ニコニコも暫く見れなくなったし、ハーメルンも一時的に見れなくなったし、ホントに許せん。
オワコンとか言われてるけど、ニコニコでしか見れない面白い動画もあるんだよ。
それはさておき、更新をどうぞ。
シュナイダーとファーロンの支援を新たに取り付け、アリサワ第4特別支援艦隊の
技研都市含め、既に主要なアーキバス拠点の大多数は陥落。
他にもアリサワ艦隊による各戦地への強力な近接砲撃支援、アリサワAC部隊による強襲を受けた戦線では、通常戦力のみではまともに維持する事すらままならず、逃げ延びれる幸運を祈って散り散りに逃げ惑うしかない。
しかし離れ離れに逃げ延びれたとしても、アリサワ戦力の追撃とルビコン解放戦線による掃討が待っているだけだ。
最早アーキバスに、勝ちの目は存在していなかった。
『解放戦線の部隊が壊滅しました!AC部隊も甚大な被害が…!!』
『クソッ!!何なんだあの部隊は!?』
『HC2機とAC1機が急速接近!!アイカが迎撃ッ……爆沈していきます!!!?』
『撤退、今すぐに撤退だ!!このままでは我々も全滅だ!!』
『今からじゃもう振り切れません!!ACが──ッ!!』
…
アムラート旧宇宙港。
最初は惑星封鎖機構が接収。その後はアーキバスが此処を確保して以降、バスキュラープラントの建設地点の近くにあったということもあり、前線基地として改修。今現在では強固な要塞として、そしてアーキバスが唯一確保出来ている基地となった。
基地の巨大格納庫の中には、まだ無事だった惑星封鎖機構より鹵獲した強襲艦3隻が鎮座しており、ジェネレーターの始動が試みられている。
そして基地内部には、鹵獲して運用している惑星封鎖機構製のMT、LC、 HC、そしてあるACが整備もしくは周辺警戒を行っている。
レイヴンの声明をきっかけにしてルビコン各地で蜂起したルビコン解放戦線、そして特別支援として駆けつけたアリサワの第4特別支援艦隊。
即席ではあるがルビコン解放戦線を中心とした大戦力が、技研都市侵攻と並行してアムラート旧宇宙港に差し向けられた。
戦艦3、AC42、四脚重MT20、MT及び汎用兵器多数。
あくまでも主目的が技研都市確保の為、戦力としては少なめではあるものの、しかしそれでもそこらの要塞は容易く粉砕出来る規模のそれ。
しかし、結果は「敗北」ですらない「惨敗」。
戦艦は2隻爆沈及び撃沈、残った1隻も大破状態。ACは39機が撃破。四脚重MT以下に至っては「
敗因としては、シンプルに1つ。
ヴェスパー主席隊長たるフロイトと、フロイトに率いられる直属部隊がそこに存在してしまっていたという事実。
彼の部隊を敢えて一言で表すならば、「狂犬の集い」。
全ての戦闘要員が、アーキバスから見れば必ず何かしらの
彼等を「部隊」たらしめている理由はただ一つ。
V.Iフロイトが誰よりも強く、そしてその力の下に集ったからだ。
彼等の誰よりも戦いを愛し、彼等の誰よりもACを熟知し、彼等の誰よりも速く、そして強く成長し続けるフロイトという名の「
それは最早、一種の狂信。
誰よりも弱い筈の真人間が、強化人間の誰よりも強いというあり得ざる
フロイト率いるヴェスパー主席部隊の戦術は、単純明快。
…
アリサワ及び解放戦線の連合部隊の撃退から、約5時間後。
現在のアムラート旧宇宙港では、連合部隊の襲撃によって損傷した基地の応急修復、ヴェスパー主席部隊のローテーションによる各機整備及び全周警戒、そして強襲艦3隻のジェネレーター始動が同時並行で進められている。
流石のフロイトも、此処で籠城していても勝ち目は無いと察してはいる。故に強襲艦3隻を使い、ルビコン3から脱出する為に準備していたのだが。
その直前、連合部隊の急襲によって強襲艦全隻が小規模ながらも損傷。しかしそれ以上に致命的だったのが、始動用ジェネレーターを破壊された事により、エンジン始動に著しい遅延を余儀なくされてしまった。そう言った意味では、連合部隊にヴェスパー主席部隊の拘束という必要最低限の目的は達成されたと言える。
故に、現在は基地の電源を利用して強襲艦のジェネレーター始動に必要な電力を蓄電している。
蓄電が終われば、さっさと強襲艦のジェネレーターを始動させ、乗せれるのは全て乗せて宇宙へ逃げるだけ。
しかし、此処に居る全ての者達が確信している。アリサワは、必ずもう一度やってくると。
