ルビコン3食糧輸送記録   作:クローサー

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ルビコンの解放者√ ALTの幕引き。
…なんでこんなの閃いちゃったのかなぁ…そして何で書けちゃったのかなぁ…


ザイレム撃墜 ALT:Michigan

大勢は決した。

 

シュナイダーとファーロンの支援を新たに取り付け、アリサワ第4特別支援艦隊の特別支援(軍事介入)を受けたルビコン解放戦線は、ルビコン3に駐屯していたアーキバス勢力は急速に駆逐されつつある。

未だにV.Ⅰ(ヴェスパー主席隊長)フロイトを筆頭に残存戦力が対抗を続けているが、1個艦隊による絶対的な制空権及び制宙権を突破出来る戦力などは残されておらず、時期に決着も付くだろう。

 

そしてオーバーシアーのカーラの策略により、バスキュラープラントへ向けて特攻を続けるザイレム及び周辺域。

V.Ⅱ(ヴェスパー次席隊長) スネイル及び要撃艦隊に苦戦していたレイヴン(621)とラスティだったが、アリサワへと鞍替えしたミシガン率いる新生レッドガンの救援を受け、形勢は逆転。

 

ラスティは連戦の消耗が激しい為戦線を離脱したが、スネイルと要撃艦隊は倒れ、制宙権は完全にアーキバスから失われた。

後は残存戦力を駆逐してザイレムを停止させるのみなのだが、現在のザイレムは暴走を続け、外部からの制御が一切不可能な状況。

 

残された手段は、ザイレム撃墜のみ。

第4特別支援艦隊の火力をぶつければ容易に撃墜自体は可能だが、カーマンライン途上の現在では地表に壊滅的な被害が及ぶとされ、却下された。

そこでレイヴン(エア)から、大気圏外でザイレム上部のラムジェットエンジンを破壊し、アーレア海に墜落させるという提案が出て、この提案ならばAC2機でもザイレム撃墜が遂行可能であると言う事からそのまま採用される事となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビコン3 熱圏。

 

『ザイレム、アーレア海への想定墜落ルート上に進入しました!ライガーテイル、LOADER 4、ラムジェットエンジンを破壊して下さい!』

「聞こえたな、G13。この愉快な遠足を終わらせるぞ!」

 

621とミシガンを回収する為にザイレムの至近後方で追従しつつ観測しているアリサワ戦艦「ハリマ」の通信を合図に、両名が動き出す。

621は右舷、ミシガンは左舷のラムジェットエンジンをそれぞれを破壊。ザイレムが墜落コースに入った事を確認次第、ハリマに乗り移って安全を確保する、と言う手順だ。

 

最早敵はおらず、何の障害も無い。そのまま2人はラムジェットエンジンの破壊を完了した。

 

『…G13…目標破壊…』

「此方も右舷ラムジェットエンジンを破壊した。ハリマ、どうだ?」

『現在観測中。待機を』

 

直後、充分な推力を得られなくなったザイレムの船体が大きく傾き始め、急降下を開始。先端から断熱圧縮による周辺の赤熱化が始まる。

 

『やったぞ!ザイレムが想定通りの墜落コースに突入し始めました!すぐに離脱して我が艦に──』

 

通信が途切れる。

 

「…どうした、ハリマ」

 

更に畳み掛けるように、右舷にて巨大なレーザーらしき攻撃が薙ぎ払われる形でレイヴンへと振るわれた。

 

「チッ…!G13、無事か!?」

『…回避…』

「ならば良し、俺はこれからハリマに──」

 

刹那、ライガーテイルのCOMからロックオン警報が鳴り響く。

 

(次から次へと…!!)

 

右へクイックブースト、一瞬前に居た箇所に極太のレーザーが通り過ぎ、少し先の着弾地点に巨大なプラズマ爆発が発生。続けざまに、背後からガトリングによる強烈な弾幕が降り注ぎ始める。

だが、これまでの激戦を戦い抜いて来た古強者であるミシガンにとっては、距離も相まって容易に最小限の被弾に留まる事は出来る。

 

(見たことがない機体だな…惑星封鎖機構の鹵獲機体か)

 

背後から奇襲してきて、たった今ミシガンと同じ複合強化ガラスの上に着地したのは、単騎。

HCクラスの巨体、何の塗装も施されていない装甲、右手には五連装ガトリング、左手には大型レーザーキャノン、背部及び両肩には追加ブースターユニット。

それは正に、洗礼された剥き出しの殺意の権化。

 

(兎に角、さっさとこの自殺志願者の息の根を──)

 

 

 

『………総長………』

 

 

 

初めて、戦場でミシガンの思考が一瞬停止した。

 

「…G13、お前の目の前に立ちはだかっているのは、誰だ?」

 

すぐさま再起動した思考で、621へ通信で問い掛ける。

 

『……………』

「G13!!」

『…………ウォルター…が………』

 

 

 

『そこにいるのは……貴方ですか……?』

 

 

 

直ぐにこの状況に対する答えは、ミシガンの頭の中で算出された。

そもアーキバスに於いて、とある悪名高き施設が2つ存在する。

 

「再教育センター」と、「ファクトリー」。

 

621との短い情報共有の際にG3 五花海のKIAは確認されていたが、G5 イグアス及びG6 レッドのMIAは継続されていた。

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「…応戦しろ、G13。俺達の前にいるのは、最低でもアーキバスの「再教育」が施されている」

「やらなければ、此方がやられるぞ」

 

 

 

『……俺は……貴方を……』

 

 

独立傭兵レイヴン(強化人間C4-621)、搭乗機体 LOADER 4。

ハンドラー・ウォルター、搭乗機体 IB-C03:HAL 826。

 

 

 

『……倒さなくては、なりません……』

 

 

 

G1ミシガン、搭乗機体 ライガーテイル。

G6レッド、搭乗機体 ポプリーテス。

 

 

大勢は決した。

故にこの戦いは、最早何の意味も為さない。




G6 レッド
ウォッチポイント・アルファ深度2で孤立して尚抵抗を続けていたが、アーキバスに捕らわれて「再教育」及び「改造」を施される。
スネイルが撃墜される直前、最後の足掻きによってプランが発動してウォルターと共に出撃。ハリマを一撃で撃墜し、ミシガンの前に立ちはだかる。

ポプリーテス
惑星封鎖機構の新型執行機体。
運用前に戦況が悪化して放棄された所を、アーキバスが回収。G6 レッドを搭載し、出撃した。
これまでの惑星封鎖機構製機体とは異なり、重武装化と高機動化を強引に成立させた事によって、非常にピーキーな機体へと仕上がっている。
元ネタはAC4、ACFAに登場する「00-ARETHA」。


ごめんなさい、ここで断言しておきます。
この戦いの続きは書きません。というより「書きたくない」です。
この短い話を出力するだけでもかなり精神的にキツかったのに、最後まで書くとか絶対無理。ゲームやってる時でも酷くしんどかったし。ていうかゲームよりこの話の執筆の方が辛い。レッドの台詞だけは一通り考えたけど、余りにもあんまりで文章に出力したくない。
…ちなみに唯一苦戦したAC戦、ここ(ザイレム撃墜)でした。原因は動揺のあまりクイックブースト吹かすのを小一時間忘れてたから。
「何で避けれないの…?」ってなってた。当たり前だよ、クイックブーストしてねぇんだもん。
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