異世界迷宮へ行ったなら   作:三星織苑

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176 古代樹

 

 

 

 

 

ベイル

防具屋

 

 

 

 

 

 まずは武器屋の方を確認するがそちらは空振りで終わり、いつものことだと自分を納得させつつ、武器の一部を売却して店を出た。

 そして、隣の防具屋へ移動してすぐに気が付く。

 

 おお! カウンターの奥の棚に商品が増えてるぞ!

 

 それらに向けて大急ぎで鑑定を使う。

 

 よっしゃー! やっと見つけた! 掘り出し物だ!

 

 頭に浮かぶ情報の中に、スロット付きの防具が複数あるのが確認できた。

 

竜革の帽子 頭装備

スキル 空き

 

ダマスカス鋼のチェインメイル 胴装備

スキル 空き 空き

 

 どちらも貴重な装備品なのは間違いない。絶対手に入れる必要がある。

 しかし、それ以上に意識を持っていかれている物が。

 

古代樹の手甲

スキル 空き 空き 空き

 

 こいつだ。カウンターの奥に展示されているということは、おそらく竜革やダマスカス鋼製に匹敵する貴重な装備品なのだろう。

 

 セリーに近寄り小声で尋ねた。

 

「セリー、いくつか確認させてくれ」

「はい。何でしょう?」

 

 問いかけるとこちらを見上げて囁く。

 

 これめちゃくちゃ可愛いよなぁ。

 見ているだけで胸がキュンキュンするぞ。

 

 ん? いやいやいや。違う違う。そんな場合じゃない。

 

「セリーはダマスカス鋼のチェインメイルを装備できそうか?」

 

 彼女は顎に手を添え、少し考えてから答えた。

 

「プレートメイルやプレートアーマーでなければ、金属製でも問題ないと思います」

 

 オッケー! 竜革の帽子はマストとして、ダマスカス鋼のチェインメイルも買いだ!

 

 そして、さらに尋ねる。

 

「それから、古代樹の手甲というものを知っているか?」

「古代樹の手甲……。確かウドウッドのボスとして出現するリンウッドが稀に残す、古代樹の枝などを用いて製造される装備品だったかと」

 

 リンウッド? へー。

 

「性能はどんな感じだ?」

「物理防御力はダマスカス鋼製の装備品とほぼ同等。それから、魔法に対してもある程度の耐性を持っているようです」

 

 おっしゃー! 絶対に購入するぞ!

 

「ありがとう。参考になった」

 

 彼女に感謝を述べ、こちらを見つめていたロクサーヌに頷くと、彼女も笑みを浮かべて頷きを返した。

 三人の思惑が一致したところでカウンターにいる店主へ話しかける。

 

「すまない、いいだろうか?」

「はい。どうかなさいましたか?」

「うむ。そちらの奥にある、竜革の帽子とダマスカス鋼のチェインメイル、それと古代樹の手甲を見せてほしい」

 

 すると、彼は相好を崩し答えた。

 

「さすがですね。こちらの古代樹の手甲は、今回仕入れた商品の中で最もお勧めできる逸品。以前にもダマスカス鋼のプレートメイルやダマスカス鋼の大盾をご購入なさっていましたし、お客様は本当にお目が高くいらっしゃいます」

 

 ふふん、まあね。鑑定を持っているオレでなきゃ見逃しちゃうね。

 

 それにしても、完全に覚えられているぞ……。

 珍しい髪色と他の人とは異なる顔立ちのせいで、印象に残りやすいのだろう。

 悪いことはできないよなぁ。

 

 いや。もちろんお天道様に背を向けるようなことをするつもりはないけどさ。

 三割アップと三割引きはこの世界の仕様ですから。全然問題ありませんから。

 

 

 

 店主が持ってきた物を確認した振りをして購入を告げたところ、例のやつが始まる。

 

「ありがとうございます。それでは、確認を行います。竜革の帽子が一点、ダマスカス鋼のチェインメイルが一点、古代樹の手甲が一点で合計十七万五千ナールとなりますが、お客様の目利きと幸運に敬意を表し、今回は十二万二千五百ナールといたします」

 

 十二万ナールかぁ。三割引が効いてもやっぱそれなりの値段になるよなぁ。

 でもまあ、さっき懸賞金を受け取ったばかりだし問題ないだろう。

 

