名探偵ウララと一流助手キングヘイローの事件簿   作:菜目ルナ

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スズカ衝突事件編2話 絡み合うトラップ

―――

 

 

 再び、コースの足跡を眺める。けど、まだ頭が回らない。調査を続けようにも、何にも思いつかない。先程、怒ってしまった疲れかしら。ケンカ腰で話したら、聞けるものも聞けなくなるなんて、簡単にわかること。なのに、私ったら……。

 今回だけじゃないわ。私、いつも必要のないところで意地張って、必要のないところでムキになって。これまで悩んできたじゃない。なのに、なんでこう、上手くできないのかしら……。ため息がもれてしまう。任せっきりになっちゃったけど、ウララさん、大丈夫かしら。ちゃんと聞けてるかしら。ウララさんの言うことが、解決につながることはあった。けど、ウララさん1人だけで聞き込みをしてもらうのは初めて。上手くやれてるといいけど……。

 

「キングちゃーーん!」

 ふと、声がする。向くと、ウララさんがこちらに向かって走っていた。

「ダガーちゃんへの聞き込み、終わったよ!」

 ニコニコで報告してくる彼女に、私はできるだけ笑顔を返した。

「どうだった? 何かいい話は聞けた?」

「うーんとね、ウララ、トパーズさんの友達と、ベリルさんについて聞いてきたよ!」

 意気揚々と胸を叩くウララさん。ちゃんと聞けてるといいけど……。

 

「あそこのメガネをかけた人はマンデーさん! マンデーさんはね、ミステリヤキ? なんだって! あと、すっごく速いって言ってたよ!」

 ウララさんは、離れたところにいる、黒髪の子を指差した。ミステリヤキって何よ。それを言うならミステリアスでしょ。

「あっちのふわふわした人はジルコンさん! でも、前はふわふわじゃなかったんだって! 最近髪を伸ばしたんだよー!」

 今度は、茶髪の子を指差す。前からふわふわかは重要じゃないと思うけど……。

「ベリルさんは、がんばりやで、レースもいっぱい勝ってるんだって! 1番強いかもって!」

 そう言えば、肝心のベリルさんとはまだ会ってなかったわね。まだ保健室にいるのかしら? 後で会いに行きましょう。

 総じて、あまり役に立ちそうな情報はなさそうね。でも、どこでどんな情報が役に立つかはわからないわ。今までの事件も、ウララさんの話があったから解決できたもの。今回の話も、覚えておきましょう。

「聞き込みありがとう、ウララさん」

「キングちゃん、元気ないの?」

 顔を覗き込まれ、自分がどんな表情をしているか確かめる。再び口角を上げた。

「私は大丈夫よ。心配しないで」

「もしかして、さっきケンカしたから?」

 うっ……ウララさん、妙に察しがいい時があるわよね。

「ええ。でも、本当に大丈夫。さ、次の人に聞き込みしましょう!」

 今は、できるだけのことを、できる限り行うしかない。事件解決のためには、早めの行動も大切だし、調査を続けていきましょう。

 

 

 

「犯人探しですか。結局、スズカさんだとわかって終わりだと思いますが」

 冷酷に言い放つ、暗い茶髪のウマ娘。

「そうだとしても、全て調べてから判断すべきです」

 私の反論にも、彼女は表情を崩さない。

 

 ジルコンフラッグさん。スズカさんを責めていたうちの1人。茶色の髪は長く大きく、そのボリュームはハヤヒデさんを連想してしまうほど。そのせいか、少しボサボサしているわね。丁寧な言葉使いではあるものの、高圧的な態度を取っている。

 

「ジルコンフラッグさんだから、フラッグさんって呼んでいい?」

「いえ、ジルコンで結構です」

「そっか! よろしくね、ジルコンさん!」

 ウララさんの提案にもなびかない。証言を聞き出すためには、一工夫必要そうね。

「ジルコンさん。あなたはスズカさんがやったと言っていましたが、その証拠は?」

「証拠? ゴールドシップさんが言ってたじゃないですか」

「見間違いの可能性もあります。それに、あなた自身が見たわけではないですよね?」

「だからなんです? スズカさんがやってないって証明できないんですよね?」

 て、手強いわね……トパーズさん以上に取り付く島が無い。けれど、反抗してしまってはダメね。ここは穏便にいきましょう。

「ジルコンさん。私はただ、お話を聞きたいだけなんです。ジルコンさんが犯人だとも、トパーズさんやマンデーさんが犯人だとも思っていません。スズカさんが犯人の可能性もあると思っています」

