異世界迷宮へ行ったなら   作:三星織苑

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105 種族固有ジョブ

 

 

 

 

 

クーラタル郊外

アユムの家

 

 

 

 

 

「さあ、セリー。次はご主人様をお洗いしましょう」

 

 体から力が抜け、荒い呼吸を繰り返しているセリーの体を支えていると、ロクサーヌが彼女に話しかけた。

 

「え? あ、はい。どのようにすればいいのでしょうか?」

「少し待っていてくださいね。さあ、ご主人様」

 

 いつの間にか準備されていたすのこへ俺を導き、泡立てネットを手に取って再びセリーに声を掛ける。

 

「こういう風に泡を付けて、私たちの体でお洗いします」

 

 言うやいなや、いつものように抱きつき、お互いの体をこすり合わせ始めた。

 

 あまりの気持ちよさで思わず達しそうになるが、尻に力を入れなんとか堪える。

 

 くっ。ロクサーヌ。すごすぎる。

 いつまで経てもこの気持ちよさに慣れることができない。

 

 いたずらっぽい表情を浮かべながらこちらを見つめる美しい顔に、お互いの体に挟まれてグニグニと形を変え続ける豊かなバスト。

 視覚を刺激する光景に加え、バスルームにはぬちゃぬちゃと淫靡な音が響き渡る。

 

「さあ、セリー。あなたも早く」

「……はい」

 

 ロクサーヌの言葉に頷くと、自分の体に石鹸を塗してこちらへ抱き着いた。

 

「失礼します……」

 

 セリーは一声掛け、俺の体の上で淫らな動きを開始する。

 

 目の前には、自分の体をこちらに擦り付けている二人の美女の姿。

 触れ合っている場所から響く音と、彼女たちが漏らす劣情を掻き立てる吐息。

 視覚と聴覚、そして触覚にこれでもかというほどの刺激を送り込まれ、どんどんボルテージが高まっていく。

 

 すると、ロクサーヌの手が乳首に触れる。

 

「セリー。ご主人様はここを責められるのがお好きなのですよ」

 

 やめて! そんなことをバラさないで!

 

「そうなのですか? どうですか? ご主人様、気持ち良いですか?」

 

 そう言うとセリーはかわいらしい手で俺の乳首を刺激し始めた。

 

 ヤバい! 両乳首責めはヤバい! 気持ち良すぎだって!

 

 二人が与える快感に必死で耐えていると、更なる刺激に襲われる。

 

「ご主人様は耳への刺激も好まれます。あなたもやってみてください」

 

 言うや否やロクサーヌは右耳に顔を寄せ、はむはむと甘噛みしながら囁いた。

 

「ふふ。ご主人様。ピクピク動いて必死で我慢をしている姿がとてもかわいらしいです」

 

 そして、今後は左耳に快感が走る。

 

「こうですか? ご主人様、ちゃんとできていますか?」

 

 ぐっ。これ無理だ!

 

 右耳には正統派ヒロインのような、かわいらしくも艶のある美しい声が。

 そして、左耳にはどこか色っぽさの混じる、独特で愛らしい声。

 そんな極上の美声に翻弄されながら、耳を舐めまわされ、甘噛みされ続ける。

 さらに、その間も続けられている乳首への愛撫。

 

「もうだめだ!」

 

 思わず声を上げると、今までの受けていた刺激がピタリと止んだ。

 

「ダメですよ。それは寝所でお願いします」

「初めてはちゃんとした形でいただきたいです」

 

 彼女たちの顔には淫らな笑みが浮かんでいた。

 

 せんせー。うちの娘たちがとんでもない、いじめっ子です。

 我が家でいじめが発生しています。

 

 その後、二人に全身を洗われるが、ずっと寸止めを繰り返される。

 

 辛い……。色魔を得る前なのに、なんで俺はこんな試練を受けているんだ……。

 

 

 

 体を洗い終わったところで、洗髪とビネガーリンス。そして、カメリアオイルでの手入れと手当てでのケアを行う。

 ロクサーヌが終わり、セリーの番になったところで気が付いた。

 

 彼女のスツールを買ってないわ。明日にでも買っておかないとな。

 

 髪の手入れをしてる間、セリーはずっと興奮しており、その喜んでいる様子が微笑ましく愛らしい。

 

 そして、それが済むとバスタブに入り体を伸ばす。

 いつものようにロクサーヌが正面から抱き着いてきたので、こちらからも抱きしめ返す。

 

