マリー、ママになる   作:新任曇らせ隊

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遅れました。

時間が捻出できたので深夜テンションで書きました。

公式でデカグラのイベント来ましたね。ようやくアインソフオウルが出てきましたが、三分割されてて草。

てか全員崩壊とかで見たことあるような………気のせいかな?


今回はシャーレ訪問とちょっとした小話。

分割すると切りが悪いので統合して書きました。

あと一発ネタ的な意味で短編にしてましたが、今回からとりあえず連載にします。

追記:アオイの名前間違えてましたので修正しました。報告ありがとうございます。





第八話

 

 

 

 

 

「ここがシャーレ……」

 

『ミーン……』

 

 

 地下鉄でD.U.まで移動した後、私とミーはシャーレのオフィスがある場所までやってきました。トリニティにはない造形の建物なため、分かりやすく、間違えない心配がないことはいいことです。

 

 しかしそれなりの大きさである建物ですが、あまり人気を感じないのは気のせいでしょうか。

 書類と電話で確認が取れているため、当番となる他の生徒の方がいらっしゃることは分かるのですが、それでも公的な機関ですので、もう少し……こう、人がある程度いると思っていました。

 

 中に入ってみても、コンビニの店員であるソラさんしか見えず、結局シャーレのオフィスまでは誰ともすれ違うことがありませんでした。

 そんなこんなでオフィスまで来ましたが、道中ミーは見慣れない建物に興味津々でした。

 

 ミュー?、ミー、ミョーなど、声を上げながら鞄の中から身を乗り出していました。

 コンビニを少し覗いた際も、店員のソラさんと積極的に握手を試みていましたし、今日は気持ちがいつもよりも上向きなのかもしれませんね。

 

 

ミーミ―

 

「……どうしました?」

 

 

 ふと、ミーが襟元を引っ張り、私を呼びました。

 何かと思い、肩まで出てきていたミーを両手で抱えると、ミーはこれから入ろうとしていたシャーレのオフィスを指さし(?)ました。そして体を左右に揺らし、触手で×を作りました。

 

 

ミミ―……ミッ

 

「……静かに、ということですか?

 

 

 意味がしっかり伝わったことが嬉しいのか、目をにっこりしたような形に変えながら、ミーは体を揺らしました。

 一先ずミーの言う通り、静かに入室しようとドアに近づき、そっと開けてみました。

 

 すると中から、

 

 

『先生!聞きましたよ、また高い買い物したんですね!?』

 

「“いやいや、これは生活必需品だって!”」

 

『前回もそれで生活に困っていたの知ってますから!』

 

 というような会話が聞こえてきました。

 

 片方は先生なのですが、もう片方はどなたなのでしょうか。随分とお怒りの様子ですが……。

 

 

「“ねっ、今回は別に困ってないし大丈夫でしょ?”」

 

『ねっ、ではありません!!』

 

『あんまり今回のようなことが起こるのであれば、今後先生が一万以上の買い物をする際の決済は、私の許可が必要になるよう端末を改造しますからね!』

 

「“そ、そんなぁ~!”」

 

 な、なんというかお母さんに黙ってお金を使って怒られるお父さんのようですね……。

 ですが先生の擁護をするには、些か放漫な使い方をしている先生の方に問題がありそうですし、お相手の方が完全な正論ですね……。

 

 

ミャァ……

 

 

 ミーも小さくため息を吐くように声を漏らし、やれやれと通話中の先生を眺めています。

 なんだか想像していた方と随分違いがあるように感じます。

 

 

『今日はまだ業務が残ってますから、注意で済ませますけど次はないですからね!』

 

「“は、はい!”」

 

 

 通話を終えると、先生は戦々恐々とした顔でデスクの上に置いてあった領収書のような紙を、急いで引き出しに隠しました。

 とても重要な一部始終を見てしまったと思う中、先生は少しだけ開かれたドアに気づいたのか、恐る恐る口を開きました。

 

 

「“………もしかして今の見てた?”」

 

「えっと……その…………すみませんっ!」

 

ミュキュー……

 

 

 

 

 

 

★★★

 

 

 

 

 

 

「“ごめんね、ちょうど通話してて気づかなくて……”」

 

ミンム

 

―マジで絆イベントでやってそうなやり取りでよかったで。

 

「あっ、いえ、こちらこそすみません。許可なく入ってしまいましたし……」

 

 

 メンテ手当よりも追加の絆イベントがほしい男、どうもミーです。

 

 普通に何事もなく、シャーレについた我々を待っていたのは正妻による旦那の説教であった……。

 

