転生したら西野武子だったので、原作知識を生かして無双します! 作:たかきょう
...審議の日が刻一刻と迫ってきた。
「武子姐さん!須藤のやつは協力してくれるそうです!」
「ふぅ、良かった...」
その間に私がした事といえば、証言者集め...
そして...
「武子ちゃん!Bクラスに行ってみたけど、白波さんが謝る気配はなかったよ...むしろ、逆ギレする始末だし...」
「そこに、Dクラスの松下さんが白波さんの非を指摘したら、白波さんが松下さんに手を出そうとして...」
Dクラスを手駒に利用した攪乱作戦だ。
あの後、被害者役の真鍋さんをDクラスに向かわせると...
『確かに白波さん相手に口調が強くなったりと、今回の件は私にも多少は非はあります。なので、白波さんが誠意をこめて謝ってくれたら...訴えを取り下げるつもりです!皆さんからも口添えしていただけないでしょうか?』
...と、Dクラスの皆の前で発言してもらった。
真鍋さんのこの行動によって、クラスの善人枠の平田君と承認欲求の塊である櫛田ちゃんが、即座に協力する事を表明してくれた。
(全く...この二人は本当に扱いやすいね~‼)
他のDクラスの生徒も...クラスの中心人物二人の表明に加えて、中間試験における私への借りや真鍋さんの善人振った発言に思うところがあったらしく、すんなりと協力してくれる事になったのだ。
ただ、男子だと白波さんを恐喝してると周りから判断されそうなので、今回動いてもらうのは女子だけにした。
一応、白波さんに対する
・・・・・
そして、審議当日...
「武子姐さん!いよいよっスね‼」
ついにこの日が来ましたか...
原作とは違って、私達の相手はBクラス...普通に進めていけば、私達の勝ちに間違いはないのだが、油断は禁物だ。
「大丈夫...皆の分まで、絶対に勝ってくるから‼」
「武子ちゃん!頼んだよ‼」
「白波さんなんかに負けないでね‼」
「真鍋さんも頑張って‼」
審議に出席する私達に向けて、クラスの皆がエールを送ってくれた。
こうなると、皆のためにも絶対に負けられない勝負になっちゃったな...
「では...これより、BクラスとCクラスとの間に起こったトラブルに関する審議を執り行います。進行はわたくし...生徒会書記の橘茜が務めさせて頂きます。」
『『よろしくお願いします!』』
いよいよ、審議が始まった。
こちら側のメンバーは、
原告... 真鍋志保。
弁護人... 私、諸藤リカ。
目撃者... 石崎大地、小宮叶吾、近藤玲音、須藤健、神室真澄。
という布陣である。
...一方のBクラス側のメンバーは、
被告... 白波千尋。
弁護人 ... 一之瀬帆波、小橋夢。
という布陣だった。クラスの参謀ともいえる神崎君が出席していない事から、Bクラスが一枚岩でなくなった事は明白だった。
「.........経緯は以上です。ここから、双方に質問させていただきます。」
いつの間にか...経緯の説明は終わっていた。さて、ここからが本番だ。
「真鍋さんは白波さんが、西野さんとCクラスの悪口を言っていたので、特別棟に呼び出してやめさせようとしたら...逆上した白波さんに階段から突き落とされたと主張していますが、白波さん?これは、事実でしょうか?」
「違います‼真鍋さんに急に呼び出されたかと思ったら、急に帆波ちゃんの悪口を言ってきたんです‼私がそれをやめるように言っても聞き入れてもらえずに...カッとなって、つい...」
白波さん...地味に自分も私とCクラスの悪口を言っていた事を否定したね...
(まぁ、ここは嘘をついてもらっても構わないけど...)
罪を正直に話すのと、嘘を交えて話すのとでは、情緒酌量の余地が大きく異なるからだ。
「真鍋さん?なにか、反論はありませんか?」
「白波さんの言ってる事は嘘です!私は断じて一之瀬さんの悪口なんて言ってません!」
「ふざけないでよ‼私は本当の事を言ってるから!」
「ふざけてるのはどっちよ?少しでも自分の罪を軽くするために都合の良い事をペラペラと...」
まずいな...白波さんはともかく、真鍋さんもヒートアップしちゃうと...どこかでボロを出しそうな気がするんだよね...
「静粛に!二人とも一旦、落ち着いて下さい!」
(おっと、橘先輩ナイス!いやぁ、助かったよ...)
原告と被告が静かになったところで審議は再開される。
「続いて、両クラスの弁護人はなにか、相手側に質問などはないでしょうか?」
橘先輩の言葉に帆波ちゃんが真っ先に挙手する。
「では、一之瀬さん。」
「はい、真鍋さんに質問させていただきます。自分の友人やクラスを悪口を言うのを止めて欲しかったなら、直接Bクラスを訪ねて訴えてくれば良かったはずです。...なぜ、わざわざ特別棟に白波さんを呼び出したのでしょうか?」
帆波ちゃんも伊達にリーダーをやってるわけじゃないみたいだ...こちらの不審点を明確についてきたね。
「それは...人が大勢いる場所で言ったら、Bクラスはクラスメートの白波さんを庇うのは明白ですし、よって...二人っきりで話す事の方が、白波さんの本音が聞けると判断したからです。特別棟なら人気も少ないので...」
「なるほど...それで、カメラがない特別棟に白波さんを呼び出したんですね?」
「はい。」
「分かりました...以上です。」
あれっ?案外、素直に引いたね...もう少し、追求があると思ってたのに...
「Cクラスの弁護人の方は、相手側への質問はありませんか?」
「ありません。白波さんがやった事は明白なので。」
私の挑発的な発言に白波さんは、私を睨み付けている。まぁ、そんな顔をされても怖くないけど...
「では、次に目撃者からの話を聞こうと思います。」
(これを待っていたんだよ!)
さてと...白波千尋に裁きを与える断罪ショーのはじまり~‼