 サクッと支払いを行い、ダマスカス鋼のチェインメイルをセリーに差し出す。

 

「これはセリーが装備することになるので、今のうちに硬革のジャケットと交換しておこう」

「ご主人様、ありがとうございます」

 

 交換した防具をそれぞれのアイテムボックスにしまい、いくつかの防具を売却して店を後にした。

 

 

 

 

 

帝都

 

 

 

 

 

 防具屋を出てすぐに帝都へ移動し、高級服屋を目指して歩きながら装備品についての話を行う。

 

「古代樹の手甲はロクサーヌに装備してもらうので、君が自宅に戻ってから交換しよう」

「あの、これほど良い装備品なのです。ご主人様が身につけた方がよいのではないでしょうか?」

 

 彼女は俺の言葉を聞くと遠慮したようにそう言った。

 

 別に隠すようなことでもないが念のために小声で告げる。

 

「今、装備している硬革のグローブには消費MP削減のスキルが付いているので、変えるわけにはいかないのだ。だから遠慮することはないぞ」

 

 すると、彼女の顔に笑みが浮かぶ。

 

「そういうことでしたら私が装備させていただきます。ご主人様、ありがとうございます」

 

 ほんと可愛い笑顔だこと。

 

「ロクサーヌのおさがりの竜革のグローブ、セリーのおさがりの硬革のジャケット、それから先ほど購入した竜革の帽子はミリアに装備してもらうので、帰ったら彼女のクローゼットに入れておこう」

 

 それを聞いた二人は良い子のお返事を口にした。

 

 

 

 高級服屋でのドレスの確認はあっさり終わる。

 きっと俺とセリーの時間を少しでも多くしようと、ロクサーヌが気を遣ったのだろう。本当にできた娘さんだ。

 

 店を出たところでロクサーヌに声を掛ける。

 

「それじゃあ、くれぐれも気を付けるようにな。何かあったら躊躇なく例の物を使うんだぞ。いいな?」

「ふふ。分かりました。ご主人様、ご心配いただきありがとうございます。それでは行ってまいりますね」

 

 彼女はそう言うと笑みを浮かべながら歩き出した。

 

 

 

「この後は帝都とクーラタルの武器屋と防具屋を回るが、その後は何かしたいことはあるか?」

 

 ロクサーヌが見えなくなったところでセリーに尋ねたところ、逆に質問される。

 

「スキル結晶の受け取りはよろしいのですか?」

「セリーと共に過ごす時間が短くなるからな。夕方でいいだろう」

 

 それを聞いた彼女は、はにかんだような笑みを浮かべながら、そっとこちらの左手に自分の手を添えた。

 

「私のために……。嬉しいです……」

 

 あー! 可愛すぎるー!

 

 心臓を射抜かれながらその手をぎゅっと握り、再び問いかけた。

 

「それで、何かしたいことはあるか?」

「あの……。もし可能であれば二人だけでお風呂に入りたいです。えっと、その後は、その、たくさん可愛がってください……」

 

 せんせー。セリーさんが可愛すぎまーす。天下の往来でそんなことを言われて我慢できなくなったら大変だと思いまーす。

 

 期待で鎌首をもたげそうになるモノに必死で我慢を強いる。

 

「もちろんだ。それでは武器屋と防具屋を回ったらベイル亭で早めの昼食を済ませて家に戻ろう」

「はい……」

 

 頬を赤く染めながらこくんと頷く彼女と手をつないだまま、美しい帝都の街並みを歩き出した。

 

 

 

 

 

クーラタル

武器屋

 

 

 

 

 

 帝都の二店舗では掘り出し物を発見することができず、売却だけを済ませてクーラタルへ戻る。

 

「あっ。いらっしゃいませ。いつもありがとうございます。今日も武器をお売りいただけるのですか?」

 

 武器屋に入ると俺たちを確認した店主が声を掛けてきた。

 

 五日に一度売却に来るため、もうすっかり常連のようになっている。

 

「うむ。売却も行うが、まずは商品をみ――」

 

 店主の問いかけに応えようとそちらを見た瞬間、えらいものが目に映った。

 

強権のダマスカス鋼剣 両手剣

スキル 詠唱中断 空き

 

 詠唱中断の付いたダマスカス鋼の剣に、さらに空きスロットが付いている!

