三内丸山縄文ジャパン殺人旅行   作:新庄雄太郎

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そして、南と高山は1人の女に出会った。


第5章 1人旅の女

あことリリィは、その男と一緒に新幹線に乗って盛岡まで一緒だったことが分かった。

 

「ほう、この男と一緒だったのかい。」

 

「ええ、そうよ。」

 

「あの時は、駅で一緒だったよ。」

 

「そうか、やはりその男と一緒だったのか。」

 

「そうよ、間違いないわ。」

 

と、あこは言った。

 

「盛岡駅で列車に乗っていた時も一緒だったのよ。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「しかも、席は一緒で向かい合わせだったから。」

 

「という事は、殺害された女性は個室に乗っていたって事か。」

 

「ええ。」

 

あことリリィと樋口は東京から東北新幹線に乗り、盛岡から特急「はつかり」に乗っていたことが分かった。さっそく時刻表で調べてみた結果、朝8時の東北新幹線「やまびこ1号」と特急「はつかり5号」に乗って三内丸山遺跡へ向かっていたことが分かった。

 

早速、時刻表で調べてみると。

 

東北新幹線「やまびこ1号」

 

東京発午前8時00分 乗車

 

盛岡着午前10時36分 下車

 

東北本線・特急「はつかり5号」

 

盛岡発10時44分 乗車

 

青森着12時53分 下車

 

「やはり、彼は一緒に乗っていたな。」

 

「うん、確かですね。」

 

「この時間帯だと犯行は不可能ですね。」

 

と、松本は言った。

 

「ええ。」

 

「犯行時刻からにすると、前日の時間帯ですね。」

 

「上原は、事件当日に函館へ行っていたって言ってたから、乗るとしたら10時44分発の東北新幹線「やまびこ15号」があるな、盛岡着は13時1分か、そこから函館へ行くには特急「はつかり11号」に乗れば盛岡を発車するのは13時42分か。青森へ到着するには15時57分か、そこからは津軽海峡線に乗れと青森を発車するのは16時13分、函館に到着するのは19時10分か。」

 

「でも、本当に東北新幹線「やまびこ」と特急「はつかり」に乗っていたのかな。」

 

「うん、しかしちょっと気になるわね。」

 

と、梶山が言った。

 

そして、南と高山は1人の女に会った。

 

「あっ、あのー、あなたは。」

 

「私は鉄道公安隊の南です。」

 

「同じく高山です。」

 

と、手帳を見せた。

 

「でも、何であなたがここに行くのか。」

 

「私は、殺害された女の事は学生時代の友達だったの。」

 

「そうか、やはり被害者の。」

 

「ええ。」

 

「じゃあ、あなたは東北新幹線「やまびこ」に乗ってひとり旅をしていたんだね。」

 

「ええ、青森で友人が殺されるなんて。」

 

「それで、過去を忘れるためにひとり旅をしていたのか。」

 

「ええ、そうよ。」

 

と、女は言った。

 

「それで、八戸に来ていたのか。」

 

「はい。」

 

「なるほどね。」

 

 




彼女は被害者の友人だったとはな。

そして、犯人は誰なのか?。

本当に東北新幹線「やまびこ」と特急「はつかり」に乗っていたのだろうか?

謎は、深まってきた。
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