ファン3号 あのバンドとの出会い編(Bocchi meets fan of 3)   作:strawberrycake

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最近読み始めたぼざろ二次創作の虹夏ちゃんと喜多ちゃんの可愛い仕草に触発されて、そしてトゥイッター経由で感想をくれる読者からの楽しみにしてますエールを受けて執筆モチベーションを維持しております。(ありがとうございます!)

ただ、執筆速度が遅い故に中々更新できずにすみません!


そして、今回は最初に断っておきます。
今回はガチでハーレム展開な面がかなり強めです。

かつ、会話シーンが多いためいつもと比べて文字数多めです!


できるだけ読者を嫉妬させすぎないようにと配慮はしてきたものの、今回からは話の内容的に避けられない為にこうなりました(汗)

今後も話の関係上ハーレム展開は避けられないので、そういうのが大丈夫な方のみ今後もよろしくお願いします(苦笑)

(何なら、4話も実は結束バンドとオリ主の会話シーンも裏で書いてましたが、上記の配慮によりボツになっております…)


あと、今回のおまけは少し原作ネタを廣井…拾っているので、読書の際にはご注意ください!


いつも前置き長めですみませんが、第5話をご覧ください!


(P.S. 最近遂に御茶ノ水駅の発車メロディーがIKST化されて寂しい…仕方ないけどね)


2025.7.13 発狂後のぼっちちゃんの台詞を微加筆
(公式のショート動画「ぼっち・ざ・ぷれいばっく! #08」で「早くギターで食べられるようにならないと」の後に「私はニート」と言ってる事が判明した為)




第5話 エソラ 〜人それぞれの音楽トーク〜

 

 

-前回のあらすじ-

きくりさんに貸していた千円を回収するだけのつもりが、いつの間にかライブの打ち上げに僕まで参加することになった。

 

 

「「「「「「「かんぱーい!」」」」」」」

 

「ライブよく頑張った 今日は私の奢りだから飲め」

 

「お姉ちゃんありがとー! あたしたち飲めないけどー」

 

「観客の私達の分まで奢ってくれる先輩好きぃ〜(星歌に抱きつき)」

 

「僕まで勝手に巻き込まないでください!?」

 

「お前らは自腹だよ!くっつくな!」

 

「打ち上げにこうして呼んでくれただけでも有り難いのに、これ以上迷惑をかけるわけには…」

 

「えー、奢ってくれると思ったから参加したのにぃ〜…」

 

「きくりさん…(汗) もしやこの前ライブで機材壊した一件がまだ尾を引いてるんですか?」

 

「うっ!!」

 

「図星ですか…」

 

「ええっ!? 機材壊したって、どういう事なんですか?(戸惑い)」

 

「あぁ、少し前にこの人、酒に酔って山手線の○○駅の改札付近で遭難しててね」

 

「僕が保護したんだけど、その時に経緯を聞いたらライブ中に機材壊した現実逃避で彷徨ってたって言うから、軽く引いたよ…」

 

「えぇ…(ドン引き)」

 

「その話は私も聞いた。 確か新宿FOLTでバンドメンバーと待ち合わせてコイツを送り届けたって話だったよな?」

 

「はい、そうです」

 

「ただ、そのおかげで新宿から下北沢まで乗り換え無しで行けるルートが出来たから、そういう意味では感謝ですけどねー?(苦笑)」

 

「あの時は階段から転がり落ちた衝撃で私でも何が何だか分からなくなっちゃってさ!」

 

「でも、鈴と偶然再会したことで助かったよー!」

 

「お前なぁ…」

 

「私ってロックのことまだぜーんぜん理解してないみたいです…」

 

「多分理解しなくても大丈夫かも?」

 

 

とりあえず、こんな感じで振られた話題に関して受け答えするだけの状態ではあるけど、きくりさんの事も含めてこの飲み会、なんとか乗り切れるだろうか…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪ ♪ ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ライブ、最後は大盛り上がりでよかったねー!」

 

「観客10人くらいでしたけど」

 

「でも、その人たちは全員満足してくれたじゃん!」

 

「ですかね?」

 

「それに、鈴だって最後泣いてたじゃん!」

 

「きくりさん、見てたんですか!?」

 

「もちろーん!」

 

 

やっぱりこの人、人だけは見る目あるな…良くも悪くも(汗)

 

 

「あ、あはは…ま、まあ、恥ずかしながらもね///」

 

「いろんな観客が居るなかで、音夏さんだけは私達の演奏を順番に終始目で追ってくれていた」

 

「あの時私、とても嬉しかったんです!」

 

