ドロップアイテムの売却をしようとしたところでふと気が付く。
明日はソマーラの村に行くんだし、寄生ワームを買い取ってもらうついでにマトン肉も要らないか聞いてみよう。
何ならおまけに付けてもいいし。
ワンスタック分を残して売却を行う。
そして、忘れちゃいけないのがシュラブの葉。
ちゃんと二枚購入しておいた。
食材の購入を済ませたところで金物屋へ足を運ぶ。
ミリアが正式に加入したからな。
今後、世話役であるオネスタの世話になることも多いだろう。絶対に挨拶をしておいた方がいい。
「いらっしゃいませ」
店内に入ると明るい声に迎えられる。
その声の主は俺たちの姿を確認するなり、からかうような笑みを浮かべた。
「まあまあまあ。ミリアさんも戻ってきたのですか。こんなに可愛らしい娘が三人もだなんて。ふふ。アユムさんの精力が心配になってしまいますね」
まったくこの人は。
結構な美人さんであり、美声の持ち主だというのに、話す言葉は完全におばちゃんのそれだ。
「うむ。これだけ魅力的な女性たちだからな。彼女たちに負担をかけないか心配になるほど、自分でも衝動が抑えきれないことだろう」
セクハラ返しをお見舞いしたところ、ロクサーヌが声を上げる。
「ご主人様! 私は毎日たくさん可愛がっていただけてとても満足しています! これからもいっぱい可愛がってください!」
このお嬢さん、とんでもないことを言い放ったぞ。
「あらあら。心配するまでもないようですね」
それを聞いたオネスタの顔に苦笑いが浮かぶ。
そして、セリーは呆れたような視線を俺に向け、ミリアはキョトンとしていた。
セリーさん、どうしてそんな目で見るんですかねぇ。
確かにセクハラ返しはしましたが、とんでもない話をぶっこんだのはロクサーヌさんですし、そもそも話を振ったのはオネスタさんなんですが……。
気を取り直し、一つ咳払いをして本題に入る。
「見ての通り、今日からミリアが合流することになった。オネスタさんにもいろいろと迷惑をかけるだろうが、彼女たちのことを気にかけてもらえると助かる」
「ええ。私で力になれるのなら手助けをさせていただきます」
この辺の顔役である彼女と懇意にしているのなら、ロクサーヌたちにちょっかいをかけようなんて馬鹿はそうそう現れないだろう。
それに、ご近所トラブルに見舞われても穏便に済ますことができるはずだ。
最悪は決闘で白黒つけることになるが、それはいわば伝家の宝刀。おいそれと振るえる類のものではない。
原作知識のおかげとはいえ、良い人と知り合えて助かったわ。
「ふふ。アユムさんは本当にロクサーヌさんたちを大切にしていますよね。私はこれだけ幸せそうな奴隷を見たことがありません」
「彼女たちのような素晴らしい女性と接したら誰だってそうなるさ」
いや、ガチでな。この娘たちを粗雑に扱うなんて考えられない。
誰だってそーする。おれもそーする。
自分で振ったというのに、オネスタさんは再び呆れたような表情を浮かべていた。
いいさ、いいさ。だって、三人がめちゃくちゃ嬉しそうにしているんですもの。
用件を終えて暇を告げようとしたところで、彼女が話しかけてくる。
「そうそう。話は変わりますが、昨日おとといの大雨でドブの一部が壊れてしまったのです。領主様に報告をしていますので、近々修復作業の許可が下りるでしょう。その際にはアユムさんのところからも一名出していただけませんか?」
あー。原作でもこんな出来事があったなぁ。あの大雨で壊れていたのか。
それはともかく、参加しないという選択肢はあってないようなものだ。
仮にバックレようものなら村八分にされ、今後ずっと疑いの眼差しでみられるようになるだろう。
そして、何か事件が起これば俺たちが犯人にされちまう。
「もちろん問題ない。日取りが決まったら教えてもらえるか」
「ありがとうございます。その際にはそちらへうかがいますので、よろしくお願いします」
にこやかな笑みを浮かべているオネスタに別れを告げ、今度こそ店を後にする。
自宅への道すがら修復作業について話していると、新入りのミリアさんが立候補してくれた。
原作でドブの魚を獲って食べようとしていたことを思い出し、そんなことはしないようにと伝えたところ、『この人は何を当たり前のことを言っているのだろう』という目でみられてしまう。
どうやらそのへんの感覚は原作のミリアと違うらしい。
たとえ同一の存在であったとしても、彼女たちは原作のキャラとは異なる個性を持った別の人。
それを同一視しすぎるのは失礼だよな。自戒せねば。
おしゃべりをしながら自宅へ戻るとドアにパピルスが挟まっていた。
五日に一度のお楽しみ、ルークの伝言だ。
「セリー、ミリア。荷物をお願いします」
「はい。お任せください」
慣れた様子で受け取るセリーに対し、ミリアは頭の上に大きなハテナが浮かんでいるような表情で受け取っている。
「五日に一度スキル結晶落札の連絡が届くのですが、万が一があってはいけないので私がそれを読み上げることになっているのです」
「ああ。そういうことなんですね」
