部屋に戻りベッドに腰掛けるとロクサーヌも腕が触れるほど近くに座ってくれた。
俺に慣れてくれたんだろうか?
腰に手を回しぐっと引き寄せ密着する。
「お湯が来たら体を拭いて今日あった色々なことについて説明をしたいと思う。その後は夜の捜索に向けて仮眠だな」
「はい」
「それじゃあお湯が来るまで少し話をしよう。ロクサーヌ。耳や尻尾を撫でてもいいか?」
「はい。大丈夫です」
あまりにも可愛すぎてついつい触りたくなってしまうんだよなぁ。
柔らかな毛並みともちもちとした触り心地を堪能し、痛くないよう気を付けながらゆっくり伸ばしてみる。程よい弾力が感じられなんとも幸せな感触だ。
そして、手櫛のように指をたて尻尾の毛を梳いたり根本の方を軽く握る。
逆撫でしないように気を付けながらゆっくりしごいて尻尾の感触を楽しんでいるとロクサーヌから声をかけられた。
「あの、ご主人様は他の狼人族を撫でたことがあるのですか?」
「いや、いままでロクサーヌ以外の狼人族には会ったことがないがどうかしたか?」
「いえ。あの、ご主人様に撫でられるととても気持ちがよくて、これまでに他の人を撫でていたのかなと思ったのです」
「ロクサーヌの耳も尻尾もいつまでも撫でていたくなるくらい手触りがいいし、とても愛らしいから気持ちがこもってしまうのかもしれないな」
その言葉を聞いた彼女の顔が朱に染まり、はにかんだような笑みが浮かぶ。
「ご主人様、嬉しいです……」
触っている尻尾がピクピク震えた。
ロクサーヌはうっとりした表情を浮かべ、無意識なのか俺の方に体をもたれさせてくる。
リラックスしているのだろう。体から力が抜けリラックスしている様子がうかがえた。
「ご主人様。今日は本当にありがとうございました」
「お礼を言わなければならないのは俺の方だ。ロクサーヌには色々助けてもらったな。本当にありがとう」
「私は奴隷として売られたときに酷い扱いを受けるのだろうと覚悟をしていました。二度と美味しい物を食べることはできずひもじい思いをするのだろうと。綺麗な服を着ることもなく粗末な服を一着与えられ、ずっとその一着で過ごすのだと。ですが、今日ご主人様に身請けをしていただいてから夢のように嬉しいことがたくさん起こりました」
彼女は顔を上げると真剣な表情で俺を見つめ言葉を続ける。
「ご主人様は最初に会った時から私に優しく接してくださいました。裸足だったのを見て靴を履かせていただき、素敵な外套を選んでくださり、それどころか新品の服や肌着、靴下まで買っていただいて私は本当に嬉しかったのです」
ロクサーヌはそう言って薄く微笑む。
他の主人がどうなのかはわからないが俺はロクサーヌに辛く当たるなんて絶対にできない。
彼女に会い共に過ごすためにこの世界に来たのだ。
そんなことをするなら何のために元の世界を捨てたのか分からなくなる。
「奴隷には装備品を満足に用意しない主人も多いと聞きますがご主人様は万全に整えてくださった上に、迷宮に入っても私の意見に耳を傾け戦闘にも参加させてくださいました」
「それはロクサーヌの意見が正しく、戦闘能力も高いので俺が助けてもらっていただけだ」
「私はそれがうれしいのです。ご主人様は私のことを認めてくださいます。そして、頻繁に褒めてくださいます。こんなに主人によくしてもらっている奴隷はいません」
ロクサーヌの言葉を耳にして思わず抱きしめてしまった。
「ご主人様……」
「ありがとう。ロクサーヌと出会うことが出来て本当に良かった。俺は幸せ者だ」
「ご主人様に身請けしていただけた私も幸せ者です」
「ロクサーヌ……。キスをしてもいいか?」
俺の言葉に彼女は目を閉じ顔を少し上げたのでゆっくりと顔を寄せ口づけを交わす。
唇に柔らかく瑞々しい感触が伝わってきた。
生まれて初めてのキスだ。
まさか初めてのキスが十数年間恋焦がれたロクサーヌと出来るだなんて……。
この歳になるまでキスの経験がなかったことを感謝したくなる。
唇を少し離し再び口づける。それを二度三度と繰り返していく。
彼女の唇から漏れると息が耳に伝わり、それもまた快感をもたらす。
キスとはこんなにも気持ちがいいものなのか。
唇が触れあっているうちにもっとロクサーヌと繋がりたいという欲求が膨れ上がる。
意を決し舌を出して彼女の唇を割り開き口の中に侵入したところ、待ち構えていたかのように舌を絡みつかせてきた。
すごい。先程から生まれて初めて味わう気持ちよさに翻弄されっぱなしだ。
息の続く限り舌を絡ませ合い、苦しくなってきたところで顔を離して息を整える。
「ロクサーヌ、とても気持ちよかった。生まれて初めての経験だがキスとはこんなに気持ちがいいものだったんだな」
「私も信じられないほど気持ちよかったです。初めての口づけがご主人様で本当に良かった……」
もう一度唇を重ねるために向かい合い、お互いの顔を近づけようとしたところでノックの音が部屋に響いた。
「お湯とカンテラを持ってまいりました」
思わずロクサーヌと目を見合わせ苦笑してしまう。
扉の鍵を開けお湯とカンテラを受け取ると宿の従業員はすぐに立ち去っていった。
クローゼットからタオルを二つ取り出し片方を彼女に手渡す。
「それじゃあ体を拭こう」
「ご主人様のお体は私に拭かせてください」
「ありがとう。では、お願いできるか」
「はい。お任せください」
今日出会ったばかりだというのにロクサーヌは原作に比べだいぶ積極的だよな。
何が琴線に触れたのかはわからないがめちゃめちゃ嬉しい。
服とズボンを脱いだところではたと気が付く。
パンツはどうするべきだろう? ここは脱ぐべきなのか?