「路上ライブの2人の演奏から4人に増えた演奏を楽しみにしてたから、そのワクワク感がリョウちゃん達にも伝わったのかな…?」

 

「間違いなく伝わってきましたよ! 私はボーカルとギターの両方をしなきゃいけない中でかなりのプレッシャーを感じてましたけど」

 

「音夏さんが真剣に私達を見てくれていたおかげで、最後まで無事歌いきることができました! ありがとうございます!」

 

「それは私も同じです! ありがとう、音夏さん!」

 

「ど、どういたしまして…! 僕がみんなの支えになれたみたいでよかった(照)」

 

「まあ、序盤は少しヒヤヒヤしたけどね…(苦笑)」

 

 

でも、最後まで信じて本当に良かったと今でも思う。

 

 

「あはは…」

 

「まっ、続けてればどんどんファン増えてくよ」

 

「次のライブでも頑張れよ。ちゃんとノルマ代は払ってな」

 

「最後のセリフさえなければ感動したのに」

 

「ぼっちちゃんも今日はすごい頑張った」

 

「って、えっ! 真っ白に燃え尽きてる!?」

 

「ええっ!?」

 

 

さっきからなんか物足りないような違和感があるようなと思ったら、ひとりちゃんがグッタリしてたからか!!

 

昔は存在感薄かった某主人公のように存在感薄くしてた(?)せいでガチで気が付かなかった…ごめんねひとりちゃん!

 

 

「ぼっちちゃん、灰にならないで!」

 

「僕はもう疲れたよ…」

 

「それ違うやつ!」

 

「確かにまあ、2曲目に入る前のソロ演奏はかなり勇気がいる行動だったよね。アレでライブの雰囲気ガラッと変わったし」

 

「そうだよぼっちちゃん! だから元気だして!」

 

「あのアドリブに関してはよくやってくれたと私も思う」

 

「でもその反動でかなり疲れちゃったのね、きっと…(汗)」

 

「でも、いつまでもそんな状態で居たら、せっかくの打ち上げの時間が勿体ないぞ?」

 

「ほら料理、好きなの頼んで!」

 

「あっ、は…はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪ ♪ ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぼっちちゃん何にする? あたしは唐揚げ頼みたいかな〜!」

 

「あっ、い…いいですね」

 

(※ドリンクを写メっている喜多ちゃん)

 

「ねえ、それって…」

 

「ん? イソスタです! 私大臣なので!」

 

「大臣…? それってさ、何が楽しいの?」

 

「えっ? 楽しい気持ちのおすそ分けって言うか、友達が楽しそうだと楽しくないですか?」(キターン!)

 

「!?」

 

「いいぞー! 喜多ちゃんパワーでお姉ちゃんのひねくれ体質を浄化しちゃえ!」

 

「ひねくれ? 店長さん優しいじゃないですか!」(キタキターン!)

 

「ヤメロ…シヌ…」

 

 

なんか今度は店長さんの方が灰になってる…喜多ちゃんパワー恐るべし(苦笑)

 

 

「あ、あの…決まったのでメニューどうぞ」

 

「ありがとう!」

 

「えーっと、じゃあ私、アボカドとクリームチーズのピンチョス!」

 

「えっ!」

 

「あとスパニッシュオムレツのオランデーズソース添えください!」

 

「なんて?」

 

「このオムレツオランデーズソースのやつです」

 

「オランダ?」

 

「いーねいーね! どんどん頼もう!!」

 

「よ、よく噛まずに言えるね?」

 

「日々ボイトレをしているからかもしれません! おかげさまで歌の歌詞はもちろん、長い注文なんかもスラスラ言えるようになりました!」

 

「へぇ…やっぱり日々訓練している人は違うねぇ…!」

 

「ありがとうございます! 私はみんなとは違って初心者からのスタートですし、少しでも後藤さんや先輩方に追いつかないとって思ってるんです!」

 

「ところでぼっちちゃんは? 何頼む?」

 

「ひとりちゃん、大丈夫?」

 

「ああ音夏さん、あまり気にしなくて大丈夫ですよ? いつも何か考え事をしているだけみたいですので!」

 

「な、なるほど?」

 

「何を考えているのかさえ分かればいいんですけどねー…」

 

 

なんかバンドのみんな、やけにひとりちゃんの事について詳しくないか?

 

それにしても何か考え事かぁ…あれっ、意外と僕って、ひとりちゃんと似ているところが結構ある?

