転生したら西野武子だったので、原作知識を生かして無双します!   作:たかきょう

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第15話.仕事の前には娯楽も大事!

 

 

いよいよ、計画実行が数日後に迫ったこの日...

 

 

「お~い、武子ちゃん‼早く早く~‼」

 

 

「美野里ちゃん‼早いって‼...私は陸上部じゃないんだから...」

 

 

私は、美野里ちゃんと麻里子ちゃんとひよりちゃん...そして、真鍋グループのメンバー達の8人で一緒に学校内にある娯楽施設へと遊びに行っていた。

 

 

「ちょっと‼木下さん⁉武子お姉様や椎名さんが困ってるわよ...体力がない人の事も考えてあげて...」

 

 

「あはは~、真鍋さんの言う通りだね。武子ちゃん、ごめんね‼つい、楽しくてさ...」

 

 

「まぁ、気持ちは分かるよ...」

 

 

まだ、私はともかく...運動面の方が壊滅的なひよりちゃんの負担が大きくなりそうなので、できれば...ゆっくり歩いて欲しいものだ。

 

 

「次はどこに行きますか?」

 

 

「映画館とかもいいね!」

 

 

「武子お姉様はどこが良いと思いますか?」

 

 

諸藤さんがそう言うと、皆が私の方を見てくる。どうやら決定権は私にあるらしい。

 

 

「私は...ゲームセンターとかもいいかなって...」

 

 

「決定ですね‼では、皆でゲームセンターに向かいましょう!」

 

 

「「「「「「お~!」」」」」」

 

 

私の鶴の一声?で、あっさりと決まってしまった。

 

 

「武子お姉様‼早く向かいましょう‼」

 

 

「沙希ちゃん、落ち着いて...」

 

 

ちなみに中間試験での一件以来、真鍋さんのみならず、真鍋グループの諸藤リカさん、山下沙希さん、藪菜々美さんからもなぜか、【武子お姉様】と呼ばれるようになった。

 

 

実質、真鍋グループを屈服させる形にはなったので悪い気はしない。これにより、私はCクラスの女子を支配下に置く事に成功したのだ。

 

 

 

 

1人を除いてだが...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして、私達はゲームセンターに到着した。

 

 

「あっ!あのUFOキャッチャーやりたい!ねぇ、武子ちゃん?ポイントを奢って~‼」

 

 

「えぇ...」

 

 

「矢島さん、ダメだよ‼自分もポイントを持ってる癖に武子お姉様にポイントを出してもらうなんて、さすがに卑怯だよ‼」

 

 

なぜだか、私にUFOキャッチャー代を奢らせようとした麻里子ちゃんを見かねた藪さんが注意する。

 

 

というか、さっきから真鍋グループの皆の方がまともな事を言ってないか⁉

 

 

「冗談だって~‼とにかくやってみるよ!」

 

 

そう言って、麻里子ちゃんがUFOキャッチャーに挑戦したのだが...

 

 

「嘘でしょ...まさか、7回連続で失敗なんて...」

 

 

「武子お姉様に奢らせようとしたバチが当たったんだよ!」

 

 

麻里子ちゃんが挑戦していたUFOキャッチャーは1回200ポイント、7回500ポイントでプレイできるものだったのだが、麻里子ちゃんは7回500ポイントのモードを選んで全て失敗していた。

 

 

「これって、アームに細工でもしてるんじゃないの⁉」

 

 

「どれどれ?私がやってみるね。」

 

 

よう実の世界のUFOキャッチャーはこんなに難しいのか?と疑問を抱いた私は、1回200ポイントのモードを選んで挑戦してみることにした。

 

 

(思えば...UFOキャッチャーなんて、いつ以来だろうね?)

 

 

アームの角度をしっかりと調整して、麻里子ちゃんが欲しそうにしていたぬいぐるみに狙いを定める。そして、アームをぬいぐるみがある位置に持っていった。

 

 

(ここだ!)

 

 

タイミングを見計らった私がボタンを押す...どうか、成功しますように...

 

 

 

 

ウィーン...ウィーン...ガコン!

 

 

 

 

「すごい!武子お姉様‼上手いです!」

 

 

ブランクはあったが、久しぶりのUFOキャッチャーをまさかの一発成功させる事ができた。

 

 

単純に私が上手いのか?それとも、麻里子ちゃんが下手すぎるだけなのか?よく分からない...

