マリー、ママになる   作:新任曇らせ隊

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感想には基本的に返信しない方針でいきます。感想をくださった方、今後くださる方には申し訳ありません。感想自体は目を通せる時に通しはします。

※追記:今回からタグにキャラ崩壊を追加しました。

思いのほか触手=エ駄死な存在って認識されてるのは草。

話は変わりますが、ブルアカってVガンダムとか攻殻機動隊とかサンホラの曲合いそうですよね。




第二話

 

 

 

 シスターとしての朝は早いといえます。基本的には他の生徒の皆様より早くに敷地内での活動が行われ、言い方は少々悪いですが私生活がだらしない生徒でもシスターであれば早起きは習慣づいています。

 

 特にシスターフッドに新しく所属することになった生徒はこの朝早くからの活動は重要視されていて、私も段々と心身ともにこの生活に慣れていく最中であります。

 私が迎え入れた来訪者たる彼、今はとある方の呼び方が定着し「ミー」と呼んでいますが、彼も同じく私と共に人々のため、平和のために祈りを捧げ、小さい体でありながら一生懸命に努めています。

 

 初めて出会った日から幾分か時間が過ぎ去りましたが、日に日に彼の新たな一面を見ることができ、私としてもシスターを目指す活動にも力が入ります。

 あの時は自分でいうのも恥ずかしいのですが母と子のような関係でありましたが、それは今はでも大きな変わりを感じることはありません。

 

 むしろ私に甘えたいという気持ちは日々強くなっていくように感じ、こちらもついつい甘やかしてしまいがちです。

 面倒を見る分には今のところ何の問題もなく、体の小ささや私の手足にあたる部位が触手であるが故に、行動する上で支障を来す瞬間がある場合を除けばこちらが助けられる時の方が多いかもしれません。

 

 寝床から起床する時、部屋の片付けや身の回りの手伝い、私の心身のケアなど、彼と共に過ごすようになってから私の周りには少しずつ変化が起こっていきました。

 

 生まれたばかりで私からすれば赤子といっていいほどであるにも拘らず彼は、時たま溶けた氷のようにぐにゃりとなって寝ていることもありますが、朝はしっかりとこちらの顔を触手でマッサージしながら起こしてくれます。

 

 シスターとしてはだらしないと言われてしまいそうな部屋の片付けも、最近は器用に触手で移動しながら彼なりに綺麗に整頓していて、多少ではありますがどこが一番置き場として相応しいか彼と私の間で争う瞬間があります。

 ですが、今までの生活からすればあまり意識しなかったところまで手が伸び、尚且つお互いに意思を交し合いながらより良い形を求めていくというのは真に充実している時であると思えています。

 

 もし彼がいなければ私はシスターとあろうと励むが故に周りが見えなくなり、どこかで躓いていたかもしれません。

 シスターとして隣人を愛すことは、祈りを捧げることと同じくらいに大切な事でありながらそれを忘れてしまうというのはとても褒められたことではありません。

 

 しかしながら今こうして思い悩むこともあまりよくないことである、とは言葉としては発せられないもののミーが大きく気にしているところであり、今後も適時正してくると思えます。

 何度か思慮の内に表情が落ち込んでいたのか、ミーに気を使わせてしまい、その時はこちらが考えを巡らせることのできないほどに甘えられたり励まされた覚えがあります。

 

 親代わりでありながらこんなことを当てはめるのは間違っているかもしれません。ですが彼は紛れもなく私を支えてくれる希望、そして救いといえるでしょう。

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

「おはようございます。今日もあなたに幸あらんことを」

 

『ミーミー』

 

 

 朝に行う大聖堂の掃除を終えてからすれ違う生徒の皆様に挨拶をしてゆく。最近は編入されたばかりの時よりもしっかりと挨拶を返して貰えるようになってきたためか、この時間も自然と馴染んできていた。

 

 

「あら、おはようございます、マリーさん」

 

「今日も早くからご苦労様です」

 

「ミーさんもおはようございます。なんだかこの握手も癖になりますね」

 

 

 挨拶は大事です。知らない人でも声を交わし、少しづつ相手のことを意識の内に入れるようになれば、それだけで認識の幅が広がります。

 

 ミーも当初は困惑とその見た目から忌避されてはいましたが、少しづつその知性と人の好さから受け入れられていくようになってきています。

 無論駄目な人はとことん駄目で、嫌がられるだけならまだよいほうで、酷いときは触手が何本が千切れてしまう事態になったこともあります。

 

 その時はさすがに私も怒りを覚えずにはいられませんでしたが、ハナコさんに落ち着かせてもらった他、ミー自身がどうでもよいことのように振舞っていたため、こちらとしても怒りの矛先を向けるわけにもいかず、靄つくままに終わりました。