 

 

「ぼっちちゃん?」

 

「あっ、じゃあ…マ…マチュピチュ遺跡のミシシッピ川グランドキャニオンサンディエゴ盛り合わせで…」

 

「ふむふむ…マチュピチュマチュピチュ…」

 

「…って あん? どこだ? んん…?」

 

「あ…間違えましたフライドポテトです」

 

「どんな読み間違えだよ」

 

 

おっ、長い注文をスラスラ言う喜多ちゃんに対抗か?

 

ひとりちゃん、可愛すぎないか?(笑)

 

まあ、マチュピチュを噛まずに言えた時点であるギターの子には勝っていると思うから、そこは自信持っていいのかも?

 

 

「私は酒盗…」

 

「君いくつ〜?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪ ♪ ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところで音夏さんって、何か楽器をやっていた事はあるんですか?」

 

「僕? 一応、あるにはあるよ」

 

「あるにはある…?」

 

「け○○ん!っていうアニメの主人公に影響されて大学時代にギターを始めたんだけどね? これが難しくて挫折して、新入生ランダム編成バンドで一度弾いたのみですぐやめちゃったんだ」

 

「ええっ、せっかくギター買ったのにですか!?」

 

「中古で買った初心者用の安いギターだったから、それほど痛手な出費ではなかったし問題はないよ」

 

「問題ないって…安いのでも数万円はしたはずですよ!?」

 

「でも、周りに他に弾く人も居なかったからどうしようもなくて…」

 

「そのギター、まだ家にあったりするんですか?」

 

「えっ、実家の押し入れにしまい込んではあるけど、一応残ってはいるよ? 暫く放置しているから傷んでるかもしれないけど…」

 

「楽器というものは弾かずに眠らせておくのは勿体無いです。 もし今後も弾く予定がないというのなら、今はお金は出せないですがここは私が…」

 

「こーらーリョウ! どうせ楽器のコレクション増やしたいだけでしょ? それでファンの人に迷惑なんてかけないの!」

 

「何故バレたし」

 

「何年の仲だと思っとるんじゃい」

 

(その手…ギター演奏に向いた細長くて大きな手なのに勿体ないな…)

 

「ん? ひとりちゃんどうかした?」

 

「あっ、な、ななな何でもないです!(汗)」

 

「その、手…ギターに向いてる細長い大きな手だなって思っただけで…(汗)」

 

「言われてみれば、音夏さんの手はギターやベースに向いてる大きくて細長い手…本当にもう弾く気はないんですか?」

 

「えっ、僕のこの手がギターに向いてるの?」

 

「手が大きくて細長い人は、ギターやベースを弾くのに適した手なんです」

 

「なるほど…それは初めて知ったけど、様々なコードを覚えた上でさらにそれを使いこなすのが本当に難しかったから、多分色んな曲を弾きこなすのは難しいなぁ…って」

 

「分かります。 私も最初はFコードとか難し過ぎて『ギター辞めます!』なんて叫んじゃったこともあったんですよ! ね、後藤さん?」

 

「あ…あの時はガチで解散の危機かと思いました…」

 

「それほどまで!? あ、あの時はまだ後藤さんの性格や体質まで色々知らなかったから本当にごめんなさい!」

 

「あ、い、今は気にしてないので、だ、大丈夫です…」

 

「ところで、さっき言ってたランダム編成バンドでは何の曲を弾いたんですか?」

 

「え? ASIAN KUNG-FU GENERATIONの『リライト』っていう曲だけど…」

 

「それ結構有名な曲ですよね!? あたしもいつかドラムでアレンジしつつ叩いてみたいなって思ってた曲で!」

 

「私も知ってます!」

 

「あっ、初心者から中級者向けの曲…」

 

「なかなかの良曲…ちなみに今でも弾けるんですか?」

 

「多分無理だね…新入生ランダム編成バンドの本番以来あれから一度も弾いてないから」

 

「確かどの楽器でも初心者向け辺りの曲だったはずですし、もしかしたらぼっちちゃんに教えてもらったらまた弾けるようになるかも?」

 

「いいですね! 後藤さん、初心者の私でも理解できるように丁寧に説明してくれますし、一度弾いたことがある曲ならすぐにまた弾けるようになるはずですよ!」

 

「あっ、はい…もしあれなら…お、教えることは可能です」

 

「みんな無理強いは良くない。音夏さんとしては、もしぼっちの指導があれば再び弾けるようになりたいですか?」

 

「か、考えておきます…!」

 

「お、前向きな姿勢いいねー! もし望むのならならお姉さんも手取り足取り教えられるよー?」

 

「きくりさんも!? というか、ただの一ファンがタダでみんなからギターのレッスンしてもらっていいんですか!?」

 

