。」ボソ
「エヘヘ…ありがとね。」
赤ずきんの傭兵の立ち振る舞いやその見た目から、多くの職員が彼女を恐れているが、本当は優しいのだと、私は知っている。
そんな彼女の一面を知っている私は少しお得な気分。
「で、仕事まだあったんじゃないの。依頼が来たとかなんとか言ってたでしょ。」
「あっ、そうだった!ごめんね、もう行かないと…。」
「しっかりしなさいよ…気をつけなさい。」
呆れながらも心配してくれるなんて…アイツと大違いだ……。
「またしばらく来れなくなるかも…ごめん!おやすみなさい!」
最後に赤ずきんの傭兵に挨拶してからすぐに指定されていた所へ向かう。アンジェラさんからの依頼をこなす為に。
明日からはきっとまた忙しくなるだろう。なんてったって新しいアブノーマリティが2体収容されるから。
多くの職員が犠牲にならないように、しっかり情報を得ないと‼︎
書けたのぉ!
最近風邪気味で1日でポケットティッシュ3つ消費しましたw
後私が出したい赤ずきんの傭兵を出し切ったぜ!…解釈違いならごめんなさい
ネコチームの仕事内容、結構わかって来たかな?
次回『ドーラ(多分)死す!』
物語を此処まで持っていけるか不安だ…