今までのあらすじでは異世界とのクロスオーバーはしないという内容でした。しかし、今現在は四話程度の予定ですが、異世界での話を書く事に決めました。なので、あらすじに「しっかりとクロスオーバーする」という旨の事を追記させて頂きました。
呪術廻戦としての話を読みに来た方には大変申し訳無く思っております。
また、クロスオーバーするにあたり、死ぬ気の炎の様なもの凄い独自設定を入れるました。予めご了承して頂いた上で、この設定が嫌だと思われた方はすぐにブラウザバックして頂けると幸いです。
それでは、長くなりましたが本編へどうぞ。
『異世界転移』により虚空に黒い穴が空き、そこから直樹と真依が現れた。
直樹と真依の二人が転移した場所は、現代的な住宅街だった。
ただし、そこは普通の住宅街では無かった。
明らかに戦闘の跡が残り、壊れた家や道路の破片が散らばっていた。
その様な街の壊れていない家屋の屋根の上に二人は転移していた。
そして、戦闘は今もなお続いていた。
爆弾の様な破裂音や、家や道路が砕け散る粉砕音が遠近関係なく、街全体から断続的に響いてきていた。
「何やタイミング悪い時に来たみたいやな」
直樹がそう溢すのも無理はなかった。
直樹自身、異世界での戦闘を幾度も経験していたが、転移直後にこれほど大規模な戦闘に巻き込まれた事はなかった。
そんな直樹の眼前でもまた、戦闘が繰り広げられようとしていた。
お揃いの白を基調としたジャージを着た大勢の人間に、それを庇う様に立つ二人の男女。デザインが少し違う赤を基調とした服を着た女性と、青緑を基調とした服を着た男性がいた。全員が歳若く、大人びた人物もいたが、少年少女といった容姿の者が多かった。
そして、それと対峙する3体の怪物。怪物は全長3メートル程度のゴリラの様な体型に兎の様な頭をしていた。しかし、その造形は生物の特徴を色濃く反映させられていたが、その肉体を構成している材質が滑らかで硬質的であり、ロボットの様な無機質な印象を与えていた。
語弊を承知で名前をつけるならば、兎ゴリラ型ロボットだろうか。
そのロボットが赤い女性に襲い掛かる。
「しまったっ!?」
赤い女性は突如として現れた黒を基調としたデザインの違う学生服を着た正体不明の二人組、直樹と真依を見て警戒していた。
故に、ロボットの攻撃を回避出来ず、ロボットの巨大な片腕でガッシリと鷲掴みにされてしまった。
「逃げなさいっ!狙いは貴方達C級よっ!」
C級とはお揃いの白い服を着ている人達の事である。ロボットがその彼らが狙っている事に気づいた女性が叫んだ。
女性が襲われた事を見て、背後で立ち竦んでいた人達の多くが我先にと逃げ出した。
残っているのはほんの2名の幼い少女と青緑の服を着た男性だけであった。その残った3名もまた、ロボットに対して有効な動きが取れ無かった。
そこまでを確認して、直樹が動いた。
足場にしていた屋根の瓦が粉砕されるほどの踏み込みを持って、女性を捕らえたロボットに接近した。
「ちょっと!」
「なっ!?」
唐突に足場が少し崩れ、揺れた真依の抗議と、高速で接近した直樹に驚いた赤い女性。二人の声がしたが、直樹は一切の反応を示さなかった。
ロボットが直樹に反応して動く前に、直樹の右腕の手刀が振り下ろされ、ロボットの巨大な腕をズタズタに引き裂いた。
唐突に巨大な腕の片方が取れた事でバランスを崩すロボットの胴体に、追撃の回し蹴りが炸裂する。
蹴りを受けた胴体が、その衝撃に耐え切れずに爆散し、残ったパーツが数十メートルほど離れた位置まで吹き飛んだ。
その衝撃的な光景を見た真依以外の人達は、驚きすぎて声も出なかった。
「何や案外脆いなぁ」
直樹の呑気なセリフが、静寂に包まれた住宅街の一角に響き渡った。
直樹は、ロボットの装甲を見て相当な硬さだと考えた上で、全力の呪力強化による攻撃を行っていたが、直樹の想定よりも硬くはなかった様だ。
その言葉に最も大きな衝撃を受けていたのは、助けられた赤い女性だった。
(あれが脆いですって!?冗談じゃない!!)