「セリー。お風呂に浸かるときは、こうやってご主人様に抱きしめていただきます。これも順番にしましょう。明日はあなたの番ですね」

「は、はい。よろしくお願いします」

 

 ロクサーヌの言葉を受けたセリーは、恥ずかしそうな顔でこちらを見ながら口を開いた。

 

「うん。俺の方こそよろしく。さあ、セリーも入ってきて」

「失礼します」

 

 俺の言葉を聞いたセリーもバスタブをまたぎ、体が触れるほど近くに腰を下ろす。

 そのまま見つめていると、顔を上げた彼女と目が合った。

 セリーは嬉しそうに笑みを浮かべ、こちらへ尋ねてくる。

 

「なんでしょうか?」

「いや、ただかわいいなぁと思っただけ」

 

 その言葉に、頬を朱に染め呟く。

 

「恥ずかしいです……」

 

 本当にかわいいなぁ。

 

 

 

 セリーと話していると、体に回されていた腕にギュッと力が入る。

 

 そうだよな。ロクサーヌをないがしろにするわけにはいかない。

 彼女の体を抱きしめ、首筋から続く柔らかな毛を下までゆっくり撫でていく。

 終着点である尻尾へたどり着いたところで、愛らしい尻尾をしごいた。

 

「んっ……」

 

 ロクサーヌの口から声が漏れる。

 

 そのまま右手撫で続けながら、左手をセリーの腰に回す。

 

「あっ」

 

 そちら口からも声が上がるが、そのまま自分の方へ引き寄せた。

 

 それにしても、二人の肌はつるつるすべすべで、その滑らかさたるや触れ合っている部分に快感を覚えるほどだ。

 若い頃、肌だけは綺麗で、唯一といっていい外見上の長所だったのだが、彼女たちには到底及ばない。

 湯上りたまご肌と言われたこの田川がよ?

 

 馬鹿なことを考えつつ、ロクサーヌの背中を撫で、セリーの愛らしい胸に添えた手を動かしていった。

 

 

 

 

 

 入浴が終わり、洗濯を済ませてバスルームを後にする。

 二階へ上がったところで、ロクサーヌが口を開いた。

 

「それでは準備をしてまいりますので、寝室でお待ちいただけますか?」

「大丈夫だよ。それじゃあ、待ってるね」

 

 返事をすると、笑顔のロクサーヌと恥ずかしそうな表情を浮かべたセリーが自室に向かって歩き出す。

 

 あんなに恥ずかしがるなんて、どんな準備なんですかねぇ。

 

 

 

 寝室に入りベッドへ腰を下ろすと、この後彼女たちが身に纏うであろう衣装が脳裏に浮かぶ。

 

 間違いなくストッキングとガーターベルトはしているはず。

 気になるのは何色のキャミソールを着るのかだな。

 

 ロクサーヌは今日購入した黒だろうか?

 キャミソールとストッキング、そしてガーターベルト。すべてが黒だとすると、彼女の白い肌に映え、それはもうコケティッシュな魅力にあふれ、俺の劣情を刺激してしまうこと間違いない。

 

 一方セリーはどうだろうか?

 白とピンクのキャミソール。どちらの色だったとしても、彼女が持つ清楚で可憐な雰囲気を引き立ててくれるだろう。

 そして、そこから見えるストッキングとガーターベルト……。

 いい……。清楚なのに妖艶というアンビバレントな魅力がたまらない。

 

 妄想しているだけで頭が茹ってしまいそうだ。

 

 

 

 悶々としながら彼女たちが来るのを待っていたところ、遂に部屋にノックの音が響いた。

 扉の向こうへ声を掛けると、徐々に彼女たちの姿が浮かび上がっていく。

 

 うそだろ……。

 

 二人の姿を目にした途端、あまりの衝撃に頭が一瞬真っ白になる。

 

 

 

「ご主人様、いかがでしょうか?」

 

 しばらく呆然とその姿を見続けていると、ロクサーヌが声を掛けてきた。

 その問いかけに何とか頭を働かせ、口を開く。

 

「ロクサーヌもセリーも本当に美しい。まさか侍女服を着てくるとは思っていなかったから、めちゃくちゃ驚いたけど、信じられないくらい綺麗だよ」

 

 俺の言葉を聞くと、二人は不安が解消されたのか、笑みを浮かべて口々に話し出す。

 

「ふふ。ご主人様に喜んでいただけて、安心しました」

「はい。喜んでいただけるか心配でしたが、ロクサーヌさんの言う通りでした」

 