そして、ミリアが納得したところで、いつものようにその美しい声で読み上げていく。
「コボルトのスキル結晶五千五百ナール、ハチのスキル結晶五千三百ナール、蝶のスキル結晶二千六百ナール、牛人のスキル結晶五千百ナール。以上です」
「いつもありがとう」
「ふふ。どういたしまして」
感謝を述べると彼女の顔に微笑みが浮かんだ。
あら、可愛い。
それにしても今回は四つしかないのか……。しかもそのうちの一つが現時点では使い道のないハチ……。
でもまあ、牛人のスキル結晶があるのはラッキーだ。
こいつは融合すると精神上昇が付くスキル結晶。
精神は魔法防御力と状態異常耐性にかかわる重要なパラメーター。いずれは全員の装備品に融合するってことで。
そして、なんといってもコボルトのスキル結晶が手に入るのはデカい。
これでMP吸収のついたひもろぎのスタッフを作ることができるぞ。
受け取りの際、ルークに話を持ち掛けてみよう。
ロクサーヌとセリーも同じことを考えているのか、悪い笑みが浮かんでいた。
「仲買人の持っているお金なんて、どうせあくどいことをして集めたものに決まっています。遠慮なく吐き出させてやりましょう」
この娘の言い方よ……。
セリーが仲買人に対し、考えを改める日はくるのかね?
……いや。改める必要はないな。
食材をしまったら修業へ移る。
意思の疎通が可能となったので作戦を練ってロクサーヌへ挑んだものの、やはりかすることさえ叶わない。
ミリアだけは何とか形になってはいるものの、それでも余裕であしらわれている。
オーバーホエルミングを用いた修行をしていることで、ただでさえ常人離れしていた彼女の回避能力がとんでもないことになってるぞ……。
このままだとベスタやルティナが加わっても一人であしらう気がするんだが……。
いったいどうすればいいんだ? いくらなんでも理不尽すぎん?
気を取り直して今度はこちらが攻めに回る。
だが、そこで恐れていたことが起きてしまう。
前回の修業と今日の迷宮探索でそれぞれ相手の動きを把握したことによるのか、ロクサーヌとミリアは阿吽の呼吸でお互いの隙をフォローするような立ち回りをみせた。
セリーはというと、おそらくそういう作戦を立てていたのだろう。自分の身を俺の前に晒し、献身的にタンクを務めている。
彼女たちは綿密な作戦と一瞬のひらめきで罠を張り巡らせながら、俺の動きを誘導していき、ついには攻撃を入れることに成功してしまった。
オーバーホエルミング、歩雲履、魔法。いくつもの下駄を履いていたというのに情けない限りだが、あまりの鮮やかさに感心しきりである。
本当にすごい娘さんたちだ。
ボーナスタイムが終了したところで話しかけた。
「よくオーバーホエルミングのスピードに対応できたね。本当にすごいよ」
すると、ロクサーヌがニコニコ顔で答える。
「ふふ。ありがとうございます。実はセリーが作戦を立ててくれたのです」
「そうなの?」
問いかけたところ、引き締められていたセリーの表情が綻んだ。
「はい。ハルツ公爵家との手合わせで騎士の一人がご主人様の動きをクイックラビット並みだと言っていたのを聞き、その対策を応用できないかと考えたのです」
「ふふ。セリーと二人では無理でしたが、ミリアが加わったことで上手くいきました」
なるほど。目で追えないほどの速さで動き回る魔物への対策があるってことか……。
公爵家の騎士たちも初見殺しに引っかかっただけで、もう一度闘ったらこの前のようにはいかないかもしれない。
二人に褒められて喜んでいるミリアを見ながら考えを巡らせる。
まいったなぁ……。俺なんてオーバーホエルミングがなければ鼻クソみたいなもの。
もともと運動不足のデスクワーカーなんだし、迷宮探索を生業とする人の中では最下層に近いだろう。
対策をとられたら困ったことになるぞ……。
……いや。悲観的になってもしょうがない。手元の札で戦うことを考えなくては。
別にオーバーホエルミングの性能が落ちたわけじゃないし、初見殺しとしては最強のままだ。
しかも、彼女たちのように特別な人か、高階層で戦っているような者以外は対応することも出来ないはず。
それに、俺にはキャラクター再設定だってついている。
たとえ対策をされたとしても、強力な複数のジョブを設定してそのレベルを上げ、さらに高性能な装備品を身に着ければいいのさ。
華麗な動きを圧倒的なパラメーターと装備品の力で粉砕。
脳筋ゴリ押し戦術だが、俺にはこれしかない。
よし。結論が出たところで修業を再開しよう。
その後は慎重に立ち回ることで攻撃を受けずに済む。
しかし、彼女たちの動きもスムーズになっていき、ヒヤリとさせられる場面も度々だ。
完全に対応される日も近いのかもしれない。
修業と装備品のメンテナンスを済ませ、サクッと風呂を沸かす。
それからキッチンへ移動して夕食の準備だ。
今夜のメニューは尾頭付きを使ったポワレとカルパッチョ。それから蛤たっぷりのクラムチャウダーにツナサラダ。
でも、カルパッチョって大丈夫なのかね?