赤い女性は、心の中でそう叫んでいた。
彼女は、直樹が来る直前に同じ様なロボットを一体倒していたが、自分が持つ武器では相手の装甲を破壊する事が出来ず、弱点を突く事でようやく倒した。しかし、その攻防で片足を失うという少なく無いダメージを負っていた。
そんな自分が苦戦した相手を、たった二回の攻撃で完膚なきまで破壊し尽くした正体不明の人物に対して、元々高かった警戒心が更に膨れ上がる。
「ちょっと待っといて下さいね、すぐ片付けるんで」
ロボットの腕の残骸に掴まれたままの女性を放ったまま、直樹が残り二体となったロボットに向き直る。
ロボット2体が同時に距離をとり、背中からジェット噴射の様にエネルギーを噴射して上空へと舞い上がった。
そして、上空に浮かび上がった状態から口を開き、そこからエネルギー弾を撃ち出した。
「そんな事出来るんかっ!?」
驚きながらも砲弾を回避して、周りを巻き込まない様に、人がいない方へと移動した直樹。
そんな直樹を援護する様に、真依がロボットに向けてリボルバーを発砲する。発射された弾丸はロボットの肩部分に当たった。しかし、装甲に傷一つつける事なく甲高い音を立てて弾かれた。
「チッ、何よ硬いじゃない」
その結果を受けて毒づく真依。直樹が簡単に破壊していた様に見えたので、銃弾で少しぐらい傷つくかと思っていたが、簡単に弾かれてしまった。
「口の中にある目を狙って下さい!そこが弱点です!」
それを見ていた青緑の服を着た男性が、真依に対して助言をした。
「そういうのは早く言いなさいよね」
文句を言いながらも狙いを変えて射撃する真依。
ロボットは口を開けたまま、防御する事も回避する事もしなかった。
弾丸は狙い誤らずに弱点となる部位に着弾した。が、しかし、またしても甲高い音を立てて弾かれてしまった。
「なっ!?」
「えぇ…弱点でも何でもないじゃない」
その結果に驚く男性に対して、真依がまたしてもぶつくさと文句を言った。
しかし、男性はそれに反応する余裕は無かった。今の結果に対して驚き、思考がそれに奪われてしまっていたからだ。
(どういう事だ!?目玉はトリオン兵の弱点のはず!銃弾を喰らって無傷だなんて!?)
しかし、この男性は重要な事実知らなかった。
このロボット達はトリオン兵と呼ばれる戦闘兵の一種であり、名前の通りトリオンというこの世界独自の生体エネルギーを使って作成されている。
そして、そのトリオンの重要な性質として、トリオンにより作られた存在は、トリオンを用いた攻撃でしか傷を付けられない性質を持つ。
トリオン兵はトリオンでしか傷付けられない。しかし、直樹は破壊した。
その理由は呪力にあった。
呪力は人の負の感情から生み出されるエネルギーである。そして、その呪力の塊である呪霊を、唯一傷付けられるエネルギーでもある。
トリオンという生体エネルギーと、トリオンでしか傷つかないトリオン兵。呪力という生体エネルギーと、呪力でしか傷つけられない呪霊。
この共通の性質を持つエネルギーが、世界を超えて交わった結果、呪力を纏った攻撃でトリオン兵を傷付ける事に成功した。
しかし、真依が撃った銃弾は呪力を用いない通常の弾丸だったので、トリオン兵に傷付ける事が出来なかった。
男性は、自身が知っているトリオンに関する常識的な知識から、直樹と真依がトリオンを用いて戦っていると考えていた。
しかし、実際にはトリオンを一切使用せずに戦っていた為に、真依から文句を言われる様な事態になったのだ。
その様なやり取りを置いて、直樹が次の行動に移った。
自身の左右にワームホールを作り出し、そこに両腕を差し込む。
ワームホールは、空を飛びながら砲撃を行なってくるトリオン兵2体、その弱点となる口内の目玉付近に出現した。
そして次の瞬間。2体のトリオン兵は回避する間もなく飛び出してきた直樹の貫き手により弱点を突かれた。