 いやいや。これを見て喜ばない男はいないでしょうよ。

 

 改めて見ても本当にすごい。

 

 クラシカルな紺のロングドレスに、そこに映える白いエプロン。

 襟元やエプロンの裾を彩るフワフワしたフリル。

 腰下でキュッと絞られたデザインは、二人のスタイルの良さをこれでもかと主張する。

 

 風呂上がりでしっとりとした艶のある鮮やかな栗色の髪とイヌミミ。

 こちらを見つめている、美しさとかわいらしさを兼ね備えた、輝くような笑顔。

 俺の目を惹きつけてやまない、存在を主張する大きく形の整った双丘。

 常に共にいるというのに、ロクサーヌの魅力には決して慣れることができない。

 

 一方その隣には、黒く長い髪が真っすぐに伸びた、深窓の令嬢といったような清楚な少女が控えている。

 ビネガーリンスとカメリアオイルの影響なのだろうか? あれだけあばれていた髪が綺麗にまとまっていた。

 そして、その髪から突き出している、細く尖った神秘的な耳。

 控えめな笑みを浮かべて俺のことを見る様子は、まるで可憐なかすみ草のように愛らしい。

 一日共に過ごしただけで、すっかり彼女にも心を奪われている。

 

 

 

 興奮しながら凝視していると、いたずらっぽい笑みを浮かべロクサーヌが告げた。

 

「これだけではありませんよ」

 

 二人は目配せをして頷き合い、スルスルとスカートを捲り上げる。

 

 ロングスカートに隠れて見えていなかったが、スカートが上がるたびストッキングに包まれた脚が姿を現す。

 

 すごい……。メイド服からのぞくストッキングがなんとも艶めかしい。

 

 そして、彼女たちの大切な場所が露になると、ガーターベルトで飾りつけされているものの、そこを遮る布はどこにも見当たらなかった。

 

 うそだろ。こんなの見ているだけで頭がおかしくなるぞ。

 

「ご主人様、たくさんかわいがってください」

「よろしくお願いします」

 

 二人の言葉に理性の糸が完全に切れてしまう。

 

 

 

 

 

「とても気持ち良かったよ。ロクサーヌ、いつもありがとう」

 

 絶叫を上げてベッドへ崩れ落ちたロクサーヌを抱きしめ、背中を撫でながら声を掛けると、彼女は絞り出すように言葉を返した。

 

「は、い……。わた、しも、きもち……、よかった、です……」

 

 ストッキングとガーターベルトだけを身に着け、荒い呼吸を繰り返す様子は、まるで堕ちた女神のようで見ているとさらに興奮してしまう。

 しかし、絶対に無理をさせるわけにはいかない。

 そのまま、柔らかな背中の毛を撫で続ける。

 

 

 

 しばらくそれを続けていると、徐々に呼吸が整っていき、程なくして口を開く。

 

「ご主人様、ありがとうございます。私なら大丈夫ですので、次はセリーをかわいがってあげてください」

 

 いじらしいことを言うその口を塞ぎ、舌を絡め合う。

 唇を離して見つめ合うと、ロクサーヌは柔らかな笑みを浮かべて頷いた。

 

 彼女へ頷き返し視線を移す。

 

 すると、セリーはベッドの傍らに立ち、大きな瞳をさらに見開き、呆然とした様子で俺たちのことを凝視していた。

 

 ベッドから立ち上がり、彼女へ近寄り声を掛ける。

 

「さあ、次はセリーの番だよ」

 

 セリーはいきなり催眠術が解けたかのように、あたふたして口を開く。

 

「え、あ、あの……。はい……。私のこともかわいがってください……」

 

 めちゃくちゃかわいいなぁ、もう。

 

「もちろん」

 

 セリーの頬に両手を添え、顔が上向きになるようにそっと導くと、彼女はゆっくり瞼を閉じる。

 修行のあとに交わした口づけで多少慣れたのだろうか。

 唇を割り開いて舌を口内に侵入させたところ、躊躇いがちではあるものの、歓迎するかのようにセリーの舌がチョンチョンと触れてきた。

 

 あまりの愛らしさにテンションが一気に上がり、清涼感のあるミントの香りに満たされた、セリーの口内探索を開始する。

 唇と歯の間に入り込み、整然と並んだ一本一本をなぞっていく。

 舌下に潜り込み、舌の裏から刺激を与える。

 

 

 

「んっ……」

 

 重ねていた唇を離すと、セリーからかわいらしくも色っぽい声が漏れた。

 

