マリー、ママになる   作:新任曇らせ隊

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とりあえず公開されてるメインシナリオは全部確認し終えました。

まあ最終編の戦闘で石取り切ってないところもありますけど、駆け足でレベルとか戦力上げする必要はなくなったので大分気が楽になりました。

今回はコユキメインです。最後にちょっと主人公視点あります。


アンケートは締め切りました。


第四話

 

 

 

 皆さんは運っていう要素について、どう思いますか?

 

 私は生まれてこのかたあんまり運が良い方でないので、正直、運自体に期待したことはないんですけど、その存在は面白いと思っていますねっ。確率って言う人もいますけど、100%が存在する運ってないですよね?

 

 100%で起こることがあったらそれは必然、運や運命とかいう不確定要素とは違います。まあ私が思っているだけなんですが!!

 

 運や運命、巡り合わせというものは不思議なものです。偶然知り合いと外出先で出会った、物を買ったら懸賞が当たった、仕事をサボろうとしたらちょうど上りのエレベーターにネル先輩が乗っていた、冷酷な算術使いの足が太くなっていた、カードゲームでトップ解決できた、ローグライクでやけにアイテムの出が良かった、カンしたらツモって嶺上した、とかなどなど。

 

 そんな我々人間では察知しきれない、状況を動かす力ですけど、私はそれを正しく偶然によって引き寄せる瞬間がとても好きです!

 

 もう無理だよ~~ってなった時に、それをなんかよく分からないけど解決できたらとっても面白くないですか?

 

 計算して理詰めで答えを出したって何も面白くないですし。だからチェスとか将棋とかそうゆうものはあまり好きじゃないです。決してノア先輩とかユウカ先輩にボコボコにされたからじゃないですよ?ほんとですよ!!

 

 やっぱり今そこにあるものとかで状況をひっくり返すのが最高ですねっ。不可能を可能にするってかっこいいでしょ?

 

 漫画とかアニメの主人公が大逆転劇するのと同じことですよ。現実であんな見事な逆転出来たらほおぉおおぉって変な声出ちゃいますよ!!

 

 

 にはははっ。

 

 

 でも私ってさっきも言いましたけど運についてはさっぱりで、他の人だったらもうテンパってたりする巡でもまだイーシャンテンにすらなってないなんてざらですね。カードゲームの初期札の事故率半端ないですし、今まで何度マ〇ガンしたか数えきれないですよ。あっマ〇ガンって私の愛銃のことじゃないですよ?

 

 他のカードゲームだって汎用札、しかも妨害用のもの、或いはピン刺しのデッキに眠っててほしい奴しか初期札になかったりしますし、ドローで引っ張ってくるカードもセルフロックしてくるものばっかり。今もキレながらやってたりしますけど、一時期は真面目にやる気なくなってたくらいですから。

 

 ローグライクとかルーターシューターも散々ですよ。シナジーのないゴミアイテムばっかりとか、武器のエンチャントがゴミ、或いは強くても上手くかみ合わない組み合わせだったり。

 

 

 兎にも角にも運がないですね!!

 

 

 んんんっ、何だか途中から運の無さを自慢してるみたいになっちゃいましたね。ともかく私が言いたいのは、自分の力が関わらないような思い通りに行かないようなことも、上手く成功したら達成感と爽快感がハンパないってことですね!!

 

 ダメなことはやり遂げたら面白いし最高ってことにも繋がりますね!まぁ自分でも大分アレだと思いますが、どうせ誰にも理解されないし、説教されるとしか思えないからどうでもいいですけど。

 

 

 はぁ……。なんでセミナーに入っちゃったんですかね。

 

 ミレニアムのセミナーに入ってからというものの、部屋に缶詰めにされて似たような仕事を延々と処理させられたり、興味もないよく分からない研究の説明を聞かされたり、自由なんて毛ほども考慮されてないような状態ですよ。

 

 同じような作業は飽きちゃうし、他の雑用だってすぐ終わるようなものばっかりで、なんでセミナーの先輩方が褒めてくれるか分からないけど、ぜーんぜん面白くなくてもう発狂しそうでした。

 

 考えてみてください。単純かつ私でなくてもいいような仕事が延々と、一つ終わって少し休憩しようかなぁって思ってたら、すーぐに新しい仕事があれもこれもと沸いてくる。控えめに言って地獄ですよ、地獄。