いやでも、今はまずい。完全に戦闘態勢になってしまっている。
俺は四十五になっても来たるべき本番に向けて日々自己鍛錬を欠かさなかったほどの男。
十代のころなんて、そりゃもう毎日何度もトレーニングに励んでいた。
そして今はその十代の体な上に昨日はトレーニングを行っていない。
ロクサーヌがタオルをたらいのお湯に浸けて絞る水音が部屋に響く。
どうするべきだ?
……いや、彼女には今日はしないと言ってあるんだ。ここはパンツを履いたままでいよう。
そのまま床に胡坐をかくと後ろからロクサーヌが近づく音が聞こえてきた。
「では、失礼します」
お湯で湿った温かいタオル越しに彼女の手が俺の体の上を撫でていく。
耳の裏から首筋を通り背中から腋を伝い右腕を拭いていき、左腕を同じように拭き終わると俺のそばから離れていった。
もう一度タオルをお湯に浸けて絞ると再びこちらへ近づき今度は正面で膝をつく。
マジで!? 前もやってくれるの!?
先ほどと同じように首筋を通り胸を拭き腹に差し掛かったところで俺が戦闘モードに入ってしまっているのに気付いたのだろう。彼女の手が止まった。
「ご主人様、こちらもお拭きしますので立ち上がっていただけますか?」
いいの!? そこを拭いてもらって本当にいいの!?
喜びと困惑が半々、いや八対二で喜びが勝っている状態で立ち上がってパンツを脱ぐと、ロクサーヌは尻から右脚の太もも、ふくらはぎ、足の甲、指、足裏と拭いていき、左脚も同じく拭いてくれる。
そして、タオルをお湯に浸けて絞ったところで俺の前に来ると再びしゃがみこんだ。
「それではお拭きします」
そう言うと目の前にある俺の股間にタオルを持った手を伸ばし丹念に拭き始めた。
イチモツと尻の間を拭き終わると俺に声をかけてくる。
「ご主人様はこのような状態になっているのに私のために我慢をしてくださっているのですね」
やっば。すんげー恥ずかしいんだけど!
「そんな優しいご主人様にご奉仕させていただきたいのです。こちらをお慰めしてもよろしいでしょうか?」
ウソッ!? マジで!?
こういうことが初めてだろうロクサーヌにそこまでさせて本当にいいのか!?
しかし、初めてなのにさせてほしいという健気さがたまらない。それを無下にすることなど俺にはできない。
この後は盗賊を狩りに行かなければならない。ここで精力を使ってしまうのは不味いのではないだろうか?
いや、俺は体育祭当日の朝に自己鍛錬をしたこともある男。これくらいのことは何でもない。
頭の中は期待に満ち溢れ。断る理由がことごとく潰されていく。心の天秤は完全にしてもらう方に傾いていた。
「ロクサーヌ。いいのか?」
「はい。お任せください。ご主人様、ベッドへ腰を下ろしてもらえますか?」
ベッドへ腰を下ろすとロクサーヌは俺の脚の間に跪きそのまま股間に手を伸ばす。
その美しい手が俺のこわばりに直接触れた瞬間、先ほどのタオル越しとは比べ物にならない快感が体を突き抜けた。
「ご主人様、すごく熱くて硬いです」
「ロクサーヌの手はすべすべで触れられているだけでとても気持ちがいい」
「では、私の手でもっと気持ちよくなってくださいね」
俺の言葉に微笑むと柔らかく握りしめ上下に扱き出す。
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「ロクサーヌ、ありがとう。とても気持ちがよかった」
「四回も……。ご主人様すごすぎます……」
いや、まだ全然いけそうだがさすがにこれ以上はこの後の盗賊捜索に支障をきたす。
それにしても人にしてもらうのがこんなに気持ち良いなんて予想もできなかった。
それともロクサーヌにしてもらったからあんなに気持ちよかったのだろうか?