 

 

『ミンミ』

 

「ミーも皆様と触れ合うことを楽しみにしている節がありますので、良ければ今後とも是非お願いいたします」

 

「えぇ、構いませんわ。このような珍しさというものも時には必要であると思っておりますので」

 

 

 ミーはともかく色々な人と触れ合い、その人が楽しそうに笑っている姿を見ることが好きなようで、できるだけ適切な距離感を測りながら関わりを増やしていこうと日々邁進しています。

 

 最初はどこかぎこちなかった動きも徐々に自然な形になっていき、今では私の背負う鞄の中から器用に這い出て来て私の肩に乗りながら握手をねだって触手を差し出すまでに至りました。

 

 正直なところ毎度鞄から出てくる際に、バランスを保つためと思うのですが、私の首元に触手を這わせるのはこそばゆいので少しは自重してほしくもあります。

 

 ただミーが自主的にやりたいということを支えてあげるのは、親として当然の義務であると育児の本にも書いてあったので、できうるだけ彼に強制させるということは控えたいです。義務以前に彼の喜んでいる姿は見ていてこちらも嬉しくなってきますから。

 

 

 そんなこんなで挨拶をしつつ、スクエアの中心部である噴水へと近づいてくると、見知った顔がこちらを出迎えてくれました。

 私より少し背が高く、特徴的な薄い桃色の長髪。些かサイズが合わないのか押し上げられているトリニティの制服。そしてこちらを見た途端に何かを思いついたような含み笑いで近寄ってくる人物。

 

 浦和ハナコ。トリニティ総合学園の二年生で、私の一年上の先輩である方です。その才覚はサクラコ様が直接勧誘するほどのもの。他のトリニティ内の派閥からも勧誘を受けているようで、最近は心なしかそのようなことを漏らす時があります。

 

 ちなみにミーの名付けをしたのもハナコさんです。その時は鳴き声から取ったと説明されましたが、恐らくそれ以外の意図もあったと推察できます。本当のことは知らないため何とも言うことが出来ませんが。

 

 ハナコさんと知り合った経緯は朝の挨拶ではありますが、ミーの存在があって初めて今のようなよい関係になれたと思います。

 時たまに勉学やミーを巡るトラブルの解決など色々とお世話になってはいますが、ハナコさんとしては「自分が好きでやっていることだから気にしないでほしい」とよく言われます。

 

 私としてはいつももらってばかりでしかないので、とても申し訳なく思っていますが、遠慮をしすぎることも善意で助けてくださるハナコさんに対して失礼なため今は流されるままであります。

 ですがいつか必ずハナコさんには今までの恩をしっかりと受け取ってもらいます。

 

 

「…マリーちゃん、おはようございます。今日もミー君と一緒に元気ね♪」

 

『……ミーミ』

 

「はい、ハナコさん。おはようございます。今日もお変わりないようで何よりです」

 

 

 ミーはどこかハナコさんに苦手意識でもあるのか、他の人に比べて少し反応が悪いです。

 

 ただ嫌いであるかどうかというとそうではなく、単にハナコさんの言動といえばいいのでしょうか、突飛なことに振り回されやすいため疲れているのかもしれません。

 今ものそのそと肩に移りながらハナコさんにずいと触手を差し出していますが、見るとどことなく萎びれた感じがします。

 

 

「ふふっ、少し萎えちゃってるけど今日もいい艶をしているわね」

 

「やっぱり触手は想像が捗るわね。ミー君が()()()なったら一体どうなってしまうのかしら♡」スリスリ

 

『ミッ!?』

 

 

 ……やはり今のハナコさんは、サクラコ様にお伺いした際に聞いたハナコさんとは別人のように見えます。

 一体何がここまでハナコさんを色々な意味で自由奔放な人に変えてしまったのでしょうか…。

 

 

 

 

 

 それはそれとして何か起こる前にミーとハナコさんを引き離しておかないといけませんね…。

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 わっぴ!皆さんどうもどうも。ママと常に一緒に行動している第一子(義理)です。最近はブルアカの 淫ピ(生え抜き)兼名付け親に事あるごとに弄られるキャラになりつつあります。

 

 ハナコはゲームの中でも大分極まったキャラしてて、しかも同じような淫ピ(むっつり)との物語上の相乗効果が凄まじかった人物であるけど、リアルだとゲームの形式を超えた異常さが際立つ。

 歩けば清楚、その佇まいは可憐なんだが、口を開けばネットのおっさんばりの淫語と逞しい妄想力で話が逸れまくる問題児。

 

 こりゃあ確かに周りからすればえぇ……ってなること間違いなし。さすがに一年生の時の優等生ぶりを180度回転させたかのような変貌は誰だって壊れたと思うし、建前上お嬢様とかの令嬢の学園でこれは受け入れられないだろう。

 まあ陰険な政治と学園自体の空気に疲れた故と考えれば同情できるが、できるだけこっちをR-18側の住人に引き込まないでほしくもある。

 

 

『ミッミ!』

 

―ママ助けてっ、ぼく今変なお姉さんに襲われてるぅ!