 ……思ってないけど。

「けど、スズカさんが犯人だと言うのなら、それが正しいことを確かめなければいけません。そのためにも、ジルコンさんに協力して欲しいんです。お願いします」

 頭を下げる。けれど、返ってきた答えはイエスではなかった。

「私以外にも人はいるでしょう。わざわざ話す必要はありません」

 彼女の顔は、不機嫌そうなままだった。どうしましょう、いよいよ打つ手が無くなってきたわ……こうなったら、ジルコンさんが犯人である可能性を示して、脅しをかけようかしら? けれど、さっきはトパーズさんと対立してしまったが故に聞き出せなかった。やはり、穏便にいくべきよ、ここは。

 

「うわぁ! 本当にふわっふわだー!」

 あれこれ考えているうちに、ウララさんがジルコンさんの髪を触っていた。

「あなた!? 何してるの!!?」

 急にジルコンさんが叫び、同時にウララさんの手をはたいた。

「あ! ごめんなさい!」

「信じられない! 他人の髪を触るなんて! 今すぐ私の目の前から消えなさい!!」

 頭を下げたウララさん相手に怒鳴るジルコンさん。信じられないって、こっちのセリフよ!

「ちょっと、あなた! 少し髪を触られたくらいで、そこまで怒らなくても!」

「あなたもよ! 探偵ごっこなんてふざけた真似はやめることね!」

 ジルコンさんの怒りは、こっちにまで飛び火した。 不覚にも、またカチンと来てしまった。

「行きましょう、ウララさん」

「え? 聞き込みは?」

「いいから」

 私は、半ば強引にウララさんの手を引っ張り、その場を後にした。

 

 

 

「はあ……なんて失礼な人なのかしら」

 ジルコンさんから離れ、私達はベンチに座っていた。あの言い方は頭に来たけど、怒りが収まるまでは聞き込みをやめるべきと思ったから。あと、ウララさんのことが、ほんの少し心配で。

「でも、ジルコンさんはどうして何も話してくれないの?」

 休んでいると、ウララさんから質問された。目を丸くし、首をかしげる姿を見ていると、心配する必要はなかったようね。

「わからないけど、きっと私達と同じなんだわ」

「同じ?」

「ええ。スズカさんが犯人じゃないということは、あの3人の誰かが犯人ってことよ。自分か友達が疑われるのは、いい気がしないんでしょうね」

「うーん……?」

 あまりピンと来てないようね、ウララさん。しかし、ここまでまともに話を聞けてない以上、残ったホワイトマンデーさんへの聞き込みにかかってるわね。けど、マンデーさんも友達思いで、話してくれないかもしれないわ……お願いだから、マンデーさんだけは話してちょうだい!

「よーし! そろそろ聞き込みを続けよ! キングちゃん!」

 ウララさんは、勢いよく立ち上がる。

「ええ、続けましょう」

 私達は一流の探偵と助手。この程度のことでは諦めないわ。さあ、今度こそ話を聞くわよ!

 

 

 

「おや、お待ちしてましたよ」

 近づいているこちらに気付き、一礼するウマ娘。

「ホワイトマンデーさんだね! わたしは……」

「ハルウララさん。となりの方はキングヘイローさんですね」

 不敵な笑みを浮かべ、私達を見つめるマンデーさん。

 

 ホワイトマンデーさん。楕円形メガネのウマ娘。白い前髪に、黒いストレートヘア。顔はドリームジャーニーさんっぽい気がするけど、髪型だけはスズカさんと似ている。彼女は今いる3人の中で唯一、スズカさんを責め立てていなかった。穏やかな声色で、表情もにこやかね。

 

「私達のこと、知ってたんですね」

「ええ。お2人の活躍は度々拝見しています。そして今は、事件の真犯人が誰なのか調査中ですね?」

「そうだよー! ウララたち、探偵なんだ!」

 ウララさんがいつもの調子で胸を張る。どうやら、私達の様子を見ていたようね。

「トパーズ、ジルコンの2人からは、ろくに話が聞けなかったでしょう。すみませんね、あの2人も頑固なところがありまして」

「いえ、マンデーさんが謝らなくても」

 彼女は下げた頭を上げ、真剣な眼差しでこちらを見つめる。

「事件のこと、可能な限りお話しします。お役に立てるかはわかりませんが」

 やった! マンデーさん、友好的だわ! 誰からも情報が得られない、ということは無くなった。ホッとしたわ……。

「では早速、事件当時のことを聞かせてください」

「はい」

 メガネを上げ、マンデーさんは話し始めた。

 