本当にこの世界に来ることができてよかった。
「俺にもロクサーヌの体を拭かせてもらえるか?」
「そんな、奴隷の体をご主人様に拭いてもらうなんて畏れ多いです」
「ロクサーヌに拭いてもらって俺はとても気持ちよかった。ロクサーヌにもそう思ってもらいたい。それに、俺はその美しい体に触れてみたいのだ」
「はい……。よろしくお願いします」
「じゃあ脱いでくれるか?」
俺の言葉を聞くとロクサーヌは服とズボンを脱ぎ、シャツに手をかけたところでこちらに顔を向けた。
「あの、私は狼人族なので毛深くて、その、背中に毛が生えているのです……。人間族の方はこれをあまり好まれないと聞いたことがあるのですが、ご主人様は……」
「ロクサーヌ、俺はもうすっかりロクサーヌの虜だ。背中の毛も間違いなく愛らしいと思うことだろう。見せてもらえないか?」
俺の言葉に意を決したようにこちらへ背を向けシャツを脱いでいく。
その背中には髪の毛から尻尾までつながるように毛が生えそろっていたが、やはり嫌悪感は全然ない。本当に可愛いとしか思えなかった。
「ロクサーヌ、とても愛らしい背中だ。撫でてもいいか?」
「ご主人様、ありがとうございます。あの、撫でてもらえると嬉しいです」
ゆっくりと髪の毛から尻尾の付け根まで続いている背中の毛を撫でていく。
柔らかくしっとりした感触が気持ちいい。
指を櫛のようにして何度も梳いていく。
「とても気持ちがいいです」
「俺もあまりの撫で心地の良さに夢中になってしまった。じゃあロクサーヌの体を拭いていくな」
タオルを手に取りお湯に浸し絞る。
これからロクサーヌの体に触れる。今までの耳や尻尾、背中の毛とは違ってめちゃくちゃ緊張してきた。
首筋から肩を通り右脇から右手を拭いていく。逆の手も同じようにした後、背中から尻尾を撫でさするように拭いていった。
ロクサーヌから離れ、再度タオルをお湯に浸け絞る。
いよいよだ。生まれて初めて生でおっぱいを見ることができる。
ロクサーヌの正面に回るとそこには信じられないくらい大きく美しい胸があった。
俺がこの美しい胸に触れていいのか……。
タオルを持った右手を伸ばし胸に触れる。
柔らかい! とんでもなく柔らかいのに弾力もある!
今まで触れたどのようなものとも違う感触に感動してしまう。
昔聞いたことがある六十キロで走行中の車の窓から手を出すとおっぱいの感触と同じという説。何度か試したことがあるがあれは噓だったのだな。
それと、二の腕の感触はおっぱいの感触と同じという説。自分の二の腕を何度か揉んでみたがそれとは明らかに感触が違う。あれも嘘だったわけか。
本物を味わい完全に騙されていたことに気が付いた。
ゆっくりおっぱいを拭いていく。
巨乳の娘は谷間と下乳に汗をかいて汗疹ができるというアカデミックな説を聞いたことがある。
ロクサーヌをそのような目に合わせるわけにはいかない。そこはきちんと拭かなければ。
使命感にかられ左手で片方の乳房を持ちあげたところずっしりとした感触が掛かる。
すごい。めちゃくちゃすごい。
感動を覚えながら片手で支えている乳房を拭いていった。
逆の胸も同じように拭き終わったところで、いよいよ頂に色づく愛らしい果実に手を伸ばす。
手のひらに乗っている乳房をしっかりホールドしてタオルを持った右手で軽く撫でる。
しばらくそれを続けているとロクサーヌから声が漏れた。
「あっ……」
「すまない。痛かったか?」
「いえ。あの、少しだけ気持ち良かったです……」
マジか!
童貞のこの俺が少しとはいえロクサーヌを気持ちよくできたのか!
いかんいかん。興奮して強くこすると痛みを覚えてしまうだろう。
もう一つの果実も同じように優しく拭いていかなければ。
胸からお腹まで拭いたところでたらいのほうへ移動し、再びタオルをお湯でゆすいで絞る。
「ロクサーヌ、そこも拭くから立ち上がって下着を脱いでくれないか」
「ご主人様、ダメです。ここは汚いです」
「ロクサーヌに汚いところなんてない」
うわー。エロ漫画に出てくるありがちなセリフを自分が言う日が来るとは。
人生本当に何が起きるかわからないもんだなぁ。
「でも、あの……」
「先ほどロクサーヌに拭いてもらえてとても気持ちが良く、そして本当に嬉しかった。俺にもさせてもらえないか?」
「あの、はい。では、お願いします……」
その言葉を聞いたロクサーヌは恥ずかしそうに顔を伏せながら立ち上がり下着を脱いでくれた。
彼女の大切な部分に顔を近づけながら跪き、先ほどしてもらったようにおしりから太もも、ふくらはぎにかけて拭いていく。
そして、いよいよ柔らかな若草が淡く茂るぴったりと閉じられた秘密の花園へと手を伸ばす……。
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ああ。生きててよかった。
田川 歩 男 18歳
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春の2日目