「んー? 私は構わないよー? ギターやベースを弾く人は応援したくなるし!」

 

「望むなら私もベースだけど、ギターを教えることはできます」

 

「そしてあわよくば売れるギタリストになったら出世払いでレッスン料を痛っ!!(汗)」(虹夏に叩かれ)

 

「リョウー? お金ないからって失礼なこと考えないの!」

 

「ごめんなさい…(涙)」

 

「そういや、アジカンで思い出したけど、君たちって全員アジカンのバンドメンバーと丸々苗字が同じだったりするよな」

 

「えっ、結束バンドの4人が!? アジカンのバンドメンバーの名前までは覚えていなかったから気が付かなかったけど…」

 

「言われてみれば全く同じですね!? 後藤さんに伊地知先輩、リョウ先輩は苗字が山田で、私は喜多…」

 

「私はなんとなーく気がついてはいたんだけど、バンドミーティングとかでも話題として話すことは今までなかったね!」

 

「私は知ってた」

 

(き、喜多さん以外は名前呼びだったから気が付かなかったけど、確かに全員同じだ…!!)

 

「ほ、本当だ!! 全員おんなじじゃん!!! もはやここまで来ると奇跡の結束じゃないか!?」(ウィ○○ディ○見ながら)

 

「あはは…そうかもですね? 前にも話した通りに結束バンドはこれまで奇跡の連続で成り立ってますし…」

 

「そう思うと、台風を除く今までの結束バンドに関する一連の出来事は、起きるべくして起きた必然の出来事なのかもしれない…」

 

「こんな必然レベルの偶然ってあるものなのか…そういや僕がひとりちゃんと初めて出逢ったのも奇跡的な偶然だったし…」

 

 

ひとりちゃんの異常変形にびくともしない周囲の人々で薄々おかしいとは思ってたけど、超低確率であるはずの苗字被りをここまで見事に引き当てているなんて…

 

この世界、実は何かの物語の中にあってご都合主義的に操作された世界とかなんじゃないか?(※何を今更ry)

 

なんて事まで考えてしまうな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪ ♪ ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世界に関する哲学的な事をふと考えてしまったせいなのだろうか…?

 

フラグとも言わんばかりに、まさか例の異常的な現象が再び起きる事になろうとは…

 

 

それは、結束バンドのメンバーや大人組たちといつの間にか話が盛り上がる中、急にトイレに行きたくなった時のことだった。

 

 

「ごめん、ちょっとトイレ!」(トイレへと向かい始めて)

 

「ギターで食えないとニート…」

「手に取るように分かる人生ゲーム…」

 

「ひとりちゃん…!?」

 

 

な、なんか変な言葉を発しながら自分の世界に入ってる…!!?

 

と、とりあえず下手に本人の思考に呼びかける前に、まずはひとりちゃん有識者の(?)バンドメンバーに相談した方がいいのかな!?

 

 

「会話に水を差してごめん! なんかひとりちゃんがさっきから変なことをぶつぶつ言いながら気絶?しているみたいだけど、あれって大丈夫…?」

 

「あー、恐らくいつもの『自分の世界の殻に完全に閉じこもっているパターン』ですね?」

 

「ああなってしまうと外との会話が全てシャットアウトされてしまうので、自力でしかこっちの世界に戻って来られなくてどうしようもないんですよ?」

 

「何その設定!? というかなんでそんなにひとりちゃんについて詳しいの!?」

 

「そういえば音夏さんにはまだ話してませんでしたね。 実は…」

 

 

「ひいいあああああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

 

「ぼっちちゃんまたいつもの発作か!?」

 

「えええええええ!? ひとりちゃん大丈夫!!?」(慌てて駆け寄り)

 

「へぇ〜やっぱりこれいつもの事なんだ〜!」

 

 

なんと、ひとりちゃんが突然悲鳴をあげて倒れたと思いきや、ひとりちゃんと顔見知りになるキッカケにもなった顔面崩壊が再発したのだ!!