「模擬レースを始めたところから話します。レース中、私は最初から最後まで先頭を走りました。途中、スズカさんとベリルを抜かしましたね。先頭だったので、後ろの様子はわかりません」

 

「その後、対岸の直線でゴールした後、ハヤヒデさんの声が聞こえました。ゴールした足でそのまま走ると、ベリルが倒れていました。急いで彼女の近くへ行き、息があるかどうかを確認し、何度か声をかけてみました。起きないものの、息をしているのはわかりました。その後ハヤヒデさんと協力し、保健室まで運びました。着いた後も、ベリルは意識を失っていましたね」

 笑みを崩さぬまま、マンデーさんはたんたんと説明した。トパーズさんの言ってたこととも矛盾しないわね。先頭を走っていたのは、マンデーさんで決まりね。

 これは大きな手掛かりよ。先頭を走っていたんですから、犯人である可能性は低い。もし先頭が犯人なら、後ろの2人に見られるか、ベリルさんがもっと早く気付かれるはずだもの。マンデーさんはほぼ白! 彼女の言うことにウソは無いと見ていいわ!

 次は、どこを走っていたか聞きましょう。

「マンデーさんは、模擬レース中はどのレーンを走っていましたか?」

「うーん……それは、事件の起きた時点で、ということですよね?」

「ええ、そうです」

 すると、マンデーさんは顎に手を当て、うつむく。

「おそらく内側寄りですが、イマイチはっきりしないんです。たぶん、その時点では最内じゃなかったような……」

 なるほど。なら事件当時は、最内じゃないところを走っているのね。おそらく、スズカさんとベリルさんを抜かすために、最内以外を走ったのよ。ずっと先頭だったマンデーさんは、他の場所では常に最内を走れるもの。これで誰がどこを走っていたかは、全部わかるはずね。ようやく犯人に近づいたわ!

 あとは、そうね。他の人について聞いてみましょう。

「マンデーさん。トパーズさんやジルコンさん、ベリルさんのことを教えてください」

「ええ、いいですよ」

 

「トパーズは、自信家で勝気な人です。マイラーなんですが、レースでの戦績は芳しくありません。ですが、負けた相手に対して恨むような素振りは見せませんね。昨日の敵は今日の友、という感じでしょうか。ただ、正義感は強いので、今回キングさんに話をしなかったのも、そこからかもしれません」

 なるほど。スズカさんが犯人だと思い込んでいるから、彼女が罪を逃れようとしてるように見えているのかもしれないわね。

「ジルコンは、口調は丁寧ですが、少々高飛車なところもあります。自分にも他人にも厳しい性格で、さっきのようなことも度々あります。あそこまで取り乱したのは初めて見ましたが。彼女もマイラーです。負けたことを引きずる性格なので、恨むこともあるかもしれませんね」

 ジルコンさん、自分にも厳しいのね。たしかにストイックそうではあったわ。でも、普段はあそこまでする感じじゃないのね。

「ベリルは、私達の中では1番小柄で、性格も内気で優しいです。何かというと、自分が悪いと思ってる節があるようですが、彼女は私達の中で最も戦績が良いです。マイル・中距離に出ていて、G1で1着になったことも何度もあります。しかし夏頃から今日まで、入着すらできていませんね。来週もレースが控えてますが、やれるかどうか……」

 ふーん……ベリルさん、伸び悩んでいる矢先に他人とぶつかっちゃうなんて、かわいそうね。しかも来週出走だなんて、もっと細かく調整したかったでしょうに。

「スズカさんとレースで走ったことがあるのは、ベリルくらいでしょうか。最近だと、先月の秋の天皇賞でも走ってましたし、他にも何度か一緒に出てました。対して、トパーズとジルコンの2人は、重賞レースでは一度もスズカさんと走ってないですね」

 へぇ……意外ね。犯人候補の2人はスズカさんと因縁があるわけじゃないのね。前の天皇賞って、たしかスズカさんが1着になってたはずよね。今回の事件と、何か関係あるのかしら……? ま、なんにせよ、これだけ聞ければ十分ね。

 