原作でミチオが魚の生食について尋ねた際、獣人は獣ではないのでそんなことをしないとロクサーヌにたしなめられていた。
うーん……。とりあえず確認してみよう。
「魚を生で食べることってある?」
すると、三人の顔にドン引きしたような表情が浮かぶ。
「あの、そんなことをしたらお腹を壊してしまいますよ?」
ミリアが戸惑いながらそう言った。
「違う違う。どんな魚でも食べるわけじゃなく、生で食べても大丈夫な種類を食べるんだ」
弁解の言葉を聞いて彼女たちはさらに引いたっぽい。
「そうおっしゃるということは、ご主人様は魚を生で食べたことがあるのですか?」
そして、セリーがおずおずと尋ねてくる。
「まあ、あるかな」
その瞬間、彼女たちの顔に驚愕の表情が浮かんだ。
めっちゃ引かれてるぞ……。
「私はご主人様のことを信頼しています。どうしてもということでしたら、その決定に異議を唱えるつもりはありません」
ロクサーヌの顔には、上官から捕虜を殺害するよう命令された兵士のような表情が浮かんでいる。
いやいやいや! そんな悲壮な決意はいらないから!
「故郷では生食可能な種類が知られていたし、美味しく食べられる調味料や料理法があったんだ。だけど、この世界ではそうもいかないから俺だって生で食べる気はないよ」
それを聞いて三人の雰囲気が和らいだ。
こりゃ駄目だな。ミンチは粗野な人の食べ物という認識だったが、こっちは完全に禁忌に触れた感じがする。
おそらくムスリムに豚を食わせるレベルの暴挙と受け止められたのだろう。
まあ、俺にしたって生食が可能かもわからないものを口にするつもりもないしな。
というわけで、カルパッチョは火を通しておくってことで。
四人で協力しながら料理をしている間、ミリアはずっと嬉しそうにニコニコ笑っていた。
これだけ喜んでいるのだ。常に魚料理というわけにはいかないが、約束を守ってそれなりの頻度で出すことにしよう。
ある程度目途が付いたら彼女たちに任せて、俺はデザートの準備に取り掛かる。
生クリーム、牛乳、卵黄、コボルトスクラロースを鍋に入れて火にかけると、何を作るのか理解したのだろう。今度はロクサーヌとセリーのテンションがマックスに。
もうすっかりアイスクリームの虜ですやん。
彼女たちは夕食だけで満腹にしないよう、真剣な表情でミリアに忠告していた。
どうやら異世界女子たちの間に、甘いものは別腹理論はないらしい。
完成した料理をダイニングへ運び、クラムチャウダーを取り分けて食事を開始する。
ポワレは皮がパリパリ、身はふっくらで尾頭付きの旨味が凝縮されていて実に美味い。
カルパッチョも湯がいてはいるが味も食感も損なわれず、ビネガーとオリーブオイルのソースによく合っている。
良い仕事してますねぇ。
自画自賛しながら味わっていると、ミリアから大きな声が上がった。
「んっ! ふごひ! ごひゅひんはま! ふごひへふ!」
なんて? あと、口の中に物を入れたまま喋るんじゃありません。
すると、ロクサーヌとセリーも感心したような声を漏らす。
「ミリアが驚くのも無理はありません。どちらも本当に美味しいです」
「はい。それにクラムチャウダーも最高です」
ほんと、可愛い娘さんたちだ。
三人と会話を交わしながら食事を楽しんだところでデザートに移る。
ロクサーヌとセリーはいたずらっぽい笑みを浮かべながらミリアの様子を見つめていた。
……リアクションを期待してんだろうなぁ。
俺が食べなきゃ彼女たちは手を出すことができないため、その様子を見ながらアイスを口に運ぶ。
やっぱ美味いわぁ。
甘くてクリーミーで、こんな素晴らしいアイスクリームを食べることができる私は、きっと特別な存在なのだと感じました。
内心で祖父の田川勝彦を思い浮かべながら浸っていると、ミリアが戸惑いながら甘くてクリーミーなそれを掬い口元へ運ぶ。
「あー!」
その瞬間、彼女の愛らしい口から叫び声が上がる。
おお。まさに『I scream』だ。
「これ! これ! すごいです! 甘くて冷たくて美味しいものが口の中で溶けていきました!」
それを見ていたロクサーヌとセリーはさもありなんといった様子で頷いていた。
……君らもあんなリアクションをしていたからね?