 

 

「ハヤクギターデタベラレルヨウニナラナイトワタシハニート…」

 

「と、とりあえず救急車!!!」

 

「あああ!! 紙やすり使えば治るので呼ばなくて大丈夫ですよ!?」

 

「怖いんだよな、ぼっちちゃんのこの顔」

 

「ハヤクギターデタベラレルヨウニナラナイトワタシハニート…」

 

「そうですか? 結構味があると思いますけど」

 

「うんうん」

 

「マジかよ…」

 

「ハヤクギターデタベラレルヨウニナラナイトワタシハニート…」

 

「ごめん、もう119かけちゃっt…」

 

『ポーン 午後…』

 

「…あっ、慌てて間違えて117にかけちゃったので大丈夫です()」

 

 

再びこの世界の恐ろしいものを見てしまって○ぬほど焦ってしまったが、これも慣れてしまえばそれまでなのだろうか…?(汗)

 

とりあえず、僕自身ひとりちゃんとの初対面の時と比べてなんとか気絶せずに耐え切れるようになったのは成長と捉えていいのかな…?(苦笑)

 

そして僕が戸惑っているうちに、いつの間にかリョウちゃんと喜多ちゃんが共同作業でひとりちゃんの顔を修復し始めたようで…

 

 

「紙やすりちょうだい」

 

「毎回この作業大変ですよねー」

 

「僕は何を見せられてるんだ…?(汗)」

 

「ヤバッ、ミスったかも…」

 

「大丈夫ですよ。 ここをこうして…ほら!」

 

「手慣れてんな」

 

「ええっと…虹夏ちゃーん?」

 

「はーい!」

 

(※なにが悪いー?) ←時代が違うのでこのパロディやめてください!(警察官風)

 

「これってひとりちゃんと接していく上で覚えていかないといけない事なんですかー?」

 

「よいしょ…面長すぎない?」

 

「あはは…確かに最初はびっくりしますよねー…」

 

「えっ? だいたいこんな感じですよ!」

 

「でも、そのうちに慣れると思うので、それほど心配する事はないですよ!」

 

「あっ、ありがとうございます。 あっ…」

 

「とにかく慣れればいいんですね?(汗)」←微洗脳

 

「やっ、やっぱりもう少し修正していいですか?」

 

 

そんなこんなでひとりちゃんの顔が元通りに修正された後、僕は喜多ちゃんと虹夏ちゃんからある程度詳しい話を聞いた。

 

かいつまんで説明すると、どうやら2人でひとりちゃんの家に訪問した際に胞子分解(!?)して飛び散ったひとりちゃんの一部を吸い込んでしまったらしく、その後遺症としてひとりちゃんと全く同じ体質に変化してしまったらしい。

 

その為、当人に強い負の感情が現れると発生するらしい謎の生理現象の全てを自ら体験できるようになった事により、僕にとっては不可解すぎる現象のほぼ全てを説明できるようになったという感じなようだ。

 

と、簡単に説明できるくらいには状況を理解したものの、まだ受け入れ切れてない自分が居るのも事実だ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪ ♪ ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、虹夏ちゃんが席を外した後、打ち上げの話題は僕自身の趣味は何かという話になり、アウトドア面で電車のお出かけとインドア面でけ○○ん!の二次創作小説執筆を話したら、きららアニメ好きのリョウちゃんが後者の話題に食いついてきた。

 

 

「ここが『もしも○か○ガー○ズがN○○大学に入学したら?』の小説を載せてるブログのURLで…」

 

「け○○ん!のその後の物語が二次創作とはいえ描かれているのはかなり貴重…後でじっくりと読ませて頂きます!」

 

「あはは、ありがとう。 ここまで僕の二次創作の小説に興味持ってくれる人は珍しいから、僕としても嬉しいな」

 

「これだけ二次創作の小説を書けるほどの発想力があるのなら、作詞としてのネタなんかも浮かびそう…!」

 

「!?」

 

「もし音夏さんが結束バンドに向けて歌詞を書き下ろすなら、どんなものを書いたりしますか?」

 

「と、突然言われても…」

 

「いいですね、それ! 今の時代は別のアーティストが曲を書き下ろすシンガーソングライター的に出来上がった曲なんかもありますし、面白そうですね!」

 

(もしや音夏さんの歌詞の方がいいって話になれば、作詞担当としての私の立場がなくなる!!?)

 

(そうなってしまったら私、作詞担当として頼りないで賞として結束バンドを脱退させられてしまう!!!??)

 

「そ、それはそうでも、こんな話をしたらひとりちゃんの作詞担当としてのアイデンティティが保てなくなりそうで…って、と、溶けてる!!?」

 

「あー…後藤さんの前でこんな話をするのはリスクだったかもですねー…(苦笑)」

 

「溶けるのは顔面崩壊とは違って自然に元に戻りますし、復活も早めだから心配ご無用」

 

「顔面崩壊よりも復活早いものなの!!?」

 

 

どうやら僕がこの不可解な生理現象に慣れる日はまだまだ遠い先の未来になりそうだ…(滝汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪ ♪ ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リョウちゃんの言葉通り、ひとりちゃんがさっきの顔面崩壊よりも比較的早く復活したところで、打ち上げの話題は僕自身の作詞センスが問われるような話になった。

 

 

「もしも僕が作詞したら、ねぇ…一応テーマがなくはないけど…」

 

「テーマはあるんですね!」(キターン!)