 いや部屋に入る前に地獄耳というか触手耳で、偶然先生と太ももの会話を拾ってしまったのよ。

 何だか数多くの先生の初物を奪っていった例のメモロビみたいな会話内容だったが、色々と原作のダメな大人感強くてよかった。

 

 ブルアカは大概ストーリーラインの温度差が風邪ひくくらいあるけど、やっぱ笑える中身の方がほっとするわ。

 曇天でもいいけど、正直曇天は曇天だけで続いてほしい派。

 

 個人的に曇らせるのは奈落に落ちるくらい、一回だけ激しく落とすのが美しいのであって、それ以降のケアとか優しみな空間が訪れてハッピーな感じが続かないと違和感を感じる。

 まぁ曇らせなまま終わるのもありだけど、一流の悲劇と言われるだけあって完成度高くないとモヤモヤなまま終わりがちなんだよなぁ。

 

 俺はそうゆう意味では一流の悲劇より三流の喜劇の方がよっぽど好きだわ。

 悲劇なんぞ現実に腐るほど溢れてるのだし、創作くらいハッピーエンドで終わってほしい。

 

 

「“問題ないよ、むしろ遠慮せず入ってもらってほしいかな”」

 

「“生徒のための先生だからね”」

 

ミョー

 

―おぉー、これが原作でも揺るがぬ先生の生徒第一主義。

 

「先生……ありがとうございます」

 

 

 そう考えるとこの先生は原作通りハッピーエンドまでもっていってくれそうだな。最終編であの惨状どうにかできるのは先生くらいなもんだし。

 指揮的にも人間関係的にも。

 

 

 その後は軽く挨拶と自己紹介を済ませて、出向やらなにやら今後のことを詰めていった。

 

 ちなみに先生は普通のアニメ顔というかなんというか。フツメンとでもいうのか?

 イケメンの基準が人によって違うから何とも評しがたいが。俺は良いと思う。可もなく不可もない感じ。

 

 自己紹介の時の俺?

 俺はもちろんママの第一子(義理)だからね。先生にもそこんとこ主張しておいたわ。言葉伝わってるか分からんが。

 まぁどうせ変な電波でも受信して俺の言葉分かったりするんじゃない?

 

 ……てかよく考えると、原作でのママのほんのり慕ってる感じ的に先生は未来のパパでは?

 ハート浮かべながら甘える宣言してたし。

 

 頼れる大人も他にいないし、案外パパ呼びでも違和感ないかもしれん。

 いっちょ戯れてみっか!

 

 

ミンミン!

 

―パパ―!

 

「“うおっ、いきなり飛びついてきて…どうしたのかな”」

 

「んんっ、どうしたのでしょうか……」

 

ミュムム

 

―うーむ、ママ以外の懐も悪くないな。

 

「……そうですね、ミーは先生が好きなのかもしれません」

 

 

 面と向かって挨拶とか握手した時も、不思議なもの見る感じくらいの視線だったし、今も飛びついた俺のことしっかり受け止めてくれるから問題なさそうだな!

 今日から君は僕のパパだ!

 

 

「“いやー、気に入って貰えたのなら嬉しいなぁ”」

 

「“ミー君みたいな子は初めて見るけど、愛嬌があるね”」

 

ンミュー

 

―ママほどじゃないけど先生、撫でるの上手いな?

 

「ふふっ……」

 

 

 さすが原作でも数多くの生徒を撫でた男だ。撫でるのにも一家言あるに違いない。

 

 ゲームだと俺もロビーでメモロビの生徒撫でまくってました。

 

 アロナとかプラナも気づいたら撫でてるとかやってたなぁ。

 総決算の時のアオイも「私ではなく、仕事に集中してください」みたいことを、困り顔で言ってくるのが好きで、それ聞いたらニヤケながら撫でてたわ。

 

 

「“……っと、忘れてたけど何か用件があったんだよね?”」

 

ンミンミ~

 

―あぁ~、そこそこ、良い感じだよぉ。

 

 

 ついに俺をモシャモシャと撫でながら自然と話を始めた先生。

 何だか新鮮な感じですなぁ。いつも話を聞くときはママの懐か鞄の中だったし。

 

 

「……はい、そうなんです」

 

「実は私、先程言った通り、ミーの親代わりをしているのですが、あまりミーの体質や健康状況について見識がなく………」

 

「この件をどうにかしたいのですが、ミーのような子が分かる方に見当の付かず……」

 

 

 どことなくしょんぼりした雰囲気で、ママが俺についてなんも知らんと言っているが、ママが気にすることじゃないからね?