目玉を貫き、頭部の奥まで届いた腕が素早く引き抜かれる。
急所を破壊された事により行動を停止して堕ちるトリオン兵達。
しかし、その行動は更なる警戒を抱かせてしまった。
「動かないで!」
捕らえられていたはずの赤い女性が、いつの間にか抜け出して直樹に向けて拳銃を向けていた。
片足が無いながらも、残った片足でバランスをとって体を起こしていた。
拳銃を向けられた直樹が、無抵抗をアピールする為に両手を挙げる。
直樹が警戒され銃を向けられるのには相応の理由があった。
それは、直樹の使った夜の炎を使ったワームホールにある。
実は、トリオン兵による襲撃の際、トリオン兵はゲートと呼ばれるワームホールから出現する。
このゲートと夜の炎のワームホールは、どちらも空間に黒い円形の穴を開けており、外観が非常によく似ている。
その為、赤い女性はワームホールを作り出した直樹を敵側の人間か疑っていた。
それでも、疑いで済んでいたのは、直樹が自分をトリオン兵から助けたからであった。
「貴方は敵?それとも味方?」
故に、直接的な問いを直樹に投げ掛けた。
「味方のつもりですよ?」
(現段階では…やけどな)
そう心の中で付け足した。
直樹がこの世界に来たのは真依の為である。
来た直後に戦闘中が起きており、人が怪物の様なロボットに襲われる構図が、呪霊に襲われる人を彷彿とさせたので咄嗟に助けた。
しかし、この世界の人間を直樹は何も知らない。
例えばだが、この人達が実は超極悪人の集団、もしくはその手先であった場合。実はロボット側が正義の集団である事すらあり得た。
(それに、何やこいつの体…?)
そして、この女性の体もまた、直樹が警戒心を抱く要因の一つである。
赤い女性は片足を失っている。普段なら直樹は、すぐさま反転術式で治療を行い、恩を売ろうとしたであろう。しかし、直樹には今、木虎の体を治療出来る確信が無かった。
何故ならば、木虎の肉体が生身とは程遠かったからだ。
切断された足の断面からは血は一滴も出ておらず、代わりに黒い煙が漏れ出ていた。
そして、煙で見え隠れしている断面は人間の体のものでは無かった。本来、骨や血管が見えるはずの場所に管の様な物が通っており、そこから煙が出ていた。
直樹が考えている通り、木虎を含めたこの世界でトリオン兵と戦っている人達の体は生身の肉体では無く、トリオン体というトリオンで出来ていた。
木虎の体から漏れ出している黒い煙は、トリオンエネルギーそのものである。
人の様に見える何かと、怪物の様なロボットの争いが行われている世界。
だからこそ、赤い女性が直樹のことを推し量っている様に、直樹もまたこの世界の人間を推し量っていた。
全ては、真依がこの世界で不自由の無い生活を送れる様にする為に。
「
青緑の服を着た男性が、赤い服の女性の名を叫んだ。それは、自身の立場から木虎の行動を制止する為にかけた言葉であった。
「
「木虎の方こそっ!?」
「私は冷静よ。助けて貰ったからといって必ずしも味方とは限らないわ」
青緑の服の服を着た三雲と呼ばれた男性と、木虎が言い争う。
木虎は落ち着いた様子で、言い争いながらも拳銃を下ろす事はしなかった。
「どうするのよ直樹。
「ちょっと待とうや真依姉さん」
未だに屋根の上にいる真依が、拳銃を木虎へと向けて物騒な発言をしたが、それを直樹が制止した。
女性二人が銃を向け、男性二人がそれを制止した結果、膠着状態に陥った。
その状況の中、静かに、直樹達に気付かれない様に動いていたのは木虎だった。
実は、トリオン体には内部通信機能が存在しており、その機能を用いて自身達が所属している組織の本部へと連絡していた。更に、その通話は思念により行われる為、周囲の人間に把握される事がないという秘匿性を持っていた。
(本部へ。所属不明の存在と接触しました。現段階では協力的ですが、ゲートらしきものを発生する能力を持つ模様、どう対応しますか?)