「キングさん、1つ質問してもいいでしょうか?」

 急に、マンデーさんの方から話しかけてくる。

「なんでしょう?」

「キングさんは、ゴルシさんの目撃証言をどうお考えですか?」

「どう、って……」

 予想してなかった質問に、歯切れが悪くなってしまう。

「やはり、犯人はスズカさんに変装していたとお考えですか?」

 マンデーさんはそう付け加えた。変装ねぇ……。

「変装と言っても、みんなジャージ姿ですし、スズカさんそっくりに変装することは……」

 そう言いながら、ゴルシさんの証言を思い出した。

『おう、間違いないと思うぜ。オレンジのロン毛は、この中じゃスズカだけだ』

 そう、そうよ。犯人は、髪を偽装していたのよ。スズカさんと同じ、オレンジ色長髪のウィッグを着けて、模擬レースをしていたんだわ。だけど、ウィッグを着けてレースを走れば、他のメンバーにもバレるはずよね。なのに、それを見たという証言が無いのは、一体なぜか。

 これも簡単ね。レース前は着けていなかったから。ジャージの中に隠し持っていて、走っている途中でウィッグを取り出し、頭に着けてベリルさんにぶつかった。その後、レース終了までに外す。そう考えれば筋は通る。とすると、犯人は今もウィッグを持っている……? みんなこの場からは離れていないし、捨てる暇はないはずよね?

 でも、真犯人がいてウィッグを着けていたという流れになれば、体を調べられ、すぐ見つかってしまう。そんなリスクは負わないでしょう。ということは、つまり……。

「ウィッグは、まだ現場に残ってる……?」

「え? ウィッグ?」

 私のつぶやきに反応し、ウララさんが頭をひねる。

「犯人はオレンジ色のウィッグを使って変装したのよ!」

「キングちゃん、ウィッグってなに~?」

 ああ、そこからわかってなかったのね……。

「作り物の髪の毛のことよ。カツラって言えばわかるかしら?」

「あ、カツラのことなんだね!」

 ようやく通じたみたいね。

「そっか! 犯人がオレンジ色の髪の毛になったら、スズカさんだと思っちゃうね! 犯人の人、頭いい~」

 理解できたのはいいけど、犯人に感心してどうするのよ。けど、そうと決まれば今すぐウィッグを探すべきね。

「マンデーさん、私達はこれからウィッグを探してみます。お話、ありがとうございました」

「ええ。見つかることを祈ってますよ」

 マンデーさんに礼をして、足早に去ろうとしたその時。聞き覚えのある声がした。

 

「みんな! ベリル君の意識が戻った!」

 声の方を向いた先にいたのは、ハヤヒデさんだった。息が上がっている。

「ホントか!? ベリルは無事か!?」

「私達とも話、できますか?」

「ああ、問題なくできる。大きなケガもなかった」

 ハヤヒデさんのもとに駆け寄り、夢中で質問するジルコンさんとトパーズさん。

「急ごうぜ、ジルコン!」

「ええ!」

 2人は保健室へと走って行った。

「ハヤヒデさん! ベリルさんの意識が、戻ったんですか!?」

「む? キングヘイロー君にウララ君か。何をしているんだ?」

 ハヤヒデさんは、不思議そうにこちらの顔を交互に見る。

「ウララたち、探偵なんだ!」

「ベリルさんにぶつかった犯人を探してるんです」

「ああ、そういうことか」

 私達の説明を聞き、ハヤヒデさんはメガネをクイッと上げる。

「であれば、君達もベリル君に話を聞きに来るといい」

 彼女の提案に、私はしばらく黙った。聞き込みも終わったから、行ってもいいのだけど、ウィッグが現場に残っている可能性がある。ウララさんに現場の調査を頼んでおけばいいかしら……。

 そんなことを考えているうちに、ウララさんに二の腕をつつかれた。

「キングちゃん! あそこ、見て!」

「どうしたの? コショコショ声で……」

 言われるがまま、指を差す方向を見てみる。柵のすぐ近く、土の色と微妙に違う何かがあった。土に隠れて全体は見えないけど、その色はよく見たオレンジ色だった。

「あれ、ウィッグじゃないかな? しょーこになるよね?」

 ウィッグ! 間違いないわ! あれはオレンジ長髪のウィッグよ! 半分くらい土にかぶってるからわからなかったけど、絶対そうだわ! そうと決まれば、証拠として確保し……。

 

 いや、待って。わざと、ここに放置した方がいいかも……?