 

「い、今から話すから落ち着いて?(苦笑)」

 

 

喜多ちゃんも喜多ちゃんで、ひとりちゃんほどではないけど興奮した時に分かりやすく周囲が明るくなる気がするのは、何か特殊能力でも持っているのか?

 

いや、あまりにもひとりちゃんの生理現象が人間離れし過ぎるせいで僕の目がおかしくなってしまった事によって、単に変に見えてるだけなのだろう…人間が発光するなんて普通あり得ないしね?

 

 

「テーマというか、僕がもし作詞を担当する事になったら、2つの要素は入れそうかなって!」

 

「2つの要素? 詳しく聞かせてください!」

 

「まず1つ目は、理系出身の人間らしく計算式を歌詞に入れるかなぁ…」

 

「計算式、ですか?」

 

「具体的なワードを使ったいい例が浮かばないけど…なんかあるじゃん、スローガンみたいなやつ! 体育祭とか文化祭とかの行事の時に!」

 

「ああ、『友情、努力、勝利』みたいな感じのですか?」

 

「そう、そういう奴! それだったら『友情 + 努力 = 勝利』みたいな感じかな」

 

「おお、いいね!」

 

「なんかいい感じになりましたねー!」

 

「あ、ありがとう/// あと2つ目は韻を踏む、かな」

 

「音楽あるあるな手法…なかなかセンスあると思います!」

 

「歌で韻を踏む…って、どんな感じのでしたっけ?」

 

「僕が大好きなアーティストであるMr.Childrenの『GIFT』の歌詞がいい例なんだけど…」

 

 

(※大人の事情により「GIFT」の歌詞を掲載できないため韻の説明シーンは「GIFT」の韻の解説をしているサイトに任せるとして割愛します)

 

 

「へぇー感動!! 韻を踏んだ歌詞もなかなかいい響きで面白いですね!」

 

「え、えへへ…とまあこんな感じに手法的なアイデアは思いついても、言葉のワード的なボキャブラリー知識に欠けるから、なんの役にも立たないけどね…」

 

「いや、アイデアとしては充分面白いので問題ないです!」

 

「あ…そのアイデアが活かせるように作詞頑張りましゅ…」

 

「ああああ、あくまでも参考程度に自分の意見を言っただけだから、無理に全部取り入れなくていいからね!?」

 

 

ひとりちゃんの性格が分かり始めてきた事もあって結局こうなることは見えてたから、一般のファンに過ぎない僕が意見を言うのはあまり良くないと思ったんだけどなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪ ♪ ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば、郁代」

 

「うわっ!!?」

 

「話は変わるけど、今日のライブ、ギター始めて3ヶ月かそこらでよく頑張った」

 

「あ、ああ…」

 

「え? 郁代って誰だっけ?」

 

「へ…へへ…だ、誰でしょうねぇ?」

 

「そんなシワシワネーム…だ、誰のことかなぁ?」

 

「お前の名前だろ!」

 

「これがさっき言ってた胞子分解の後遺症なのか…(青ざめ)」

 

「そうそう」(軽い反応で済ませる青髪クズベーシスト)

 

「あぁ〜喜多ちゃんかぁ!」

 

「本当に体質受け継いでいるんですね」

 

「あ〜あ! ずっと隠してたのに!!」

 

「この名前嫌なんですよ〜!!!」

 

「あっ、元に戻った…?」

 

「なんで? 可愛いじゃん!」

 

「うん」

 

「店長さんみたいに星の歌なんて書くステキネームの人には分かりませんよぉ〜!! ああ〜!!」

 

「おっ、荒れてるねぇ〜」

 

「えっと…(汗)」

 

「だって、ダジャレみたいでしょ? 来た〜行くよ〜って!」

 

「アハハ、アホかーい!! アハハアハハアハハハハ…」

 

「おい、ぶっ壊れたぞ」

 

「と、とりあえず名前弄りはデリケートな人にはデリケートだからこの辺までにした方が…(あわあわ)」

 

(バタン! チーン…)

「私のフルネームは喜多喜多です…」

 

「あちゃー…手遅れだったか…(汗)」

 

「プフッ、なんか弱っているの新鮮で面白い(笑)」

 

「お前性格悪いな」

 

「リョウちゃん…(汗)」

 

 

リョウちゃん、意外と小悪魔的なとこあるなぁ…(苦笑)

 

 

「で、さっきの話だけど」

 