(それ以上敵対行動をせず待機してくれ。今そちらに
(木虎、了解)
木虎が受けた本部からの指示を受けた直後、木虎の耳に車の走る音が聞こえてきた。
車の音が徐々に近づいてきて、その姿も見えた。
現れたのは屋根が無いオープンカー型のジープだった。
ジープには三人の男女が乗っている。
ジープを運転している茶色の短髪で筋肉質な男に、その横の助手席に座っている黒髪で顔立ちが整った男性。そして、後部座席で立ち上がっている明るい茶髪のショートヘアの女性。
三人組は他の人員とは違い、服装に統一感が無かった。運転手は灰色を基調としたどことなく軍服をイメージさせる服で、黒髪のイケメンは青いジャケットに黒いズボンで、女性が黄緑色を基調とした体に密着する様なボディスーツの様な服を着ていた。
この三人組が本部の通信にあった玉狛第一という部隊であった。
新たに登場した三人組。それに対して直樹の警戒度が上がる。
「待たせたな木虎。とりあえず銃を下ろせ」
「は、はい、
黒髪の男性、烏丸からの指示に若干吃りながらも素直に従い銃を下ろした。
それを見て、戦闘の気配が遠のいたのを感じた真依も、警戒はしつつも銃を下ろした。
「俺達には君達と交渉する意思がある。とりあえずお互いの事情から話し合わないか?」
ジープを運転していた筋肉質な男が直樹達に話し掛ける。
それを聞いた二人がお互いに目配せして、一つ頷いた。
そして、代表して直樹が応答し始める。
「分かりました。交渉しましょう」
「ありがとう。俺は
「俺は禪院直樹です」
順調に自己紹介が進む。
「早速だが、君達がこの世界に来た理由が聞きたい。君達は何を目的としてこの世界に来たのか」
木崎から単刀直入な質問が行われた。今現在も戦闘は続いている為に、出来るだけ素早く交渉を終わらせたかったからだ。
「俺は、あっちにいる姉さんの移住先を探してこの世界に来ました」
真依を指差しながら直樹が答えた。
「移住?亡命という事で良いのか?」
「まぁ…そういう受け取り方でも問題ないです」
「なるほど…」
直樹の言い分に一定の理解を得て、納得する様に、何かを考える様に頷く木崎。
木崎は、というよりも玉狛第一は交渉中にも通信機能を用いて、直樹に内緒で会話をしていた。
(どう思う?俺は今の所問題無いと思う。木虎も助けられたみたいだしな)
(俺も大丈夫そうだと思います。
烏丸に話を振られた女性、小南
(私も大丈夫だと思うわ…勘だけど)
(
木崎がここにはいない迅
(大丈夫だよ、絶対に味方になって貰った方が良い。俺のサイドエフェクトがそう言っている)
迅がそう断言した。
迅にはサイドエフェクトという特殊な力があった。サイドエフェクトは個人によって能力の多様性や強弱は様々だが、その中でも迅の持つ能力は破格のものであった。
未来視。それが、迅悠一の持つ神の如き力の名前である。
この力を持って様々な困難を前もって把握し、乗り越えていた。
その力を持つ迅が断言したという事は、それだけ重要な意味を持つ言葉であった。
迅の言葉を信用した木崎が、直樹の言い分に納得して交渉を続ける。
「君達がこの世界に来た理由は分かった。君達の亡命を受け入れる準備がこちらにはある」
木崎が亡命を了承する言葉を発した。
直樹が少しだけ安堵した。これで、真依の安全はある程度保証出来たからだ。
しかし、依然警戒状態は維持していた。それは、彼らが善人なのか悪人なのか、どういうスタンスの人間であるか未だに判明していないからだ。
「だが、条件がある」
「聞きましょう」
当然のことだが、木崎の所属している組織も
直樹もその事に対して特に思う事は無い。呪術師としても、人間としても、無料で何かを施して貰えると思うほど甘い考えはしていなかった。
「今現在、この街は侵攻を受けている。この街を守る為に協力して欲しい」
「良いですよ」
真剣な表情をした木崎の重い提案に対して、恐ろしく軽い返答をした直樹。