 

 店主の質問に適当に答えつつ、脳みそがフル回転を始めた。

 

 現在、ベスタ用の武器としてオリハルコンの剣を二本用意しているが、こいつには装備制限があるため、加入後すぐに装備できるわけではない。

 ダマスカス鋼製の装備品ならそんな制限もないため、つなぎ役として最適だ。

 しかも、詠唱中断が付いているのもバッチグー。

 

 値段を確認するため、その下にある張り紙へ視線を移す。

 

 えーっと、一、十、百、千、万……。え? 五十二万ナール?

 いやいやいや。エグイエグイ。つなぎの武器に五十二万はエグすぎる。

 ロクサーヌの購入金額である四十二万二千八百ナールより高いじゃねーか。

 

 俺がそれを凝視していることに気が付いたのだろう。

 チャンスと見た店主が勢い込んでセールストークをかましてきた。

 

「やはりあれが気になりますか。先日オークションで落札した強権のダマスカス鋼剣で、高階層でも問題なくお使いいただける逸品となっております。さらに、五十二万ナールと大変お求めになりやすい価格となっておりますので、この機会に是非いかがでしょうか」

 

 いやぁ……。ないわぁ……。

 今まで見たダマスカス鋼の剣の値段は数万だったし、コボルトとウサギのスキル結晶を自分たちで融合すれば十万ナール以下で済む。

 きっとオークションの落札価格にだいぶ乗せているのだろう。

 

 現在、四百万ナールを超える金を持っているが、さすがにこれはスルーだな。

 

「ご主人様?」

 

 困惑した様子でこちらを見つめているセリーの頭に手を伸ばし、柔らかな髪をそっと撫でると安心したような表情が浮かぶ。

 あら、可愛い。

 

「いや。興味はあるが今はやめておこう」

「そうですか。残念です」

 

 口ではそう言っているものの、彼の顔に残念そうな様子は見られない。

 おそらくこの値段でもすぐに買い手が付くと踏んでいるのだろう。

 

 その後、他の武器を探してみたが掘り出し物は見つからず、売却を済ませて店を出た。

 

 

 

 

 

クーラタル

 

 

 

 

 

 店を出たところで再び手をつなぎ、防具屋を目指し歩いているとセリーが小さな声で問いかけてくる。

 

「強権のダマスカス鋼剣にあれが付いていたのですか?」

 

 まあ、気付くわな。

 

「うむ。一つ付いていた。だが、さすがにあの値段ではな」

 

 それを聞いて彼女は納得したように頷く。

 

「そうですね。自分たちで融合すれば八万ナールもかからないのです。ご主人様が購入するのではないかと驚いてしまいました」

 

 ああ。この娘が困惑していたのはそういうわけだったのか。

 

 つないだ手をぎゅっと握ってセリーへ告げる。

 

「俺は他の者のようにスキルの付いた高額な装備品を買う必要はない。なにしろ心強い鍛冶師がついているからな」

 

 すると、小さくて温かな手が強く握り返してきた。

 

「はい! ご主人様の装備品は私が用意いたしますのでご安心ください!」

 

 そう言った彼女の顔に、満開の花のような笑みが咲き誇る。

 

 やばっ! なんて可愛い表情をするんだ! 至近距離で浴びたせいでこのまま家に帰って寝室に直行したくなったじゃないか!

 

 

 

 欲望を抑えつけながらセリーと共に歩き続けるうちに、ふと疑問が浮かんだ。

 

「ベイルの防具屋で言っていたリンウッドとはどういう魔物なんだ?」

 

 すると、彼女はこちらを見上げながら説明を始める。

 

「はい。リンウッドはウドウッドのボスとして出現し、見た目は巨大なシダ植物で表面には鱗のような模様があるそうです。攻撃方法は長い枝を鞭のように振るう物理攻撃と強力な水魔法、そしてスキル攻撃として全体水魔法攻撃を放ってきます」

 

 ふむ。状態異常攻撃といった搦め手に頼らないオーソドックスなタイプか。俺たちとの相性は悪くなさそうだ。

 

「通常ドロップは石炭で、これはダマスカス鋼の装備品を製造する際の燃料となります」

 

 石炭? 木なのに石炭がドロップするのか?