 

 

「なんでぇ~、...私の時は難しかったのに~‼」

 

 

「麻里子ちゃん、このぬいぐるみをあげるから...ね?ちょっと落ち着いて。」

 

 

「えっ⁉いいの⁉武子ちゃん、ありがとう!」

 

 

最初は拗ねていた麻里子ちゃんだったが、私がぬいぐるみを渡すと途端に上機嫌になった。

 

 

「矢島さんが羨ましいです!武子お姉様‼私とプリクラを撮ってください‼」

 

 

「プリクラを?別に構わないけど...」

 

 

「では、行きましょう!」

 

 

なぜか、焼きもちを妬いていた真鍋さんも私が一緒にプリクラを撮ってあげると、すぐに機嫌が戻ったのだった...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

真鍋さんとのプリクラを撮り終えて、皆の場所へ戻ってみると...

 

 

「.........」

 

 

「あの、ひよりちゃん?どうし...あっ‼」

 

 

なぜだか、表情が暗いひよりちゃんにどうしたのかと訪ねようとしたが...彼女の目の前にあるパンチングマシーンの存在を見て、全てを察した。

 

 

パンチングマシーンには彼女が挑戦した時のスコアがまだ映っていたのだが、あまりにも低すぎてかわいい数字だったのだ。

 

 

「どうせ...私は、か弱い女なんです...」

 

 

「椎名さん‼元気を出して!」

 

 

「別に気にする事じゃないよ‼」

 

 

ひよりちゃんのあまりの落ち込み具合に傍らにいた山下さんと藪さんが心底、同情した様子でひよりちゃんを励ましている。

 

 

「ううっ‼お二人はパンチングマシーンの女子の平均並みの記録を出せていたから、そう言えるんです!それに比べて私は...」

 

 

どうやら、ひよりちゃんの言葉通りだったらしく、山下さんと藪さんは返す言葉がなさそうだった。

 

 

「そうだ‼武子ちゃんも挑戦してみてよ!」

 

 

「分かった、やってみるね。」

 

 

木下さんに勧められて、私もパンチングマシーンに挑戦してみることになった。

 

 

(思えば、元の世界ではパンチングマシーンにも世話になったな~...)

 

 

主にストレスが貯まった時に発散するために殴りまくったっけ...と思いながら、パンチの構えをとる。

 

 

これでも、元の世界では柔道や空手を嗜んだ身...せめて、女子の平均は軽く超える記録を出したいものだ。

 

 

「え~いっ‼」

 

 

そして、私の強烈なストレートパンチがパンチングマシーンの的を襲う...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

......はずだった。

 

 

 

 

「ぐわあっ‼...」

 

 

何と...張り切りすぎたのがいけなかったのか、私のパンチは本来当てる筈の的を逸れて、パンチングマシーンの装置そのものを思いっきり殴ってしまったのだ。

 

 

しかも不運だったのが、このパンチングマシーンはグローブ着用ではなく、素手で殴る珍しいタイプのものだったのだ。

 

 

そのような不運が重なった結果...どうなったのか、もう分かっただろう...

 

 

「~~~~~‼」

 

 

私はそのあまりの痛みに手をおさえて、悶絶する羽目になった。

 

 

「「武子ちゃん‼」」

 

 

「西野さん‼」

 

 

「「「「武子お姉様‼」」」」

 

 

悶絶する私の様子を見た、他の皆が慌てて私の方に駆け寄ってくる。

 

 

 

 

やれやれ...とんだ1日になったものだ。こんな調子で計画は上手くいくのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、月末...

 

 

「武子お姉様...お姉様の言う通りにBクラスの.........に仕掛けました!一之瀬さんの事を貶したら、アイツ...見事に挑発に乗ってくれましたよ‼」

 

 

「志保ちゃん、ご苦労様...さて、Bクラスのリーダー...一之瀬帆波ちゃん?この窮地にどう足掻くのか...楽しみにしてるよ。ふふっ‼」

 

 

 

 

私の計画が実行され、同時に波乱の7月1日が始まろうとしていた...

 

 

 





次回から、暴力事件編に突入します!


今後...毎日投稿が途切れる可能性もありますが、よろしくお願いします。

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