異世界迷宮へ行ったなら   作:三星織苑

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256 剣豪

 

 

 

 

 

帝都

高級服屋

 

 

 

 

 

 高級服屋につくとミリアはもう矢も盾もたまらないといった様子で、店員の出迎えの挨拶すら聞き流し、注文を受け付けた女性店員を捕まえてドレスのある場所への案内を乞うていた。

 

「ご主人様、ミリアだけだと心配なので、私たちも行ってまいります」

 

 ロクサーヌは苦笑を浮かべながら、セリーとベスタに声を掛け、二人の後を追う。

 

 めちゃくちゃ浮かれてたなぁ。

 まあ、そんなに喜んでもらえたのなら、ドレスを仕立てた甲斐があるというものだ。

 

 

 

 椅子に腰を下ろし、紳士風の店員に今日注文する物について伝え、雑談をしているうちにはたと気づく。

 

 紹介状についての礼は言ったが、肖像画について礼を言っていなかったな。

 あれほど素晴らしい絵を手に入れるきっかけをくれたのだ。改めて感謝を伝えておかないと。

 

「先日、美術商所属の画家に依頼していた肖像画を引き取ったのだが、それがとても素晴らしい出来でな。改めて礼を言わせてくれ。良い店を紹介してもらい、感謝する」

 

 そう伝えたところ、彼は薄く微笑み慇懃に答える。

 

「それはようございました。モデルとなったのはお連れ様でしょうか?」

「ああ。狼人族の女性、ロクサーヌというのだが、彼女の肖像画を依頼した」

「なるほど。当店が技術の粋を凝らして制作したドレスを、あれほど美しいお方がお召しになったのです。さぞや素晴らしい肖像画となったことでしょう」

 

 そう! そうなんよ! ドレス姿の超美人なロクサーヌの魅力を余すことなくキャンバスに描いてもらったんよ!

 もう、すげーんだぜ? 国宝に指定されてもおかしくないくらいの絵なんだぜ?

 

 勢い込んでロクサーヌとその肖像画の魅力を伝え、さらにドニについても話しておく。

 

「担当してくれた画家はまだまだ駆け出しのドニという者なのだが、たいした腕を持っていてな。そう遠くないうちに名のある画家になるのではないだろうか」

「そ、それは光栄でございます。ご紹介した甲斐がございました」

 

 うん? この男、なんでちょっと引いてるんだ?

 

 

 

「ご主人様!」

 

 雑談をしながら待っていると、店内に大きな声が響き渡る。

 聞こえてきた方に視線を向けた瞬間、心臓がドクンと跳ねた。

 

 天真爛漫で太陽のような輝きを放つ笑顔に、ちょうどいま時分、さわやかな初夏の空を思わせるパステルブルーのドレス。

 胸元は大きく開き、彼女の豊かな胸元と谷間が露になっており、コケティッシュな魅力を放っている。

 ウェストはキュッと絞られ、そのスタイルの良さを見せつけているかのようだ。

 まるで地上に降り立った無垢な女神の如く、可憐さと妖艶さが感じられた。

 

「どうですか!」

 

 呆然と見惚れていると、ミリアはそう言って両手を広げ、クルリと回る。

 

「とても綺麗で可愛いよ。あまりの美しさにドキドキが止まらない」

 

 それを聞いた彼女の表情がさらに輝きを増す。

 

「えへへー。そうですかー? ご主人様を虜にしちゃいましたかー?」

 

 喜色交じりの声でそう言い、身体をクネクネと揺らしていた。

 

 うむ。実に可愛い。

 

 

 

 ミリアのドレスを確認した後は彼女たちにベスタの買い物と注文を任せる。

 ……一応オーダーとは別で、丈が短くても着られるようなら既製品のキャミソールを購入しておくように言っておいた。

 だって。原作で描写されていた、超ミニのキャミソール姿が見てみたいんですもの……。

 これは無駄な出費ではない。無駄な出費ではないのだ。

 

 そんなことを考えながら、スキル結晶の受け取りのため、いったんクーラタルの商人ギルドへと飛ぶ。

 

 

 

 恙なく受け取りを済ませ、隻眼の伝手について、話を聞きたそうにしていたルークに対し、用があると言って振り切った。

 

 帝都の高級服屋に戻り、椅子に腰を下ろして考えを巡らせる。

 