その対照的な態度に木崎が少しだけ不安になる。
「…良いのか?」
「良いですよ」
戸惑いから再度聞き直した木崎だったが、返答は一切変わらなかった。
直樹の人を見る目は様々な異世界に行った事によりある程度肥えている。
そんな直樹から見て、木崎の言葉に嘘は無さそうであった。そして、その前にあった木虎がC級と呼ばれた人達を逃がそうとした姿からも、彼らが悪い人間である確率はほとんど無いと考えていた。
「じゃあ…よろしく頼む」
「はい、よろしくお願いします」
こうして、直樹達と木崎達の始めての交渉は穏便に終了した。
しかし、戦いはまだまだ始まったばかりである。
いかがだったでしょうか。今話も楽しんでいただけていると幸いです。
今回も後書きは長くなったので、興味の無い方は流し読み推奨です。
まず、あらすじに追記した事から話させて下さい。
実は、初期構想の段階では直樹と真依がグラブルの世界に行く予定でした。そして、グラブルの世界での話は一切書かずに、「真依は無事に異世界で生活出来る様になりました」ぐらいの少ない文章で済ませるつもりでした。なので、あらすじにはクロスオーバー要素は少ないと書いておりました。
しかし、真依と真希の関係や、独白などを含めた真依の心情などを書き続けた結果、そんな味気ない文章では駄目だろうと思い、数話の予定ですが書かせて頂く事に決めました。
前書きでも書きましたが、呪術廻戦の二次創作を読みに来て頂いている皆様には大変申し訳無い気持ちでいっぱいです。
さて、申し訳無い気持ちはあるのですが、ここからは話を変えて異世界「ワールドトリガー」の話をしたいと思います。
まず、異世界転移の舞台にワールドトリガーを選んだのは幾つかの理由があります。
一つ目、大前提として、異世界人を受け入れる下地がある事になります。知ってる方も多いと思いますが、ワールドトリガーは日本の三門市という架空の都市の話です。その三門市を防衛するボーダーと呼ばれる組織に所属する主人公が、ネイバーと呼ばれる異邦人の友人を作ったり、今回の話にある様に、別のネイバー達からの侵攻から街を防衛したりするお話になります。なので、世界観として、異世界人である直樹達を受け入れる下地がある事が大きな理由になりました。
二つ目に、ある程度安全が保証された上で、真依の生活基盤を作り易い事になります。ワールドトリガーの世界は戦闘こそ激しいですが、メインキャラクターが死ぬ危険性は少ない(自分から危険に飛び込む場合は除く)ので、真依の安全が確保し易いと考えました。
そして、上でも書きましたがボーダーという組織がワールドトリガーにはあります。将来的に、そこに真依を所属させる事により、真依が異世界でも不自由なく生活できるだけの生活基盤を保証出来ると考えました。
三つ目として、独自設定にもなりますが、トリオンと呪力、トリオン兵と呪霊に共通点を見出したからです。作中で説明しましたが、個人的にこの二つは非常に似ていると考えました。なので、クロスオーバーした上で戦闘を行なってもある程度納得出来るかなと考えました。
四つ目の理由は、めちゃくちゃメタい話になります。それはワールドトリガーが呪術廻戦と同じジャンプ系列の作品であり、そして何よりワールドトリガーに知名度があることです。
正直、上の三つの理由だけならば、「小説家になろう」様に掲載されている様な、ほのぼの系異世界に転移すればだいたい解決する問題であります。しかし、そういう世界に転移した場合、読者の方が知らない可能性が高いことと、戦闘が起こりづらい為に、そもそも話を膨らませずらいと考えました。
こういう事を考えた結果、最終的にワールドトリガーの世界での話を書く事に決めました。
さて、長々と書かせて頂きましたが、ここまで読んで頂き本当にありがとうございます。
次話も楽しみに待って頂けると幸いです。