「セリー、舌を出してくれる?」

「舌ですか?」

「うん。お願い」

 

 それを聞いた彼女は、べーと舌を出し不明瞭な言葉で問いかける。

 

「ほうれひょうか……」

 

 これ、めちゃくちゃかわいいなぁ……。

 

 愛らしいその舌を唇で挟み、はむはむと味わう。

 そして、セリーが慣れてきたところで、軽く歯を立て甘噛みに切り替える。

 

 しばらくそれを続けると、今度は吸い付き俺の口内に誘った。

 吸引しながら舌をぐるぐる回し、彼女のそれを刺激していく。

 

 

 こちらの与える刺激に初々しい反応を返し、頬を染めて翻弄されている姿が本当に愛おしい。

 

 

 

 さあ、そろそろ先へ進もう。

 絡め合っていた舌を離し、彼女へ声を掛ける。

 

「セリー、脱がせるよ」

 

 俺はコスプレAVでも、最終的に全て脱いでいなければ不満を抱く男。

 コスチュームを脱がすな派とは、生涯わかり合うことはないだろう。

 

「はい。お願いします」

 

 恥ずかしそうな顔で答えるセリーを見て、思わず頭を撫でてしまう。

 

「え、あの?」

「いや、あまりにもかわいいもんだから、ついね」

「そんな……。恥ずかしいです……」

 

 さらに頬を染め、顔を伏せる仕草が本当にキュートだ。

 

 それにしても、艶々のサラサラでとても滑らかな触り心地だなぁ。

 思えば俺の髪質もめちゃくちゃ改善していた。

 日本にいたころにもビネガーリンスや椿油でのケアを試してみたことがあったが、そのときとは効果が全然違う。

 もしかしたら、ファンタジー的な成分でも入っているんだろうか?

 

 ……今後も絶対に続けていかねばならぬ。

 

 

 

 髪から手を離してエプロンを外し、後ろを向いてもらってロングドレスのボタンを一つ一つ外していく。

 それを下ろすとセリーがストッキングに包まれた艶めかしい脚を上げ、片方ずつドレスをまたいだ。

 小さくてかわいらしいお尻に、くびれた腰を彩るガーターベルトが露になり、見ているだけで心を鷲掴みにされてしまう。

 

 彼女は恥ずかしさからか、背中を向けたままでなかなか振り向こうとしない。

 

 両手をそっと肩に置くと、セリーの体がビクッと動いた。

 怯えさせないよう、優しく振り向かせようとすると、彼女も覚悟を決めたのだろう。大した力を入れていないのに、こちらへ向いてくれる。

 

 バスルームでも見ていたのに、寝室で見ているせいなのだろうか?

 その美しさに圧倒されてしまう。

 本当にすごい。ロクサーヌが女神なら、セリーは妖精だな。

 

 

 

 ベッドへ導き、緊張でガチガチのセリーへ声を掛ける。

 

「それじゃあ、始めるよ」

「はい……。あの、かわいがってください……」

 

 いじらしい言葉を耳にしたことで気持ちが高ぶり、再びキスを交わす。

 おでこ、耳、両頬、顎と、次々にキスの雨を降らせ、そのまま首、鎖骨へ下っていき、遂に愛らしい果実に到達する。

 

「あっ、んっ……」

 

 ピンピンと硬くなっているそこを舐めていると、セリーの特徴的なかわいい声が口からこぼれ部屋に響く。

 痛みを感じていないことを確認して、今度は口に含んで吸い上げつつ舌で刺激を与えた。

 

「ああ! ダメです! ご主人様!」

 

 嬌声を耳にしたことでブレーキが壊れ、セリーを満足させるためできる限りのことを行いたくなる。

 左手はもう片方の胸を揉み、右手を大切な部分へと移動させる。

 そこは潤いに満ちており、触れた途端に柔らかな感触と共に水音が響いた。

 

 セリーが気持ちよくなってくれている!