ミリアも無事、その味の虜になりましたとさ。
歯磨きと洗い物を終えるとバスルームに移動する。
本来なら今日は二日に一度の洗髪日となっていたが、明日の朝に回すことにした。
また、明日は五日に一度のカメリアオイルを用いたヘアケアまつりとなっているが、それも朝に変更だ。
肖像画のモデルに備えるとしよう。ただでさえ美しいロクサーヌなのに、さらに磨きがかかるに違いない。
それを三人に伝え、一人ずつ体を洗っていく。
しっとりすべすべで、タプタプとした重量感に満ちたロクサーヌ。
低身長スレンダーで愛らしく、それでいて女性らしい弾力に富んだセリー。
二人を洗い終えたところでミリアが俺の前にくる。
「ご主人様、お願いします」
彼女はニコニコ笑いながら、まるで語尾に音符マークでも付いているかのような声色でそう言った。
まだ二回目だってのに全然委縮した様子がみられない。
ほんと、肝の据わった娘さんだわ。
均整の取れた身体に手を伸ばし、豊かなふくらみを下から支えてみる。
すると、手のひらにずっしりとした確かな重さがかかった。
すごっ。かなりの質量だ。ロクサーヌが規格外なだけで、彼女も相当なものをお持ちである。
問題なく挟んでいただくことも可能なサイズ……。
もし『ダブルパイズリとかって駄目ですかね?』と尋ねたら引かれてしまうだろうか?
「くふふっ。ご主人様、くすぐったいです」
引き締まっているのに柔らかさのある体を悶々としながら洗っていると、バスルームに笑い声が響く。
どうやら脇を洗われたことでこそばゆくなったらしい。
彼女の笑い声に合わせて豊かなふくらみが揺れている。
なんと素晴らしい。間違いなくスパロボのカットインを超えているぞ。
「ごめんごめん。あまり刺激しないように気を付けるね」
その後は力加減に注意しながらミリアの体を洗っていった。
「今度はご主人様の番です。すのこに仰向けで寝そべっていただけますか?」
三人を洗い終わるといつの間にやらすのこが敷かれ、たらいには泡がこんもり盛られている。
段取りがいいなぁ。
ロクサーヌの言葉に従い寝そべると、彼女はセリーとミリアに指示を出す。
「セリーは右腕を、ミリアは左腕を洗ってください。それでは始めていきましょう」
すると、彼女たちは各々の身体に泡を塗し、こちらに近づいてきた。
セリーとミリアは俺の腕を抱きしめ、自らの体を使って洗ってくれる。
そして、ロクサーヌは正面から抱きつくと、妖艶な笑みを浮かべながら口を開く。
「ご主人様、私の身体で気持ちよくなってくださいね」
言うや否や、柔らかく弾力に富んだふくらみをこすりつけ始めた。
肉体的な気持ちよさももちろんだが、視覚的なインパクトもとんでもない。
女神のような三人の女性が自らの体で俺のことを洗ってくれている。
別に善行を積んだ覚えもないのだが、どうやら俺は楽園にたどり着いていたらしい。
我が家は天国だったのか……。
彼女たちはクスクス笑いながらほっぺにキスをしたり、乳首を責めてみたり、竿を限界まで反らしてパッと放しお腹にあたる音を楽しんだり、黄金色の玉を痛くない程度にグニグニ刺激したりと、各々好き放題に俺の体をもてあそんでいる。
されるがままだなんてなんだか悔しい……。
でもドキドキが止まらないのは何故なのかしらん……。
歩はMっ気を持ち合わせていないはずなのに……。
泡を洗い流し、湯船で体を温める。
三人のいたずらっ子タイムは終了したようで、今度は甘えんぼタイムに入ったらしい。
脚の間に座っているセリーを後ろから抱きしめていると、右からロクサーヌ、左からミリアが体をくっつけ、もたれかかってきた。
彼女たちは穏やかな雰囲気を纏い、まったりくつろいでいる。