 

 なんで私学生なのに仕事ばっかりしてるんですかね?もっとこう…学生らしい生活ってもんがあるんじゃないですかね普通。

 

 最初はあなたの能力の高さからピッタリな仕事があるって言われてスカウトされたんで、きっと私でも梃子摺る仕事が待ってるのかなぁ、とか思ってましたけど、蓋を開けたらこれですよ。

 最近なんか実は私の能力が高いって言われたのってお世辞とか、私をおだてて適当な雑用を押し付けるためなんじゃないかって思ってます。

 

 其の癖、私がサボったり、遊びに出かけたり、やりたいことしてると怒られて反省部屋送りにするのホントに勘弁してほしいですよ。

 一応収容される度に私物持ち込んで快適度は上げていってますけど、一人で閉じ込められる上に話し相手もいないから本当退屈なんですよねぇ。

 

 それに他の生徒はどうやらなんかやらかしても反省部屋送りにならないようなんですよね。今まで私が収容されている時に他の生徒が入れられた瞬間を見たことがないです。

 

 本当に納得いきませんよ!!

 

 どうして私ばっかりこんな目に合わなきゃいけないんですかね?私何か人生でみんなに悪いことしましたか?

 

 

 そう考えるとやっぱり今回のシスターおサボリ計画は実行して正解でしたね。何度も同じ手を使えるかどうかは分かりませんけど、少なくとも面倒から逃れて、更に面白いことを探せる自由時間を得ることができるのは大きい。

 

 私が脱出するための出しにしたのは申し訳ないですが、これも私の安寧のためっ。シスターさんには悪いですがバックレますかね。

 

 

…。

 

 

……。

 

 

………さすがに合わないのはマズいかなぁ。

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 結果的に脱出装置にしたシスターさんは普通にいい人でした。どうやら私と同い年みたいですし、背負ってる鞄には蠢く触手が一匹。正直言って興奮が抑えられないくらい濃い巡り合わせでしたね。

 

 触手に関しては初めて見ましたね、あんなの。タコとかイカとかは写真で見たことありますけど、それらとはどう考えても近縁種でなさそうな姿。

 

 しかもなんかこっちの話していることが分かる上に、「ミーミー」と変な鳴き声で反応してくる。どう考えても既存の生物相とは縁のなさそうな新種ですが、意思疎通ができるくらい賢いのは純粋にすごい。あと常識が通じない物体Aだから面白そう。

 

 

「マリーちゃんは普段こうゆう所には来ないんですか?」

 

「……そうですね。あまり縁がないと言えばそうです」

 

「何分、お祈りをしたり、本を読んだり、といったことくらいしかしていませんでしたから」

 

『ミミミーンミ』

 

 

 ほへー。ゲームセンターに遊びに来ましたけど、シスターは禁欲というか俗世から隔絶された生活スタイルが基本なんですかね。

 私だったら一日で投げ出してる自信がありますね。他者に奉仕したり、お祈りしたり、本読んだりとか字面からは一切の面白味を感じないですから。

 

 ミーちゃんもミーちゃんで不思議ですよね。普段何を考えているのかは分かりませんけど、私のノリについてこれている時点で大分やばいですよ。自分で言うと世話ないですが。

 

 そういう意味では常に触れ合ったり、言葉が通じてるか分からないけど反応を返してくれる相手がいるマリーちゃんは幸運なんだろうなぁ。

 短い時間しか観察できてないけど、ミーちゃんはリアクションも大きいし、それ自体が多い。普通に誰かと話す以上に予想外な反応とかがあったりして退屈しなさそう。

 

 

「じゃあ、せっかくですし今日は遊びつくしましょうよ!!」

 

「私も実をいうと、ここのゲームセンターは初めてで何があるか分からないんですよね」

 

『ミムミッ!』

 

「えっと……、本当に何も知らないのですが大丈夫でしょうか………」

 

 

 それから初めてに戸惑うマリーちゃんを連れ回し、ゲームセンターで遊びまくりました。

 

 マジでUFOキャッチャーとか、コインゲームとかやったことのない人は初めて見ました。というかゲーム全般が未知。実際にやってみても大分躓いてて、辛うじてシューティングくらいが出来てる範囲って感じ。