 どう考えてもよく分からん生物拾っただけなママが、俺について知らんくても普通のことなのよ。

 

 何ならキヴォトスの中で分かる奴いるんだろうか。俺自身あんまし自分のこと分からんぞ。

 あー、でもゲマトリアとかだったら分かるか?黒服とかこうゆう未知の存在の専門家だろうし。

 

 とはいえ、ゲマトリアに解析されたら物理的にあの世にいけそう。 

 いやじゃ!まだ死にとうない!

 

 

「“そうだね……正直、私もミー君の事は何も分からないかな”」

 

「“でも、生徒が困ってるのは見過ごせないからね”」

 

「“良ければ、探す手伝いをさせてほしいな”」

 

 

 ここで自然と生徒を助けようとする先生、マジ先生。

 会話イベント的にひと悶着ある奴じゃな?

 ……いや、なんかあったら被害に遭うの俺では?

 

 

ミーミーン

 

―まぁモルモットくぅんとか、フレ/ンダとか、これが今回の実験台か、とかにならなきゃなんでもええわ。

 

 

 さすがに俺も生死に関わらなければ、病院行きを嫌がったりはしない。

 何なら少し前に「鼓膜ないなった」になりかけてるし、ばっちこいや。

 

 

「ありがとうございます……!」

 

「では、よろしくお願い致します」

 

「“うん、それじゃあ今日は日時だけ決めて、探しに行くのは後日で大丈夫かな?”」

 

「“今日はまだ仕事が残ってるから………あとユウカにバレないように明細の処理しないと”」

 

 

 さり気無い証拠隠滅、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。てか所々でポンコツっぷりを発揮する先生が隠し通せるんですかねぇ。

 どうせ今回みたいにどっからか情報タレこまれてユウカに怒られる姿が見える。

 なんせカンナに見られたみたいに、引き出しに公私分けず明細入れてるくらいだからな!

 

 

「はい、問題ありません」

 

「すぐにどうにかできる事柄ではないと思っていますので……」

 

「“ありがとう、とりあえず来週の頭辺りにしようと思うけど、いい?”」

 

ミュー

 

―どこ行くんだろうか、やっぱミレニアムかな?

 

「来週の頭ですか?……午後からでもよろしいですか?」

 

「“うん、大丈夫。行く場所はある程度こっちで調べておくよ”」

 

 

 原作だと動物とかの非人間系の研究って全然描写なかったような気がするわ。

 そも動物と関連があるのセイアとかサヤ、ミヤコ、ホシおじ、ハナエ、水着エイミ……他にもいるなぁ。

 意外といるんだなぁ………。

 

 

「分かりました。こちらでも近しいものは調べてみます」

 

ミン!

 

―多分何もできんけど、こっちも頑張るぞ!

 

「それでは今日は失礼します。ありがとうございました」

 

 

 

 

 

 

★★★

 

 

 

 

 

 

 ……ふぅ。一先ず先生ともお会いできましたし、手伝ってくださることはとても喜ばしいです。

 あまりお手を煩わせる訳にはいきませんが、好意は受け取っておくべきですし、ありがたく甘えさせていただきましょう。

 

 

ミーミンミ

 

「……ミーも今日は先生とお会いできてよかったですか?」

 

ミー?ンーミュ!

 

「ふふふっ、先生にたくさん撫でてもらって良かったですね」

 

 

 人見知りはしないミーですが、先生のことは好きになったようでなりよりです。

 お話を伺っても噂通りというか、噂以上であったというか。とにかくミーも気を許せる優しい方でしたね……。

 

 

「今日は他にやるべきこともありませんし、帰りましょうか」

 

ミーミ

 

 

 寄り道する場所も内容もないため、地下鉄の時間に遅れないよう足早に移動を始めました。

 

 

 

 

 

 しかし5分ほど歩き、住宅街の入り口辺りの公園を通り過ぎようとしたところ、

 

 

う゛わ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ん゛

 

 

 唐突に幼げな泣き声が聞こえてきました。

 

 

 一体何事だろうと思い、立ち止まって声のした方を向くと、公園の中で泣き叫ぶ女の子とヴァルキューレ警察学校の腕章を巻いた方が困り果てた顔をしていました。

 

 

「……っ行きましょう!」

 

ミュ!

 

 

 シスターとして困っている人を見過ごすことなどできません。

 やる気のある返事をしたミーが鞄に収まったことを確認してから、足早に公園の中へと向かいます。

 そしてヴァルキューレの方が近づいてくるこちらに気づきました。

 

 

「……申し訳ありません。泣かせるつもりはなかったのですが……」

 

「……その、一体どうしたのでしょうか。お困りのようでしたので、気になってきてしまいました」

 

ミューミュ?