「えっ?」

 

「ほら、『ギターで食えないとニート』とかブツブツ言ってたじゃん」

 

「あっ、あ…取り乱してすみません!><」

 

 

そして、きくりさんは相変わらず細かいところまで見聞き澄ましているなぁ…

 

 

「あ、いや、謝ることないけど」

 

「先輩バンドマンとしてひとこと言わせてもらうとさ…まっ、気楽に楽しく活動しなよ!」

 

「えっ?」

 

「漠然と成功することばかり考えてると、辛くなっちゃいますもんね」

 

「そうそう、夢をかなえてくプロセスを楽しんでくのが大事だからな」

 

「っていうか先輩はどうしてバンド急にやめちゃったんですか?」

 

「えっ!? て、店長さんバンドしてたんですか!?」

 

「そうだよー凄い人気だったんだからー!」

 

「じゃっ…じゃあ…なんで?」

 

「飽きたんだよ、バンド」

 

「え〜? ならライブハウスの店長してるの矛盾してんじゃん!」

 

(そんな話、虹夏ちゃんひとことも…)

 

「うるせぇな、黙って飲め!」

 

「えっ、いいの!? あざーす!!」

 

(あれ? そういえば虹夏ちゃんなかなか戻ってこない…)

 

「だから奢らないって!!」

 

「えぇ〜!」

 

「あっ、すみません、ちょっとトイレ!」

 

「ん…?」

 

 

ひとりちゃんが明らかにトイレとは違う方向、店の外へと向かったのが気にはなったものの、心配して向かおうという気にはならなかった。

 

なんというか、男である僕が店の外に出て行ったら”何かの”雰囲気をぶち壊してしまう気がしたから…

 

メタ的に言うならばモブとしての勘…とでも言えるだろうか。

あまり目立たないポジションに居たいと思いつつもなんだかんだ目立つポジションに巻き込まれ続けて、ここにきてようやくモブらしいスタンスで居られそうな気がするから…

 

 

 

そして、暫くしてひとりちゃんと虹夏ちゃんが戻ってきたが、モブとしての勘は合っていたようで、“何の話をしていたのか?"といった事を空気を読まずに直接2人に尋ねる者が居た事に対して適当に受け流すかのように答える素振りを見せる2人から、女子2人だけの秘密な話をした事に間違いはなさそうだ。

 

ならば男としてこれ以上深入りするのは野暮だしやってはいけないことだ。

何事もなかったかのようにこのまま打ち上げの続きを楽しもう。

 

そうしてその後の打ち上げは特に目立ったような話題が出ることはなく、心配とは裏腹にそれなりに楽しかった打ち上げは無事お開きとなり、風はまだあれど雨は止んで平和になった外を歩き、計画運休のルートを避けまだ遅延残るルートを通りつつ僕はいつも通り家路に着いたのだった。

 

 

 

 

 

【おまけ:今日の結束バンドの話イ】

『身近になった配信者とリスナーの話ィ』

 

(打ち上げの後日、2人きりになった時)

 

「いやぁ〜、まさかぼっちちゃんがギターヒーローだったとはねぇ〜」

 

「あ…は、はい…」

 

「今思えばピンチヒッターとして初めてSTARRYに来てくれてた時も、ギターヒーロー本人とは知らずにギターヒーローを紹介してたなんてね」

 

「今思えば面白おかしいことしてたなーって思うよ(笑)」

 

「そ、そうですよね…こんな陰キャオーラ全開の私がギターヒーローだなんて変ですし気が付くわけないですよね…」

 

「ソロでは上手くても皆さんと演奏を合わせるのはまだ苦労する事がありますし、ましてや一度も演奏合わせした事がなかった最初期なんて…」

 

「ああああ、決して変に言ってる訳じゃないから大丈夫! 大丈夫!!」

 

「それよりさ、もしぼっちちゃんが良ければ、今度また家に遊びに行ってもいいかな?」

 

「へ…? わ、私の家にまた、ですか!!?」

 

「ずっと前から一度、ギターヒーローの宅録を見てみたいと思ってたんだよね〜!」

 

「で、でも…私が収録しているのは押し入れの中ですし、そんな窮屈な場所に、ましてや虹夏ちゃんを入れる訳には…」

 

「いいよいいよそんなこと! ギターヒーローのいちリスナーとして、メイキングみたいな感じで見てみたいんだぁ!」

 

「あ…に、虹夏ちゃんさえ良ければ…だ、大丈夫です」

 

「やったー!!」

 

「そ、その代わり、またわざわざ金沢八景まで来て頂くのは申し訳ないですし、またいずれ機会があれば…ということでも…い、いいでしょうか?」

 

「うん、いいよー! 宅録環境でギターヒーローの生演奏を見られる日が楽しみだなー♪」

 

「で、では、そ、その時が来たら…よ、よろしくお願いします…!」

 

「こちらこそー!」

 

 

(ぼっち・ざ・ろっく! 2期へ続く!)