 

 代わりと言っちゃあなんですが、ミーちゃんのゲームの上手さは何なんですかね。UFOキャッチャーのデカイぬいぐるみとか、お菓子をほいほい取れるの神業すぎます。コインのスロットもバチ当たりで確変入らせるとか運も極まってますよ、あれ。

 

 喫茶店登山がこの店舗にもあったからやりましたけど、私が2階、マリーちゃんが4階だったところを7とか8まで登り詰めてる辺り察しますよ。技術も然ることながら、ミーちゃんの幸運値ってカンストしてるんじゃないですかね。

 

 まぁ今回はそんなこんなで意外な収穫ありな中身でしたね。今回マリーちゃん、ミーちゃんと一緒に遊べたのは久々に凄く楽しかった!

 

 最近失ってた、時を忘れて遊ぶ感覚を思い出せたってのも大きいです。あとは誰かと一緒だと、一人の時と違って理不尽に対する耐性があるように感じれたのは偉大な発見ですよ!

 

 ただミーちゃんの取りすぎたデカいモモフレのぬいぐるみは処分に困りましたよ。運よくキモい鳥のバッグを背負ったモモフレファンの人がいなければ持ち帰れなかったくらいです。

 

 私としても興味はないですし、とったのはミーちゃんですからね。ミーちゃんは快くファンの人にぬいぐるみ渡してましたけど、あのバカでかいぬいぐるみがあのバッグのどこに入ってるんですかね……?この世界の不思議を一つ知った気分ですよ。

 

 最後なんか普段はあんまり興味ないプ◯クラなんて撮っちゃいましたよ。こうして楽しかったものが形として残るのは中々良いものですね。今まで考えもしませんでした。友達と遊んだことなんてほとんどないですからねぇ。

 

 何といっても私にとっての最近の友達は、反省部屋か詰まらない仕事くらいですから。……自分で言ってて悲しいですが。

 いっそこのままマリーちゃんに付いてって、マリーちゃんの部屋に居候でもしたい気分ですよ。

 

 とはいえ変化なくして面白さは生まれませんからね。名残惜しいですがマリーちゃんとはたまーに遊ぶくらいが丁度いいのでしょうか。

 ミーちゃんの成長記録とか記すのも面白そうですね。たまに会うたびにどこが変化してるか観察するのは良さそうです。

 

 

 

 では鬼みたいな先輩方に怒られる前に帰りましょうーかねー。

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 どうもっす、いつもあなたに這いよる(物理)ミー君です。ママの活動にはいつもついて回ってたけど今回みたいな件は初めてだったなぁ。まさかコユキと遭遇することになるとは。しかもママと一緒に遊んだし。

 

 コユキはまぁ、ゲームでも色々とネタにされる奴だったけど、こうして等身大の高さで見ると何とも哀れなって感じだ。

 

 天才故に周囲とは認識のズレがあって、かつ本人は元気にクソガキっぽいせいで周りからすれば大分やばい問題児になってしまっている。

 自分の好きなことに突っ走りがちなのは間違いないけど、中身としては真面目で根が優しいところがあるのが中々厄介。

 

 しかしてこのコユキの問題の原因は、セミナー側にも見受けられるのがまたもう何と言ったらいいのか。

 とりあえずリオ、太もも、完全記憶、そしてコユキを先生と一緒に反省部屋とかにぶち込んで交流させればいいのでは?先生、主人公兼公式チートみたいなもんだし何とかできるでしょ(鼻ホジ)。

 

 

「このぬいぐるみはどうしましょうか……」

 

『ミミ?ミー……』

 

―あ~、そういえば何も考えずデカいモモフレのぬいぐるみ取ってたなぁ。

 

「せっかくミーが取ってくれたものですし、できれば分かりやすい所に飾りたいのですが…」

 

 

 コユキと別れた後、自室に戻っていたママと俺は、今日遊んだり買ったりしたものの整理をしていた。

 

 そしてちょうど伸びに伸び切っているウェーブキャットのぬいぐるみを抱えたママは、机の上に置いてあるものと抱えているものを交互に見ながら、どこにどう置くか悩んでいた。

 