 

「あぁ……いえ、迷子のようでしたので助けるために声をかけたところ……」

 

「なるほど……泣いてしまったのですか」

 

 

 大まかな事情は把握しました。

 どうやらこのヴァルキューレの方は迷子の保護を行おうとしたところ、顔を怖がられて泣かれてしまったようです。

 

 何とも悲しい話です……。善行であっても全てうまくゆくわけではないということに、この世の無常さを感じます。

 ですがこの方の相手を助けたいという思いは無駄にしてはいけません。

 

 シスターとして解決できるよう尽力しなくては………。

 

 

「ううぅ……んっ、ぐすん………」

 

「……すみません、ちょっといいですか」

 

ミーンミ!

 

 

 相手を刺激しないよう、ゆっくりと近づき、声をかけながら膝を落として目線を合わせます。

 一人になると寂しくなって怖くなりますから、しっかりと一緒にいるということを示さなくては。

 ミーも人助けのためにいつになくやる気です。

 

 

「ぐすっ、ぐすん……だ、だぁれ……」

 

「初めまして、シスターの伊落マリーです。こちらは私の家族のミーです」

 

ミー!

 

「んぅ……シ、シスターさんとタコさん…?」

 

 

 とりあえず泣き止んではくれたようです。

 こちらに意識が向いてくれたので、落ち着いて話をすることができそうです。

 

 

「はいっ、シスターですよ」

 

ミュ!

 

「……?タ、タコさんどうしたの?」

 

 

 挨拶の時点でミーは鞄から出てきて、私の肩から女の子に手を差し出したようです。

 ミーなりに励まそうと考えているようです。

 

 

「ミーはですね、あなたと握手…おててを握りたいと言ってます」

 

ミミ!

 

「えっと…う、うん…………えいっ」

 

「うんうん、これでミーとあなたはお友達ですよ」

 

ミッキュン!

 

 

 ぎこちなくですが、ミーの触手を握って暖かさを感じたのか、少し表情が緩んできました。

 手が離れないようにしながら、ミーを前へと移動させて、女の子がミーを抱えれるように差し出します。

 すると恐る恐る差し出されたミーを両手で抱え始め、ミーの声を聞いて笑顔が戻ってきました。

 

 

「……タ、タコさんって暖かいね」

 

「ふふっ、それはミーが特別だからなんですよ」

 

「特別………?」

 

ミ?ミュー……ミン!

 

 

 何とか普通にお話ができそうになってきました。

 ゆっくりと急かさないようにご家族のことを聞いていきましょうか。

 

 

「ええと、それじゃあお名前はなんて言うの?」

 

「うぅ、わ、わたしは……」

 

 

 

 

 

 それから女の子の名前とご両親について聞き、ヴァルキューレの方が呼んだ生活安全局の生徒さんにその場を引き継ぎました。

 公園から離れる頃にはすっかり笑顔が戻り、元気よく手を振りながらご家族の下に帰っていきました。

 

 

「ふうっ……何とかなって良かった…」

 

ミュゥ……

 

 

 一安心し、ミーと揃って息を吐いているとヴァルキューレの方がこちらに近づき、姿勢を正しながら、

 

 

「ご協力感謝いたします。市民の方に助けを求めることは恥ずべきことですが、今回ばかりは助かりました」

 

 

 と丁寧にお礼を伝えました。

 

 

「気にしないでください。私はシスターとして、人としてすべきことをしただけですから……」

 

ミーミー

 

「だとしてもです。市民に寄り添うべきヴァルキューレが子供一人の保護もできぬなど……」

 

 

 どうやらヴァルキューレの方は迷子の子を泣かせてしまったことを気にしているようです。

 確かに幼気な子供を泣かせてしまったことは、心残りだと思います。

 

 しかし最初にも言いましたが、子供を助けたいという思いはとても立派です。

 泣かせてしまったことも顔を怖がられたという、言わば巡り合わせが悪かったことですし、誰が悪いという問題ではないです。

 

 

「その……ご都合のよろしい時で大丈夫ですので、お話を聞かせていただいてもよろしいですか?」

 

「随分とお疲れのご様子ですし、私でよろしければお話を聞くこともできるかと思いますが……」

 

 

 迷子の子を助けるという役目は果たしましたが、ヴァルキューレの方も所感ではありますが、何か助けが必要なのではないかと思います。

 ミーも私の懐でそうだそうだと言うように頭を揺らしています。

 

 

「お心遣いありがとうございます。しかし私にも立場があります故……」

 

「そう……ですか。すみません、差し出がましいことを……」

 