『レーダーに感あり!!』
その予感を証明するように、アムラート旧宇宙港の遠距離レーダー員が通信越しに叫んだ。
同時に整備中などの理由で動けない機体を除く、迎撃可能な全戦力が臨戦体制に移行する。フロイトも、愛機「ロックスミス」の戦闘システムを立ち上げた。
「来たな。敵は何処だ?」
『それが…反応は超高空…というより、大気圏外です。反応は1、アリサワ戦艦です』
「…ん?それだけか?」
『はい。念の為再探査を実施していますが………………それ以外の反応、見当たりませんね』
「…」
だが、それは各員の予想に反した形で。そして各員の戦意を削ぐ内容だった。
『…偵察、ですかね?』
「だとしても、わざわざ戦艦で行う必要は無いな。何か他の目的がある筈だが…今の俺達じゃ分からないか」
『戦艦が大気圏への降下を開始しました。ルビコン3からの離脱でもないですね』
「…増援にしても、1隻なのが引っかかるな」
一応臨戦体制を維持しつつも、しかしアリサワの性質から再度の襲撃では無いと確信。
混線しない程度に、各員が其々の予想や反論を交わして議論が進められて行く。
『…うん?…フロイト主席隊長』
「どうした」
『アリサワ戦艦の大気圏突入姿勢と速度が異常です。突入姿勢が
「…………」
考える。
アリサワ戦艦の行動の意味。アリサワの意図。アリサワの戦術。アリサワが関わっていた戦役に於ける戦略。
フロイトが思い出せる、アリサワに関する知識を総動員して考える。
アリサワと敵対した時、1番「脅威」なのは──
「…まさか」
その時、フロイトの脳裏によぎった一つの仮定。
ロックスミスのカメラアイが上へと動き、空を見上げる。
青空が広がる中、一点の赤い点が、嫌なほどにその存在を主張していた。
…
戦艦2隻、AC21機。
これはアリサワに於ける1会戦に於いて史上最大の被害であり、
そして、アリサワが保持し続けていた「不敗」という看板を傷付けられた。
この事実を前にこれ以上無く激怒したアリサワだが、しかし冷静さは失われていなかった。
辛うじて撤退に成功した戦艦とACの記録映像を解析。そしてミシガンの意見を擦り合わせた結果、アムラート旧宇宙港の防衛戦力はルビコン3最強として恐れられているヴェスパー主席部隊だと判明していた。
そんな部隊が、要塞の防衛戦力として機能している。そうなれば、投入した連合部隊では一蹴されてしまうのも当然の事だった。
では、どうするか?
攻撃三倍の法則、という言葉がある。これは極めて簡潔に解説すれば、「攻撃側が勝利するには防御側の3倍の兵力が必要である」という内容だ。
相手はルビコン3最強の精鋭部隊。更により防御を堅牢にする要塞。これを同時に攻略するならば、3倍ではなく5倍の物量と圧倒する火力が必要であると、第4特別支援艦隊の参謀達は結論付けられた。
それ自体を用意するのは簡単だ。その為の第4特別支援艦隊であり、その為の物量なのだから。
しかし
問題は、生半可な一捻りでは寧ろ逆効果すらあり得る位に、敵が強大であるという事。
ではどうしようか?参謀達が「一捻り」を考える中。
ある若手参謀が、「とんでもなくブッ飛んだ一捻り」を思い付いた。
それは並の星外企業どころか、ベイラムやアーキバスだとしてもまず間違いなく即座に却下される程に滅茶苦茶な一捻り。
だが、アリサワの感覚からすれば「味方の被害をこれ以上なく減らせる素晴らしい提案」であった。それであるが故に、その提案は拍手で迎え入れられた。
…
アムラート旧宇宙港 再攻略作戦 開始時刻。
ルビコン3熱圏にて、航行するアリサワ戦艦「スミヤ」。
その艦体には冷房機能が限界一杯まで高められ、載せられるだけの弾薬や爆薬が満載。予めインプットされ、
その時、戦艦の艦首が惑星の大地へと向けられ、全てのメインエンジンの出力が最大へと移行。
圧縮断熱によって艦体周辺を赤く染め上げて熱しつつ、ルビコン3への
Q.フロイト率いるヴェスパー部隊が、要塞にて立て籠っています。
A.取り敢えず初手に、大気圏外から爆薬満載の宇宙戦艦を特攻させて基地を破壊します。
最初このシチュエーション設定した時「難易度設定ヤバくね?」って思ってたけど、これを思い付いた時思わず1人で笑ってしまった。
アリサワじゃなきゃ絶対こんなん出来ねぇよ。