 自分が来た当初は、ママの私室に置いてあるものはあまり多くなかったが、最近本を買ったり俺の面倒を見るためのものを用意したりと、段々置き場が減ってきているのは事実である。

 

 何なら俺が入ってた卵(隕石)の殻も展示用のケースの中に入って残っている。意外と大きいからこれもまた場所を取る。そして今回のモモフレのぬいぐるみでいよいよ机の上も置き場がなくなってきていた。

 

 正直ぬいぐるみは俺の無計画によって増えた産物だからどうにかしてコユキか、途中で出会ったペロキチことヒフミに全部押し付けたかったが、ママはせっかくだし記念に、と一つだけ確保して放さなかった。

 

 故に今綺麗に置ける場所選びに悩みに悩んでいるのだが、限られた場所に物を置こうとすれば汚くなるのは必至である。

 リアルの自分の自室や研究室のデスクも相当汚かったが、紙とか本といった情報媒体は嵩張る。それを一次、二次、三次と文献ごとに分けてたらもういくらスペースがあっても足りない。加えて研究ノートとか仮組した論文の原稿とかもあるのだ。

 

 そうゆう意味ではママの机の上は、適当に雑多なものが置かれているだけだから整理をしようと思えばできなくはない。が、このぬいぐるみはデカくそして長い。テトリス的に言えば凸凹してるところに横で固定された棒が来るみたいな絶望的状況である。

 

 正直ぬいぐるみは抱き枕かなんかにすればいいのではと思ってはいるが、ママは最近俺を抱えるか、枕元に安置させて寝ることが多いから厳しそうではある。

 

 一先ず仮でもいいから置き場は決めるべきだし、今日は結構ゲームとかはしゃいでやったから疲れたのもある。ベットからママに向かって飛びつき、腰辺りから体を伝って肩まで移動。そしてママに催促する。

 

 

『ミーミー。ミンミ……』

 

―ママー、早くしてよー。ちゅかれたー。

 

「あっとと、ミー、どうしましたか?」

 

「随分と眠そうですが……、あっ確かにもうこんな時間………」

 

「置く場所は後で考えましょうか。一旦この子は戸棚の上にでも置いておきましょう」

 

 

 やはり言葉より体で示した方が早いな。まあ言葉なんて喋れんけど。テレパシーとか使えたら話は早いんだがな~。

 ……いや、テレパス使えたら下手したら俺のこの思考が駄々洩れに…?さすがにママに知られたら再起不能になりそう。この願望は封印しておこう。

 

 

「よしっ、これでいいでしょう。ミー、すみませんね」

 

『ミュルミュル……』

 

―はぁ……眠い。やっぱこの体になってから行動時間減ったわ。

 

「…よいしょ。それじゃあミー、私は寝る仕度をしてきますから先に寝ててくださいね」

 

 

 そういって俺を肩から下ろし、ベッドの枕元に置いたママは寝る準備を始めた。

 

 あ~駄目だ。もう限界じゃ。お休み………zzzz。

 

 

 

………

 

 

 

…………

 

 

 

……………

 

 

 

「おやすみなさい、ミー。明日もあなたに加護のあらんことを……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





アンケートはやっぱり全部乗せ+αに票集まるんですねぇ。

正直なところ最終編見ててvol.6の中身が大分固まった感じがするので、他のシナリオ書く気力が尽きてもvol.6だけはやりたいなって思ってます。

ただシナリオはかなり手を加えることになると思います。その都合もありましてアビドス編のマリーと主人公の関わりは少なくなります。言ってしまえばアビドス編はかなり短いと思います。

パヴァーヌは二章から本格介入になる予定です。ある種vol.6への大事な経由点になるので設定の乖離が凄まじいと思います。

vol.3からはまだはっきりとは定まってませんが、アリウス辺りは確実に原作から乖離します。


しかしまあ先生は色々と凄まじいですね。確かに実際のあんな人が危機乗り越えるところを見たり、一緒に越したりしたら大好きファンクラブになっちゃいますね。




マリーちゃんと主人公が関わるメインストーリーについて

  • Vol.2,3と最終編
  • Vol.2,3,4と最終編
  • Vol.1,2,3と最終編
  • 全部やれ
  • 全部やってミー君のVol.6やれ
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