 ……隻眼でなければ融合することのできない、最上位種のスキル結晶に買いを出しているのだ。その伝手を探ろうとするのは当然のことか。

 買い注文を取り消すわけにはいかないし、今後も探りを入れられるに違いない。

 うーん……。相手は他の依頼を受けておらず、身バレを警戒しているとでも言っておこう。

 

 

 

「ご主人様、注文がすべて終わりました。起きてください」

 

 ……ん。

 ああ……。そうか……。

 あまりにも待ち時間が長かったせいで、いつの間にやら眠っていたようだ。

 顔を上げると、愛しい女性の笑みが目に映る。

 愛らしいイヌミミと女神の微笑みが実に美しい。

 

 椅子から立ち上がり、身体をグッと伸ばす。

 そして、ニコニコとこちらを見つめているベスタへ声を掛けた。

 

「満足のいくものは注文できたか?」

「はい。私一人だと難しかったでしょうが、皆さんが一緒に考えてくれたおかげで、良いものになったと思います」

 

 その言葉に他の三人の顔にも、嬉しそうな笑みが浮かぶ。

 

 どうやら本当に彼女の希望に沿ったものを注文できたらしい。

 オッケー。それはなりよりだ。

 

 彼女の背中をポンと叩き、支払いをするためカウンターへ向かう。

 

 購入するのは、既製品が高級な服の上下に、外套、キャミソールが二着。

 そして、注文分がキャミソール二着とエプロン、セクシーランジェリーが四セット。

 極めつけにドレスときたもんだ。

 

「すべて合わせまして四十六万二千百ナールとなりますが、お客様には日ごろからお世話になっている上に、これほど大量に購入していただいたのです。今回は三十二万三千四百七十ナールといたします」

 

 えっぐ! 三割引が効いても三十二万って!

 めちゃくちゃな値段じゃねーか!

 

 内心で絶叫を上げたところで、不安そうにこちらをうかがっている瞳に気が付いた。

 

 あっ! いかん、いかん。動揺したらベスタが傷つく。

 

 俺は二百万ナール以上の資産を持っているんだ。このくらいなんでもない。

 

 自分を誤魔化しつつ、涼しい顔を心掛けながらアイテムボックスを開き支払いを行った。

 

 

 

 

 

ボーデ

コハク商の店

 

 

 

 

 

 最後はボーデへ移動し、コハクのネックレスの購入だ。

 店を尋ねたところ、店主とその孫である女性店員が笑顔で歓迎してくれる。

 

「このところ、公爵様より大口の注文を何度もお受けしております。これも全てお客様のおかげです。本当にありがとうございました」

 

 そう言うと二人は揃って頭を下げた。

 

 どうやらハルツ公は宝石箱入りのコハクを売り出しているらしい。

 公爵にはさんざん世話になっている。これで少しは恩を返せただろうか。

 

 

 

 少し世間話をしたところで、店主は用件を尋ねてきた。

 

「ところで、本日はどういったご用向きでしょうか」

「うむ。新しく仲間になった彼女の分のネックレスが欲しくてな」

 

 ベスタを示しながらそう告げると、彼は上から下まで眺め、あごに手を添える。

 

「なるほど……。お連れ様に必ずやお似合いになるであろう品がございます。是非とも、ご紹介させていただきたく存じます」

 

 店主の言葉を聞き、ベスタは戸惑っているようだったが、先輩三人はにわかに色めき立つ。

 

 この男はこれまでも彼女たちに似合う品を勧めてきたからな。

 きっと今回もそうに違いないと期待しているのだろう。

 

「うむ。それでは頼む」

「かしこまりました。少々お待ちください」

 

 店主は断りを入れると、奥の部屋へと入っていく。

 

 

 

 待っている間、ロクサーヌたちは女性店員にコハクの手入れ方法について尋ねていた。

 聞くともなしに聞いていると、何やら手入れは面倒らしい。

 まあ、コハクは鉱物じゃなくて樹脂だもんなぁ。普通の宝石のように手入れはできないのだろう。

 ただ、普段使いをするのではなく、特別な時にだけ身に着け、使用後に乾拭きをすればそれほど手間もかからないとのことだ。

 なるほどなぁ。

 

 

 

 楽しそうに話している女性陣を眺めていると、程なくしてトレーを持った店主が戻ってくる。

 トレーの上には美しい木目の白い小箱、ハルツ公爵領名物の木材であるタルエムを使用した宝石箱が載っていた。

 