 喜びで胸がいっぱいになり、その部分へ口を寄せる。

 

 

 

 

 

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 潤いを増したセリーのそこを見て準備が整ったことを確信し、声を掛けた。

 

「セリー、いくよ」

「はい」

「辛いようなら無理することはないからね。そのときはすぐに言うんだよ?」

「ご主人様と一つになれるのですから、その痛みも喜びのうちです。私は大丈夫なので、どうかお願いします」

 

 本当にこの娘たちは、どうしてこうもかわいいことを言うんだ。

 もう一瞬たりとも我慢が出来ない。

 

 彼女の脚の間へ移動し、自分の物に手を添えて小さな体へ圧し掛かっていく。

 

 

 

 

 

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 痛みを必死でこらえ、俺を受け入れてくれたセリーへ手当てを連発し続ける。

 荒い呼吸を続けている体を濡れタオルで清め、それが済んだところで、頑張ってくれたその小さな体を抱きしめ、背中をゆっくり撫でていく。

 

 

 

 そうしていると、落ち着きを取り戻していたロクサーヌと目が合う。

 彼女は柔らかな笑みを浮かべ、口を開いた。

 

「セリー。よく頑張りましたね。本当に偉いです」

 

 すると、俺の腕の中で身動ぎをしてロクサーヌへ答える。

 

「ありがとうございます。でも、私が頑張ったからではなく、ご主人様に優しく準備を整えていただいたおかげです」

「ふふ。そうですね。とても優しいご主人様ですから」

 

 あー、君たち。そういうのは俺に聞こえないところで言ってね。

 めちゃくちゃ照れくさくてジタバタしたくなるぞ。

 

 そして、ロクサーヌは俺に視線を合わせ告げる。

 

「ご主人様。まだ満足していませんよね? 私もまだまだお情けをいただきたいのですが、続きをお願いしてもいいですか?」

 

 この娘は、なんちゅうことを言うんだ。

 賢者タイムが吹っ飛んでしまったじゃないか。

 

「あっ……。大きく……」

 

 セリーから漏れた声を聞こえなかった振りでやり過ごし、三回目に突入する。

 

 

 

 

 

 ロクサーヌに四発、セリーへ二発の精を放ったところで、落ち着きを取り戻した。

 ぐったりしている彼女たちと自分を拭き清め、再びセリーへ手当てを使っておく。

 まだまだ痛みがあるだろうからな。しばらくは使っておくべきだろう。

 

 蝋燭を吹き消してベッドへ戻り、二人の間に潜り込んで布団を掛ける。

 

 すると、左右の腕を抱きしめられた。

 

「ご主人様。今日もとても気持ち良かったです。いつもありがとうございます」

 

 暗闇の中、右側からしっとりとした声が聞こえる。

 

「こんなにやさしくしていただけるなんて思ってもいませんでした。素敵な初めてにしていただき、本当にありがとうございます」

 

 そして、左側から聞こえてきた声は、少し疲れが感じられた。

 

「ロクサーヌ、セリー。二人とも信じられないくらい綺麗でかわいらしかった。君たちと共に過ごせる俺は本当に幸せだ」

 

 抱きしめられている両腕に掛っている力が強くなる。

 そして、いつの間にか彼女たちの寝息が耳に響いていた。

 

 

 

 この娘たちといつまでも共に過ごしていきたい。

 それこそが俺の人生の目標だ。

 そのためには……。

 

 暗闇の中でキャラクター再設定を開き、脳裏に浮かんだメニューを操作し、ジョブ設定を付ける。

 

色魔Lv1

効果 精神中上昇 知力小上昇 MP小上昇

スキル 精力増強 禁欲攻撃

 

 そして、予想通りそれが表示された。

 

 一見すると、完全にネタジョブや地雷ジョブだ。

 しかし、もしかすると英雄や魔法使いに匹敵するほど重要なジョブになるかもしれない……。

 ロクサーヌと結婚し、子を儲けるための……。

 

 

 

 探索者、英雄、魔法使い、遊び人、そしてまだ取得していない博徒。

 これらのジョブを外すわけにはいかない。

 しかし、いずれポイントに余裕ができたら、最優先で色魔のレベル上げに着手しよう。

 

 ロクサーヌと、いやロクサーヌだけではなく、彼女たちと家庭を築くために……。

 

 

 

 

田川 歩 男 18歳

探索者Lv37 英雄Lv32 僧侶Lv15

装備 身代わりのミサンガ

 

ロクサーヌ ♀ 16歳

戦士Lv20

装備 身代わりのミサンガ

 

セリー ♀ 16歳

鍛冶師Lv10

装備 身代わりのミサンガ

 

BP振分 残BP:0

キャラクター再設定:1

サードジョブ:3

必要経験値二十分の一:63

詠唱省略:3

鑑定:1

MP回復速度二十倍:63

ジョブ設定:1

 

所持金:1,211,116ナール

 

春の32日目




今後、五話ごとにパーティーメンバーのステータスも表示していきたいと思います。
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