 うーん……。まあ、コボルトから塩や小麦粉がドロップするんだし今更か。

 

 考え込んでいると彼女はさらに説明を続ける。

 

「それから、稀に先ほど申し上げた古代樹の枝を残し、これは主に防具や杖を製造する際の素材となります」

 

 へー。防具はともかく杖ねぇ。

 

「これで作れる杖は何だ?」

「古代樹の枝以外にもいくつかの素材が必要となりますが、製造できる杖はスタッフです」

 

 スタッフ!? マジか!?

 

 ウドウッドのボスってことは、一番早く出現するパターンだと三十四階層で素材を入手可能で、ベイルの迷宮もこの配置だよな? 割と入手難易度が低い気がする……。

 

 嘘だろ……。ついさっきオリハルコンの剣と天秤にかけて、神様の指示でこっちを選んだばっかだぞ……。

 

 神様ー! なんてことしてくれたんすかー!

 

 

 

 内心へこんでいると、彼女はさらに続ける。

 

「ですが、スタッフに限らず杖系の武器は同じ素材を用いる装備品の中でも製造難易度が高く、経験豊富な鍛冶師でも失敗することが多いようです。また、スキル結晶の融合についても成功する確率が低い傾向にあり、スキル付きは貴重な品となっています」

 

 そう言うと、意味ありげにこちらへ視線を向けた。

 

 製造難易度が高く、ただでさえ失敗が多い上に、スキルスロットが付くことも少ないため融合に失敗しまくっていると。

 なるほどな。公爵夫人であるカシアや騎士団長のゴスラーがこれを装備しているのは、そういうことだったのか。

 これより高性能な杖は作るのがさらに難しく、スキルの融合もなかなか成功しないのだろう。

 それを入手しようと思ったら相当な金が必要になりそうだ。

 

 以前ルークが言っていた装備品。MP吸収も付いているひもろぎのカッカラ? それともカラッカだっけ?

 確かそれの落札価格は三百万ナールくらいだったはず。今の俺なら貴族や富豪と十分に渡り合える。

 次の機会があれば是非オークションに参加したいものだ。

 

「ありがとう、セリー。参考になった」

 

 感謝を伝えると、彼女の顔にはにかんだような笑みが浮かぶ。

 あら、可愛い。

 

 

 

 

 

クーラタル郊外

アユムの家

 

 

 

 

 

 ベイル亭で早めの昼食を済ませて自宅へ戻ると、もう我慢できないというようにセリーが抱き着いてきた。

 彼女の頬に両手を添えて上を向かせ、ゆっくり唇を重ねると、親鳥から餌をもらう雛のように必死で俺の舌へむしゃぶりつく。

 こちらも負けじと応戦し、お互いの口内に侵入し合いながら激しく絡め続ける。

 

 しばらくして唇を離すとセリーの顔は熱に浮かされているかのように、とろんと蕩けていた。

 

「それじゃあ、お風呂場へ行こうか」

 

 俺とのキスで快感を覚えている様子に満足感を覚えながら声を掛けたところ、彼女はおずおずと口を開く。

 

「あの、ご主人様……」

「うん? どうしたの?」

「えっと、その、以前していただいたように、向かい合って抱える形で運んでもらえませんか?」

 

 あっ。駅弁のこと? ロクサーヌもそうだったけど、君たちこれが好きだねぇ。

 

「大丈夫だよ。それじゃあ、持ち上げるね」

 

 セリーの小さくて可愛い体を持ち上げ、ぎゅっと抱きしめる。

 華奢な見た目通り軽いため、レベルアップにより力の増した俺にとっては全然負担とならない。

 

「ご主人様、ありがとうございます」

 

 彼女はこちらの首に手をまわし、細くて長い美しい脚を腰に巻き付け、嬉しそうに微笑んだ。

 

 あー。可愛すぎるんじゃー。

 

「今日のセリーは随分甘えん坊だね」

「夕方までは私だけのご主人様ですから」

 

 そう言うと笑みが恥ずかしそうなものへと変わる。

 

 一途でいられない自分に罪悪感があるものの、それ以上に彼女の健気な想いに愛おしさを覚えた。

 その小さく頼りない、それでいて力強く頑丈な体を抱きしめる。

 