 彼はカウンターの上にトレーを置くと、それを手に取り蓋を開く。

 

「お待たせいたしました。こちらがおすすめの品となります」

 

 そこには赤褐色で大粒の琥珀が九つもあしらわれたネックレスが鎮座していた。

 その様子は、まるで秋の山々を彩る紅葉のようだ。

 

 すると、うちの娘たちから声が上がる。

 

「わー。とっても綺麗ですねー」

「ええ。本当に素晴らしいものです」

 

 ミリアの声にロクサーヌが頷き、セリーがそれに続く。

 

「どれも曇りがなく、透明度が高いです。かなりの品といえるでしょう」

「こんなに綺麗なネックレスを私が身に着けてもいいのでしょうか……」

 

 ベスタは喜びと期待、そして不安がない交ぜになった表情でネックレスに視線を注いでいた。

 どうやら気に入ったらしい。それなら躊躇するわけにはいかない。

 

「いくらになる?」

 

 購入する旨を伝え値段を尋ねると、彼は頭を下げてから答える。

 

「こちらの品は七万八千ナールとなりますが、お客様には新しい事業を授けていただいたご恩がございます。ですので、今回は七万五千ナールでお譲りいたします。また以前のお約束通り、宝石入れも無料でお付けいたします」

 

 一瞬怯みそうになるものの、自分を奮い立たせて鷹揚に頷きを返す。

 

「うむ。では購入させてもらおう。ああ、そうそう。それからコハクの原石も一つ欲しいのだが、購入することは可能か?」

「ありがとうございます。もちろん原石につきましてもご用意いたします。少々お待ちください」

 

 そう言うと、彼は再び奥の部屋へ戻っていった。

 

 すまん。恩を感じて素で値引をしてくれたのに、三割引を使おうとして本当に申し訳ない。

 いつか絶対に恩返しをするから、いまは勘弁してくれ。

 

 

 

 原石を手にこちらへ戻ると、店主は会計を始めた。

 

「それではお会計をお願いいたします。コハクのネックレスが七万五千ナール、コハクの原石が八百ナール、合計七万五千八百ナールとなりますが、お客様には計り知れないご恩を賜ったのです。今回は五万三千六十ナールで結構です」

 

 すまん。本当にすまん。

 

 罪悪感を覚えながらアイテムボックスを開き、硬貨を取り出しているとまずいことに気が付いた。

 

 これ金貨足りなくね?

 

 一瞬、血の気が引いてしまう。

 

 ヤバい。白金貨を崩す羽目になるんじゃないか?

 

 心臓をバクバクさせながら、なるべく銀貨と銅貨を優先で支払ったところ、金貨は一枚だけ手元に残った。

 

 あぶねー! めちゃくちゃギリギリだったー! あと少しで白金貨を崩すところだったー!

 

 動揺を抑え込みつつ、感謝を述べて店を後にする。

 

 

 

 ベスタはよっぽど嬉しかったらしく、食事中や食休み中もずっとニコニコしていた。

 普段の控えめな笑みではなく、大輪のバラのような艶やかな笑みだ。

 その様子が微笑ましく、何より心にグッとくる。

 うちに来てよかったと思ってもらいたい。今後もみんなのことを大切にしていこう。

 

 

 

 

 

ハルバーの迷宮

四十九階層

 

 

 

 

 

 幸せな時間を過ごした後は、再び迷宮探索の時間だ。

 ひたすらガンマ線バーストとサンダーストームのダブルスペルをぶっ放し、魔物部屋を見つければメテオクラッシュとサンダーストーム二発のトリプルスペルを叩き込む。

 俺たちの行く手を阻む者はなく、ただただ先を目指して進んで行くのみ。

 

 

 

 結局、タイムアップとなってしまい、その日のうちに待機部屋へたどり着くことはできなかった。

 しかし、収穫がないわけではない。

 俺は勇者と剣士が、ロクサーヌ、ミリア、ベスタもそれぞれレベルが上がっていた。

 それに魔物部屋を潰す際にはドラウプニルを装備しているため、レアドロップもゲットしている。

 これを売ればそれなりの金額になるだろう。

 

 明日もがんばんべーや。

 

 

 

 

 

クーラタル郊外

アユムの家

 

 

 