 犯人は、このウィッグがバレると困るはず。そうだとすれば、私達がこの場から離れれば、その間に処分しようと動くはず。しかし、処分する前に私達が帰って来れば、ウィッグを持ったままになる。そこを調べれば、確実に犯人がわかるじゃない! 我ながらさえてるわ!

 現状、全員で保健室に行く流れになっているけれど、私とウララさんだけ後から戻ることだってできる。そういう隙をあえて作って、犯人を確定させましょう!

「ウララさん、スマホで写真撮れる?」

「え?」

 キョトンとしてるウララさんの手に、カメラを起動したスマホを渡す。

「写真だけ撮って、あとはそのままにするわ。犯人へのトラップよ」

「わかった! ウララ、やるよ~!」

 そう言い、ウララさんはウィッグに向かって走っていく。そして、スマホをウィッグに向けた後、小走りで戻ってきた。

「見て! 撮れたよ!」

 スマホを受け取り、写りを確認する。バッチリ写ってるわ。色の違いでウィッグと認識はできるでしょう。あとは、保健室から戻った後、関係者全員の体を調査すれば解決ね!

「いい感じね。さ、被害者へ聞き込みに行きましょう!」

 張り切って保健室に向かう私達。しかし、走っている間、なんとなく思った。

 ここまでの流れ、上手く行き過ぎじゃないかしら? マンデーさんの質問からウィッグに気付き、それが現場に残っている。ちょうどいいタイミングでベリルさんの意識が戻り、犯人へのトラップまで仕掛けられる。あまりに上手くいきすぎてない? まるで何かに誘導されているような……。




<事件概要>
約10分前、スズカがコースで走っていた時、4人のウマ娘がやってきた。
グランドベリル、ホワイトマンデー、トパーズダガー、ジルコンフラッグ。
この4人はコースに入り、ベリル以外は模擬レースを始めた。
その途中、誰かにぶつかりスズカは倒れ、その後ベリルが倒れる。
ビワハヤヒデとマンデーが駆けつけ、2人でベリルさんを保健室へ運んだ。
その後、残った2人がスズカを犯人扱いする。

ゴールドシップがその光景を目撃。
遠くのコースで腕立てしていた時、スズカがベリルにぶつかるところを見た。
スズカだと判断した理由は、髪型と髪色。


<手がかり>
・ウィッグ
コースの柵近くで見つかる。犯人はこれを被って変装した?
現在、元の位置で放置中。


<登場人物>
・サイレンススズカ
トパーズ、ジルコンから犯人だと言われているが、容疑を否認。
右から2番目のレーンを走っていた。

・グランドベリル
被害者。
1番小柄で、何かというと、自分が悪いと思ってる節がある。
戦績は良く、G1で1着を取ったことも。
夏頃から今日までは、入着できていない。
先月の秋の天皇賞でスズカと走った。他にも何度か一緒に走っている。
来週も出走予定のレースがある。
何者かにぶつかったらしく、気を失い倒れていた。
ハヤヒデとマンデーがそれを見つけ、保健室に運ばれる。
1番内側を走っていた?

・ホワイトマンデー
模擬レースをしていた1人。
楕円形メガネ、白い前髪に、黒いストレートヘア。
スズカさんを責め立てていない。
トパーズいわく、ミステリアスで速い。
倒れたベリルを、ハヤヒデと保健室に運ぶ。
模擬レース中、ずっと先頭だった。
左から2番目のレーンを走っていた?

・トパーズダガー
模擬レースをしていた1人。
身長も髪色もスズカそっくりだが、前髪ぱっつんのショートヘア。
正義感は強い。
スズカさんを犯人呼ばわりしている。
レースの戦績は良くないが、負けた相手に対して恨むことはない。
模擬レースでは、途中までジルコンと拮抗し、最後は2着。
1番外側を走っていた。

・ジルコンフラッグ
模擬レースをしていた1人。
茶色の髪は長く、ボリュームはハヤヒデほど。少しボサボサしている。
トパーズいわく、前は髪がふわふわじゃなかった。
丁寧な言葉使いだが、高飛車なところがあり、高圧的な態度。
自分にも他人にも厳しい。負けたことは引きずる性格。
スズカさんを犯人呼ばわりしている。
髪を触られそうになり、ウララの手をはたいた。
模擬レースでは、トパーズと拮抗していたらしい。

・ビワハヤヒデ
たまたま現場に居合わせ、ベリルを保健室まで運ぶ。

<図>
・現場のコース 足跡

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