テンションの差がすごいんだが……。高低差ありすぎて耳キーンなるわ。
一日の疲れを癒したところで風呂から上がり、二階へ移動する。
女性陣の準備が整うのを寝室で待っていると、程なくして扉が開いた。
そこにはそれぞれ違う色のキャミソールを身に纏う天女たち。
ロクサーヌが着ているエメラルドグリーンのキャミソールは、南国の海を服に仕立てたかのようで彼女の魅力を引き出していた。
セリーが身に着けているのは明るい黄色のキャミソール。その容姿と相まって、発光しながら飛び回る妖精のように見える。
そして、ミリアが身に纏うのは鮮やかな赤。天真爛漫な笑みを浮かべているため、妖艶というより情熱的な印象だ。
左からロクサーヌ、セリー、ミリアと並んでいる様子はまるで信号機。
きっと、この信号の先は桃源郷へと続いているのだろう。
フルスロットルで駆け抜けてやるとも。
「ご主人様、いかがでしょうか?」
魂を持っていかれるほど見惚れていたところ、ロクサーヌの言葉で我に返る。
「ロクサーヌもセリーもミリアもとても綺麗だ。あまりの美しさに声も出なかったよ」
すると、はにかんだような笑みを浮かべながらセリーが声を漏らす。
「あの、はい……。嬉しいです……」
「えへへ。そうなんですねー。ご主人様を虜にしちゃいました」
一方、ミリアは両手を頬にあて、体をクネクネと動かしていた。
ロクサーヌは二人の様子を微笑ましげに見つめている。
ほんと、三者三様の魅力にあふれてんなぁ。
二人が落ち着いたところで再びロクサーヌが口を開く。
「ですが、これだけではないのですよ。セリー、ミリア」
「はい」
「分かりましたー」
彼女たちは頷き合うと、いたずらっぽい表情でこちらを見つめ、キャミソールの裾をゆっくりたくし上げ始めた。
おお! さっきから見えていた黒ストッキングがドンドンあらわになっていく!
三人はそのまま裾を上げていき、ガーターベルトの位置へ到着する。
あっ! 下着だ!
今までガーターベルトを身に着けていた時はノーパンだったというのに、キャミソールと同じ色の下着が彼女たちの大切な場所を守っていた。
いや。その劣情を誘うようなデザインは、神聖な場所を守るガーディアンではなく、そこを明け渡そうとする内応者。
きっと俺の攻撃を待っているに違いない。
もちろんその作戦に乗ってやるぞ!
ベッドから立ち上がり彼女たちへ近づく。
そして、ロクサーヌの前で膝立ちになり、目の前のショーツを下ろした。
「ふふ。たくさん可愛がってください」
彼女の顔には小悪魔のような表情が浮かんでいる。
その前にセリーとミリアへ手を伸ばし、ショーツの上から大切な場所へ触れた。
「あっ」
「んっ」
手から伝わってくるのはマシュマロのようなぷにぷにとした柔らかさに、しとどに濡れそぼった感触。
「セリーとミリアはロクサーヌの後でね」
「はい。私のことも可愛がってください」
「いっぱい気持ちよくしてくださいね」
二人の言葉に頷きを返し、水気を帯びてキラキラ輝くロクサーヌのそこへ顔を近づけていく。
田川 歩 男 18歳
冒険者Lv36 魔法使いLv52 英雄Lv48 遊び人Lv46 魔道士LV35 僧侶Lv15
装備 身代わりのミサンガ
ロクサーヌ ♀ 16歳
巫女Lv22
装備 身代わりのミサンガ
セリー ♀ 16歳
鍛冶師Lv24
装備 身代わりのミサンガ
ミリア ♀ 15歳
戦士Lv23
装備 身代わりのミサンガ
BP振分 残BP:2
キャラクター再設定:1
シックスジョブ:31
詠唱省略:3
必要経験値二十分の一:63
鑑定:1
ジョブ設定:1
ワープ:1
MP回復速度十倍:31
所持金:12,266,635ナール
春の66日目