 

 

 美味しい夕食をとったら、今日も至福のバスタイム。

 くんずほぐれつ絡み合い、お互いの体を洗い合う。

 俺は本当に世界一幸運な男だ。毎日それを実感している。

 

 

 

 風呂を出て二階へ上がると、四人は準備をすると言って自分たちの部屋へと入っていった。

 

 ……きっとこれから天国のような光景を目にするのだろう。

 ストッキングとガーターベルト、それにキャミソール祭りに違いない。

 期待で頭がどうにかなっちまいそうだ。

 

 煩悩を何とか制御し、寝室に入ってベッドに腰を下ろす。

 

 

 

 まんじりともせず待っていたところ、やがて部屋にノックの音が響いた。

 扉が開くと、色とりどりのキャミソールを纏った天女が舞い降りる。

 

 ロクサーヌの純白のキャミソールは清楚でありながら、肉感的なスタイルを浮き立たせ、俺の目を引き付けてやまない。

 可愛らしいパステルイエローのセリーはその笑みも相まって、悪戯好きの妖精だ。

 ミリアの纏うピンクのキャミソールは、天真爛漫な雰囲気でセクシーというより溌溂とした魅力に満ちている。

 

 最後に入ってきたのは、妖艶な黒いキャミソールを身に着けたベスタ。

 既製品なので彼女の体には合っておらず、下着がギリギリ隠れているほどの超ミニだ。

 そのため、スラリと伸びた脚を覆う黒いストッキングと、それを止めているガーターベルトも確認できる。

 

 いい……。すごくいい……。

 

 俺の熱視線を感じたのか、ベスタは恥ずかしそうにキャミソールの丈を気にしているようだ。

 

 いい……。恥じらっている様子もすごくいい……。

 

 

 

 ベスタの肢体に釘付けになっていると、ロクサーヌが進み出て俺の頬に手を添える。

 

「ご主人様……」

 

 そして、ゆっくりと唇を重ねてきた。

 今日も熱い夜が幕を開ける。

 

 

 

 

 

ハルバーの迷宮

四十九階層

 

 

 

 

 

 翌日も早朝から迷宮探索に精を出す。

 昨夜は極楽浄土かのごとき幸福を享受したわけで、それを維持するため日々の労働にも張りが出ようというものだ。

 

 ガンマ線バーストという天体イベントを起こしつつ、通路を進んでいると、今日一つ目の魔物部屋を発見した。

 もう完全に慣れたもので、ボーナスポイントの振り分けをさっさと済ませ、メテオクラッシュを含めたトリプルスペルをぶっ放す。

 そして、効果時間が終了すると魔法のエフェクトと共に魔物の姿が消えていく。

 

 うん。本日も絶好調。

 

「あー!」

 

 一人悦に入っていたところ、小部屋に声が響き渡った。

 思わずそちらに顔を向けると、こちらを指さすミリアの姿が目に入る。

 

 なんだ、なんだ?

 

 俺だけではなく、他の三人も彼女の様子をうかがっているようだ。

 

「ご主人様! リュック! リュックの中の光が変わりました!」

 

 うん? リュックの中の光?

 

「たぶん魔結晶の色が変わったんだと思います!」

 

 うそっ!? マジで!?

 

 その言葉を受けて、ロクサーヌたちもにわかに色めき立つ。

 

「少し待っていてくれ。確認してみる」

 

 大急ぎでリュックを下ろし、中を確認してみたところ、本当に魔結晶の色が変わっていた。

 そいつを手に取り目の前にかざしてみる。

 

 微かな光を放つその物体の色は、どこからどう見ても白。

 ミリアはよくこんな微かな光の変化に気が付いたなぁ。猫人族の目は本当にすごい。

 

 手のひらにのせたそれを彼女たちに示す。

 

「本当に色が変わっていた。白魔結晶だ」

 

 そう告げた瞬間、小部屋に歓声がこだました。

 

 

 

 ドロップアイテムを拾いながら思索に耽る。

 

 こいつはロクサーヌにちょっかいをかけようとした、あのナギィとかいう男が持っていたものだ。

 やっこさん、かなりの量を貯め込んでいたのだろう。

 さらに俺はこのところ、ずっと結晶化促進八倍を付けている。それが実を結んだに違いない。

 