 

 

 





キャラクター紹介&解説

音夏鈴
 毎度お馴染み主人公の立場にも関わらずモブのスタンスで居たいと願う系オリ主。打ち上げに参加するという流れを回避できるわけがなく、本家通りの物語の流れに加わると同時に拙作独自の結束バンドメンバーとの会話が色々発生するも、なんだかんだで打ち上げを楽しむことができた様子。居酒屋の外で発生していたギターヒーローバレイベントに向かうことはなかったため、女子2人の秘密ムードを壊すことなくここに来て珍しくモブとしての立場も確立することができた。

後藤ひとり
 本家主人公で結束バンドのリードギター担当。本家の流れ通りに顔面崩壊を引き起こして音夏を○ぬほど慌てさせてしまったが、ギター経験者として音夏の手をギターに適した手と見抜き、結束バンドメンバー&音夏の会話を広げる役目も果たした。おまけではギターヒーローの正体を知った虹夏から宅録を見たいというお願いを受け、最初は戸惑ったもののいつか収録の様子を見せることを約束した。

伊地知虹夏
 みんな大好き下北沢の大天使…失礼、結束バンドのドラム担当。男性である音夏が打ち上げのメンバーとして参加していても気にせず会話をし、ひとりの顔面崩壊に戸惑う音夏からヘルプを求められた時も慣れるしかないと的確な(?)アドバイスを行った。おまけではずっと前から憧れていたギターヒーローの宅録見学をしたいとひとりにお願いし、無事に宅録見学の約束をする事ができた。そしてその約束は本家アニメ2期の序盤で多分、恐らく果たされるはず……きっと………メイビー?

喜多郁代
 結束バンドのギターボーカル。虹夏と同じく男性である音夏が打ち上げに参加していても気にしないどころか、ひとりのファン3号と沢山会話できて寧ろ満足している様子。拙作1話おまけの伏線を回収するが如く本家通りに名前弄りを受けたショックで顔面崩壊したが、虹夏と共に事前に音夏に経緯を説明したお陰で、音夏本人を気絶させたりはせず青ざめさせる程度に留めさせることができた。

山田リョウ
 結束バンドのベース担当。喜多と同じく音夏と沢山会話できて満足している様子。お金や楽器の話になるとクズ要素が出る特徴は本家と同じく健全なものの、ルックスの良さからなのか音夏にはまだ小悪魔程度にしか感じなかった様子だった(?)が、いつまでそれが続くものか…

廣井きくり
 SICK HACKのベースボーカル。今回は音夏と同じく結束バンドのライブ観客枠での打ち上げ参加役ではあるものの、本家通りの言動に加えて拙作オリ展の台詞を発したことで、物語のアクセント的な役割も担った。そして相変わらず人を見る目だけはあるキャラである。

伊地知星歌・PAさん(俗称)
 虹夏の姉兼STARRYの経営者とSTARRYのPAエンジニアのスタッフさん。共に拙作でも基本的に本家の打ち上げと同じ台詞しか登場しなかったものの、星歌は結束バンドのメンバーとアジカンのメンバーとの苗字一致について言及した事で話題を広げる事に貢献し、PAさんも虹喜多の体質事情を知った後により一部台詞が変化する場面が拙作ではあった。



ということで、本家通りの流れとは別に少しだけオリ展な話題を加えるつもりが、いざ書き出してみると意外と結束バンドのみんながそれっぽく自由に動き出してくれたお陰で今回は思ったよりも長い回となってしまいました(汗)

今後も本編において結束バンド4人の活躍が増える予定なので、今回の反省を活かして今後長くなりそうなら2・3話目のようにある程度のところで話を分割して書くことも考えようと思います。


あと、たまたまYou…Oh!Yubeで原作コマ(中間発表○位)を振り返る機会があって気がつきましたが、この作品オリジナルとしていたつもりの虹喜多のぼっち体質化も、実は原作の漫画においては本家通りと言っても過言ではなさそうな描写がある件に関してはガチで驚きました…

2期の範囲となる原作部分はサラッと読み進めていたから、細かい描写には気がつかなかったワ…


長文の中、最後まで読んでくれてありがとうございました!


次回、「2017年、夏、江ノ島」

お楽しみに。

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