 

「もうっ、そんな激しく動いちゃダメよ♡」

 

 

 あぁ逃れられない!触手を両手で包んで鞄に退避できないようにされてる。仕方ないとはいえハナコに挨拶で手を差し出すのは控えるべきだったか…。

 ママー、このお姉さんぼくのことエ駄死な触手にしようとしてくる!

 

 

「あの、その、ハナコさん。ミーもどことなく嫌がってるようなのでそのくらいで……」

 

『ミッ!』

 

―せやぞ!俺はR-18じゃなく全年齢対象な触手なんやぞ!

 

「あらら、その、ごめんなさいね。ついついミー君を見ると興奮しちゃって」

 

 

 ()()()()

 あのさぁ……。俺はぁね、少女に寄り添ってお花を一輪差し出す系のやさしいバケモノを目指してるのよ。

 そりゃママに甘えたり、キャッキャウフフな少女たちの集いを眺めてたりはしたいけど、別にR-18はいらんのよ。

 

 というかこの体になってから可愛いとかエロいとか思ったりはするけど興奮はしなくなったんだよなぁ。具体的にはママの着替えシーンを見ても、ママ体細いけど意外と足太いかもとかしか感じなかった。

 

 何だろうね。俺触手になっちゃったから人間は、異種族の雌にしか見えないから生物学的に興奮しないのかもしれない。

 前に誰かが言ってたけど触手もののエロ本の竿役触手って、人間がリアルの馬とか羊とかに興奮してぬっぷししてるのと一緒といえると考えると特殊性癖やな?って。

 

 勿論ケモいとか異種交流とかこの体になる前は嗜んでましたが、いざリアルのそうなるかというと何とも。もしかしたらママだから何も感じなかっただけかもしれんが、最近挨拶で他の生徒のおててニギニギしても何も思わんからなぁ。

 

 

『ミミュウ……』

 

―ママ、抱きしめてくれー。俺にはママ成分が必要だー。

 

「もう…甘えん坊さんですね。おいで…」

 

 

 んなぁ、やっぱママが一番だ。抱きしめられると何もかにもが吹き飛んで安心するぅ。ハナコもエ駄死なことに奔放になるんじゃなくて、でちゅねの悪魔みたいに人類総赤ん坊計画でも立てればいいのに。(フラグ)

 

 

「ミーは可愛いですね……」

 

「見てるこっちも羨ましくなってきますね。……本当に純粋で可愛い子」

 

 

 純粋かどうかは置いといて、可愛いとかいいじゃん。そうゆうのでいいんだよ、そうゆうので。正直愛嬌とか無縁な見た目してるけど可愛く見える人にはそう見えるってやつさね。水族館で見たメンダコとか可愛かったし。

 …いやあれは何だかんだ触手要素薄目か。ミズダコくらいのヌメっとしたやつのほうが例えとしては適任かな?或いはスカイなリムのアポクリファの主とか。

 

 

「そういえばマリーちゃん、時間、大丈夫かしら?」

 

「えっあっ、す、すみません。ありがとうございます。完全に失念していました…」

 

『ミミ?』

 

―んん?

 

 

 ああ何だかんだわちゃわちゃしてたけど、もう登校時間も終わりか。さっさとシスターの午前の活動始めなきゃいかんな。ママー聖堂に戻るぞー。俺もとりあえず鞄に戻らないと。

 

 

 笑顔で見送るハナコを尻目にママと一緒に聖堂に行くのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 





今後はあとがきに適当なこと書いていきます。


最初の合いそうな曲を挙げましたが、当初はVガンぽいブルアカも想定してました。
ただこれをすると、

「とち狂ってお友達にでもなりにきたのか!?」とか

「まやかすなぁぁあぁあぁ!」

ってサオリが叫んだり、

「荒んだ心に武器は危険なんです!ミカさんっ!」

ってマリーがミカと戦ったり、

「えへへ……なんだか鈴の音が聞こえてきます…」

ってヒヨリが発狂したり、

「サオリ姉さん助けてよ……」

ってミサキが首ゴキッとなる地獄絵図が浮かんだので没になりました。
アツコ?作中でマリア姉さんがどうゆう最期迎えたか覚えてるかな?

さすがに死人が出すぎる。


あと本来今回ハナコとかの視点を入れようと考えましたが、あんまり文字数かさんでも微妙だと思ったので次回に回しました。

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