 

 

 バスルームに移動し、すぐに風呂を沸かしてお互いの服を脱がせ合う。

 そして、体を洗い終わったところで秘密兵器の投入だ。

 

「セリー、これを使ってみない?」

 

 アイテムボックスから取り出したそれを見て、彼女の可愛らしいほっぺがリンゴのように赤くなる。

 

「カメリアオイル……。はい……」

 

 セリーの体をすのこに横たえ、カメリアオイルの入っている膜を破り手に塗す。

 

「じゃあ、いくよ」

「はい……」

 

 声を掛けると小さな返事が聞こえてきた。

 

 よし。まずは胸からだ。

 

 油に塗れた手で愛らしいふくらみに触れ、伸ばすように塗り込んでいく。

 

「あっ、んっ……」

 

 コリコリとした果実に刺激を加えるたびに、特徴的でキュートな声が漏れだしている。

 

「気持ちいい?」

 

 問いかけてみたところ、彼女は恥ずかしそうに頷いた。

 

 あー、もう。可愛すぎるー!

 

 その様子に心を撃ち抜かれ、もっともっと刺激を与えたくなってしまう。

 

 左右それぞれの胸に手を添えて小刻みに動かし、硬く大きさを増したそれに指をあてていく。

 

「ご主人様、これ以上は駄目です!」

 

 それを繰り返していたところ、快感をこらえていたセリーから切羽詰まった声が上がった。

 しかし、それを無視してさらに速く動かし追い打ちをかける。

 

「駄目です! 頭がおかしくなります! あっ、あー!」

 

 身体を弓なりにしながら大きな絶叫が上がり、程なくして全身の力が抜けていった。

 

 

 

 荒い呼吸をするたびに上下している胸に手を添え、そっと撫で続ける。

 

「……ひどいご主人様です」

 

 セリーは程なくして意識を取り戻すと拗ねたような表情でそう言った。

 

「ごめんね。セリーがあまりにも可愛すぎたから夢中になってしまったよ」

「本当にずるいご主人様です」

 

 そっぽを向いてそう呟く彼女の魅力にクラっときてしまい、胸を撫でていた手を徐々に下へ移動させる。

 その部分へ触れると、マシュマロのようなぷにっとした触り心地と共に、粘性のある液体の感触が。

 

「今度はこっちを可愛がってもいい?」

 

 問いかけるも、彼女は顔を逸らして答えようとしない。

 

「セリー、本当は嫌だった? 嫌なら無理にはしないから」

「……ださい」

 

 すると、聞き取れないほど微かな声が耳に届く。

 

「ごめん。嫌だよね。すぐやめるから」

 

 そう言って手を離そうとすると、細くてスラリとした脚が俺の手を挟んだ。

 

「……意地悪しないでください」

 

 彼女は顔をこちらに向け、そう呟く。

 

 切ない表情と哀願するような声に、ほんの少しだけいじめてみたくなってしまう。

 

「ん? 何? やめた方がいい?」

 

 セリーは恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら声を発した。

 

「そこも……。可愛がってください……」

 

 ほんとに可愛いなぁ。

 

「受け入れてくれてありがとう。いっぱい気持ちよくなってね」

「あっ……」

 

 脚を開かせ手を動かすとセリーの口から声が漏れる。

 

 

 

 

 

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 何度も絶頂を迎え、荒い呼吸を繰り返す彼女のお腹を撫で続けた。

 

 

 

 しばらくそれを続けていると徐々にセリーの息が整ってくる。

 そして、完全に落ち着きを取り戻したところで体を起こし、悪戯っぽい笑みを浮かべながら口を開く。

 

「次はご主人様の番です。すのこへ寝そべっていただけますか?」

 

 攻守交代ですね? たくさん可愛がってください!

 

 

 

 

 

田川 歩 男 18歳

冒険者Lv18 英雄Lv43 遊び人Lv39 魔法使いLv49 料理人Lv9

装備 身代わりのミサンガ

 

BP振分 残BP:0

キャラクター再設定:1

フィフスジョブ:15

詠唱省略:3

必要経験値二十分の一:63

鑑定:1

ワープ:1

ジョブ設定:1

MP回復速度十倍:31

 

所持金:4,345,229ナール

 

春の57日目

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