 ただ問題は、こいつをどうするかだよなぁ。

 ベイルの冒険者ギルドと探索者ギルド。そしてクーラタルの冒険者ギルドでは既に黄魔結晶を売却している。

 覚えられている危険性が拭えないため、その三つに売却するのはナシだ。

 かといって、大勢の人でごった返しているクーラタルの探索者ギルドと帝都の冒険者ギルもやめておいた方がいい。

 それにハルツ公へ伝わる可能性があるため、ハルツ公領のギルドも避けるべき。

 他に知っているギルドといえば、ペルマスクへ行くのにたどった冒険者ギルドのどこかか……。

 

 うーん……。まあいいや。すぐに売却する必要もないので、そのうちどっかに売りに行こう。

 

 結論が出たところで自宅へ戻り、鍵のかかるチェストに入れていた、もう一つの黄魔結晶と交換しておいた。

 こいつはハインツ一味が持っていたものである。

 どちらも人から強奪した物というのがねぇ。

 まあ、どちらも襲い掛かってきたクソ野郎どもだし、気にするべきじゃないな。

 

 

 

 その後も探索を続け、朝食、昼食を挟みつつ先へ先へと進んでいると、ようやくその場所を発見することとなった。

 

 

 

 

 

ハルバーの迷宮四十九階層

ボス待機部屋

 

 

 

 

 

 いつものようにレベルを確認したところ、遂に待ち望んでいたときが訪れる。

 

田川 歩 男 18歳

冒険者Lv54 勇者Lv49 遊び人Lv58 魔道士Lv53 剣士Lv50

装備 ひもろぎのカッカラ 倹約のダマスカス鋼盾 ズケット 頑強のアルバ 身代わりの竜革グローブ オラクルビットローファー よりしろのイアリング

 

 よっしゃ! 剣士が50に到達だ!

 

 大急ぎでジョブ設定にポイントを振り、それを開く。

 

冒険者Lv54 勇者Lv49 遊び人Lv58 魔道士Lv53 剣士Lv50 村人Lv5 農夫Lv1 探索者Lv50 薬草採取士Lv1 盗賊Lv30 戦士Lv50 商人Lv50 僧侶Lv15 魔法使いLv53 錬金術師Lv34 神官Lv1 武器商人Lv1 防具商人Lv1 奴隷商人Lv1 料理人Lv9 騎士Lv1 賞金稼ぎLv30 暗殺者Lv1 博徒Lv1 芸術家Lv1 武者Lv6 豪商Lv1 剣豪Lv1 色魔Lv1 英雄Lv50 村長Lv1

 

 オッケー! 剣豪、ゲットだぜ!

 

 逸る心を抑えながら、スキルや効果の確認を行う。

 

剣豪

効果 腕力中上昇 HP小上昇 器用微上昇

スキル スマッシュ クリティカル発生

 

「うぇっ!?」

 

 それを目にした瞬間、思わず変な声が出た。

 

 武者だけではなく、剣豪にもクリティカル発生がある! こいつはイカしてやがるぜー!

 しかも効果が腕力中上昇! こいつも最高にクールだぜー!

 

 正直、武者のクリティカル発生に関してはあまり実感がない。

 今のところ出番はボス戦だけなのでそれも仕方がないのだが、ワンチャン剣豪のクリティカル発生と合わせて発生率が増加しないだろうか?

 

 ……まあ無理だろうなぁ。

 

 

 

「あの、ご主人様。もしかして……」

 

 考えを巡らせているとセリーがおずおずと声を掛けてくる。

 それに頷きを返し、彼女たちの顔を見回して告げた。

 

「うむ。剣士のレベルが50に達し、剣豪のジョブを得た」

 

 その突端、待機部屋に歓声が舞い上がる。

 

 

 

 

 

田川 歩 男 18歳

冒険者Lv54 勇者Lv49 遊び人Lv58 魔道士Lv53 剣豪Lv1

装備 ひもろぎのカッカラ 倹約のダマスカス鋼盾 ズケット 頑強のアルバ 身代わりの竜革グローブ オラクルビットローファー よりしろのイアリング

 

BP振分 残BP:0

キャラクター再設定:1

フィフスジョブ:15

必要経験値二十分の一:63

詠唱短縮:1

鑑定:1

結晶化促進八倍:7

獲得経験値二十倍:63

ガンマ線バースト:1

 

所持金:2,030,033ナール

 

夏の3日目

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