「いえ、すべてこちらの事情ですので」

 

 

 見事に断られてしまいました……。

 いきなりこう切り出すのは失敗ですね……。これでは怪しさしか感じないのでしょうか………。

 

 

「ですが……そうですね。失礼します、所属をお聞きしても?」

 

「えっ、あっはい。トリニティ総合学園のシスターフッドに所属しています、一年の伊落マリーです」

 

ミー

 

 

 突然ですが所属を聞かれ、何も考えずに答えると、少し考え込むようにしてから携帯を取り出しました。

 

 

「なるほど、やはりシスターフッドの方でしたか。でしたらこちら公安局としてのアカウントにはなりますが…」

 

「連絡先、ですか……ありがとうございます!」

 

「いえ、礼には及びません」

 

「あくまでも公安局の仕事に関する公的なものでしかないので……」

 

 

 ですが、どんな形であれ新しい方と知り合えました。

 公安局ですので連絡するようなことがなければいいのですが、連絡先を知らないよりはずっといいです。

 

 

「えっと……尾刃(おがた)………カンナさん?」

 

「………すみません。こちらとしたことが……名乗ることを失念しておりました」

 

「私、ヴァルキューレ警察学校所属、公安局局長を務めております。尾刃カンナと申します」

 

 

 

 

 

 

★★★

 

 

 

 

 

 

 まさかシャーレから帰ろうとしたらカンナと会うとか、今日なんか色々な事起こり過ぎでは?

 なんだか新しく迎い入れた生徒に贈り物爆撃して、一気にモモトークしたみたいに濃縮されている……。

 

 あ、それはそれとして幼女の懐は暖かかったです。

 

 子供特有の体温というか、熱量があるね。子供は泣いてるより笑ってる方がよっぽどいいよ。

 まあ最後は笑って別れたし、結果オーライ。

 

 そしてカンナのモモトークみたいな感じの内容の後で、ママ連絡先ゲットしたけど、ワンチャン原作より早くにカンナの心情に+補正入れれるのでは?

 

 原作みたいな途中で仲間になって最後は俺を置いて先に行け系の展開もいいけど、そうなる前に仲間になってくれれば余計な問題生む前に何とかできるんじゃね。

 

 

「一時はどうなるかと思いましたけど、丸く収まって良かった……」

 

ミンミュー

 

―ママはさすがのバブみだったな。思わずあやしてる俺までオギャりそうだったぜ。

 

 

 15歳とは思えぬ包容力、それがママの力………。

 原作よりもママみが強まってるが、今思うと原作のマリーはママキャラではないのだよな。

 

 

「ですけど、カンナさんはどこか悩んでましたね……」

 

「どことなく今回の件以外のことで悩んでいるような…………」

 

 

 おっ、ママ中々鋭いな。

 原作のカンナはお労しいというかなんというか。誰しも必ず遭遇する理想と現実の差を見てしまった挙句、日々の業務とその間に挟まれた苦悩で……っていう。

 原作では報われてよかったよ。生活安全局に入りたかったとかいうのはどうしようもないなって感じだったけど。

 

 

「いつかカンナさんの悩みが解消されるよう後で祈りましょうか」

 

ミーミン

 

―ママは真面目だなぁ……まあそこが好きなんだが。

 

 

 

 

 

 

 

 今日はこの後部屋に戻ってから、カンナのために祈った。

 

 ママは珍しく何か遅くまで調べものをしてた。

 

 まあ十中八九、来週の先生とのお出かけに関してだろうけど。

 

 

 

 

 

 

 

 しかしまあ一体俺って何なんだろうな。

 

 宇宙から飛来せし生命体だけど、大体の作品だと碌な事にならないのは相場が決まってる。

 

 できればママとか他の人に迷惑かけたくないけど……。

 

 

 

 

 

 ママがベットに入って俺を抱きしめる中、そんなことをずっと考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





デカグラ達の情報出てきて思ったのは、想像以上の俺の考えてた改変設定と合致してて草って感じ。

それとゲブラ君の立ち姿がアレサにしか見えない……ケテルといい完全にACやんけ。

それと今回からミーの鳴き声のフォント変えました。
見にくかったら代替フォント探します。

次回はどうすっぺ……。とりあえずミレニアム……かなぁ。


どうでもいい話:ガチャ更新されましたが、全知、水着効率厨、白目社長、狂犬を迎えました。

カンナさんのメモロビ、くたびれた社会人感を感じてすごく好き。大人の色気を感じる。

あと水着効率厨、カフェだとペンギンの親子連れてるけどペンギンの動作が可愛すぎる。



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